ゴルフ会員権の年会費は、退会、売却、休会をしない限り絶対に支払い義務が発生します。
- ゴルフ会員権の年会費を払わないとどうなるの?
- 経済的に支払いができなくなってしまった
- もうゴルフへ行かない
- ゴルフ場の年会費の督促状が届いた
「ゴルフ会員権の年会費の支払いをやめたい」もしくは「忘れてしまった」という時の対処法や法的にはどうなるのかを含めた、年会費にまつわる全てについてくわしく解説をしていきます。
ゴルフ会員権の年会費の相場は3万円〜10万円/月で、年に一度一括で請求されるため決して安い金額ではありませんよね。
年会費支払いの悩みについては、先送りにせず一刻も早い対処をすることが何よりも大切です。損をしないためにも最短で最善な対処法をこの記事で知ることができます。
目次
1.ゴルフ会員権年会費を払わないとどうなる?
ゴルフ会員権の年会費を支払わないとどうなるか?最悪は、法的処置を取られます。
この場合の法的処置とは、ゴルフ場側が裁判所を通して未払いの会費を回収するための訴訟や信用情報に登録するなどの手続きが考えられます。
年会費を支払わないとどのようなことが起こるのか次項にまとめています。
ゴルフ場の利用停止
未払いの年会費がある場合、ゴルフ場はその会員の施設の利用を停止するので利用ができなくなります。
ゴルフ場から督促状が来る
ゴルフ場から、未払い年会費の催促として督促状が届く様になります。督促状には支払い期限の設定が通告されていますので、支払える場合は速やかに払いましょう。
除名・強制退会させれている
年会費が未納になった時点で、在籍から除名・強制退会をさせるゴルフ場もあります。これはゴルフ場によって対応が違い、全ての年会費未納者に実行されるわけではありませんのでご注意ください。
特に預託金がある会員権に限っては、あえて「除名処分を狙う」というメンバーもいることから、除名処分にせずに継続的に督促状を送り続けるというケースがあり除名処分はあまりしません。
除名・強制退会されたかどうかを確認したい場合は、除名通知が届く場合、もしくはゴルフ会員権仲介業者が調べることができますが、同時にゴルフ場へも調べていることがバレます。
売却できない
年会費の滞納があるゴルフ会員権は、ゴルフ市場では第三者に売却することができません。
ただ、売却での利益を年会費未納に充てたいといったことができなくもないので、仲介業者に事情を話して相談をしてください。
いずれにしても売却額より未納額が上回る場合は差額分を支払う必要があると思ってください。
法的処置
ゴルフ場側から、裁判所を通して未払いの会費を回収するための訴訟が届きます。
本来支払うべき年会費を滞納することは決してよいことではありません。例えばゴルフ場への不満があって気持ち的に「年会費を支払いたくない!」と強く思っていても年会費というものは支払わなければなりません。
このようなペナルティがあってもゴルフ場の年会費を滞納してしまう理由は様々です。
2.年会費を払わなくて良いケースはある?
