ゴルフをしていると、何度も目にする「パター」ですが、実はスコアに与える影響は非常に大きいことを知っていますか?実際、ゴルフスコアの約40%はパターによって決まると言われています。ショットでどんなに飛ばしても、最後に決まるのはパター。だからこそ、自分にぴったりのパターを選ぶことが、スコアアップの鍵になります。
今回は、30代のゴルフ好きなあなたがスコアを伸ばすために役立つ、初心者から上級者向けのパター選びのポイントを徹底解説します。自分に最適なパターを選んで、コースでのプレーをもっと楽しんで、スコアもアップさせましょう。
目次
1. パター選びの基本:自分にぴったりのパターを見つけるために
まず、パター選びをする前に、パターの種類や特徴を知っておくことが重要です。これを押さえておくだけで、自分にぴったりのパターを見つけやすくなります。
①マレット型 vs ブレード型
マレット型
ヘッドが大きく、安定感が抜群。ミスヒットを減らし、初心者に特におすすめ。
ブレード型
シャープでコンパクトなデザインが特徴。ストロークの精度を求める上級者向け。
ネオマレット型
ネオマレット型とは、プロも使用が増えてきた形で、マレットをさらにヘッドを大きくしてミスの許容度も高いタイプです。大きすぎるヘッドが気にならなければ武器になるかもしれません。
L字型
L字タイプはL字の形をしていることからそう呼ばれています。アイアンのようにネックがヘッドの端にありシャフト軸線から芯までの距離が長いのが特徴です。
操作性を要するヘッドなので感性で打つ方や初心者は避けたほうが無難です。
L字型タイプはこんな悩みの方へおすすめ
・アーク型ストロークの方
・パットも自分で操作したい方
・アプローチが好きな方
パターの癖や自分が打ちやすいヘッドから選んでいきましょう。
②ライ角とロフト角
パターの角度(ライ角とロフト角)が自分のストロークに合っていないと、ボールがうまく転がらず、スコアにも悪影響を与えます。ライ角が合っていると、ボールが真っすぐ転がりやすく、パターの打感がしっくりきます。
③自分のパターの振り方を分析してみて!
自分はどのような振り方をしているかで相性の良いパターを選んでいきましょう。パターの振り方の種類を大まかですが3種類に分けてみたので自分がどれに当てはまるかみていきましょう。
タップ式
手首を使ってインパクト強弱でタッチを打ち出す打ち方です。
アーク型
手首をあまり使わずヘッドの動く量やスピードでタッチを打ち出す打ち方です。ヘッドの軌道がワイパーのように弧を描くことでアーク型と呼ばれています。
ストレート型
手首をあまり使わずに、ヘッドの動く量やスピードでタッチを出す打ち方です。ヘッドの軌道は真っ直ぐなのが特徴です。
自分がどのように構えて打っているのか改めて確認してみよう!
2. 初心者向けパター選び:安定感重視でスコアアップ
初心者にとって、パター選びで最も重視すべきは「安定感」。どんなにテクニックがあっても、パターでミスを繰り返すとスコアに響きます。まずは、安定感を意識したパター選びをしましょう。
安定感が抜群のマレット型パター
パターのヘッドが大きく、打面が広いため、ミスヒットをしてもボールが転がりやすい。初心者には、特にマレット型パターが最適。打つたびに安定した結果が得られるので、ストロークに自信が持てるようになります。
重心が低いパターで打ちやすさを向上
重心が低いパターは、ボールがスムーズに転がりやすく、打感も柔らかいため、初心者でも違和感なく使いやすいです。安定したパターがないと、パターを打つたびに精神的にプレッシャーがかかりやすいので、まずは「安心感」を重視して選びましょう。
3. 上級者向けパター選び:精度とフィーリングを追求する
ある程度パターに慣れてきた上級者にとって、選び方のポイントは「フィーリング」と「精度」。上級者はスコアを細かく調整したいので、自分のストロークにぴったりのパターを選ぶことが大切です。
ブレード型パターで精密なストロークを実現
ブレード型は、少し難易度が高いかもしれませんが、精度を重視する上級者には最適です。フェースが薄く、打面が狭いため、打感がしっかり感じられ、非常にコントロールしやすいです。ストロークに自信があれば、ぜひ挑戦してみてください。
重さとフィーリングのバランスを整える
上級者なら、パターの「重さ」や「バランス」にこだわりたいところです。重いパターを使うことで、ストロークが安定し、振り抜きが楽になりますが、重すぎるとコントロールが難しくなるので、実際に試打して自分の感覚に合った重さを見つけましょう。
