ゴルフ初心者にとって、ドライバー選びは最初の大きなステップです。ドライバーは、ゴルフクラブの中でも最も飛距離を出せるクラブであり、ラウンドをスタートする際に使う重要なアイテムです。
ゴルフのドライバーは、主力クラブと分かっているからこそ多くのメーカーから出ているので、どれを選ぶべきなのか迷うのは当然です。初めての方でも分かるように次項の3つを重点的に解説していきます。
- ドライバーの価格帯
- ドライバーの選び方
- 初心者でも当たりやすいおすすめのドライバー
初心者向けのドライバーを厳選してご紹介します。
ドライバーでかっ飛ばすことはゴルフの醍醐味でもあるので、打ちやすいドライバーを選定してます。
是非参考にしてください。
目次
1.ドライバー選びの基本:初心者が押さえるべきポイント
初心者にとって、ドライバー選びのポイントは大きく分けて4つあります。
ヘッドの大きさと形状
ドライバーのヘッドは、初心者には広いフェース面が特徴のものを選ぶとミスショットを減らすことができます。広めのフェース面は、打点が少しずれてもボールが飛びやすいため、安定感を求める初心者にぴったりです。
シャフトの硬さ
シャフトの硬さは、自分のスイングスピードに合ったものを選ぶことが大切です。スイングスピードが遅い初心者が硬いシャフトを使うと、スイングがうまく決まらず、ボールが飛ばない原因となります。柔らかめのシャフトのほうが、打ちやすくなります。
ロフト角
ドライバーのロフト角が大きいほど、ボールは高く上がりやすくなります。初心者には、10.5度以上のロフト角を持つドライバーを選ぶと、ボールが浮きやすく、飛距離を出しやすくなります。
重量とバランス
ドライバーの重さも重要な要素です。重すぎるドライバーは振り回しにくいため、初心者には少し軽めのクラブがおすすめです。バランスの取れたクラブを選ぶことで、スイングしやすくなり、飛距離も安定します。
2.ゴルフドライバーの価格相場
ドライバーはクラブの中で一番高価です。
なので折れた時悲しさは倍増。ドライバーの価格相場は3万円〜15万ぐらいです。もちろんもっと値段が高いものはあります。
小ネタですが、過去に日本の首相がアメリカ大統領に贈った贈答品ドライバーはなんと50万でした。
3.ゴルフ初心者は国産ドライバーがおすすめ
初心者さんがドライバーを選ぶ時どのように選ぶといいのか、具体的に解説します。
外国メーカーor国産メーカーどちらにするかですが、結論国産のドライバーがミスをしにくいのでおすすめです。
初心者向けドライバーを紹介します。ドライバーを選ぶ時まずは2つの選択肢があります。
外国メーカードライバー
米PGAが使うアメリカメーカーのドライバーとは、
- テーラーメイドMシリーズ
- タイトリスト
- キャロウエイ
- コブラ
- ピン
などのアメリカ製が目立ちます。
外国のプロたちに合わせた設計になっているので、体格差のあるアジア人にはハードなドライバーといえますが、使いこなせれば素晴らしい球を出すことが可能です。
どうしてもパワーゲージで不利なアジア人の場合シャフトの硬さを柔らかいものにすればだいぶ扱いやすくなるのが特徴です。ですが、シャフト萌ラブとなると結構な上級者になるので、初心者向けではないといえます。
使いこなせればプロと同じポテンシャルを持っているドライバーです。
国内メーカードライバー
国内のメーカーはアジア人の体格にあったドライバーを制作しているので使用の難易度はそれほど高くはありません。
- ヤマハ
- ミズノ
- プロギア
- ダンロップ
初心者でも打ちやすいものを探すことがしやすいです。ゴルフ初心者さんには国内メーカーのドライバーをおすすめします。
4.ミスをしにくいドライバーの5つの特徴
ドライバーは初心者にとって一番長く、まっすぐ飛ばすことが難しいクラブです。
ですから、ミスヒットをしてもそれなりにボールが上がり、曲がりも少なく、ミスを許容してくれるクラブを選ぶことが第一です。
以下、具体的に選ぶときのポイントを解説します。
① ヘッドが大きいものを選ぶ(ルール限界460ccのもの)
初心者には構えた時に安心感のあるヘッド体積が大きいものがオススメです。現在は体積460ccのルール限界のものが基本です。
② ロフト角が大きめのものを選ぶ(10度以上)
初心者はボールが上がらなくて苦労する人が多いです。ロフト角が大きめのものを選びましょう。
最低でも10度以上あるものがオススメです。非力な方や女性ならロフト角12度程度あるものがいいでしょう。
③ クラブの重さは290g~310g程度が適切(軽すぎず/重すぎず)
現在のドライバーはどんどん軽くなっていますが、初心者にとってあまり軽すぎると手だけで振るクセがついてしまうのである程度重さがあるものを私はおすすめします。
問題なく振り切れるものでできるだけ重いもの(290g~310g)を選びましょう。
今のドライバーは同じヘッドモデルで純正以外にいろんなシャフトを選べるモデルが多いので、必ずゴルフショップなどで試打をして自分に合うクラブを見つけてください。
④ シャフト長は45.5インチまで(長いシャフトは難しい)
長くなれば当然遠心力も大きくなるのでより飛ばせます。
