ウェッジは、ショートゲームの中で最も重要なクラブの一つです。特にアプローチショットやグリーン周りで活躍するウェッジは、ゴルフのスコアに大きな影響を与える要素となります。そこで登場するのが、世界中のプロゴルファーに愛されているボブ・ボーケイのウェッジです。
ボブ・ボーケイのウェッジは、その性能の高さから「世界使用率No.1」とも称されています。しかし、なぜこれほどまでに人気があるのでしょうか?この記事では、ボブ・ボーケイ流のウェッジ選びの極意を徹底解説し、最適なウェッジを見つけるためのポイントをお伝えします。
目次
1. ボブ・ボーケイウェッジの魅力とは?
まずは、ボブ・ボーケイウェッジがなぜ世界中でこんなにも愛されているのか、その魅力を知ることが大切です。実際に使用してみると、ただの「クラブ」とは一線を画す、優れたパフォーマンスを実感できます。
精密な設計と優れたフィーリング
ボブ・ボーケイのウェッジは、プロゴルファーのフィードバックを反映した精密な設計が特徴です。たとえば、ヘッドの形状やソールのデザインは、さまざまなライや芝の状態に対応できるように調整されています。あなたのアプローチショットやグリーン周りで、無駄なくスムーズにボールを操れることが、このウェッジの最大の魅力です。
多彩なバウンス角度とロフト設定
ボブ・ボーケイウェッジのもう一つの大きな特徴は、バウンス角度やロフト設定が豊富であること。初心者から上級者まで、ゴルフ歴やスイングスタイルに応じた最適なクラブを選ぶことができます。例えば、高バウンスのウェッジは、芝が長いライやバンカーからの脱出に最適です。一方、低バウンスのウェッジは、フェアウェイや硬いライでの精度を高めてくれます。
最強ウェッジ の作り手ボブ・ボーケイ氏
ウェッジを購入する時ボブ・ボーケイをまだ知らないという方はこの記事をきっかけにぜひ注目してみてください。ボーケイデザインウェッジの産みの親である彼は、世界一ウェッジを考え抜き、探究している人物。若い頃のタイガーウッズのウェッジがX100だったが、ボブボーケイに勧められてS400にしたとかなんとか。
2.ボーケイ式ウェッジ選びで重要な5つのポイント
ボブ・ボーケイのウェッジを選ぶ際に重要なのは、自分のプレースタイルに合わせた5つのポイントです。これを押さえれば、あなたのショートゲームが確実に向上します。
①ソール幅の広いものを選ぶ
ソールの形状は、ライ(芝の状態)に合わせた選び方が大切です。たとえば、フラットなソールは硬いライやフェアウェイでの安定性を高めてくれます。一方、丸みを帯びたソールは、やわらかい芝やバンカーからのショットに優れた対応力を発揮します。
ソール幅の広いものを選びます。なぜならソール幅が広いもののほうが芝や砂の上を滑るので、ザックリが減ります。
②グースネックを選ぶ
単品で販売しているウェッジはストレートネックのものが多いですが、可能ならグースネックかセミグースネックのものを選んでください。
ストレートネックはしっかり球を捉えるのが難しいので、セミグースネックやグースネックのほうがボールを拾いやすいからです。
グース(セミグース)ネックとは
シャフトの中心線よりフェースのリーディングエッジが数ミリ右側にあるもので、ガチョウの首のように見えることからそういわれている
③SWのバウンス角は12度以上のものを選ぶ
バンカー でダフらないのはバウンスのおかげです。サンドウェッジ(SW)はガードバンカーでフル稼働するクラブですが、バンカーが苦手な人にはバウンス角(ソールのでっぱり角度)が大きいものが必須です。
初心者がバウンス角の小さいものを使うとバンカーの砂に潜りすぎてボールをなかなか出すことができません。
「バウンス角度」とは、クラブヘッドの底の角度です。これが適切でないと、芝や砂に引っかかってミスショットを招くことも。初心者から中級者のあなたには、高バウンス(8〜12度)をオススメします。これにより、クリーンにボールをヒットできるので、アプローチショットが安定します。
一方、あなたがスイングが速いプレーヤーで、より繊細なアプローチを求める場合は、低バウンス(4〜6度)を選ぶと、細かいライからも対応しやすくなります。
バウンスとは
ウェッジのソールにある出っ張りのことで、バウンスがあると、インパクトで接地したヘッドが、地面にもぐらずにヘッドを前に進ませることができるのが特徴です。この特徴により、インパクトのポイントが多少手前になってしまったとしても、ヘッドがボールに届いてくれます。だからダフっても、ダフらない様に、ヘッドがすべって前に進ませてくれるのは、バウンスのおかげです。
④【動画】バウンスは友達
ボーケイは、バウンスはクラブのエンジンと語ります。
- バウンスが大きいほど効果が発揮されゴルファーを助けてくれます。特にアマチュアゴルファーにはバウンスの大きいウェッジをお勧めします。バウンスを理解しバウンスを活用できればかなり難しいと言われるウェッジゲームを簡単にすることができると思います。バンスは友達である。(動画抜粋)
⑤ロフトの選び方
ウェッジのロフトは、ゴルフのショートゲームにおいて非常に重要な要素です。ロフトが52度〜56度のサンドウェッジは、バンカーからの脱出やアプローチショットに使いやすく、30代のゴルファーが最初に手にするべき一番万能なウェッジです。
もし、ピンを狙いたい、またはロブショットを多用するなら、58度〜64度のロブウェッジを選ぶと、精度が格段に上がります。実際、プロゴルファーの多くがロブウェッジを使って細かいショットを打っています。
3.実際ボーケイ式でウェッジを選んでいこう!