ゴルフ会員権の年会費を滞納したことについては様々な理由がありますが、退会・売却・休会以外で支払いが免除されることは絶対にありません。
- 所有者が亡くなったがゴルフ会員権を持っていて未納分の督促状が来た
- 病気になってゴルフが出来なくなった
- ゴルフ場の対応に納得いがず気持ち的に払いたくなかった
- 口座にお金を入れ忘れた
- 退会するつもりが後回しにした
- 督促状が来ていたが忙しくて後回しにした
どんな特殊な理由であれ、年会費は支払わなければなりません。
次項では滞納した時の対処法について解説していきます。
3.ゴルフ会員権年会費を滞納した時の対処法
ゴルフ会員権年会費の滞納をした時の対処法について解説をしていきます。
まず考えるべきは、そのゴルフ場の会員でい続けたいかどうかです。
ゴルフ会員を継続したい場合
ゴルフ会員を継続する場合は、一刻も早く滞納分の年会費を支払います。
これ以上ゴルフ場へ印象を悪くしない為にも、ゴルフ場へ支払う意思があることを連絡しても良いと思います。
休会制度
滞納分の年会費を支払いが済んだ後に、例えば体調やライフスタイルの変化で休会したい場合は、そのことをゴルフ場へすぐに伝えてください。
休会とは、理由がありゴルフ場へ行くことができない期間、年会費が免除になる制度です。
ゴルフ場によっては休会という制度を設けていない場合もありますのでその場合は、ゴルフ会員権の売却か退会を検討しましょう。
>>>>ゴルフ会員権の売却手順
ゴルフ会員の休会制度は、ゴルフ場によりけりです。
以下のような休会条件が設けられています。
- 怪我などで休会する場合、医師の診断書の提出
- 仕事都合で休会する場合、海外在住の証明書
- 休会届の提出
その他、ゴルフ場に直接交渉をして休会できるパターンもあるとのことなので休会はケースバイケースです。速やかにゴルフ場へ相談をしましょう。
会員としてゴルフを楽しむ
滞納分の年会費を支払いが済んだら、会員としてまたホームコースを楽しんでください。
未納があるが相続したい
年会費が未納になっているゴルフ会員権を相続したいと考えた場合も、未納分は相続した方に支払い義務が移ります。ただ死亡後の年会費は発生しません。
>>>>ゴルフ会員権の相続について
ゴルフ会員を継続したくない場合
ゴルフ会員を継続したくない場合は、そのゴルフ会員権が売却できるかどうか?をゴルフ会員権仲介業者へ相談しましょう。
こんなゴルフ会員権は売却できない
そもそも年会費を滞納した時点で、ゴルフ場はその会員の利用停止をしている可能性があるので、会員権の売却ができません。
売却もできない、年会費も支払えない場合は、ゴルフ場へ退会できないかお願い相談をすることになります。
- 年会費を滞納している会員権で預託金がない場合売却できない
- 年会費を滞納している会員権で未納額より預託金が上回っている場合売却できない
- 年会費を滞納している会員権で未納額より売却金額が下回っている場合売却できない
ゴルフ場との相談が嫌で放置してしまうと状況は悪化していくだけなので速やかにゴルフ場へ相談してください。
こんなゴルフ会員権は売却できる
年会費を滞納しているのに売却できるゴルフ会員権とは、滞納額より売却額が上回っている時だけです。
- 年会費を滞納している会員権で未納額より売却金額が上回っている場合売却できる
売却額を知りたいときは、こちらで確認をしてください。
「〇〇カントリー 会員権相場」と検索でも大体の売却金額を知ることはできます。
売却が完了するまでは年会費は発生しますので、それも含めゴルフ会員権仲介業者と相談していきましょう。
年会費未納のゴルフ会員権を売却できるの?
・売却金額>未納額の場合のみ売却できる可能性がある
4.ゴルフ会員権のクーリングオフはできますか?
ゴルフ会員権の契約後にクーリングオフはできます。
契約書面を受け取った日から8日以内であればクーリングオフが可能です。例えばゴルフ会員になってプレーをしたとしてもクーリングオフの対象です。
クーリングオフを相談したい時はこちら「188」に電話で相談もできます。
クーリングオフの手続き最寄の消費生活センターへ相談しましょう。
5.ゴルフ会員権所有者が亡くなった場合どうなる?
ゴルフ会員権を持っている方が亡くなってしまった場合、2つのケースがあります。
- 【引継ぎ】相続してゴルフ会員権の権利を引き継ぐ
- 【売却】相続してゴルフ会員権の権利を売却する
亡くなった場合は、ゴルフ場へすぐに死亡届を出しましょう。年会費の支払いをしなくて良くなる場合が多いです。
この様なことにならないように、家族や相続人にはゴルフ会員権のことを共有しておきましょう。
まとめ
ゴルフ会員権を使用しなくなったら、放置せずにすぐに売却するか退会するかの手段をとりましょう。
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