憧れのオデッセイパターのヘッド形状を紹介!パターのヘッド全5種類の特徴とは?

Odyssey putter

ゴルフクラブ

ゴルフを長くやればやるほど悩むのがパターです。なぜならスコアの約40%を占めるのがパターだからです。それだけ大事なものだからパターヘッドの種類も星の数(言い過ぎですが)ほどあります。でもここまでヘッドの種類が増えたのはここ15年ぐらいです。

昔はパターと言えばPING(ピン)が有名でしたが、今ではピンを含め、パターにおいての4大メーカーがしのぎを削っています。

  1. PING(ピン)
  2. オデッセイ
  3. テーラーメイド
  4. スコッティキャメロン(タイトリスト)

この記事ではトップブランドである「オデッセイ」を中心に、今あるパターヘッドの全種類を紹介したいと思います。

1.パターヘッド5つの種類

パターのヘッドは4種類に分けられます。近年誕生した形もあるので今後も増えていくかもしれません。

  1. ブレード型(ピン型)|パターの代表的な形で多くのアマチュアからプロが愛用しています。
  2. L字型|上級者が使用しているがあまり見かけない。
  3. T字型|一部のプロが使用しているが最近では使用者は少ないイメージがある。
  4. マレット型|アマチュアからプロまで使用者が多いです。
  5. ネオマレット型|パターヘッドの中でも新しく人気がある。

ではそれぞれの特徴を解説していきます。

①ピン型

パターピン型

PING」製の一世風靡した「ピンアンサー」モデルのヘッドの形で、別名「ブレード型」とも呼ばれます。

パターの代表的なヘッドの形で多くのゴルファー、プロにも愛用者が多いです。

②L字型

パターL字型

クラブを横から見ると、エル「L」字型に見えることからこう呼ばれます。

操作性が高くプロや上級者が使うイメージです。最近ではフィル・ミケルソン選手がエースで使用していますがあまり使っているプロも多くはありません。

③T字型

T字パター

L字型がシャフトがアイアンのように一番手前に差してあるのに対し、ヘッドの中心に近い場所に差してあるので見た目ティー「T」字に見えることから命名されています。

青木功プロが有名ですが多くのプロが好んで使用していたこともあり、「賞金が稼げる、キャッシュが入ってくる」ということから別名:キャッシュインパターとも呼ばれています。このパターヘッドも現在は使う人は少なくなりました。

④マレット型

マレット

ODYSSEY(オデッセイ) パター O-WORKS TOUR パター 2018年モデル SILVER VERSION R-LINE Sモデル メンズ 730817525340SP 右 ロフト角:3度 番手:PT

上の3つのヘッドに比べヘッド体積が大きく、投影面積も大きいので安心して構えやすいヘッドです。まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークに向いていると言われます。

⑤ネオマレット型

 

ネオマレット

ODYSSEY(オデッセイ) パター TOULON 右用 34インチ 2019年モデル メンズ用

ここ最近一番多くのモデルが出てきているタイプで、マレット型をさらにヘッドを大きくして高い慣性モーメントでミスヒットに強く、アマチュアはもちろんプロにも人気のタイプです。

2.オデッセイとキャロウェイの歩み

オデッセイはアメリカのパターメーカーで、1997年にキャロウエイゴルフに買収され、キャロウエイグループになりました。

Putter head

1997年ロッシーで人気のNo.1パターメーカーの「オデッセイ・スポーツ社」をキャロウェイが買収。ここからオデッセイとキャロウェイが一緒になってさらなる高みへと成長していきました。

2000年「ボールのカバーと同じ素材にしてみたら?」キャロウェイ創業者のイリー・キャロウェイの何気ない一言で逸品「ホワイト・イット・インサート」が誕生しました。

2001年ホワイト・ホットインサートに削り出し軟鉄+タングステンウェイトの Tri HOTパターを発売。

2002年WHITE HOT 2-BALLパター発売

2003年WHITE HOT 2-BALL BLADE パター発売 

2004年ホワイト・スチール ・パター発売
2006年〜2020年までホワイト・ホットをはじめに世界のツアーでは使用率NO1が続きます。

斬新なデザインと独自のテクノロジー、インサート素材の開発で人気を博し10年連続世界6大ツアーでのトータル使用率で不動のNo1の地位にあり続けています。日本ツアーでも勝率56%という驚異的な数字をマークしているパターのトップメーカーです。

※20連続世界のツアーで使用率No1 (ホワイト・ホットインサート20年の金字塔参照)

世界のメジャーツアー合計使用率 国内男子ツアー使用率 国内女子ツアー使用率

2000

31.3% 1位

2001 32.9%  1位 42.7% ー
2002 35.6% 1位 50.0% ー
2003 36.3% 1位 46.2% ー
2004 34.5% 1位 54.4%  1位
2005 36.3% 1位 61.5% 1位
2006 33.7% 1位 68.5% 1位
2007 33.0% 1位 68.9% 1位
2008 34.9% 1位 61.1% 1位
2009 34.1%  1位 64.9%  1位
2010 35.1%  1位 66.2%  1位
2011 36.2%  1位 64.7%  1位
2012 33.5%  1位 54.3%  1位
2013 37.0%  1位 55.1%  1位 70.6% 1位
2014 41.8%  1位 63.1%  1位 69.8% 1位
2015 42.3%  1位 59.0%  1位 65.3% 1位
2016 41.2%  1位 56.2%  1位 65.8% 1位
2017 41.7%  1位 57.7%  1位 68.3% 1位
2018 41.7%  1位 59.2%  1位 63.8% 1位
2019 44.4%  1位 59.7%  1位 56.0% 1位

調べてみると本当に使用率がずっと1位でした。これを一体どこが破るのかも気になるところですが、パターと言ったらオデッセイ!オデッセイのパターヘッドの種類を次項で解説していきます。

