ゴルフの上達スピードは千差万別、何十年とやっても100を切れない人もいれば、わずか3年でシングルになる人もいたりします。ゴルフは最初の基盤がとても肝心なスポーツ。経験を重ねていけばいくほど私も「はじめにもっとしっかり基礎を習っておけばよかった」とほぼ全員が痛感するスポーツでもあります。
なぜなら、日本では「ゴルフ上達の正解はこれです」と言った成功方法が一般に知られていません。アマチュアスターターが上達のために頼りにするのが、雑誌・動画・身近な仲間であって、上達するかもしれないし、しないかもしれないノウハウに迷いながら進むしかないのです。
情報化社会になり数年、ゴルフ上達方法も簡素化してきていると感じています。今回は、ゴルフはじめたての方がもっとも上達しやすい練習方法をまとめました。
ここでの上達とは=100を切るための初心者向け練習法とします。これまでゴルフを愛する者たちが失敗も成功もした歩みを整備してシンプルに必要な練習法だけをまとめました。「なーんだそんな程度」と思われるかもしれないのですが、はじめた当初はそんなことも判断できないもの。ぜひ一つの参考として捉えてください!
目次
Step1.基礎が肝!自分にあったレッスンプロを探す
ゴルフレッスンのノウハウは数え切れないほどありますが、内容は様々。自分にとっての答えを見つけることさえ難解です。
結論、初めからレッスンプロに習うこと。これが正解です。
ちょっと上手くなりたいでも、すごく上手くなりたい方でも「上手くなりたい」わけです。上手くなる=レッスンプロに習うのが確実に上手くなります。
いきなりレッスンプロは敷居が高い問題
「いきなりレッスンプロは敷居が高い」と考えるのが大半の人ですが、ここが大きな分かれ道です。はじめだからこそレッスンプロから学ばずして一体どうやって上達するのか?独学で進めると失敗する恐れも時間やお金を無駄にするリスクもあります。どちらがいいのか冷静に判断していきましょう。冷静に判断できた人だけが上達していきます。
自分にあったレッスンプロを探す方法
レッスンプロとは、ティーチングプロとも呼ばれ、ゴルフ協会が主催するティーチングプロ資格認定に合格した指導のスキルとゴルフの技術を認められた職業です。まずは自分にあった、レッスンプロを探すことから始めましょう。
- 尊敬できる
- 信頼できる
- 納得できる
- 教え方が自分にあっている
そういったレッスンプロを見つけ出せればあとは自分が素直にスキルを学び吸収していくだけです。
レッスンプロに習うメリット
圧倒的にレッスンプロに教わった方が上達のスピードはもちろんあらゆる面で断然早いです。
- グリップの持ち方
- スタンス
- マナー
- エチケット
- ルール
例えばグリップの持ち方一つにしても、人によってバラバラですし、そう握っている意図も違います。なぜそうなのかや、どうしてそうすべきなのかなどから理解することができます。
高いんじゃない?という不安
レッスン代金は地域とレッスンプロによって違います。レッスンプロに習うとなるとお金がかかりますが、結論損はしないので出費としてはかなり有意義な出費です。
経験からですが、上達しない道具や練習場へ払うならレッスンプロに払った方がいいです。基礎だけでも習うと決めるとかなり抑えられると思います。自分の目標をあらかじめ伝えて納得できるプレーヤーレベルに達したら通い続けなくていいんです。そうすると高いと感じていた敷居はぐっと低く感じませんか?