3つのポイントを押さえながら次項を参考に実際にウェッジを選んでいきましょう。まずはフィッティングが可能なゴルフショップへ行き実際に手にとってウェッジを選んでいきます。
step1.ロフトを決める
ロフトを決めていくには、自分のクラブセッティングを見ながら、特にグリーン周りでどういうショットがしたいのか、苦手、得意を考慮していきましょう。
- 得意
- 不得意
- グリーン周りでどんなショットをしたいのか
- 自分のクラブセッティング
例.ストロングロフトのアイアンを使っている方の場合
PWが43度とか42度とかになっています。ウェッジのロフトは4度から6度がいいと言われていて、フルショットで10Y~15Yを打ち分けられるのが理想とされています。PWのロフトが立ってくると距離のギャップが大きくなるので、ウェッジは46度、50度(52度)、56度(58度)というようなセッテイングが必要となります。
step2.フェースを決める
様々な局面でテクニックを求められるウェッジはスクエアに構えた時だけでなく、フェースをオープンにしたときの「顔」が重要です。ウェッジほど構えた時の違和感が気になるクラブはないと思います。
トップブレードの幅や丸み、フェース溝のミーリングなど人によってかなり見た目の好みが別れる部分。自分が構えた時に一番しっくりくる「顔」を選んでいきましょう。
step3.自分にあったメーカー見つける
上級者はウェッジのメーカーをまず変えません。同じメーカーでモデルを変えていく人が多いのです。
ウェッジの形状・デザイン・フェース溝の加工・構えた時の「顔」はメーカーによってかなり違います。自分の好きな「顔」、打ちやすさを感じる「顔」を選ぶということは、結局メーカーを選ぶことにつながります。
step4.グラインドを選ぶ
同じモデルでもソールやヒールの形状・バウンス角が違うものをメーカーによってはリリースしており、用途やプレーヤーの好みや得手不得手に合わせて豊富なバリエーションを用意しています。
画像出典:タイトリスト 公式サイト
自分のショットのイメージや目的に合わせて選ぶことができます。タイトリストのボーケイウェッジのグラインドは特に充実しています。
4.ボブ・ボーケイのウェッジを使う理由
ボブ・ボーケイのウェッジが世界使用率No.1である理由は、単に「使いやすい」からだけではありません。ウェッジ選びにおいては、選手それぞれが求める精度や感触が大きく異なるため、その細かな調整と対応力が支持されているのです。
実際にフィル・ミケルソンやダスティン・ジョンソンなどのツアープロたちが愛用しているボブ・ボーケイウェッジは、その精度の高さと使い心地の良さを証明しています。あなたが今、ゴルフのスコアアップを目指しているなら、これらのプロが使っているクラブを自分の手にすることで、モチベーションも上がるはずです。
まとめ
ボブ・ボーケイ流のウェッジ選びのポイントを理解することで、ショートゲームの精度が一段と向上します。特に30代のゴルフ好きな男性には、パワーと精度を兼ね備えたウェッジが必須です。自分のスイングスタイルに合ったウェッジを手に入れることで、今後のゴルフがますます楽しく、スコアアップにも繋がるでしょう。
自分に最適なウェッジを選ぶために、ボブ・ボーケイのウェッジが提供する多彩なオプションをしっかり理解し、ショートゲームをさらに強化してください。きっと、次のラウンドではより安定したプレーができるようになりますよ。
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