【ドローボールとは】失敗している人ほど解るドローボールへの道

ドローボールとは

打ち方・上達系

ドローボールが打てずにあきらめた。そこのあなた。

試行錯誤しているけれどイマイチ習得できない、ドローボールがなぜこんなにも難しいのか。筆者もそうだったのでよくわかります。そこでドローボールが打てるようになった方法を今回は教えます。

打てないのは来た道、打てるのはこれから行く道です!この記事を読んで、スライスで右OB連続からもう解放されてください。

1.ドローボールとは

右利きの場合、落ち際に右から左に曲がるボールのことを言います。プレーヤーに「どんなボールを打ちたい?」と質問すると「ドローボールが打ちたい」と答える人も多いと言われています。(※自社調べ)

頭ではわかっているけど打てないのがドローボール。まずは何がどうなって打てるのか解析していきます。

2.ドローボールを打つ前に理解すべき2つのメカニズム

ドローボールが打つ為のポイントは2つです。初心者の方には「なんのこっちゃ?」なのですが、とにかくこういう関係を知っていることが大切なのです。

  1. 目標に対してスイング軌道がインサイドインであること
  2. フェースの向きが軌道に対してややクローズ(閉じる方向)であること

これはどちらか片方だけではダメで2つのポイントどちらもおさえなければなりません。

1)目標に対してスイング軌道がインサイドインであること
インパクトにかけて目標方向の右に打ち出すでしっかりフォローは左に振りぬくイメージしてください。全然違います。

2)フェースの向きが軌道に対してややクローズ(閉じる方向)であること
反時計回りの回転を加える。イメージです。

この2つがドローボールを打てるメカニズムの肝なのですが、理論が分かっても体がその通り動かないのがゴルフの難しさ。

わかっちゃいるけど!という方へ、よくしがちな失敗事例を上げておくので、自分がそうなっていないかの見本にしてください。

3.失敗から学ぶべし!ドローボール習得でみんなが通る道

インサイドアウト軌道に振ればドローが打てると思っている人はとても多い。かくいう筆者自身も、長いゴルフ経験の中でそう信じ込んでいました。

しかし、インサイドアウト軌道だけでは安定したドローボールを打つことは難しいのです。

なぜなら、確かにインサイドアウトに振ればドローボールは打てるのですが、フックに近い回転になるので、一つ間違うとドロー以上に左に曲がる、いわばひっかけ、最悪チーピンになる危険があるからです。

ドローボール失敗例①
フェースがクローズであってもスイング軌道がスクエアではフックボール

ドローボール失敗例②
インサイドアウト軌道でも、フェースがオープン(軌道と同じ向き)ならプッシュアウト

ドローボール失敗例③
インサイドアウト軌道でも、フック回転が強すぎて、ひっかけorチーピンの危険性も

当然、100を切れないゴルファーに多いアウトサイドイン軌道では全くドローボールは打てないし、スイング軌道とフェースの向きがこれ以外の組み合わせの場合、チーピンからプッシュスライスまで右から左へいろいろな弾道が出ますが、ドローにはなりません。

失敗を理解できたならば、ドローボールまでもう少し!

4.ドローボールを打つための3つのポイント

これまでの失敗経験を生かして、2つのメカニズムをしっかり理解したうえで、どうしたらドローボールが打てるようになるのかポイントを3つにまとめました。

① スタンスはややクローズにすること

インサイドからのスイング軌道を意識しやすいように、スタンスをほんの少しだけクローズにしてやや右向きに構えます。

ほんの少しだけ、のイメージなのはクローズを強くしてしまうと、インサイドアウトが大きくなり、フックやチーピンの危険が増えるからです。そして、ボールの位置は通常より1個分ほど右側に置きます。

この時の注意|スタンスはクローズにしても、体全体は右を向かないようにする

② インサイドイン軌道でスイングすること

トップからインパクトにかけてグリップをできるだけ体に近いところを通す意識でスイングします。

ダウンスイングのはじまりはドライバーのフェースを開いて振り下ろすイメージでスイングします。こうすることで、右わきが締まり、インサイドからクラブが下りてきます。

この時の注意|自分から球を捉まえようとし過ぎて急激にフェースを閉じないようにしてください。フェースを閉じようと意識しすぎるとアウトサイドから下りてきて逆にスライスしますので気を付けてください。

インサイドから振り下ろすが苦手な場合

そもそもインサイドから振り下ろすのが無理。という人は、思い切って大きくアウトサイドにテイクバックしてみてくだい。そこから体の近くを通すイメージで大きくループしながら振り下ろすことでインサイドから振る感覚を覚えられます。

③ フェースローテーションをすること(フェースの向きを少しクローズに)

先ほどインサイドからフェースを開いて振り下ろすイメージで、と言いました。でもそのままインパクトを迎えると右にプッシュアウトしてしまいますので、適度にフェースローテーションが必要です。

手首を徐々に捻るようにしてフェースを閉じていきます。

この時の注意|フェースを閉じる動きの中で腕で閉じようとしてはいけません。注意点2と同じようにスライス、または大きくフックする危険があります。

④ クラブヘッドが手を追い越すようにスイングすること

手元が体の正面から外れないように気を付けながら、インパクトからフォローにかけてクラブヘッドが手を追い越していくようなイメージでスイングします。このようにすることによってしっかりと球を捉まえる動きが身につきます。

5.ドローボールが打てるメリット

ドローボールが打てれば、飛距離が伸びるのはもちろん、風にもあまり影響されない、強くて重い球が打てるようになります。安定して打てればOBは激減し?100切りはもちろん、スコアアップも間違いなしです。

まとめ

失敗談を糧にしてなるべく誰でも打てるようにドローボールの打ち方について解説してきました。コンペで朝のドライバーティショットからきれいなドローボールが打てればかっこいいです。

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