ティーアップしたパター練習は「恥ずかしい初心者メニュー」ではない!
結論から言います。ティーアップしたボールをパターで打つ練習は、芯で打つ感覚を最短で身につける最も効率的な方法です。
「そんなの初心者がやることでしょ?」
正直、僕もそう思っていました。練習グリーンでティーアップしてパター練習している人を見かけたとき、「まだゴルフ始めたばかりなのかな」と内心で思ってしまったんです。
でも、スコアが90台後半で停滞していた時期に、ゴルフ仲間のベテランから「お前、芯で打ててないよ」と指摘されて、半信半疑でティーアップ練習を取り入れたところ、パット数が劇的に減りました。3パットが激減し、2ヶ月後には平均パット数が36から32まで落ちたんです。
この記事では、僕が遠回りして辿り着いた「ティーアップを使ったパター練習の本質」と、忙しい社会人でも続けられる実践方法をすべて共有します。
1.なぜ多くのゴルファーはパット練習で「芯」を意識しないのか

ドライバーやアイアンでは「芯で打つ」ことを誰もが意識します。でも、パターになった途端、その意識が薄れる。
僕自身、パター練習といえば「距離感」と「ライン読み」ばかりに気を取られていました。自宅のパターマットで毎晩のように練習していたのに、本番では思った距離が出ない。特にショートパットで外す。
原因は単純で、パターフェースの芯でボールを打てていなかったんです。
ティーアップ練習で何が変わるのか
ティーアップしたボールをパターで打つと、芯を外すと以下のような明確なフィードバックが得られます。
- トゥ側に当たると、ボールがティーの上で左に飛ぶ
- ヒール側に当たると、右に飛ぶ
- 上に当たると、ボールがティーから飛び出す
- 下に当たると、ティーだけが動く
地面に置いたボールだと、多少芯を外しても転がってしまうため、「まあまあ打てた」と錯覚してしまいます。でもティーアップすると、ミスが視覚的・感覚的に即座にわかる。この違いが、上達スピードを大きく変えるんです。
2.【実践編】ティーアップを使った3ステップ練習法

僕が実際に取り組んで効果があった方法を、段階的に紹介します。
ステップ1:ティーの高さは「ボール半分」が見える程度
最初は、ティーの高さをボールの半分程度(約2cm)に設定します。
使っているのは、ライト(LITE)のウッドティーショートです。高さが調整しやすく、練習場でも自宅でも使えます。初めてこの高さでパターを打ったとき、びっくりするほどティーだけを打っていました。「こんなにヒール側に当たってたのか…」と愕然としたのを覚えています。
ポイント: 10球中7球以上、ボールだけをクリーンに打てるようになるまで繰り返します。焦らず、芯の位置を体に覚えさせることが目的です。
ステップ2:ティーを徐々に低くして、地面との差を縮める
次に、ティーの高さを1cm程度まで下げます。
ここで重要なのは、ステップ1と同じ打感を維持すること。ティーが低くなると、つい上から叩きたくなりますが、それでは意味がありません。あくまで、芯で打つ感覚を再現することに集中します。
僕の場合、この段階で「パターの軌道が以前よりインサイドイン寄りになっていた」ことに気づきました。真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出していたつもりが、実は微妙にアウトサイドインだったんです。ティーアップ練習をすると、軌道のズレも浮き彫りになります。
ステップ3:地面のボールを打ち、感覚を確認
最後に、ティーなしで普通にボールを打ちます。
ここまでくると、芯で打てたときの「カチッ」という音と手応えが、はっきり分かるようになっています。逆に、芯を外したときの「ボコッ」という鈍い感触も明確に感じられる。
この感覚の違いを体で覚えることが、ティーアップ練習の最大の目的です。
3.練習グリーンで恥ずかしい?むしろプロもやっている事実

「でも、練習グリーンでティーアップしてパター打つのは恥ずかしいな…」
その気持ち、よく分かります。僕も最初は人目が気になって、朝イチの誰もいない時間を狙っていました。
でも、ある日、競技ゴルファーの先輩がラウンド前の練習でティーアップしてパターを打っているのを見て、考えが変わりました。
「トッププロも練習ではティーアップを使うことがある」
実際、ツアープロのコーチが指導する際にも、芯で打つ感覚を養うためにティーアップを活用するケースは珍しくありません。恥ずかしいどころか、本質を理解している証拠なんです。
ゴルフ場での実践タイミング
- ラウンド前の練習グリーン(朝早めの時間がおすすめ)
- ハーフ休憩後、後半スタート前の5分
- 練習ラウンド時に、パートナーの了解を得て数球だけ
僕は今、朝のパット練習で必ず3球だけティーアップして打ちます。それだけで、その日のパットの調子が格段に良くなります。
4.自宅練習での活用法:パターマットとティーの組み合わせ

