アイアンの番手ごとの平均飛距離と飛距離アップする5つの重要ポイント

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ゴルフクラブ, 飛距離アップ

あなたが5番アイアンで平均飛距離が打てたら、ゴルフがもっと面白くになると思いませんか?

長いパー3やミドルホールではグリーンまでの残りの距離が、150ヤードを超えることはしょっちゅうありますよね。

ユーティリティを使ったらOBやバンカーに入るかもしれないから、5番アイアンを使ってみたものの、ミスショットをして全然飛んでない、なんてことはゴルファーにとってよくあることですよね。

こんな時に5番アイアンがもっと飛んでくれたらなぁ、なんて誰もが思ったことがあるはずです。この記事ではそんなロングアイアンが苦手なゴルファーのために、5番アイアンの平均飛距離から飛距離を伸ばすコツ、打てない理由まで徹底的に解説します。

この記事を読めばシングルゴルファーのように、5番アイアンをつかってスマートなゴルフを展開できるようになるでしょう。

長いパー3でのニアピン賞も夢ではなくなるはずですよ。

1.アイアンの番手ごとの平均飛距離

ヘッドスピード別でアイアンの番手ごとに平均飛距離をまとめてみました。

アイアンにつけているシャフトによって、ヘッドスピードと飛距離の関係も変わってくるのであくまで参考程度にご確認ください。

一般的な男性ゴルファーの5番アイアンの平均飛距離は160ヤード前後となっています。

ヘッドスピード30m/s台後半
(飛ばない人)
ヘッドスピード
40m/s前後の人
(平均的な人)
ヘッドスピード
45m/s以上の人
(飛ばせる人)
3番アイアン 160 180 200
4番アイアン 150 170 190
5番アイアン 140 160 180
6番アイアン 130 150 170
7番アイアン 120 140 160
8番アイアン 110 130 150

キャリーはクラブの打ち出し角やスピン量によって変わりますが、150ヤードぐらいでしょう。

まともに芯に当たらなくて、自分の5番アイアンの飛距離がわからない人は、7番アイアンの平均飛距離からプラス20ヤードが自分の5番アイアンの平均飛距離と考えましょう。

2.5番アイアンが難しい理由

5番アイアンが上手く打てるようになって飛距離を伸ばすには、なぜ5番アイアンが難しいのかを理解しておくことが大切です。

原因がハッキリとしていないと対策はハッキリと立てられませんよね。この章では5番アイアンが難しい理由を解説していきます。

理由①ミドルアイアンと比べて長いから

5番アイアンが難しいと感じるのは、ミドルアイアンと比べて5番アイアンのシャフトが長いためです。

5番アイアンは7番アイアンに比べて1 インチも長く作られています。当然のことながら、クラブが長くなると扱いにくく感じてしまいます。子供の頃、チャンバラごっこするときに長い棒を振り回すより、短い棒のほうが扱いやすくありませんでしたか?

理由②ソール幅がせまい

5番アイアンはミドルアイアンと比べてアイアンの底の部分も小さいです。

このアイアンの底の部分をソール幅といって、ソール幅が小さいほど地面からの抵抗を受けやすくなります。

同じ当たりでも、7番アイアンではソールが芝の上で滑って問題なく打てても、5番アイアンではソール幅が少ないのでダフってしまう、という現象が5番アイアンにはあります。

5番アイアンは打つ技術が必要なクラブといえるでしょう。

理由③そもそも5番アイアンを使うシチュエーションが難しい

そもそも5番アイアンを使用する場面は、難しいシチュエーションが多いです。

150ヤード以上のバー3や距離のあるミドルホールなど、いずれもプレッシャーのかかる難しい場面ですよね。

またプレイヤーがそういった場面になることを想定して、グリーンの手前に池があったり、グリーン周りにバンカーが配置されているのです。

5番アイアンは扱いにくい上に、プレッシャーのかかる場面で振らされているといっても過言でないでしょう。

3.5番アイアンの飛距離を伸ばす5つのポイント

ここからは5番アイアンの飛距離を伸ばすコツを紹介します。

  1. ボールを左足寄りに置く(右利きの場合)
  2. 力まない
  3. グリップを短く持つ
  4. しっかり振りきる
  5. 5番アイアンの練習をする

point①ボールを左足寄りに置く(右利きの場合)

5番アイアンを使用するときはボールを少しだけ左寄りに置いて打ちましょう。

アイアンの基本はスイングの最下点前でボールを打ち込むダウンブローですよね。5番アイアンでは、すこしだけ払い打つイメージのほうがやさしく打てるので、いつもより左足寄りにボールを置いて打ちましょう。

