バゴーーーーーンと300ヤード普通に出せたら、最高に気持ちいい&カッコイイ。
飛距離を出すにはヘッドスピードが求められます。ヘッドスピードを上げる方法はゴルフも野球も基本の考え方は同じです。今回はヘッドスピードを上げる基本的な考え方と具体的な方法について解説していきます!
目次
1.ヘッドスピードを上げる基本の考え方
ヘッドスピードを上げる方法は昔と今では考え方が変わってきています。はじめに基本から理解をしていきましょう。
あきらかな例としては、メジャーリーグで使用されているバットの重さが軽い仕様に変化していることがあげられます。
1980~90年代 のメジャーリーガーのバットの重さは910g〜980gが主流でした。2000年代になりバットの重さの平均は850g〜900g。(参照:名選手のバット展)軽量化が流行っています。これは、ヘッドスピードを上げるためです。
メジャーリーグのバット規制について
長さ・太さ・形状の制限はありますが、重さの制限はありません。
なめらかな丸い棒であり、最も太い部分の直径7cm以下、長さ106.7cm以下。こげ茶、赤褐色、黒の3色。木であれば材質はなんでもOK。
MBL選手が使ったバットの重さ比較表
選手名 | バット詳細 | プロフィール |
ベーブ・ルース Babe Ruth | 長さ89.0cm 重さ1010g 直径6.4cm | 1914~35年レッドソックス、ヤンキース他。外野手(左投・左打) |
キャップ・アンソン Cap Anson | 長さ91.0cm 重さ1160g 直径6.6cm | 1871~97年カブス他。一塁手(右投・右打) |
選手名 | バット詳細 | プロフィール |
松井秀喜 | 長さ87.0cm 重さ890g 直径6.6cm | 1993~2002年巨人、03年~ヤンキース。外野手(右投・左打) |
イチロー | 長さ85.0cm 重さ910g 直径6.4cm | 01年~シアトル・マリナーズで活躍。外野手(右投・左打) |
昔は重いものを振ることでヘッドスピードが上がると考えていた人が多かったので、今だにそう思っている人が結構多いです。軽い方がより強く遠くに飛ばすことが出来ます。
これはゴルフスイングにおいても基本の考え方として同じなのです。
ゴルフクラブの平均重量
2本の45インチのドライバーの重量を見て見ましょう。大手メーカーのものを見ていても男女約295g〜325gぐらい。なので練習するならば300gを意識した重さが適切です。ゴルフクラブより重すぎるものはヘッドスピードを上げる練習というより筋肉を鍛えることになります。
ヘッドの重さ | シャフトの重さ | グリップの重さ | 総合重量 |
198g | 45g | 50g | 293g |
200g | 65g | 50g | 315g |
2.ヘッドスピードを上げる練習法
ヘッドスピードを上げる基本は軽いものを素早く振ることです。これは野球とは同じです。ですがここから先は違います。
ゴルフは野球のバットと違い、ヘッド・シャフト・グリップで構成されているのと、スイング方向も縦から横と変わるので練習法はゴルフにふさわしいものをすることが正しい練習法です。
練習法|正しいスイング動作を素早く繰り返す
正しいスイング動作(プロのスイング)で素早く素振りを行う。これがゴルフのヘッドスピードの練習方法です。なぜなのか理由を次項で解説します。
理由①正しいスイング動作を理解する
正しいスイングとはプロが行なっているスイングのことを指します。ゴルフの飛距離はヘッドスピードが高くとも正しいスイング動作から繰り出さないと飛距離は出ません。
筋肉ムキムキの人でヘッドスピードがあっても飛距離が出ない人はたくさんいます。小柄な女性でも飛距離が抜群に出せる人はスイング動作が正しいからです。
ヘッドスピードだけを意識すると手首でスイングをどうにかしようとしてしまいます。プロはこれをしません、これはプロとアマチュアの差で、もっとも難しい点とも言えます。
理由②負荷を少しだけかける
ヘッドスピードを練習するときは、300gより少し負荷をかけて練習します。実際のクラブでプレーした時によりスピードが出るようになるからです。
筋肉に少しだけ負荷をかけることで、ゴルフスイングで使う筋肉を鍛えることができ、なおかつ正しいスイングも身につきやすいです。頑張りすぎて負荷をかけすぎるとアウターマッスルばかりが鍛えられ本来の目的と違ってきてしまうので気をつけましょう。
3.ヘッドスピードが上がらない?おすすめしない練習法
昔の練習方法からアップデートされてない人も多いので、おすすめできない練習法を理由も含めて解説します。ゴルフのヘッドスピードの練習にというだけで体を鍛えたりするには良いと思います。
×負荷をかけすぎる
筋肉がムキっとなります。ゴルフ動作で力を発揮してくれる筋肉はインナーマッスル。負荷をかけすぎることでアウターマッスル優位になりインナーの出番がなくなってしまうからです。
×重いバットで野球の素振りする
野球のスイングが上達します。
4.ヘッドスピードが解る動画
最後に、飛距離を出すにはヘッドスピードが大切であることがわかる動画を紹介します。スイングスピードの速さ、音を出してもいい場所ならボールに当たる音も聞いてみてください。
木曜日: 349 ヤード金曜日: 347 ヤード日曜日: 348 ヤード
On No. 7 at Colonial, @BKoepka LET. IT. RIP.
Thursday: 349 yards
Friday: 347 yards
Sunday: 348 yards pic.twitter.com/mLbx5YQuEA— PGA TOUR (@PGATOUR) 2018年5月28日
出典:PGA TOURのTwitter
6 番ホール (パー4、442ヤード) でのティーショット。
.@littleJRmaza‘s tee shot on the 6th hole (Par 4, 442 yards). #NCAAGolf pic.twitter.com/Rh41yUsiKS
— Ryan Clarke (@RyanTClarke) 2016年5月28日
まとめ
ヘッドスピードが上がらない=飛距離が伸びないという悩みの方は参考にしてみてください。またゴルフに関するお悩みを募集しています。お問い合わせ欄からぜひコメントをお願いします。
コメント