「夏になるとスコアが安定しない」「後半になると集中が切れる」そんな悩みを感じているゴルファーも多いのではないでしょうか。
高温多湿の日本の夏ゴルフは、体力的にも精神的にも過酷。ちょっとした油断や準備不足が、大きなスコア崩れにつながります。
この記事では、夏のラウンドでスコアが崩れる原因と具体的な対策を解説します。
目次
1.夏ゴルフでスコアが崩れる主な原因
夏のラウンドでは、通常のプレーと違う「環境の厳しさ」がパフォーマンスに直結します。暑さに対応できていないと、思わぬところでスコアを落としかねません。
集中力の低下(暑さ・脱水による)
気温が30度を超えるような真夏のラウンドでは、集中力の維持が困難になります。特に後半のハーフでは、体力だけでなく判断力や冷静さも落ちてきます。ルーティンが雑になり、ショットにミスが出やすくなるのです。
体力・スタミナ切れ
夏は歩くだけでも汗をかき、疲労が溜まりやすくなります。疲れてくるとスイングに粘りがなくなり、トップやダフリといったミスが増加。結果的にスコアを大きく崩す原因になります。
芝の状態・グリーンの変化
夏芝は芝が元気に伸びており、ボールが沈みがちになります。そのため、ライの見極めが難しくなります。また、グリーンは乾燥で硬くなり、ボールが止まりにくくなっている場合も。普段通りのアプローチでは対応しきれません。
2.スコアを崩さないための夏ラウンド対策
過酷な環境を乗り切るには、「気温対策」と「プレースタイルの工夫」が必要です。準備ができていれば、夏でも安定したスコアが狙えます。
ペース配分と水分補給の計画
18ホールを通してコンディションを保つためには、ハーフごとの水分・塩分補給が欠かせません。「喉が渇いた」と感じる前に、こまめな水分補給を意識しましょう。ラウンド前にドリンクを2本以上準備しておくのが理想です。
また、日陰を見つけたら積極的に休憩を取り、体温の上昇を防ぎます。
涼感ウェア・冷却アイテムの活用
吸汗速乾のウェアや、冷感タオル、ネッククーラーなどを活用することで、体温上昇を防ぎやすくなります。最近は冷却スプレーや携帯型ファンなど、ゴルフ中でも使える暑さ対策アイテムが豊富です。
コースマネジメントを保守的に
夏場は無理な攻めがミスを招きやすくなります。普段なら狙えるグリーンでも、体力・集中力の低下により精度が落ちている可能性があります。クラブ選択は慎重に、確実にフェアウェイに置くプレーを意識しましょう。
3.夏ならではの練習と準備で差をつける
「夏は暑いから調整が難しい」だけで終わらせず、季節に合った練習で対応力を高めることで、他のゴルファーと差がつきます。
夏芝対応のアプローチ練習
芝が厚く、ボールが沈んでいる夏芝では、ボールの手前を叩くダフリが起きやすくなります。
アプローチでは「クリーンヒット」を心がけ、フェース面を滑らせる意識でスイングしましょう。
また、ライに応じて番手を柔軟に変える判断力も必要です。
暑さに強いメンタルトレーニング
ミスを引きずらず、次のショットに集中するためには「一打一打にリセットして臨む意識」が重要です。
深呼吸や、プリショットルーティンの見直しなど、気持ちを切り替える方法を持っておくと安定感が増します。
まとめ
夏のラウンドは、気温・芝の状態・体力の消耗など、スコアを崩しやすい要素が満載です。だからこそ、しっかりと準備をして臨むことで、他のプレーヤーと差をつけるチャンスにもなります。
「なんとなくラウンドする」のではなく、「夏ならではの対応」を意識したプレーを心がけましょう。
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