人によってスイングが違うので、ベストのボール位置は変わりますが、アドレスの足幅の中心から約ボール2個分、左足寄りが目安です。

また7番アイアンのボール位置からボール1個分左足寄りにするのもおすすめです。

point②力まない

5番アイアンはしっかり振らなければならない、というイメージからスイング時に必要以上に力が入ってしまっているケースがよく見られます。

スイング時に必要以上に力が入ってしまっていると手打ちになったり、ミスショットになりやすいので、5番アイアンを打つときは力まずにスイングすることが大切です。

最近のクラブは低重心でボールが上がりやすいモデルとなっています。自然なスイングでクリーンにヒットさせることを心がければ、しっかりと飛んでいきますよ。

point③グリップを短く持って打つ

5番アイアンを打つときに、グリップを短く持って打つのも飛距離が伸びるコツです。

短く持つことによって、ミート率が上がるためです。

またつま先上がりや左足下がりといった難しいライでも柔軟に対応できますよ。コースで5番アイアンを打つときはグリップを短く持って打ってみましょう。

point④しっかり振るきる

5番アイアンを打つときは、気をつけるポイントやアドレスを決めてしまったら、フィニッシュまで振り抜きましょう。

ボールに上手く当てようとする意識が強くなると、スイングがゆるんでボールが飛ばなくなってしまいます。意識してフィニッシュの形を決めることで、力みのないスイングで振り切ることができますよ。

5番アイアンを使うときは、しっかりと振り切りましょう。

point⑤5番アイアンの練習する

当たり前ですが、5番アイアンの飛距離を伸ばすには5番アイアンの練習をしましょう。

打ちっぱなし場に行ってもドライバーや7番アイアン、アプローチがメインで、5番アイアンの練習をすることは少ないですよね。100球打ったら、10球打てば良いほうではないでしょうか。

5番アイアンの飛距離を伸ばすためには、意識して5番アイアンの練習量を増やしましょう。

ただし、やみくもに打てばいいわけではありません。上記の飛距離を伸ばすポイントを意識したり、実際にコースで打つシチュエーションを想定して、質にもこだわって練習しましょう。

4.5番アイアンの飛距離を伸ばす練習方法

ここまでは5番アイアンが難しい理由や、5番アイアンの飛距離を伸ばすコツを紹介してきました。

この章では5番アイアンの具体的な練習方法を紹介していきます。打ちっぱなし場でもできる練習方法なので、ぜひ試してみてください。

練習方法①高くティーアップしたボールを打つ

5番アイアンの飛距離を伸ばすには、高くティーアップしたボールを5番アイアンで打つ練習をしましょう。

このときにティーアップしたボールだけを、クリーンに打つことを心がけましょう。練習場のマットの上だと体が無意識に角度をつけて打ち込もうとしてしまいます。

ティーアップすることで自然なスイングで払い打つことができるので、5番アイアンの飛距離を伸ばすにはおすすめの練習方法です。ティーアップした状態でクリーンに球が打てるようになったら、徐々にティーアップを低くしていきましょう。

マットの上からでもクリーンに打てるようになったら、実際のゴルフ場でも5番アイアンが打てるようになりますよ。

練習方法②5番アイアンと50ヤードのアプローチを交互に打つ

5番アイアンでのショットとウェッジでの50ヤードのアプローチショットを交互に打つのも効果的な練習方法です。

このとき5番アイアンを50ヤードのアプローチショットのようにミートすることを心がけてスイングしましょう。

慣れてくると5番アイアンでも力が抜けた自然なスイングで振れるようになりますよ。

5.それでも5番アイアンで結果が出ない!という方の最終手段

ここまでは5番アイアンを打つ方法を紹介してきましたがそれでも難しさや結果に結びつかないという方に、最終手段として5番アイアン以外の選択肢を持つこともありです。

確かにロングアイアンが打てるとカッコいいし、グリーンまで距離のある場面でも、ピンを狙って打っていくことができます。

しかし最近では打球をコントロールしやすいアイアン型ユーティリティも多く販売されています。5番アイアンを無理に練習するより、ロフト角が27度ぐらいのユーティリティを使用するのも賢い選択だと思います。

中古で安価だけど高性能なユーティリティはいくらでも売っていますので検討してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。5番アイアンの飛距離や打ち方について理解いただけたでしょうか。

5番アイアンは難しいというイメージがありますが、正しい知識とスイングがあれば、使いこなすのは難しくありません。

この記事が5番アイアンの苦手意識の払拭に役立てば幸いです。

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