Step2.ゴルフ好きのアドバイスは受け流す
ゴルフを始めたときに一番上達の妨げになるのが、大して上手くない先輩や上司など周りからのアドバイスです。ゴルフは好きになればなるほど親睦のツールとなり、ゴルフ談議に花を咲かせることになりますが、このとき、周りからいろいろ言う人が必ず出てきます。
本人は良かれと思ってアドバイスするので悪気はないのですが、これが上達の邪魔になることが往々にしてあります。もし聞くならシングルとか上級者のアドバイスだけにしましょう。
Step3.一番短いパターからの練習が上達への近道
パターはスコア全体の40%を占めるクラブです。100切りに最短に近づくことができるわけです。
ゴルフは止まっているボールを打つスポーツ。どのような環境でも安定したスイングを打ちボールのクオリティを想像できるようになれれば上級プレーヤーはまじか。初めはドライバーでかっ飛ばすのが一番の楽しいんですが、それ以外にも目を向けて基礎がおろそかにならないようにするのも大切です。
パターからウエッジ(アプローチ)⇒アイアンのハーフショット⇒アイアンのスリークオーターショット⇒フェアウエィウッド⇒ドライバー、という順で練習、スイングを固めていくのが上達の早道です。以外に初心者の人は買おうとならないかもしれないのですが、家で練習できるパターマットはおすすめです!
Step4.ヘッドスピードをアップさせる練習
ヘッドスピードをアップさせるために重いバットを振って練習している人がいます。もちろん全くの無駄ということではありません筋肉トレーニングになっていると思います。スピードをアップさせるには軽いものを早く降ることです。
Step5.肉体改造
ゴルフで使う筋肉はインナーマッスル。表に出ている筋肉というより中の筋肉がプレーを最大限に引き出してくれます。よく使う筋肉をあえて具体的にいうと、次項の3つです。
- 腹横筋(ふくおうきん)
- 肩甲下筋(けんこうかきん)
- 骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
これらを集中して鍛えていきましょう。ただ鍛えるだけではほとんどの人は失敗してしまうので、成功するポイントは、タンパク質を摂取するタイミングです。筋肉はタンパク質が材料です。材料(タンパク質)がないと作りたいものが作れないですよね。
運動直前・運動中にアミノ酸を摂取
↓
有酸素運動
↓
運動後15分以内にタンパク質(プロテイン)の摂取
筋肉トレーニングの後15分以内にタンパク質をあえて摂取しましょう。トレーニングで破壊された筋肉を修復を繰り返し筋肉とは大きく鍛えられていくのです。これを怠ってトレーニングだけを頑張っても筋肉は育ちません。
Step6.毎回テーマをもって練習する
「まだ始めたばかりだし」という時期は単にゴルフを楽しみたいですよね。その時期が終わったら漠然と打ちっ放しに行くのはおすすめしません。なぜなら上達からどんどん遠のくからです。「上達したい」と目標を持つようになったら練習課題を明確にしていきましょう。
例えば、今日はショートアイアンで100ヤードだけ練習する、とか、ドライバーでフルスイングせず方向性を大事に打つ、とか、苦手なクラブだけをしっかり打ち込む、などなど。
地道なんですが、上手い人は自分の課題点が明確で練習方法も明確になっています。
Step7.短期間に数多くラウンドする
ゴルフが他のスポーツと決定的に違うのは、練習環境と本番のプレー環境が全く違うということです。実際のコースには方向の目安になるマットもありませんし、目標になる柱もありません。ましてやバンカーや池越えなどの視覚的プレッシャーが多いんです。上達を早めるためにはどうしてもラウンド回数が必要になります。
皆さんも経験ありませんか?この前のラウンドでの反省点、覚えたことが1か月またはそれ以上間隔の空いたラウンドでは全く覚えていなくて、終盤の14番ホールぐらいで思い出すも時すでに遅し、となり結局また次回の反省点になってしまうこと。これだとなかなかスピード良く上達することは難しいです。
問題なのはラウンドにかかる費用です。なんとか費用を工面して、例えば半年間で10回ぐらいラウンドするなど、短い間隔でラウンドを繰り返すことで上達が早くなります。ある時期に数多くラウンドして上達できたあとは、それほど間隔を詰めてラウンドしなくても体や頭が覚えているので大丈夫です。ある一時期に頑張ってラウンドを重ねることが上達への特急券となるでしょう。
まとめ
ゴルフを始めたばかりの初心者が効率よく、早く上達するための練習方法をまとめてみました。ゴルフが本当に楽しくなるのは90を切ってからと言われています。皆さんもぜひ早く100を切って、90、80と上達して、ゴルフの本当の楽しさ、喜び、醍醐味を味わってほしいと思います。
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