4. パター選びで大切な要素:グリップとシャフトの選び方
パターを選ぶ際に忘れがちなのが「グリップ」と「シャフト」の選び方です。これらもスコアに大きく影響するので、しっかりと確認しておきましょう。
グリップの選び方
パターのグリップの太さや形状は、打ちやすさに大きく関わります。手のひらにしっくりくるグリップを選ぶことで、ストロークの安定感が増します。特に、手が大きい方は少し太めのグリップを選ぶと、握りやすさが格段に向上します。
シャフトの長さ
パターのシャフトの長さは、自分の身長やストロークスタイルに合わせて選びましょう。あまり長すぎるとコントロールが効かず、逆に短すぎると不安定になることがあります。自分の姿勢に合った長さを見つけてください。
5. パターの試打:自分に合ったパターを見つけよう
実際に試打してみることは、パター選びにおいて非常に大切です。打感や転がり具合、フィーリングを実際に確認してみることで、あなたにぴったりのパターが見つかります。
試打の際には、パターを何度も振ってみて、ボールの転がり具合やインパクトの感触を確かめましょう。また、練習場で試すと実際のコースに近い環境で確認できるので、できるだけ打席で実際に試してみることをおすすめします。
6.おすすめのパター4選
現在おすすめのパターを紹介します。話題性がありかつ一番売れているパターです。これらのシリーズでほぼランキング10位までを独占しています。
オデッセイ|ストロークラボシリーズ
画像出典:キャロウェイ公式サイト
メーカー:キャロウェイ
参考価格:37000円代
発売:2019年11月8日発売予定 (左用)2019年12月6日発売予定
カーボンとスチールの複合シャフトを採用し、パター全体の慣性モーメントをさらにアップした今一番話題のパターです。無駄な手の動きを抑制し、ストロークが安定しますのでパターの精度がアップします。
ヘッドはピン型からマレット、ネオマレットまで揃えた18モデルもあり、加えて長さも33インチから36インチまで細かく設定され、自分にあったモデルが必ず見つかります。
テーラーメイド|スパイダーX
ストロークラボと並びプロの世界でもいま一番注目されているパターです。スパイダーシリーズ誕生10周年モデルとしてテーラーメイドが培ってきたすべての技術とデザインを集結したモデルです。
ヘッドの重量特性から再設計し、新たなトゥルーパスアライメントを導入することで、安定性とアライメント性能の限界を追及しています。インサートには改良された「ピュアロール」を搭載し、従来より厚めのサーリン製にしたことで打感と打音も向上しています。カラーもカッパーやブルーも用意し、ヘッドデザインも3種類あり、ラインナップも充実しています。
ピン|シグマ2
画像出典:alba
PING史上もっとも柔らかい打感、そして心地よい打音で、ショートパットはよりソフトに、ロングパットは音で距離を合わせられる、新次元のコントロール性能と快適打感のパターです。
フェースは二重構造になっていて、表面には心地よい打感のソフトPEBAXを採用し、ショートパットでも繊細なタッチでカップを狙えます。またその内側にはしっかりした打感と打音を得られる硬質のハードPEBAXを挿入することでロングパットでも抜群の距離感を発揮します。
ピン独自の機構である、32~36インチの間で長さ調整可能なシャフトを選べるので自分に合う長さにいつでも調整できるのもうれしい機能です。さらに9月にマレット型の新モデルも追加されましたので選択肢も増えました。
渋野日向子プロの全英女子オープン優勝で俄然注目を浴びたピン型パター。
タイトリスト|スコッテイキャメロンパター「T22」トレリウム
画像出典:楽天ショップ
1997年にタイガー・ウッズがマスターズを勝ったときに使用していたパターの復刻版。キャメッロン躍進のきっかけになったパターです。
新しくなった「T22]はキャメロンの定番型ともいえる「トレリウムT22ニューポート」と「ニューポート2」それに「ファストバック1.5」の3モデルで数量限定発売です。見た目はほぼ同じですが、インサート素材、ウエートなどは現代版にアップデートされており、性能面のアップも期待できます。
まとめ
自分に合ったパターを選ぶことは、ゴルフのスコアアップにとって非常に重要です。初心者も上級者も、まずは自分のストロークに合わせたパターを選ぶことで、スムーズにパットを決めやすくなります。フィーリングや打感を大事にして、自分にぴったりのパターを見つけ、次のラウンドでスコアアップを目指しましょう!
コメント