ショートアイアンの飛距離の目安は?飛距離が出ない原因とおすすめショートアイアン3選

Short iron

飛距離アップ

それなりにゴルフの経験もありスコアアップしてきた人でも、なぜかショートアイアンの距離が合わない、飛ばない、番手毎の飛距離が出ない、という人はけっこういます。

グリーンを狙うショートアイアンはスコアを作るうえでも大事なクラブです。

せっかくフェアウェイを捉えてもなかなか2オンしないとストレスがたまりますね。

この記事では、そんな人のためにショートアイアンの距離が出ない原因を主に見ていきます。

1.ショートアイアンとは

「ショートアイアン」というと、7番から、という人もいれば、9番から、という人もいます。

ここではもっとも一般的と思われる8番アイアンから9番アイアンおよびピッチングウェッジをショートアイアとします。

特にここ数年は「飛び系」と呼ばれるロフト角の立ったアイアンが多く出てきたので一概にショートアイアンというのが難しい時代になってきました。

ですからここでは主にグリーンまで、またはティショットで130Yから100Yぐらいを狙うクラブとしました。

ゴルフクラブの中では、シャフトが短めでロフト角も大きめのものなので比較的初心者でもとっつきやすい、というかやさしく打てる部類のクラブです。

2.ショートアイアンの飛距離の目安(参考値)

先ほども言ったように最近はストロングロフトのアイアンセットが増えているので一概には言えなくなっていますが、昔からよく言われているのは、ドライバー飛距離の半分が9番アイアンの飛距離です。

ドライバー飛距離の半分が9番アイアンの飛距離

たとえば、ドライバーで220Y飛ぶ人なら9Iで110Y(キャリー)が目安、ということです。

もし9番アイアンがそれより飛ばない人はショートアイアンの打ち方が悪い、飛ばない、と思っていいでしょう。

ショートアイアン(8I〜9I)飛距離の目安

ショートアイアンは9番アイアンからピッチングウェッジまでを言います。

ショートアイアンは高いロフトで、短い飛距離でボールを高く上げてコース戦略ができるのでフェアウェイバンカーショットでも活躍します。グリーンを狙う時にピンに対して攻撃的なアプローチが可能なクラブです。

クラブ アマチュア男性
8番アイアン(36度前後) 130ヤードー150ヤード
9番アイアン(40度前後) 120ヤードー140ヤード
クラブ アマチュア女性
8番アイアン(36度前後) 70ヤードー90ヤード
9番アイアン(40度前後) 60ヤードー80ヤード

ショートアイアンは飛距離が短いため、グリーンを狙う時によく使われるクラブです。かなり正確なボールコントロールが可能なんです。なかなか難しいですができるクラブなんです。

アマチュア男性の8番アイアンの飛距離の目安は130ヤードから150ヤード。アマチュア女性の8番アイアンの飛距離の目安は、70ヤードから90ヤードです。

ウェッジ(PW/A W/SW)の飛距離の目安

ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジの違いはロフト角に違いがあり、それぞれに違いがあります。

  • ピッチングウェッジ|アプローチショット・ピッチショット・グリーン周り
  • アプローチウェッジ|中距離のアプローチ・バンカーショット
  • サンドウェッジ|バンカーショット・短いアプローチ・グリーン周りの難しい状況
クラブ アマチュア男性
PW(44度前後) 100ヤードー120ヤード
AW(50度前後) 90ヤードー110ヤード
SW(56度前後) 80ヤードー100ヤード
クラブ アマチュア女性
PW(44度前後) 50ヤードー70ヤード
AW(50度前後) 40ヤードー60ヤード
SW(56度前後) 30ヤードー50ヤード

