熊本の女神・笠りつ子プロが100度ウェッジを使用しています。
あの熊本出身の女子プロゴルファー、笠りつ子選手が100度ウェッジ(ハンドファーストマスター)を使用したことが、三觜ツアープロコーチのインスタストーリーで話題になっています。
現在のJLPGAツアーでは、西郷真央選手が今年すでに5勝を挙げて賞金女王に向けて快進撃を続けており、昨年の賞金女王である稲見萌寧選手も今季初優勝を飾るなど、後半戦の賞金女王争いが白熱しています。
1.100度ウェッジとは?ハンドファーストマスターの特徴

100度ウェッジの基本概要
100度ウェッジ(別名:ハンドファーストマスター)は、ゴルフのハンドファーストインパクトを習得するための革新的な練習器具です。
なぜ100度なのか?独特な設計の理由
この練習器具が「100度ウェッジ」と呼ばれる理由は、フェース面が真上(100度)を向いていることが最大の特徴だからです。この特殊な角度設計により、正しいハンドファーストで打てない限り、適切なボールを打つことができません。
2.ハンドファーストマスターの効果とメリット
プロレベルのハンドファーストが身につく理由
100度のフェース角度により、インパクト時にハンドファーストができていないボールは明らかに失敗した弾道となります。これにより、曖昧だったハンドファーストの習得が確実になります。
三觜ツアープロコーチが開発した理由
長年ツアープロコーチとして活動してきた三觜コーチは、以下のような課題を解決するためにこの練習器具を開発しました。
「ジュニアのほとんどがインパクトの時にフェースが上を向いてハンドレートのインパクトをしているのに対し、トッププロ達は全員ハンドファーストのインパクトをしていました。練習量の少ないアマチュアでもハンドファーストインパクトを獲得できれば必ず上手くなるという確信がありました。正しいインパクトをしなければまともに飛ばない練習器具があれば良いと考え、その思いが形になったのがハンドファーストマスターです。」
3.笠りつ子プロゴルファーのプロフィールと実績

基本情報
- 名前:笠りつ子(りゅう りつこ)
- 生年月日:1987年11月4日(36歳・2024年現在)
- 出身地:熊本県菊池郡菊陽町
- 出身校:東海大学第二高校
- 身長:160cm
- 体重:58kg
- 所属:京セラ
ゴルフキャリアの始まり
ゴルフ練習場を経営する父親の影響で9歳からゴルフを開始。坂田信弘プロが主宰する坂田塾に入門し、中学2年時に九州ジュニア選手権で優勝を果たしました。
熊本県の女子プロゴルファー輩出力
熊本県は多くの女子プロゴルファーを輩出しており、笠りつ子選手は同郷の古閑美保選手の妹分的存在として知られています。2006年のプロテストではトップ合格した有村智恵選手と同級生で同期プロです。
4.笠りつ子プロの主な戦績
アマチュア時代の実績
- 2002年:中学2年で九州ジュニア選手権優勝
- 2003年:高校1年で九州女子アマ選手権最年少優勝
プロ転向後の主要成績
- 2006年:プロテスト合格、プロ転向
- 2010年:初のシード権獲得(賞金ランク37位)
- 2011年:ニトリレディスでツアー初優勝、賞金ランク10位
- 2012年:ヤマハレディースオープン葛城で2勝目
- 2015年:アクサレディースオープンで3勝目
- 2016年:熊本地震被災後、NEC軽井沢72で4勝目、ニトリレディスで5勝目
- 2021年:ヨネックスレディースで5年ぶり6勝目
熊本地震での困難と復活
2016年の熊本地震で実家が被災し、約2か月間車やテントでの生活を余儀なくされました。しかし、わずか4か月後にツアー4勝目を挙げ、熊本県民に大きな勇気を与えました。
5.笠りつ子プロのクラブセッティング
長年ホンマゴルフと契約していましたが、現在はフリーの状態でホンマクラブを中心としたセッティングを使用しています。
主要クラブ構成
- ドライバー:キャロウェイ エピックフラッシュ サブゼロ
- フェアウェイウッド:ホンマツアーワールド GS(15度、21度)
- ユーティリティ:ホンマツアーワールド TW737(25度)
- アイアン:ホンマツアーワールド TW737P(5番〜PW)
- ウェッジ:ホンマツアーワールド TWウェッジブレードタイプ(47度/52度/57度)
- パター:オデッセイ ストロークラボブラックシリーズ Rラインアロー
- ボール:タイトリスト プロV1X
6.100度ウェッジの購入方法
100度ウェッジ(ハンドファーストマスター)は、ゴルフキャンプ通販ショップで購入することができます。
まとめ:笠りつ子プロの今後の活躍に期待
熊本出身の女子プロの代表格として、山あり谷ありの中で活躍を続けてきた笠りつ子プロ。熊本地震の際には同期の有村智恵プロや先輩の上田桃子プロ、古閑美保プロらとともに募金活動やチャリティー活動を精力的に行いました。
現在の彼女をテレビで見ていると、以前よりも明るく、周りに感謝しながらゴルフをしている姿が印象的です。100度ウェッジを使用したことからも分かるように、常に技術向上を目指す姿勢は多くのゴルファーの参考になるでしょう。
今後も笠りつ子プロの活躍から目が離せません。





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