あえて最初に書いてしまいますが、ドライバーの飛距離を伸ばすために筋トレはあまり必要でないのでは?と思っています。というか普通のアマチュアには筋トレ=飛距離アップはコスパ、タイパが悪すぎるのではないかと感じています。
プロゴルファーやトップアマ競技者を目指す、というのであれば確かにそれも必要だと思うのですが、普通のアマチュアにはそんな時間はありませんし、一朝一夕に効果が出るものでもないのでコスパおよびタイパが悪い、という考えです。ですが、身体を鍛えている方でかつゴルフをやる方もいると思いますので『どうせなら効率よくゴルフで使う筋肉もメニューに入れておきたい』と考えますよね。さらに非力な人や女性など一定の筋力がないとゴルフが上手くならない、楽しくならない、ということも見方を変えればあります。そこで今回の記事は、ドライバーの飛距離を伸ばすためのトレーニング方法についてまとめてみました。
1.筋力=飛距離ではないのはなぜか
今回のテーマはドライバーの飛距離を伸ばすためのトレーニング方法を紹介する、ということですがその前にまず皆さんに理解してもらいたいことがあります。
それは、筋力がアップしたからといって飛躍的に飛距離が伸びるわけではない、ということです。ドライバーで飛ばすためには、同時にスイングの安定から来るミート率のアップ、適正な打ち出し角度、スピン量、といった要素も必須であることも理解してください。
2.ドライバーの飛距離を伸ばすトレーニング方法
それでは、飛距離を伸ばすためのトレーニング方法をいくつか紹介していきます。先ほど筋力を鍛えるだけでは飛距離に直結しないと言いました。もちろん、強い力や素早い動きを生み出すのは筋肉です。しかしゴルフには加えて柔軟性も必須なので、しなやかな筋肉を鍛えることが飛距離アップには重要です。ゴルフにおいて重要な筋肉は大きく分けて3つです。
- ①下半身
- ②広背筋
- ③体幹(インナーマッスル)
それぞれのトレーニング方法についてまとめます。中には家の中でもできることもあるので飛距離が本気でほしい人は頑張って続けてみてください。当然すぐには結果がでないので最低でも半年から1年は続ける必要があるでしょう。
①下半身を鍛える
下半身を鍛えるのにはトレーニングの代表格ともいえるスクワットです。スクワットは太ももやお尻にある大きな筋肉を鍛えることができます。
- 足を肩幅程度に開く
- 腕を頭の後ろで組む
- 太ももと床が平行になる位置までしっかり腰を落とす
- 太ももとお尻の力で立ち上がる
最初は無理をしない範囲でこれを繰り返す。背筋をしっかり伸ばした状態で行います。(猫背でも反りすぎてもダメ)
②広背筋を鍛える
ゴルフは背筋の力がとても重要と言われます。肩甲骨まわりの筋力と柔軟性が飛ばしの絶対条件です。そのために手っ取り早いのは懸垂です。ただ懸垂はなかなか家庭ではできないですね。普通のイメージする鉄棒などにぶら下がる懸垂はかなりしんどくて普段運動をしていない人がいきなりやるとケガをする可能性があるので、斜め懸垂をおすすめします。
- 腰の位置ぐらいのバーに足を肩幅ぐらい広げた状態で握る
- 身体を一直線にした状態で顔を上に向けて腕と背中の力で身体をバーに近づける
- 1秒から2秒その状態をキープしてその後ゆっくり腕と身体を戻す
通常の腹ばいになった形で上体を起こす背筋トレでもいいと思います。家族などに足を押さえてもらってやるとより効果的でしょう。
③体幹を鍛える
体幹を鍛えるためのトレーニングとしてはプランクが効果的です。腹筋も同時に鍛えられます。体幹がしっかりすると軸が安定したスイングができるようになるので飛距離と方向性の安定の両方の効果が期待できます。
- うつ伏せになって肘をついて上体を浮かす
- 頭、腰、お尻、つま先がまっすぐになるようにしてキープ
- お尻が浮かないように注意して30秒ほどキープ
(もっと長時間キープできる人はもっと我慢していいですが慣れてきてから秒数を伸ばしましょう)時間よりもどちらか言うと一直線になった姿勢をキープすることを重視します。さらに自信がある、強度を上げたい方は片足を上げてみてください。
まとめ
今回はドライバーの飛距離を伸ばすためのトレーニング方法をご紹介しました。私自身はゴルフを始めて30年がたちますが一時期本気で飛距離を伸ばしたくて筋トレを頑張ったときがあるのですが、結局続かず効果の出ないまま諦めました。なかなかすぐに効果はムリで、必ず誰にでも効果が出るものではないものと経験上思ってしまっています。そんな私が言ってもなんの説得力もないのですが、ぜひ「継続は力なり」でやってみてください。
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