ゴルフ場だけでなく、自宅でもティーアップ練習は有効です。
僕が使っているのは、ダイヤゴルフのパターグリーンHD3230。3mの距離が取れて、傾斜もついているので距離感の練習にもなります。
このマット上でティーアップ練習をすると、「芯で打てた球」と「芯を外した球」で、転がりの質が明らかに違うことが分かります。芯で打てた球は、まっすぐ伸びるように転がる。外した球は、途中でブレたり、失速したりします。
自宅練習のルーティン(所要時間:10分)
- ティーアップで5球打つ(芯の確認)
- 通常のボールで1m、2m、3mをそれぞれ5球ずつ打つ
- 最後にもう一度ティーアップで3球打つ(感覚の再確認)
このルーティンを夜、寝る前に10分だけ。これを続けただけで、ラウンド中のパットの質が明らかに変わりました。
5.よくある勘違い:ティーアップ練習は「初心者だけのもの」ではない

ここまで読んで、「自分はもう中級者だから、そういう基礎練習は必要ない」と思った方もいるかもしれません。
実は、僕もそう思っていました。ゴルフ歴5年、スコア90前後でラウンドしていたとき、「基礎はもう大丈夫」と油断していたんです。
でも、改めてティーアップ練習をしてみると、自分が思っている以上に芯で打てていなかったことに気づきました。特に、プレッシャーがかかるショートパットほど、芯を外す確率が高かったんです。
上級者ほど基礎に立ち返る意味がある
プロゴルファーでも、調子が悪いときは基礎に立ち返ります。パットも同じで、スランプに陥ったとき、ティーアップ練習で芯で打つ感覚を取り戻すことは非常に有効です。
「いつでも基礎に戻れる」という安心感が、結果的にメンタル面でもプラスに働きます。
6.ティーアップ練習を「続けられる仕組み」をつくる

どれだけ効果的な練習法でも、続かなければ意味がありません。
僕自身、何度も「練習しよう」と思っては三日坊主になってきました。でも、以下の工夫で習慣化に成功しました。
工夫1:練習道具を「出しっぱなし」にする
パターマットとティーを、リビングの隅に常設しました。片付けると、出すのが面倒で練習しなくなるんです。「いつでもできる」環境を作ることで、気が向いたときにサッと練習できます。
工夫2:「5球だけ」のルール
毎日10分やろうとすると、疲れた日は挫折します。だから、「最低5球だけティーアップで打つ」というルールにしました。5球なら2分で終わります。そして不思議なことに、5球打つと「もう少しやろうかな」という気になるんです。
工夫3:ラウンド前日は「必ずやる」
ラウンドの前日だけは、必ずティーアップ練習をします。これを習慣にすると、「明日のラウンドのために今やっている」という意識が強くなり、モチベーションが上がります。
7.実際のラウンドで変わったこと

ティーアップ練習を続けて3ヶ月。ラウンド中に明確に変わったことがあります。
変化1:ショートパットの成功率が上がった
以前は、1m以内のパットでも「外すかも」という不安がありました。でも今は、「芯で打てば入る」という確信があります。実際、1m以内の成功率は体感で8割から9割以上に上がりました。
変化2:ロングパットの距離感が安定した
芯で打てるようになると、同じ振り幅でも転がる距離が一定になります。これが、ロングパットの距離感の安定につながりました。以前は「強めに打って寄せる」スタイルでしたが、今は「ちょうど良い強さで打てば寄る」感覚に変わっています。
変化3:3パットが激減した
最も大きな変化は、3パットの回数です。以前は1ラウンドで3〜4回は3パットしていましたが、今は18ホールで0〜1回。これだけでスコアが3〜4打縮まります。
まとめ:ティーアップは「芯で打つ」という本質を教えてくれる
ティーアップを使ったパター練習は、決して初心者だけのものではありません。
むしろ、すべてのゴルファーが定期的に立ち返るべき基礎練習です。
- 芯で打つ感覚を最速で体得できる
- ミスが視覚的・感覚的に明確になる
- 自宅でも練習グリーンでも実践可能
- 上級者ほど効果を実感しやすい
僕は、ティーアップ練習を取り入れてから、パットに対する考え方が根本的に変わりました。「なんとなく打つ」から、「芯で打つことを意識する」へ。
この小さな意識の変化が、スコアに直結しています。
もしあなたが、パットで悩んでいるなら、騙されたと思って今日から3日間だけ試してみてください。ティーと自宅のパターマットさえあれば、今すぐ始められます。
きっと、3日後には「芯で打つ」という感覚が、以前とは比べ物にならないほど明確になっているはずです。





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