ウェッジはスコアメイクにとても大切なクラブであり、またパターの次に使用回数の多いクラブ。
最終的にゴルフのスコアを作るのはショートゲーム。スコアを左右するのがまさにウェッジなのです。『得意なクラブはウェッジ』ならば、かなりのゴルフ向きな人だと思います。
今回はそんなウェッジの種類から正しい選び方についてまとめました。
目次
1.上級者がウェッジにこだわる理由
上級者になるほどウェッジにこだわると言われています。
なぜかというと、上級者であってもパーオン率は50%超えれば上々で、パーをセーブするにはグリーン周りからのアプローチショットやバンカーショットが重要だからです。
2.ウェッジの種類
ウェッジの種類は4つ有ります。
- ピッチングウェッジ
- アプローチウェッジ
- サンドウェッジ
- ロブウェッジ
- ※現在ではPW以外、ウェッジ名で呼ぶことはほとんどなく、クラブのロフト角度で呼びます。
① ピッチングウェッジ(PW)
ピッチングウェッジは、主に100ヤードから110ヤードのフルショットやグリーン周りで転がすアプローチに使います。
画像出典:Pitching wedge
もともとはロフト角が46度ないし47度程度のクラブですが、現在はロフト角が立ったアイアンが多いので、44度とか45度のロフトのPWがほとんどです。アイアンセット内のものを使っている方が多いのではないでしょうか。
ピッチングウェッジの主な特徴
・100ヤードから110ヤードのフルショット
・グリーン周りで転がすアプローチ
・ロフト角が46度ないし47度程度のクラブ
②アプローチウェッジ(AW)
アプローチウェッジは、80~90ヤードのフルショットやグリーン周りで使用します。
画像出典:Approach wedge
ロフト角50度~54度のクラブで、以前はセットに入っていることが多かったのですが、別途単品で買いそろえることが普通になりましたね。
また、PWとSWの間を埋めるという意味でギャップウエッジ(GW)と別名で読んでいる人もいます。
アプローチウェッジの主な特徴
・80~90ヤードのフルショット
・グリーン周りで使われる
・ロフト角50度~54度のクラブ
・別名ギャップウエッジ(GW)
サンドウェッジ(SW)
サンドウェッジは、ウェッジの中では一番使用頻度が高いクラブ。
その名の通り主にガードバンカーで使用するウェッジで、60~70ヤード以下のショットやグリーン周りのアプローチにも多用します。
画像出典:Sand wedge
ロフト角は56度か58度になり、バウンス角やソール形状の違いなど一番バリエーションが多いクラブなのが特徴です。
サンドウェッジの主な特徴
・ウェッジの中では一番使用頻度が高いクラブ
・ガードバンカーで使用するウェッジ
・60~70ヤード以下のショットやグリーン周り
・アプローチにも多用するクラブ
④ロブウェッジ(LW)
画像出典:Rob wedge
ロブウェッジは、グリーン周りで高さを出したいときやバンカーでピンが近いときなどに使用します。ロフト角は60度から64度ぐらいです。
ロブウェッジの主な特徴
・グリーン周りで高さを出したいとき
・バンカーでピンが近いとき
・ロフト角は60度から64度ぐらいのクラブ
3.ウェッジの選び方
ウェッジは2つのポイントをみて選んでいきましょう。
- ネックの形
- バウンス角(出っ張り)
①はじめはアイアンセットのウェッジに慣れよう!
まだゴルフ経験が浅い場合は、アイアンセット(AWやSWが入っていれば)のウェッジに慣れていきましょう。
バンカーショットはもちろん、フルショットよりも距離を合わせるショットやアプローチが苦手でグリーンが近づくにつれて大叩きをするケースが多い。時にはシャンクすることもあります。
十分慣れたら単品ウェッジを検討していきましょう。
②慣れてきたら単品ウェッジを検討してみよう
ウェッジにも慣れた頃、自分に合ったオンリーワンな単品ウェッジを選んでいきましょう。5つのポイントをみて選分のがおすすめです。
- ネックの形
- バウンス角(出っ張り)
- グースネックでフェースが厚めのもの
- バウンス角も大きめのウエッジ
- SWは56度のものを選ぶ
SWは58度は扱いが難しいので56度がやさしいですよ。シャフトもアイアンセットと同じ感覚で振ることができるよう、アイアンと同じ種類、重量のものがおすすめです。
【初級】ミスが出にくいウェッジ
性能と価格とのバランスがいいものを選んでみました。購入前は試打をお勧めします。こういうクラブで練習することで、上達も早いと思います。ちなみにこのウェッジはレディース仕様もラインナップされています。
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グリップ:アクションフィールグリップ(バックラインなし、ロゴ入り)
ロフト角:52度
ライ角:64度
クラブ長さ:35.25インチ
クラブ重さ:441g
バウンス角:12度
トルク:2.0
クリーブランドのRTX F-FORGEDⅡモデルは女子プロも使う高いクオリティ。グースネックでワイドソール、バウンス角も大きめと、初心者でも使いこなせる要素が詰まっているからです。
ゴルフは結構ガチでやりたい方向けの1本かもしれません。
【中級】操作性が高いウェッジ
中級になると、フェースを開いたり閉じたりグリーン周りでもウェッジを駆使しなければなりません。操作性が高く、かつスピンの効くウェッジがおすすめです。
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グリップ:フォーティーン オリジナルCHラバーグリップ M60(バックライン有)
ロフト角:58度
ライ角:64度
クラブ長さ:35インチ
クラブ重さ:467g
バウンス角:14度
フォーティーンのウェッジがおすすめです。なるたけプレーヤーの多様なニーズに応えてくれるウェッジを選んでいきましょう。
4.ウェッジの交換時期
最後にウェッジの替え時について理解しておきましょう。
ウェッジは使用頻度が高く、練習回数によってもグリップはもちろんフェース面も劣化します。私の経験から交換時期を紹介しますので参考にしてみてください。
スキルレベルが上がったら交換する時期
自分のスキルと合わなくなった時が交換するタイミングのひとつです。
ゴルフが上達して、アプローチの種類もいくつか覚え、フェースを操作して上げたり転がしたりできるようになると必ず今のウェッジでは物足りなくなってきます。それが替え時です。
スピンの効きが悪化したら交換する時期
ラウンド数や使用回数も多くなり、フェースの使い方もわかっているのでだんだんフェースの溝がすり減ってきてスピンの効きが悪くなってきます。
バンカーでよく使うウェッジは特にソールのメッキが剥がれサビが目立つようになってきたら交換しましょう。
なんか替えたいと感じた時
『交換したいな』となんとなく思った時は交換のタイミングです。ゴルフはメンタルが重要なスポーツなので、自分の気持ちを大切にしていきたいという個人的な考えです。
2年ごとに替える
メーカーはだいたい2年ごとに新製品を出すので、気に入ったウェッジであればその後継機種に交換すれば打ち方やフィーリングも大きく変わらないので良いタイミングです。
まとめ
ウェッジはスコアメイクにとても大切なクラブであり、またパターの次に使用回数の多いクラブ。
それゆえゴルフを知れば知るほど魅力的なクラブであり、逆に悩み多いクラブでもあります。でも、ウェッジを自由に操れるようになればゴルフは最高に楽しいものになります。ぜひいろんなクラブを試して、記憶に残る、長くパートナーとなるべきウェッジを見つけてもっとゴルフを楽しんでください。
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