しかし、初心者はシャフトが長すぎないクラブをおすすめします。
なぜなら、軌道が安定しない初心者は長くなればなるほどきちんと当てることが難しくなるからです。上達を遅らせることにもなりかねません。
⑤シャフト硬度はRで十分
最近は様々なシャフトが出ていて、硬軽(カタカル)と呼ばれる硬めで軽いシャフトが流行なのですが、初心者は本格的なスポーツ経験や体力に自信のある人以外は硬度R(レギュラー)を選べば十分です。
5.おすすめの名器ドライバー4選
初心者におすすめのゴルフドライバーは次項です。
- 価格帯:3万円〜10万円以下
- メーカー:国産メーカー(ヤマハ・ミズノ・プロギア・ダンロップ)
- ヘッドが大きいいもの(460ccのもの)
- ロフト角が大きめのもの(10度以上)
- 重さ290g〜310gの軽すぎず重すぎない
- シャフト45.5インチまでのもの
- シャフト硬度がR(レギュラー)
こちらを踏まえた具体的なドライバーを紹介していきます。
①ヤマハ|RMX220ドライバー
最大の特徴
- ブーストリング採用で初速アップ
- ルール上限に迫る大慣性モーメント
参考価格:3万4千円〜
ヤマハRMXシリーズは掴まりがよく、打点がずれても曲がりが小さいので、初心者にはうってつけ。シャフトも純正以外にスピーダー、ツアーAD、ディアマナの人気御三家が選べます。
谷口徹プロ、藤田寛之プロや有村智恵プロなど多くのプロが使うアスリートモデルで、大きな慣性モーメントで初心者でも使えるドライバーです。
シャローフェースでより大きく見せるヘッドで、直進性能の高いのでまっすぐ飛ばしやすいのが特徴です。
ヤマハ|RMX220ドライバーはこんな人におすすめ
・とにかく曲がりが少なく飛距離も出るドライバーが欲しい人
・音や打感もいいドライバーが欲しい人
②プロギア|RS-Eドライバー
参考価格:6万円〜
最大の特徴
- 新クラウン+新Wモーメント設計で高初速エリアがさらに広がり、他社平均値の150%を実現
- RSシリーズ最大の大きな重心角と深重心設計でより掴まる、上がりやすいヘッド
PRGR RSシリーズも小平智などが使う、アスリート、プロモデルですが、新しく発売されたのがRS-Eドライバーです。
Eは「Easy」の頭文字らしく、その名の通りやさしいモデルです。
「ギリギリ」高初速で有名なコンセプトはそのまま継承し、新クラウン+Wモーメント設計でさらにカンタンに飛ばせるドライバーになっています。
PRGR(プロギア)RS-Eドライバーはこんな人におすすめ
・とにかく曲がりが少なく飛距離も出るドライバーが欲しい人
・スイングの安定感がない人
・軽く振って飛ばしたい人
③ダンロップ|XXIO(ゼクシオ)Xドライバー
参考価格:6万4千円〜
最大の特徴
- ゼクシオ史上最大の反発性能
- 新発想、飛びのパワーポジションでヘッドスピードアップ
- カーボン複合構造による高く残響の短い打球音
誰でも一度は聞いたことがあるであろう、多くの女子プロも使用し、日本で一番売れているロングセラーモデルがダンロップのXXIO(ゼクシオ)シリーズです。その11代目が先日発売されました。
シニア向けのイメージのあるXXIOでしたが、今回はじめて若い人向けのXXIO-X(ゼクシオエクス)が新モデルに加わりました。
このモデルはぜひこれからゴルフを始める若いゴルファーにも使ってほしいドライバーです。
ダンロップ|XXIO(ゼクシオ)Xドライバーはこんな人におすすめ
・XXIOを使いたいけど、シニアのイメージで避けていた人
・スイングの安定感がない人
・軽く振って飛ばしたい人
・今までの甲高いXXIO独特の音が嫌いだった人
④PING(ピン)|G410 SFTドライバー
参考価格:6万8千円〜
スマイリングシンデレラ渋野日向子プロが使用していて、品切れにもなるほど今一番売れているドライバーです。
G410には3モデルあるのですが、その中では一番掴まりがいい設計になっているG410 SFTが初心者にオススメです。
PING(ピン)|G410 SFTドライバーがおすすめな人はこんな方
・プロモデルと同じクラブで見栄を張りたい人
・掴まりがよく飛距離の出るドライバーが欲しい人
・ヘッドの重めのドライバーが合う人
6.ドライバー選びに迷ったときのアドバイス
ドライバー選びに迷った場合、まずは実際にクラブを試打することが重要です。試打をすることで、手に取ったクラブが自分に合っているかどうかがわかります。また、専門店でフィッティングを受けることもおすすめです。フィッティングでは、スイングデータを元に自分にぴったりのクラブを選ぶことができます。最終的には、使い続けやすい、長く使えるクラブを選ぶことが大切です。
まとめ
ドライバー選びはゴルフの楽しさを左右する大切なポイントです。自分に合ったドライバーを見つけることで、スイングが安定し、飛距離もアップします。初心者でも、紹介した4つの名器ドライバーは、どれも扱いやすく、スコア向上に貢献してくれるはずです。自分にぴったりのクラブを選んで、ゴルフライフをより一層楽しんでください!
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