グリーン上にできたボールマーク。ゴルフ用語で「ピッチマーク」と言います。
このピッチマークなぜなおさない!って叫びたくなるぐらいなぜかなおさない人がいます。あるゴルフ場ではピッチマークが目に見えてありグリーンがぼこぼこってことがありました。
「このぐらいいいや」「つい忘れてしまった」って様々な理由があると思うのですが、今一度ピッチマークについて認識をして欲しくこの記事をしたためることにいたしました。
ピッチマークを見つけるたびに直していたら「紳士だね」と言われる始末、、。ゴルフの民度ってここまで下がったの?ピッチマークをなおすのが普通。そんなゴルフ界になって欲しいです。
目次
1.放置ピッチマークを見るとがっかりする理由
筆者は他人のピッチマークを見つけるととてつもなくがっかりするし悲しい気持ちになります。
⑥ ゴルフをする時に、自分がグリーンに乗ったら、せめて自分のピッチマークくらいは直しましょうよ。
最近日本で(プライベートで)ゴルフをすると、グリーンの汚さが目立つので、どうにかならないのかと思い、問題提起したくてツイートしました。
ありがとうございました😊
— Yoshinobu TSUKADA (@GoBirdie) November 28, 2018
出典:Yoshinobu TSUKADAさんのTwitter
ゴルフをやるならマナーを
最近グリーンでのピッチマークが凄すぎる。ボールマークする前、マーク後はしっかり直しなさい!#ゴルフマナー#ゴルフエチケット— CloverGolf 🇺🇦 (@clover_golf) January 9, 2017
出典:@clover_golfさんのX
放置されているピッチマークに苦言をていしている人はかなり多いです。ゴルフ場側でもピッチマークについては丁寧になおすように写真付きのポスターでアピールしているのもよく見かけます。
2.ピッチマークとは
ピッチマークとは、ボールが落下した重みでグリーン上にできる窪みのことです。
「あっ、、、」
特に柔らかいグリーンや打ち下ろしのグリーンではピッチマークができやすく、プロのようなバックスピンの効いた球でなくても、一般のアベレージゴルファーでも、ショートアイアンなどで打ったボールはピッチマークができやすいです。
3.近年ピッチマークが目立っている理由
キャディさん付きでのプレーが減った為
近年ピッチマークが増えた理由は、キャディさん付きが減ったことです。
多くのゴルフ場で穴だらけ、枯芝だらけというグリーンをよく見かけますが、せっかく楽しみに来たゴルフであれほど残念な、嫌な気分になる光景はありません。グリーンキーパーさんはじめゴル場管理の人たちの気持ちを思うと恥ずかしいです。
ピッチマークを修復するのはゴルファーとしての最低限のマナーなのにキャディさんがやらないとこんな結果になってしまうんですね。
スロープレーにならない為
スロープレーにならない為にグリーンに穴をあけて放置はOK。ってことでしょうか。聞こえはいいですが、どうなんでしょう。
ジュニアゴルフ出の方はピッチマークをなおすことが子供の頃から習慣ついています。なぜなおさなければならないのかをしっかりと教育されているからで、大人になって趣味で始めたゴルフプレーヤーが放置しがちだしキャディさんに任せっきりなのもどうなんだろう。
4.ピッチマークを放置するとどうなるか
ピッチマークをなおさないとどうなるか。一番影響があるのは芝へのダメージです。
ピッチマークによる芝への影響
- ピッチマークをすぐ直せば、1日で再生します
- ピッチマークを1時間後に直せば、再生に約1週間かかります
- ピッチマークを翌日に直せば、再生に約1か月かかります
ピッチマークを直す際には絶対に持ち上げないでください。根がちぎれて芝が死にます。しっかり寄せてパターで平らにしてください。 pic.twitter.com/dxGSiiS03z
— キャディさん (@caddie___san) July 26, 2017
これだけ芝はデリケートでたった1日修復が遅れただけで、元通りになるのにかなりの期間が必要ということです。
5.ピッチマークをきれいになおす方法
できてしまったピッチマークを直す方法と注意点について解説します。
今日のゴルフ終了しました。
楽しかったですが・まだまだ風対策ができていない。練習します。
セルフで周りました。ピッチマークもなおしながら、芝の回復のために。#ゴルフ #パター #グリーン #ピッチマーク pic.twitter.com/bG7S6oA9av— 元ゴルフ屋さん バーディこと 池田 守 (@golf_ikeda) March 9, 2017
はじめに.グリーンフォークを準備
グリーンフォークを使います。ゴルフ場によってはマスター室前に無料で置いてくれているところもあります。
1本爪のグリーンフォークがおすすめ
グリーンフォークと言えば、二股に分かれた形(2本爪)のものが主流ですが、シングルタイプ(1本爪)のフォークのほうが修復も簡単ですし、初心者であまり知識のない人でも芝を傷つけること少なく使用できるのでおすすめです。
プラスチック製はおすすめできない
プラスチック製のフォークがありますがあれはおすすめしません。素材が柔らかいのでグリーンにしっかり刺さらない場合が多くかえって芝を痛めます。
①盛り上がりの大きい側から
まずグリーン上の窪みの周囲、盛り上がりの大きい側からに真上からフォークを1cm程度挿し込みます
②窪みの中心方向へ
そして軽く力を入れて窪みの中心方向へフォークを立てるようにするだけです。(柔らかいグリーンだとフォークを真上から挿すだけでもいい)
③トントンと押さえる
ピッチマーク外周にフォークの抜き挿しを数回繰り返せば、最近多い柔らかいベントグリーンではそれだけで窪みがほぼ修復されるのでそれをパターでトントンと押さえれば終わりです。
注意|テコの原理を利用して芝を持ち上げてはいけない
フォークの取っ手部分を押し下げ、テコの原理を利用して芝を持ち上げるようなやり方です。これではピッチマークを修復したつもりが芝の根を切ってしまい、結果的に芝を枯らせてしまうことになります。
6.ピッチマークの放置はプレーの余裕の無さの表れ
ピッチマーク放置にはプレーヤーの心の余裕の無さが表れている気もします。それだと余裕のない人多すぎなのですが、、。これを見ちゃうともう貴族のスポーツって感じじゃないですね。
ゴルフも中上級者になると、グリーン上でも余裕ができて、自分のパット順を待っている間に、ピッチマークを3つも4つも直すことができるようになります。
誰かがパターを打ってる間に邪魔にならないように、せっせとピッチマークやスパイクマークを直している上級者と同伴するとなんだか気持ちよくプレーできますよ。
まとめ
いつもきれいなグリーンでラウンドしたいからゴルフ場行っているところもあるので、この状況だと損をした気分にもなりますよね。ゴルフ場側も、いろいろ対策をしていますがいまいち改善傾向にないのが残念です。マスター室前やカートやロッカーなど改善を訴えるポスターを見たことありますよね。
金属製のシングルタイプのフォークを必ず渡すなどのサービスをしてもいいかもしれないですね。芝のケアより安上がりになるかもしれません。
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