コースではじめにすることは、1番ホールのティーイングエリアにティーアップ。
今回は、初心者の人向けにティーアップの基本からスコアアップにつながるポイントとプロが行っているティーイングエリアでの所作をまとめたので紹介します。
1.ティーアップとは
ティーアップとは、ティーイングエリアでボールをティーペグに浮かせて置くことです。
ティーアップすることで、ライの影響を受けずに自分の好きなところからボールが打つことができます。
ティーイングエリアの範囲はどこまで?
ティーアップしてもいい場所をティーイングエリアといいます。ティーイングエリアの範囲は図の塗りつぶしている部分で、後方の範囲はティーマークから2クラブレングス(一番長いドライバー2本分)以内です。
ティーマークの間で、前方側に出ない範囲(ティーマークの前方ラインを結んだ線)にティーアップしないとルール違反です。
ティーイングエリアは思ったより広いですよね。その長方形の中ならどこにティーアップしてもルール上問題ありません。
ティーイングエリア外にあるボールはどうなる?
ボールの一部でも内側に入っていればティーイングエリア内のボールとなります。ボール全体がエリアの外にある場合はエリア外にあるボールとなります。
ティーイングエリア外にあるボールをプレーしたらどうなる?
2罰打となりプレーをリプレイしましょう。
ティーマーカーを動かしてしまった
2罰打のペナルティを受けます。スタンスの邪魔になるからと言って動かしてはいけません。
かつてティーマーカーを動かした人がいたんだろうか?これでもうティーイングエリアでのプレーはばっちりです。
2.自分にあった高さを知る方法
さらにティーアップは番手ごとのクラブ別で高さを変えます。
自分にあった高さを知る方法
はじめに自分にあったティーアップの高さを知っておきましょう。練習場などで高さを変えて試し打ちをしてみてください。
- 曲がりにくい
- ボールが上がりやすい
- 当てやすい
自分にとって、曲がりにくく、ボールが上がりやすく、当てやすい高さを見つけていく必要があります。
番手ごとのティーアップ高さの目安
個人差があるのですが番手ごとの目安の高さを紹介しておきます。
ドライバーの場合 | クラブヘッドの上にボールが半分ぐらい出る程度 |
FW・UTの場合 | ボールがクラブヘッドより少し上に出るぐらい |
アイアンの場合 | ミドルアイアンではFWやUTと同じでもいいですが、ショートアイアン以下は地上スレスレ |
ティーアップが高すぎると起きやすい現象
個人的にですがティーアップが高すぎると初心者かなーって印象です。ティーアップが高すぎることによって、すくい打ちになりティーショットはなんとかうまくいってもセカンド以降地面からは上手く打てない、という結果になりがちの方はティーアップを低くしてみては。
3.苦手なティーアップを克服6つのテクニック
自分にあったティーアップの高さを理解してきたら、テクニックを試していきましょう!
ティーイングエリア内ではどこにティーアップしてもルール違反ではありません。極端に言えばボール自体がその中にあれば、体はエリア外にあってもかまわないのです。
スコアアップにつなげるためには、コース形態やヤーデージによってティーイングエリアをうまく活用するのがポイントなのですがコースに出ればなかなか冷静でいられないところが難しいところです。
冷静に集中
プロの場合はグローブの「ベリベリ」といった音さえも気になる場面です。いかに冷静になれるかも結果に大きく関わってきます。
平らな場所を探す(ボールの位置もスタンス位置も両方)
凸凹している場所は案外多いです。なるべく平らな場所を探してティーアップしましょう。練習の時と条件はなるべく同じ方が同じショットが出やすいです。
左ドッグレッグの場合
※ゴルフのコースの形状で、出発地(ティーグラウンド)から目的地(グリーン)の途中で犬の足のように左右に曲がっていることを「犬の足」と表現されます。
左ドッグレッグや左OBのホールでは左側にティーアップし、対角線でフェアウェイ右側を狙う
右ドッグレッグの場合
逆に右ドッグレッグや右OBのホールでは右側にティーアップし、対角線でフェアウェイ左側を狙う
アゲンストの風の場合
アゲンストの風(向かい風・逆風)の時は低めのティーアップをする
フォロー風邪の場合
フォローの風のときは、通常かやや高めのティーアップをする
ティーアップが上手くいけば初心者であっても2打や3打、時にはそれ以上のスコアアップにつなげることができます。簡単に見えるんですが難しいのが正直なところです。
「ティーアップが苦手」という方は克服材料として活用してください。
4.格好良いスマートなティーアップ所作
ティーアップは結構みられるところ。プロのあの格好良さはどこから来るんだろうと思ったので、様々なプロのティーアップ所作をみまくりました!共通点をまとめて紹介します。
かっこよくて憧れるティーアップ所作
プロがやっているティーアップの所作をお教えします。
- まずクラブ(ドライバーなど)を左手(利き手の逆)で持つ
- ティーを右手の人差し指と中指で挟んで上にボールを置いてそのボールを親指で押さえて持つ
- クラブヘッドを地面につけ、そのままクラブを杖代わりにして支えながら右手(利き手)で作った②の状態のままボールの重みを利用してティーを上から挿し込む
これを初心者の人がやると間違いなく上級者に見えます。
個人的によく見かける残念なティーアップ
フェアウェイ方向を向いて、両足でしゃがんで、ティーを挿してからその上にボールを置く人。う〜ん勿体無い!(個人の感想です)
まとめ
ティーアップの仕方、スコアアップや苦手克服に役立てばと思います。事実、ティーイングエリアは案外デコボコや傾斜があったり、またティーマーク自身がコースのフェアウェイ真ん中方向を向いていない、という意地悪なホールもありますのでそれに騙されないこともスコアアップの秘訣です。
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