フェアウェイウッド眠ってない?フェアウェイウッドの正しい選び方

fairway wood

ゴルフクラブ

フェアウェイウッドが苦手、当たらない悩みを持っているアマチュアゴルファーはたくさんいます。

そしてフェアウェイウッドはキャディバッグには入れてるけど、ほとんど使っていない買った時のきれいなまんま、という人も大勢います。一般のアマチュアにはかなり難しいクラブでもあるのです。しかし、フェアウェイウッドが打てるようになるととても気持ちいいですし、なによりマネジメントが変わりスコアが飛躍的に上がります。

今回はフェアウェイウッドについて掘り下げますので参考にしてください。

1.フェアウェイウッドとは

フェアウェイウッドとは、その名の通りフェアウェイにあるボールを2打目、3打目に打つクラブです。ドライバーの次に飛距離の稼げるクラブです。

主なフェアウェイウッドは次項の4つです。

  • 3番ウッド(通称スプーン)
  • 4番ウッド(通称バフィー)
  • 5番ウッド(通称クリーク)
  • 7番ウッド(通称セブンウッド)

ベテランゴルファーを中心にそれぞれ通称で呼ばれています。

中には、2番ウッド(ブラッシー)と呼ばれる飛距離も重視したものや、9番ウッド、11番ウッドといったアイアンの代わりになるロフト角が大きいものまで様々なものがあります。

もちろん、フェアウェイから打つだけでなく、ボールのライによってはラフからでも打ちますし、長いPAR3などでティーアップしてティーショットに使うこともあります。

ちなみに、各番手の一般的なロフト角は

  • 3W 13度から15度
  • 4W 15度から17度
  • 5W 17度から19度
  • 7W 21度から23度

ぐらいな感じですので覚えておいてくださいね。

余談ですが、若いゴルファーの方は「なぜチタンをはじめとする金属製なのにウッドと呼ぶの?」と素朴な疑問を感じる人いませんか?
それは40年ほど前まではドライバーからフェアウェイウッドまですべてクラブヘッドは「パーシモン」という柿の木で作られていたからです。その名残で、いまでも「ウッド」と呼んでいます。

2.フェアウェイウッドはどんなときに有効か

ではフェアウェイウッドはどんなときに使えるのか。フェアウェイウッドは基本、PAR4やPAR5のホールで第2打や第3打で距離を稼ぎたい場面で使うクラブです。長いPAR3でも使います。

  1. アイアンではグリーンまで届かない
  2. 飛距離を稼いでできるだけグリーンの近くまで持っていきたい
  3. 長いPAR3でグリーンに乗せたい

といったロケーションで有効なクラブです。

さらに上級者になると、クロスバンカー(フェアウエイバンカー)からのショットやグリーン周りのアプローチ、林からの脱出などに使える場合もあり、実はいろんな場面でフェアウェイウッドの出番はあるのです。また、ロングアイアンに比べて高さが出しやすい、というメリットもあります。

3.フェアウェイウッドが難しい2つの理由

こんなにも優秀なクラブなのに、フェアウェイウッドは普通のアマチュアには難しいクラブです。なかなかナイスショットが出来ないので、キャデイバッグに入れたまま、バッグの肥やしになっている人も多いです。

なぜ難しいのか?「それは下手だから」と言っては元も子もないですが、フェアウェイウッドが難しい理由はちゃんとあります。

①シャフトが長く元々難しいクラブだから

フェアウェイウッドはドライバーの次にシャフトが長く、そもそもアマチュアには難しいクラブです。加えて、主体は地面から直接打つクラブなのでドライバー以上に難しいのです。なかなか当たらないのは当然なのです。

②ロフト角が立っているから

ロフト角が立っているので、どうしても上げに行く打ち方をしたり、逆にアイアンのようにダウンブローに打ったりする人が多いので難しく感じます。一般のアマチュアには特に3番ウッド(スプーン)は上がらず、飛ばず、で難しいと感じると思います。そんなクラブは持っている意味があまりありませんね。

4.フェアウェイウッドは5番ウッド(クリーク)だけでいい!

それでは、一般アマチュアはフェアウェイウッドは打てないのか?というとそうではありません。

ただし、3番ウッドは90を切れるレベルまではほぼ必要ないと言い切ります。極論言うと3番ウッドは買わなくていいです。持っていても使えませんから。

では何を選んだらいいのか。

初心者でこれからフェアウェイウッドを揃えたい人、フルセットで買ったんだけど、単品でフェアウェイウッドを買い替えたい人には私個人としては5W(クリーク)を買うことをおすすめします。

5Wはボールも上がりやすく、ラフでも使えるので練習次第では十分使えるようになります。

ラウンドでこういう経験はありませんか?
実際のコースで使ったら、3番ウッドより5番ウッドのほうが飛んだ、ということが。

そうなんです、初心者やアベレージレベルのゴルファーにははるかに5番ウッドのほうが球が上がりやすく、飛距離も稼げるのです。

また、どうしても5番ウッドでも打てない、という人はまず7番ウッドで練習してみてください。

5.フェアウェイウッドが打てるようになると得られる2つのメリット

5番ウッドが打てるようになるとどうなるか。

PAR5のスコアが飛躍的に上がる

まずPAR5のスコアが飛躍的に上がります。アベレージゴルファーはの多くはフェアウェイウッドが打てないので、パーオンを諦めてPAR5のセカンドや長いPAR4のセカンドをアイアンで刻んでいる人が多いと思います。そういう人は案外大叩きするのはPAR5のホールが多いのではないでしょうか?

しかし、セカンドショットでフェアウェイウッドが使えるようになるだけで、パーオンできる可能性が大幅に上がるので、その分スコアが目に見えてよくなります。

例えば、なかなか100を切れない、100~110を行ったり来たりしているという人(かなり多いと想像します)がフェアウェイウッド、さらに言うと5Wだけが打てるようになるとすぐ90台前半で周れるようになります。(多少大げさですが、これぐらい効果があることなのです)

ゴルフが断然楽しくなる

ゴルフが断然楽しくなる、どんどんハマります。

スコアが上がり、90台で安定してくるのでゴルフが断然楽しくなりラウンド回数が増やしたくなってきます。練習やコンペに行くのも楽しみになります。私の経験から言っても、ゴルフにハマるひとつのきっかけ、ターニングポイントになるのも、フェアウェイウッドが打てるようになったことがとても大きかったです。

さらに80台、70台とスコアアップを目指したい人は、5番ウッドが打てるようになってから、3番ウッドに移行すればいいのです。もう一度言いますが、90台で周るのには3番ウッドは必要ありません。

まとめ

多くの人が難しいと敬遠しているフェアウェイウッド。最近では技術や素材の進歩でやさしく飛ばせるモデルも増えています。食わず嫌いを卒業して、フェアウェイウッドを使いこなして大幅なスコアアップを目指してください。

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