ウェッジクラブは状況に応じて使い分けられることが多く、ピッチングウェッジは飛距離が長く出るためセカンドショットにとても適しています。

アプローチウェッジは中距離のアプローチやバンカーショットにおすすめで、サンドウェッジは短い距離や難しい場所からショットをするときに有効なクラブです。

3.ショートアイアンの距離が出ない3つの原因

ショートアイアンはゴルフクラブ全体の中では比較的やさしめのクラブと言いました。

でも、だからこそショートアイアンを使う場面というのは「グリーンに乗せたい」「ワンピン以内には寄せたい」とか、PAR3だと「ワンオンさせたい」、「バーディチャンスにつけたい」と多くのアマチュアが考える、期待するクラブでもあるのです。

でもこれがなかなか。よくあるのは思ったより飛ばない、手前のバンカーや池などにつかまってしまう、ことです。そうなると一気に気分が下がります。

ショートアイアンの飛ばない原因は主に3つあります。

①すくい打ち

一番多いのはすくい打ちです。ショートアイアンだからロフト角が大きいので勝手にボールは上がってくれるのですが、どうしても自分で上げに行ってしまうことです。

本来のロフト角よりさらに大きくなって飛びません。さらに手前をダフってチョロ、ということさえあります。

②ハンドファーストインパクトが出来ていない

ハンドレートに構えていたり、ボールの先に最下点があるダウンブロー、ハンドファーストのインパクトが出来ていないのでしっかりボールが捉えられないので弱弱しい球になり飛びません。

③ボールにスライス回転がかかりすぎ

アマチュアに多い、アウトサイドインのスイング軌道が主な原因でボールにスライス回転がかかりすぎて飛びません。

ショートアイアンの場合、もともとバックスピン量が多くなります。ですから多少サイドスピンが多くなってもバックスピンが打ち消してくれるのでボールはそこそこまっすぐ飛びます。

だから初心者でもそれなりにまっすぐ打てるのですが、しっかりボールが掴まっていなくてスライススピンがかかっているので思ったほど(期待したほど)飛びません。

4.ショートアイアンの距離を出す2つの対策

ではショートアイアンでしっかり番手の距離を出すための方法を解説します。対策として主なものは2つです。

そもそもアウトサイドインのスイング軌道を治すことは言うまでもありません。それに加えて次項の2つを是非試してみてください。

①ハンドファーストに構える

ひとつはハンドファーストに構えることです。

ショートアイアンの場合、左足6、右足4ぐらいで最初から左足体重にしてしっかりハンドファーストの構えをしてダウンブローに打つこと。これが一番大切です。

②緩まず最後までしっかり振り切る

ショートアイアンの場合、どうしてもグリーンや周りのバンカー、池が目に入ります。

また「フルショットでは大きいかな?」「奥は嫌だな」というメンタル面の影響も大きく受けます。

そうなるからインパクトで緩んだり(減速する)、球を上げに行ってしまいます(すくい打ち)ので、アイアンのロフト角を信じて、緩まずしっかり最後まで振り切る、ことを最優先してください。

こうすることで①と合わせてショートアイアンでもしっかり掴まって距離を出すことができます。

5.飛ぶと話題のショートアイアンおすすめ3選

最後におすすめする飛ぶ!と評判の良いショートアイアン(アイアンセット)のご紹介をします。

すべて最近はやりの「飛び系」アイアンです。

なかなか技術的な改善が難しい、すぐにはムリ、という方はこういうギアを頼るのも一つの対策です。

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スリクソンというと松山英樹選手も使う上級者用クラブのイメージですが、このアイアンはスリクソンブランドとしてはストロングロフトを採用し、やさしく飛ばせるアイアンです。カーボンシャフトも選べるので非力な人でも使えます。

先々レベルアップを目指したい人、飛ばしたいけど、見た目もアスリート系のアイアンを欲しい人におすすめです。

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飛距離が落ちてきたシニア層にもおすすめです。

まとめ

最後に、誤解を恐れず言うとショートアイアンは距離を出すことが一番の目的ではありません。

大事なのはどんなライからも、どんなロケーションであってもしっかり番手通りの距離を出し、ほぼ同じ距離を打てること、だと思います。

そのためには自分に合ったクラブ選びと技術の上達、両方が必要です。ドライバーばかり練習せずスコアメイクにとても大事なショートアイアンの練習を重点的に行いましょう。

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