クラブの中でも一番嫌いなのはウェッジです。どうしてかと言うとウェッジを選ぶのが難しすぎるからです。毎度頭を悩ませてしまいます。まずウェッジは使う頻度が多いです。パターやドライバーと同じぐらい使いますよね。
ウェッジは、フェアウェイ・深いラフ・バンカーで使います、距離の打ち分け、上げる、転がす為にライコンディションもその時々様々な訳です、そんなプレーヤーひとりひとりの状況を考えれば、ウェッジこそ自分専用である必要性が高いと思ってしまい適当に選んだウェッジがベストプレーを出すなんて到底無理じゃないですか。
量産型のウェッジ を使っていいスコアになるなんて自分には到底無理なレベルです。あらゆる状況に合わせて最適なウェッジ を選択する為にとことん調べたので記事で紹介したいと思います。
トッププロでさえ、平均7割はパーオンするそうであってもラウンド中にウェッジは5回から6回使用します。アマチュアならもっと使用頻度は高いですよね。それゆえゴルフを知る上で探求する意味のあるクラブであり、逆に悩み多いクラブでもあり、ウェッジを自由に操れるようになればゴルフは最高に楽しいものになります。今回は、ウェッジの選び方を深掘り解説します。
目次
1.最強のウェッジとは
ゴルフの上達にアプローチが重要と言われる理由は、スコアを落としてしまうのはグリーン周りで大叩きするのが大半だからです。
そもそも初心者さんはスイングが不安定で、ボールコントロールがうまくできません。できるだけ転がして寄せることに徹するべし、スキルの上達とともにショートゲームはフェースを開いたり、上げたり、止めたり、いろんなテクニックが必要となってきくるのでレベルに応じてのウェッジ選んで行く必要が出てきます。
この記事でゆう最強のウェッジとは、ミスが少なくスコアを落とさない今の自分のレベルにあったウェッジのことです。
早速スコアメイクを左右するウェッジの選び方について解説していきましょう。
2.ウェッジの種類
ウェッジは、100ヤード以内の距離やバンカー、グリーン周りからグリーンに乗せる、ピンに近づけるためのクラブです。
ウェッジの種類を見直しておきましょう。ウェッジは4種類あります。
ウェッジの種類 | ロフト角 | 目的 |
ピッチングウェッジ(PW) | 43度~48度 | ランニングアプローチ |
アプローチウェッジ(AW) | 48度~54度 | ピッチエンドラン |
サンドウェッジ(SW) | 56度~58度 | ガードバンカーとピッチショット |
ロブウェッジ(LW) | 60度以上 | ロブショット |
PWはアイアンセットに通常入っています。LWは上級者向け、サンドウェッジなどのウェッジ名で呼ぶよりも、50度とか56度などロフト角で呼ばれています。
2.ウェッジの正しい選び方
ウェッジを選ぶ時4つのステップにまとめました。①ロフトを決める②フェースを決める③メーカーを決める④グラインドを決めるそれぞれを解説していきます。
①ロフトを決める
自分のクラブセッティングを見ながら、特にグリーン周りでどういうショットがしたいのか、苦手、得意なども考慮して、必要なロフト角を決めましょう。
例えば、ストロングロフトのアイアンを使っているであれば、PWが43度とか42度とかになっています。ウエッジのロフトは4度から6度がいいと言われていて、フルショットで10Y~15Yを打ち分けられるのが理想とされています。PWのロフトが立ってくると距離のギャップが大きくなるので、ウエッジは46度、50度(52度)、56度(58度)というようなセッテイングが必要となります。
②顔(フェース)を決める
ウエッジほど構えた時の違和感が気になるクラブはありません。またいろんなテクニックを駆使するウエッジはスクエアに構えた時だけでなく、フェースをオープンにしたときの「顔」も重要です。またトップブレードの幅や丸み、フェース溝のミーリングなど個人個人で見た目の好みが違います。
自分が構えた時に一番しっくりくる、自信をもってスイングできる「顔」を選ぶことが重要です。
③メーカーを決める
②とも関連しますが、ウエッジの形状、デザイン、フェース溝の加工、構えた時の「顔」はメーカー、ブランドによってかなり違います。自分の好きな「顔」、打ちやすさを感じる「顔」を選ぶことは結局メーカーを選ぶことにつながるのです。なので、上級者はウエッジのメーカーはまず変えません。同じメーカーでモデルを変えていく人が多いのです。
④グラインドを選ぶ
メーカーによるのですが、同じモデルでも、ソールやヒールの形状を変えたり、バウンス角を変えたりして、用途やプレーヤーの好みや得手不得手に合わせて豊富なバリエーションを用意してくれているものがあります。自分のショットのイメージや目的に合わせて選ぶことができます。
タイトリストのボーケイウェッジがこの部分では一番充実していると感じます。
3.ウェッジ選びの3つの注意点
ウェッジを選ぶにあたって注意してほしいことがあります。アベレージレベルのアマチュアはやさしさを優先したウェッジ選びがおすすめです。
ソール幅の広いものを選ぶ
またソール幅が広いもののほうが芝や砂の上を滑るので、ザックリが減ります。
グースネックを選ぶ
単品で販売しているウエッジはストレートネックのものが多いですが、可能ならグースネックやセミグースネックのものを選んでください。ストレートネックはしっかり球を捉えるのが難しいので、グースネックのほうがボールを拾いやすいです。
注:グース(セミグース)ネックとは
シャフトの中心線よりフェースのリーディングエッジが数ミリ右側にあるもので、ガチョウの首のように見えることからそういわれている
SWのバウンス角は12度以上のものを選ぶ
SWはガードバンカーでフル稼働するクラブですが、バンカーが苦手な人にはバウンス角(ソールのでっぱり角度)が大きいものが必須です。初心者がバウンス角の小さいものを使うとバンカーの砂に潜りすぎてボールが出ません。
注:バウンスとは、
ウエッジのソールにある出っ張りのことで、バウンスがあると、インパクトで接地したヘッドが、地面にもぐらずにヘッドを前に進ませる効果を得ることができます。この効果により、インパクトのポイントが多少手前になってしまったとしても、ヘッドがボールに届いてくれます。つまり、ダフっても、ダフらない様に、ヘッドがすべって前に進ませてくれるのは、バウンスのおかげです。ただし、フェアウエイからのアプローチなどでフェースを開いて使いたい人がバウンス角の大きいウエッジを使うとソールが跳ねてミスする、というデメリットもあります。
まとめ
ウェッジはスコアメイクにとても大切なクラブであり、またパターの次に使用回数の多いクラブです。
それゆえゴルフを知れば知るほど魅力的なクラブであり、逆に悩み多いクラブでもあります。でも、ウェッジを自由に操れるようになればゴルフは最高に楽しいものになります。ぜひいろんなクラブを試して、記憶に残る、長くパートナーとなるべきウエッジを見つけてもっとゴルフを楽しんでください。
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