3.オデッセイパターヘッドを解説

プロの使用比率トップのオデッセイのパターが一番バラエティに富んでいて分かりやすいので、オデッセイのモデルを中心に説明します。オデッセイでのT字型の新しいギアはなかったので紹介していません。

①ピン型|ストロークラボブラックシリーズONEパター

ピン型は基本のパターヘッドの形です。オデッセイではネーミングを「ONE」「♯1」と言います。

Odyssey putter

画像出典:odysseygolf.jp

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ODYSSEY(オデッセイ) パター ストロークラボ ブラックシリーズ DOUBLE WIDE 2020年モデル メンズ 右利き用 34インチ
Amazon価格15192円
ヘッド素材:ステンレススチール
グリップ:STROKE LAB Pistol グリップ(約 76g)
ロフト(°):3
ライ角(°):70
長さ(インチ):34

  • フェース面に浮き出た爪状のヒンジ部分が、インパクトしてすぐ、ボールに順回転をあたえ、ボールの転がりを安定させます。
  • 打点(インパクトエリア)高めの人におすすめです。
  • 自身のフィーリングに視覚的にこだわりたい方におすすめです。
  • イントゥインでストロークする方におすすめです。
  • ボールを真ん中・または右足寄りに置く方におすすめです。

②L字型マレット|プロタイプiX#9HT

Odyssey putter

画像出典:odysseygolf.jp

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ODYSSEY(オデッセイ) パター WHITE HOT PRO 右用 33~34インチ 2019年モデル メンズ用
Amazon価格13860
グリップ:合成ゴム(White Hot Pro)
ロフト角:3度
ライ角:70.0度
クラブの長さ:34インチ
セット内容:専用ヘッドカバー

③マレット型|ストロークラボブラックシリーズROSSIEパター

「ROSSIE」シリーズはオデッセイのマレット型の代表的なヘッドです。

Odyssey putter
画像出典:odysseygolf.jp

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ODYSSEY(オデッセイ) パター ストロークラボ ブラックシリーズ 2020年モデル メンズ
ヘッド素材:ステンレススチール
グリップ:STROKE LAB Pistol グリップ(約 76g)
ロフト(°):3
ライ角(°):70
長さ(インチ):33

④ピン型とマレット型の複合型|DOUBLE WIDEパター

またオデッセイにはピン型とマレット型の複合型という形のものもあります。

Odyssey putter
画像出典:odysseygolf.jp

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ヘッド素材:ステンレススチール
グリップ:STROKE LAB Pistol グリップ(約 76g)
ロフト(°):3
ライ角(°):70
長さ(インチ):34

⑤ネオマレット型4選

オデッセイではネオマレット型が現在一番バリエーションが多いです。

2ボール|ストローク ラボ 2-BALL FANG

Odyssey putter
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ODYSSEY(オデッセイ) パター STROKE LAB 33~35インチ 2019年モデル メンズ用
メンズ ・ 右利き用
ネック:ダブルベント
クラブの長さ:35インチ
ロフト角:3度
ライ角:70.0度
グリップ:合成ゴム(Men’s Grip STROKE LAB)
ヘッド素材:ステンレススチール+プラスチック

2ボールには様々なバリエーションがありますがオデッセイのネオマレットのDNAとも呼べる代表的なヘッドです。派生モデルもいろんな種類があります。

セブン(ツノ型)|ストロークラボブラックシリーズSEVENパター

Odyssey putter
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ODYSSEY(オデッセイ) パター ストロークラボ ブラックシリーズ SEVEN 2020年モデル メンズ 右利き用 33インチ
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2ボールの次にオデッセイのネオマレット型の定番と言っていいヘッドで、宮里藍プロが使用して勝ちまくったこともあって多くのアマチュアには今でも大人気のヘッドです。「別名:ツノ(角)型」とも言われ、今では多くのメーカーから似た形のヘッドが発売されています。

テン|TENパター

Odyssey putter
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ODYSSEY(オデッセイ) パター ストローク ラボ ブラック シリーズ TEN メンズ 右用

これは誤解を恐れず言うとテーラーメイドのスパイダーのオデッセイ版と言っていいでしょう。今ではスパイダーと同様多くのプロやアマチュアがこぞって使っているヘッドです。

ヘッド表面に、トリプルトラックや2ボールが描かれたネオマレットの集大成、とも呼べるヘッドもあるなどバリエーション豊富です。

アロー|R-LINE ARROW パター

Odyssey putter
画像出典:odysseygolf.jp

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ODYSSEY(オデッセイ) パター ストロークラボ ブラックシリーズ 2020年モデル メンズ
大きな扇型に矢が刺さったようなデザインのネオマレット型パターです。

私の記憶が正しければ2000年代初めにオデッセイが「2ボール」パターというヘッドにゴルフボールが2個描かれたネオマレット型が発売されて以降、今でも大人気のテーラーメイドのスパイダーシリーズを筆頭に多くのメーカーからネオマレット型のパターが発売されました。

その結果、今ではネオマレット型がアマチュアはもちろん、プロでも主流になってきています。

また同じヘッドでも、ネックの形状、シャフトの差されている位置によってさらに多くの種類が存在していますので、自分に合ったパターを探すのは至難の業です。

まとめ

プロの世界では「パットイズマネー」という言葉があるように、ゴルフが上手くなってスコアが上がれば上がるほどパターの重要性が増してきます。

私も30年近くゴルフをやってきた中で感じるのは初心者の頃のほうがパターが上手かったということです。私もここ数年イップスのような症状に悩み、何度もパターを買い替えていますがまだ結論が出ません。今ではいろんな形のパターヘッドやネック形状のものが出てきて目移りして逆に困っています。

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