「ゴルフ行くんだけど肩が痛くてしんどい,,,」
四十肩、五十肩で肩が痛い、腕が上がらない、けれど好きなゴルフをしたい、続けたい、断りたいけどゴルフは断れない人のために肩の痛み対処法をまとめてみました。
この記事は医学的な治療や意味を含みませんので解決を望んでいる場合は専門医・専門機関へのご相談をお願いしております。あくまで参考の一つとしてお読みください。
1.肩こり・四十肩セルフチェック
現在負担だと感じている肩こりの危険度合いを自分でチェックしていきましょう。20代・30代・40代・50代・60代でもそれぞれ対象方法が変わってくるのでまずは素直に自己診断してください。
生活の中の肩こりセルフチェック
- 腕を前から徐々に上げた時に痛みを感じる
- カバンなどを持つ時に肩付近に痛みを感じる
- 気をつけの姿勢から水平に腕を上げていくと痛みを感じる
- 実は肩が痛くて髪を洗うのが大変
- 反対側の肩を手で触れることができないまたは痛みを伴う
- 両手首を後ろで組むことが出来ない
- クラブを振り上げた時に痛みを感じる
- 肩の位置より上に腕がげるのが辛い
一つでも当てはまる場合は肩付近に炎症が発生している可能性が考えられます。よく四十肩・五十肩と言われ正式名称は「肩関節周囲炎」です。
危険な肩こりセルフチェック
(参考資料:一般社団法人日本臨床内科医会)
◻︎運動した時(例えば階段をのぼる時)に肩が痛む
→狭心症(きょうしんしょう)の可能性があります。
◻︎手のしびれや麻痺を伴う
→首や肩の神経・血管が圧迫されている時の症状です。
◻︎首や肩を動かしていないのに痛む
→骨の異常や内臓の病気かもしれません。
◻︎徐々に症状がひどくなる
→進行性の病気が考えられます。
危険な肩こりの可能性がある場合はすぐに検査を受けることをお勧めします。この記事では「所詮肩こり」と安易に考えずに検査・治療をおすすめしています。
昔はさほど痛くなかったのに、なぜ最近このように痛むようになったのでしょうか。可能性のある原因から理解をしていきましょう。
2.肩が痛い原因
普通に生活していて肩はなぜ痛みを感じるようになってしまうのか?(参考資料:一般社団法人日本臨床内科医会)
普段の肩の使い方の癖が原因
普段の肩の使い方の癖が大きな原因である場合があります。肩甲骨がずれた位置で使い続けると四十肩のリスクがかなり上がってしまいます。
何気なく取っている姿勢も意識をすれば肩こりのリスクを大きく下げることにつながります。
- スマホやパソコンを操作するときは猫背に要注意
- 夢中になると前のめりになって姿勢がぐちゃぐちゃ
楽な姿勢かもしれませんが、肩へ負担がきて当たり前です。楽な姿勢よりも今は肩への負担がない姿勢を心がけていきましょう。※改善方法は最後にまとめていますのでそちらを参考にしていきましょう。
【40代・50代】肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)が原因
40代・50代の場合加齢による肩関節と骨・軟骨・筋肉に変化が重なり慢性的に軽い炎症が起きて肩が傷む場合があります。いわゆる四十肩・五十肩に該当する可能性があります。40代を越えると筋肉が硬くなりやすく、冷え、巡りが悪くなり、固い筋肉になる。それをいきなり動かすことで軽い炎症が起きてしまうのです。
【20代・30代】胸郭出口症候群(きょうかくでぐち)の可能性が原因
首と肩の境目に位置し、血管や神経が通っている胸郭出口(きょうかくでぐち)が狭いために血管や神経が障害されている状態です。
腕を上げると痛み、しびれとコリを伴うことがあります。
眼精疲労が原因
眼精疲労が原因の場合があります。近視・乱視・老眼・視力の矯正が適切でない場合不自然な姿勢をとり肩がこります。
更年期障害が原因
顎の関節の不調・心理的なストレスでも肩こりが現れることがあります。常に緊張した状態だと筋肉に力が入っている状態。肩の筋肉を休ませる隙がありません。
原因がはっきりしない場合もある
肩こりの原因がはっきりしない場合があります。医学的に調べても原因がわからないケースがあり、その場合「本能性肩こり」と呼ばれています。
仕事や家事をしている時の姿勢の蓄積異常なのかもしれません。
「所詮肩こり」と放置することが原因
「肩こりだから」と危険度が下がってしまいがち。こうしたハードルの低さが肩こりを直せない大きな原因です。今起きている症状を鎮めるだけでなく、肩こりの連鎖を遮断する方法を自覚することにしてきましょう。
肩の痛みをカバーしてゴルフで打ったて成績に期待はできないし、プレー中おもしみは大幅に減ってしまいます。長い時間や休日の時間を割くのですから、肩の痛みをやらわげる必要性は高いですよね。
3.自分でできる肩こり対象方法
肩こりの原因が仕事中の姿勢の悪さにあると考えると自分でその姿勢を操作して対処していきましょう。
あまりにも肩が痛い場合はゴルフを断る
どうしても肩が痛い・我慢できない場合はゴルフをお休みして専門のアドバイスを優勢するのも必要です。「仕事に迷惑がかかるかも」といったストレスも実は肩こりを悪化さてしまうのです。
