14本もいらない!初心者が知っておくべきクラブセッティングのコツ

Club setting

ゴルフクラブ

ゴルフを始めたばかりのあなた、クラブ選びで迷っていませんか?「14本もいらない」とはよく言いますが、実際にどのクラブを選べばいいのか、初心者にとっては非常に難しい問題です。クラブが多すぎると、どれを使っていいのか迷うばかりで、逆にプレーに集中できなくなってしまいます。

でも安心してください。ゴルフを始めたばかりでも、必要なクラブを絞れば、無駄なく効率的にプレーを楽しむことができます。この記事では、初心者が最初に揃えておくべきクラブを厳選して紹介し、クラブセッティングで重要なコツを伝授します。14本もいらない!必要なクラブだけで、シンプルにゴルフを楽しんで、上達への第一歩を踏み出しましょう。

1. はじめに:ゴルフ初心者がクラブ選びで迷う理由

クラブ買取

ゴルフを始めたばかりの初心者にとって、「どのクラブを選んでいいのか分からない」という悩みはよくあるものです。特にゴルフクラブは、種類が多く、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。さらに、ゴルフクラブは最大で14本まで持つことができますが、「本当に14本も必要なの?」と思う初心者も少なくありません。

実際、初心者が最初から14本すべてを使いこなすのは非常に難しく、逆に多すぎるクラブがプレーを複雑にしてしまうこともあります。実は、初心者が最初に必要なのは、限られた本数のクラブだけ。無駄を省き、シンプルで効果的なクラブセッティングがスコアアップの近道になります。

2. 初心者が知っておくべきクラブセッティングの基本

まずは、ゴルフクラブの基本的な役割を理解しておきましょう。クラブの種類には、ドライバー、アイアン、ウェッジ、パターなどがあり、それぞれに使い方が異なります。

クラブの種類

  • ドライバー:最も飛距離が出るクラブ。ティーショットで使います。初心者でも大きなヘッドのドライバーが扱いやすいことが多いですが、重さやシャフトの硬さも自分に合ったものを選ぶと良いです。

  • アイアン:中距離や近距離のショットに使うクラブ。初心者の場合、3番〜7番くらいのアイアンが使いやすいです。番手が高くなるほどショットの精度が上がり、短い距離に適しています。

  • ウェッジ:アプローチやバンカーショットなどで使います。ピッチングウェッジ(PW)やサンドウェッジ(SW)が初心者にも扱いやすいです。

  • パター:グリーン上で使うクラブ。最も重要なクラブの一つで、ボールをカップに入れるためのものです。自分に合ったパターを選ぶことで、グリーン周りのスコアを大きく改善できます。

クラブセッティングとは

クラブセッティングとは、プレーヤーの特徴・経験・天候・ゲーム環境に合わせてクラブを適正に選ぶことで、スコアアップ、ゴルフの上達に欠かせません。

クラブセッティングを分析する2つのメリットをあげます。

  • ミスが減りラウンドがシンプルになることでスコアアップにつながる
  • ミスが減り順調に進むことでゲームの理解度プレーの経験値が上がる

Club setting

少しでも自分のプレーに沿ったクラブでプレーができればマイナスなことはありません。クラブセッティングをまだ考えたことがないという方、自分のプレースタイルと、クラブの本質を早速分析していきましょう。

3.初心者は「14本いらない」理由

飛ばしたいゴルフ

アマチュアが持つ14本の定番クラブといえば、

  • ドライバー1本
  • フェアウェイウッド2本
  • アイアンセットが3番アイアンからサンドウエッジまで10本
  • パター1本の14本

とほぼ決まっていました。

昔はクラブセッティングなんて言葉もありませんでしたし、ここ20年ぐらいでユーティリティや単品ウェッジなど様々な目的、仕様、形状のクラブが出てきて、さまざまなセッティングができるようになりました。

今ではドライバーとパター以外は、

  • その人の好みや調子
  • 得意不得意
  • プレースタイル
  • 季節
  • ラウンドするコースの形態など

に合わせて、まるでプロのように臨機応変にクラブセッテイングを変えるアマチュアが当たり前になっているのです。

これからゴルフを始める人、始めたばかりの人はどんなクラブセッティングをすればいいのか?

初心者はルールで決められた上限、14本はいりません。なぜなら、ほぼちゃんと当てられる、飛距離もだいたい計算できるクラブがまだないのと、初心者は3番ウッドをほとんど打てないので不要だからです。

次項で具体的にどうすれば良いかを解説していきます。

3.初心者が選ぶべきクラブ

ドライバーヘッドの素材

適正なクラブセッティングをするために3つの準備をしていきましょう。

①3番ウッドはほとんどの初心者は打てないので不要

5番ウッドだけで十分です。

初心者は常識に倣ってドライバーの次に3番ウッドを入れがちですが、実は3番ウッドはアマチュアには一番難しいクラブなのです。なぜかというと地面の上から打つクラブの中で一番シャフトが長いからです。

さらに今の3番ウッドは昔のドライバーの長さのものもあり、とても初心者が打てる代物ではありません。それが初心者は3番ウッドは不要と言い切れる理由です。

②自分の飛距離(キャリー)を知る

セッテイングを考える前に、練習場で各クラブの自分の飛距離を知りましょう。はじめは、当たりや飛距離が安定しないと思いますが、大まかに自分の飛距離を把握することは必要です。

自分のキャリーとは、あくまで平均的にどれぐらい飛ぶかです。よく間違いがちなのが、自分が今日一番ショットした時の飛距離、それもランを含めたヤードの基準だと思っている方もいるので気をつけましょう。

