「もしかしてめっちゃ良いのでは?」ゴルフレディースシャフトをアマチュア男性が使ったら

Polo shirt golf

ゴルフクラブ

先日ゴルフ上級者の方の愛用シャフトがレディースだったんです。「はて?」と伺ったところ「女子プロ並みに飛ばしたいから使っている」とのこと。確かに女子プロの皆さんはアマチュア男子ゴルファーよりめちゃくちゃ飛ばしますよね。

根拠として試しに使ってみるのも有りかな?と思いレディースシャフトについて色々調べてみたのでまとめます。

  • 日本の女子プロ平均飛距離は約230y
  • 日本の男性アマチュア平均飛距離は約200y〜220y

参考:ドライバー平均飛距離をまとめてみた【個人的見解】

結論は、女性用とはいえ男性用クラブの延長でもあります。シャフトに求める性能がレディースシャフトの特徴に近ければ男性がレディースシャフトを使うのは有りだと思います。ただデメリットもあるのでレディースシャフトの特徴と男性のスイングの関係性を解説していきます。

ゴルフレベルアップに模索中の方に読んでいただけたら嬉しいです。

1.レディースシャフト特有の3つの特徴

はじめにレディースシャフトの特徴を解説します。僕もなんですが、漠然と女性用のクラブだとしか認識していなかったからです。レディースシャフトを検討した事がないのでそういった方多いのではと思います。

レディースシャフトは名前こそ女性用のクラブのように感じますが、他のシャフトの延長でもあるので、改めて性能が気になってきますね。レディースシャフトが持つ最大の3つの特徴を知ってください。

軽い

レディースシャフトの特徴の1つ目は軽いところです。

ドライバーのレディースシャフトの重さは30~40グラムがほとんどです。あらゆるメーカーのドライバーの純正シャフトの重さは50~60グラムになっていることがほとんどです。男性用クラブの純正シャフトに比べてレディースシャフトは平均的に20グラムほど軽いことがわかります。

柔らかい

レディースシャフトの特徴の2つ目は柔らかいところです。

シャフトのフレックスは硬い方から順番に、6段階でレディースは下から2段目の柔らかさが採用されている場合が多いです。

  • X(エクストラ)
  • S(スティッフ)
  • SR(スティッフレギュラー)
  • R(レギュラー)
  • A(アベレージ)
  • L(レディース)

主にレディース用と言われるシャフトは、A(アベレージ)・L(レディース)の2つが採用されます。

1つ硬さを変えるだけでもスイングにはかなりの変化があるので、普段SR以上を使われている方の場合圧倒的にレディースシャフトがとても柔らかく感じるはずです。

短い

レディースシャフトの3つ目の特徴は短いところです。

  • メンズドライバーのシャフト45インチ前後
  • レディースドライバーのシャフト43.5~44.5インチ

レディース用ドライバーは大抵43.5~44.5インチで作られています。シャフトもそれに合わせて短い作りとなっています。

メンズ用のドライバーは45インチ前後のモデルが多いですよね。

1インチが約2.5センチですので、1インチ違うだけでクラブを握った時の印象がガラッと変わりますよ。

フェアウェイウッドやアイアンも同じ流れで、メンズ用よりは短く作られていることがほとんどです。

軽く・柔らかく・短いのがレディースシャフトの最大の特徴です。想像してみてください。この特徴を持つシャフトに切り替えて自分がゴルフプレーをした時どんな球が打てるだろうか?

ちょっとよさそうな気配がしませんか?

2.男性がレディースシャフトを使うメリット・デメリット

レディースシャフトの特徴を理解すると雰囲気良さそうですが、実際はどうなんでしょうか。

男性がレディースシャフトを使った時のメリットとデメリットを整理してみました。

メリット|飛距離が伸びる

男性がレディースシャフトを使うメリットとして、飛距離が伸びることが挙げられます。

レディースシャフトは柔らかいため、しなりが大きくなります。大きなしなりを上手に使うことができれば飛距離アップにつなげることが可能です。またレディースシャフトは軽いため、いつも使っているシャフトよりもヘッドスピードが上がります。

その点も飛距離アップにつながります。スイングのテンポがゆっくり目な方はしなりを上手に使いやすいため、レディースシャフトで飛距離が伸びる可能性が高いです。

デメリット|飛距離が落ちる

男性がレディースシャフトを使うことのデメリットとして飛距離が落ちることが挙げられます。レディースシャフトは軽いため、単純に球に与えられる衝撃が少ないです。

メンズ用のシャフトの重さでしっかりスイングできている場合は、レディースシャフトの軽さはデメリットとなってしまいます。またレディースシャフトはメンズ用よりも短いため、その分も飛距離が落ちてしまいます。

デメリット|ミスの幅が大きくなる

男性がレディースシャフトを使うことのデメリットの2つ目は、ミスの幅が大きくなってしまうことです。レディースシャフトはかなり柔らかく、しなるようになっています。

力のある方が柔らかいシャフトを使うと、しなりが強くなりすぎてしまいます。必要以上に大きなしなりはコントロールの低下につながります。特にスイングのテンポが速い方は、柔らかすぎるシャフトだとタイミングがとりづらくなります。

デメリット|小手先の悪い癖がつく

男性がレディースシャフトを使うことのデメリットの3つ目は小手先の悪い癖がついてしまうことです。軽く、柔らかく、短いクラブというのは、どうしても強く振ったり、速く振ったりできてしまいます。

無意識のうちに手元が強くなってしまいがちです。力のある男性がレディースシャフトを使うと、普段のシャフトよりも簡単に操ることができますよね。そのとき、もっと飛ばそうと思って速く、強く振ってしまったりする場合が多いです。レディースシャフトを使いこなすコツは、しっかりクラブの重みやしなりを感じながら練習することです。

3.男性がレディースシャフトを使うことはルール適合か

男性がレディースシャフトを使うことはルール適合です!レディースシャフトと名前にはありますが、性能の面ではメンズ用のシャフトの延長にすぎません。

今使用しているシャフトが、重かったり、硬かったりとお悩みの方はレディースシャフトを試してみてはいかがでしょうか。

レディースシャフトをクラブセットに組み込むことはもちろん、練習用として用いるのもおすすめですよ。シャフトの性能の違い以上に新しい発見があるかもしれません。

まとめ

レディースシャフトは軽くて短いため、比較的操りやすいものです。

その反面、小手先を使いすぎるため注意が必要です。また、しなりの大きさもレディースシャフトのポイントになります。スイングのテンポによって向き不向きがあります。

一方で、女性用とはいえ男性用クラブの延長でもあります。シャフトに求める性能がレディースシャフトの特徴に近ければ男性がレディースシャフトを使うのは有りだと思います。

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