一度肩の痛みと向き合い、きっちり改善するまたは、自分が納得できる対処方法を見つけておきましょう。それがゴルフを続けられる結果につながります。
ゴルフ中は温める
慢性的な肩こりの場合は温めるのが良いと言われています。野外で行うゴルフプレーの際には特に首や肩を冷やさないようにハイネックや防寒具をあえて選んでいきましょう。
ゆっくりストレッチ
ゆっくりストレッチをすることで、肩こりが解消されます。リラックスした状態で肩を上下に片方ずつ動かしていきます。
痛みを感じた時は大きく深呼吸をして酸素を体内にいき渡せましょう。痛みが和らぎます。
強い素振りはしない
肩こりを感じるときのゴルフをする場合は、強すぎる素振りはやめて、筋肉の張りを感じる程度の強さで、ゆっくりとプレーしていきましょう。
プレー中痛みが強まったら中止することも考えてください。
四十肩はずっと続くわけではありません。いつかは治ります。かといってなにもしないのは治るのにもっと時間を要するので、クラブは振らず、時々痛みのない程度にゆっくり腕を上下させるようなリハビリは重要です。
手首・グリップをいつも以上に柔らかく緩く握る
手首に力を入れると余計肩もリキんでしまいますので、いつも以上に緩く握りましょう。
トップを小さくフォローも小さく
ハーフショット、スリークオーターショットをイメージして、肩より上にクラブを上げない意識で小さいスイングを心がけましょう。
打ち込まずボールを拾うイメージでスイング
普段はしっかりダウンブローで打ち込んでいる人も、肩が痛いときは、ボールだけを拾うイメージ、払って打つイメージでスイングしましょう。さらにいつもより水平に振るイメージでスイングすることも大切です。
体幹を使ったスイング
できるだけ力を抜いていつも以上に身体全体を回転させるイメージでスイングしましょう。身体と腕を同調させるスイングができれば肩の負担を減らして痛みを軽減させることができます。
4.肩の痛みは何科へ行けばいい?
「どうしようもなく我慢できない肩こり」を感じたとき一体何科に行けば良いのか悩みますよね。
理想的なのは、理学療法士のいる整形外科です。
何故ならば整形外科の場合、レントゲンをとることができます。理学療法士がいる病院であれば運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるように支援するしてくれます。
理学療法士とは、医学的リハビリテーションの専門職なので精神的にも安心できるのではないでしょうか。
もちろん他にも選択肢はあります。どのような機関にどのような対処法の期待ができるのかまとめたので症状やご自宅の通いやすいところを探すときに参考にしてください。
整体院
慢性的な痛みやコリ・不調・マッサージは整体院がおすすめです。国家資格ではないので評判や体験談を参考に選んでください。
整体院とは、民法上の資格を得ており、骨のズレを整えることで筋肉のコリや疲労をほぐし体全体のバランスを整える思考です。
体のバランスが整うことで血流がよくなるケースもあります。マッサージなども得意です。
カイロプラティック
慢性的な痛みやコリ・不調・マッサージはカイロプラティックがおすすめです。国家資格ではないので評判や体験談を参考に選んでください。
カイロプラクティックはWHOにも認められ、90カ国が世界カイロプラクティック連合に加盟しています。
接骨院・整骨院
※接骨院・整骨院は同義語
骨に関することは接骨院・整骨院がおすすめです。こちらは国家資格です。
「ほねつぎ」とも呼ばれており、柔道整復師(国家免許)が柔道整復の業(骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れに対する施術)を行なう場所です。専門の知識と技を使った伝統医療とも言われています。
接骨院・整骨院は脱臼の治療ができるのが特徴です。脱臼をした時に無資格の人が戻すと靭帯や関節を痛める恐れがある為必ず有資格者がいる接骨院・整骨院へ行ってください。
基本的には整形外科がおすすめですが、症状や希望の治療によって、整体院・カイロプラティック・接骨院(整骨院)も通いわけしてみてください。
まとめ
10年ほど前に右の鎖骨を骨折(ひび)したことがあります。約1か月ほど病院通いしましたが、その直後どうしても出なければいけないコンペがあったのと、当時痛みもだいぶひいていたので、ドクターストップも聞かず参加したことがあります。その時は先ほど書いたようにいつも以上にトップを小さく、大振りをしないことに気を付けてラウンドしましたが、痛みもほとんどなくスコアは普段とあまり変わらず楽しいゴルフができた経験がありこの記事をしたためました。
不調なのだけれどゴルフをしなければならない方は少なからずいると思います。肩の痛みは薬などで一瞬に治るわけがありませんので、自覚が芽生えた時期に正しい知識と対処法でご自身の肩を大切にいたわってあげて欲しいです。
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