③自信のある得意クラブを見つける

ほぼちゃんと当てられる、飛距離もだいたい計算できる、というクラブを少なくとも1本ないし2本作りましょう。

初心者さんにおすすめしたいのは、8番アイアンとか9番アイアンを徹底して練習して自分の得意クラブにするのがいいですよ。スコアが安定しやすいです。

あとは、ピッチングやアプローチウェッジなどのショートゲームに使うクラブの練習とパター練習もおすすめです。

多くの初級者の人はドライバーばかり練習して、ウェッジやパターの練習量が圧倒的に不足しがちです。遠くへ飛ばすことも大事で楽しいことですが、それだけではスコアアップは望めません。だからこそクラブセッティングが重要なんです。

3つのステップを踏めたらいよいよ具体的にクラブエを選定していきましょう。

3.必須クラブ

使用クラブ

それではクラブセッティングをしていきましょう。初心者でも必ず必要なクラブが3本あります。

ドライバー

ドライバーは、ゴルフにおける最初のショットで使うクラブです。初心者には、軽量でヘッドが大きすぎないものがオススメです。最近では、ハイブリッドドライバーや、初心者向けに設計された低重心で打ちやすいドライバーも増えているので、手に取ってみて自分に合うものを選びましょう。

パター

パターは、スコアを大きく左右する重要なクラブです。グリーン上では、どんなに距離が短くても慎重に扱う必要があります。初心者にオススメのパターは、フェースが広めで安定感があり、打感が良いもの。重めのパターは安定性が増し、ストロークがしやすくなります。

サンドウェッジ

サンドウェッジはガードバンカーから脱出するのに必ず必要だからです。

    この3本は必ず含めていきましょう。

    アイアンの選び方:番手を絞る理由

    アイアンは、距離や打球の高さを調整するために必要なクラブですが、初心者がすべての番手を使いこなすのは難しいものです。アイアンの番手(例えば、3番〜9番)を揃えると、逆にどれを使うべきか迷ってしまうことが多いです。

    初心者にとっては、5番、6番、7番のアイアンを揃えるだけで十分。これらのアイアンで、長距離〜短距離のショットをカバーすることができます。まずはこの3本を使いこなすことを目指しましょう。もちろん、後から必要に応じて8番や9番を加えることもできますが、最初はシンプルにまとめることが大切です。

    4.苦手なクラブは抜いてOK

    冬ゴルフアウター

    ドライバーとパターで全体のほぼ半数のストロークをするとして、残りの半分をどうするのか、というのがこれから考えていくセッティングを解説していきます。

    ウッド系がそれなりに打てる人の場合

    まず、ウッド系がそれなりに打てる人は、5Wかロフト角20度から25度ぐらいのユーティリティを1本入れましょう。アイアンについては5番6番がそこそこ打てる人は入れてもいいですが、そうでないのなら7番からで十分です。バッグの中にあると使いたくなるので最初からないほうがいいです。

    苦手な5番、6番アイアンは思い切って抜きましょう。

    ウッド系が苦手な人な場合

    逆にウッド系が苦手な人は、ウッド系は全部抜いて、6番アイアンもしくは7番アイアンからでいいでしょう。見た目や見栄を張りたい人もいるかもしれませんが、どうせウッド系クラブをバッグに入れていても使えないのですから、「宝の持ち腐れ」です。

    なおウェッジもAWとSWの2本だけでOKですが、本数の減った分をウェッジを増やすという選択もアリです。

    アマチュアのスコアアップには100Y以内が非常に重要ですので、ウェッジの本数を増やして中途半端な距離をフルショットで狙うことでスコアアップが期待できます。

    (ウェッジ3本セッティング例:48度、52度、56度(60度)など)

    5.初心者におすすめのクラブセッティング

    ゴルフシャフト

    上記を踏まえて初心者さんにおすすめのクラブセッティングを紹介させて頂きます。

    ウッド系が得意な人

    合計9本〜10本

    • ドライバー
    • 5WもしくはUT1本ないし2本
    • アイアン(7番~PW)
    • ウェッジ2本(AW・SW)
    • パター 

    ウッド系が苦手な人

    合計10本

    • ドライバー
    • アイアン(6番~PW)
    • ウェッジ本(AW、SW、48度などのウエッジ)
    • パター

    私自身もゴルフを始めたころ経験しましたが、6番アイアンで打っても7番アイアンで打っても距離は変わらない、という人はもっとアイアンの本数を減らしてもいいと思います。

    そして、セカンドショットは距離を欲張らず自分の得意なクラブを優先した番手選びをしてください。

    ラウンド時は、グリーン周りの転がせる場面ではウェッジでなく積極的にパターを使用することで100切りがさらに近くなりますよ。

    ゴルフの楽しみ、喜びは遠くへ豪快に飛ばすことも確かにありますが、長いゴルフ人生、スコアが上がらないとおもしろくないです。まずスコアアップ、100を切ってからがゴルフですので、見栄を張らずこのセッテイングを試してみてください。

    まとめ

    初心者にとって、クラブセッティングは非常に重要です。14本ものクラブを使いこなすのは難しく、シンプルなセッティングでプレーすることで、逆にゴルフを楽しむことができます。最初に揃えるべきクラブは、無駄を省き、最適なクラブを選ぶことで、スコアアップにも繋がります。

    最終アドバイス:最初は自分に合ったクラブを絞り、使いこなせるようになってから必要なクラブを追加していきましょう。シンプルで効果的なセッティングが、ゴルフの上達への近道です。

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