ゴルフの飛距離アップは難しいですよね。
どうやったら飛距離を伸ばすことができるのか?は永遠のテーマです。
小手先の技術で、その一球だけの飛距離を伸ばすのではなく、平均的に飛距離の底上げが出来る方法について今回は解説していきたいと思います。
飛距離を底上げしたいと考えた時、クラブを買い替える方も多いのですがインパクトを見直すことでその悩みは解決します。飛距離アップできるインパクトの方法と、おすすめの練習器具を厳選し4点紹介します。
飛距離がますことでグリーンに近づくショットが少なくなり、結果的にスコアを縮める可能性を高めます。ゴルフ自体も楽しくなります!
是非参考にしてください!
目次
1.飛距離を底上げするハンドファーストとは
結論、飛距離を底上げするインパクトとはハンドファーストで打つことです。
ハンドファーストはドライバーで打つときだけじゃないの?
とも言われていますが、実はプロのほとんどが普段のショットからハンドファーストで打てています。
だから飛距離が出るんです。
昔はプロだけができる難しいインパクトと言われていましたが、クラブ性能の進歩によりアマチュアでもハンドファーストを習得できるまでになりました。
ハンドファーストとは
ゴルフの”ハンドファースト”とは、スイングの最も重要な瞬間であるインパクト時において、クラブヘッドよりも先に手首がボール位置に接するインパクトのことで、ダウンスイングの際に手首が先行してクラブヘッドをリリースする動作です。
【飛距離アップ】ハンドファーストのメリット
ハンドファーストインパクトで打てると、たくさんのメリットがありますが具体的にまとめました。
飛距離が向上し弾道が安定する
ハンドファースで打てれば、ボールに最大限の力を伝達して打てるので、飛距離が底上げされ弾道が安定します。
スピンコントロール向上
ボールに対してハンドが先に来ることで、スピン量をコントロールしやすくなります。これにより、ショットの制御が向上し、グリーン上でのボールの止まり具合を調整することができます。
ストレートな軌道
ハンドファーストインパクトは、クラブフェースを正確にボールに向ける傾向があります。その結果、ボールの軌道がより直線的になり、スライスやフックなどの不要な曲がりを減らすことができます。なのでドライバーとの相性がいいです。
ハンドファーストのデメリット
ハンドファーストのデメリットをあらかじめ理解しておきましょう。
最低限の技術と知識が必要
ハンドファーストインパクトを実現するには、正確なタイミングとスイングの制御が必要になるので、最低限の技術とゴルフの知識が必要です。
身体を弓のようにしならせる柔軟性が必要
ハンドファーストインパクトと聞くと、手首やウデの使い方の技術をイメージする人が多く、インパクトの瞬間に手首や腕を意識してしまうんですが実はそれだとパワーダウンしてしまうので考え方としては間違いです。
身体全体を弓のようにしならせ捻転力を利用してインパクトのパワーを最大にするイメージが正解です。
ハンドファーストのメリットとデメリットを理解したところで、習得に大切なポイントをまず知っておきましょう。
2.習得前に知っておく大切なポイント
ハンドファーストインパクトを習得するには、正直時間がかかります。
いろいろ調べていると「簡単に出来る技術」といったイメージで宣伝されていたり。すぐに身につくと思われがちなのですが、そんなことはありません。
ですがプロのほとんどが習得している技術です。それを考えると習得できるやり方は必ずあるわけです。
ハンドファーストインパクトを打てるプロ達と、打てる人と打てない人がいるアマチュア達。
この差は”ゴルフスイングの理解の深さ”ではないかと感じています。(※個人の見解です)
ジュニアの頃からしっかりとスイングのレッスンを受けて正しい知識と根拠によってゴルフを学んできているプロ達は、スイングへの知識と技術はしっかりしているものです。
一方、社会人になってからゴルフを趣味ではじめ、遊びで打ちっぱなしにいき自己流からスタートした方が徐々に真剣にゴルフをしていくという流れがあるとします。
その中でハンドファーストインパクトにたどり着いているわけです。
プロと同じような技術を身につけるには、最低限次項の2つが必要だと今回は考えます。
- スイングの知識
- スイングの技術
スイングの知識
ここで言うスイングの知識とは、ゴルフクラブの正しい動き・なぜボールは遠くへ飛ぶのか・正しい身体の使い方・傾斜での打ち方・などのスイングの最低限ゴルフの原理的知識を理解していることが必要です。
スイングの技術
ここで言うスイングの技術とは、スイングの一貫性です。毎回同じようなスイングが再現できること、正しいスイングフォームが確立されていることがハンドファーストインパクトを習得する最低条件だと思います。
もしどちらかが自分には不足しているな、と感じる方はゴルフスイングの練習から見直してみてはどうでしょうか?スイングに自信を持てればインパクトの練習の流れがおすすめです。
スイングの見直しには次項の記事がおすすめです。
それでは飛距離を底上げするおすすめのインパクト練習器具を紹介ます。前置きがだいぶ長くなってしまい申し訳ありません。
3.【飛距離アップ】おすすめのインパクト練習器具4選
今回インパクト練習器具を4つに厳選しました。
- ①ハンドファーストトレーナー
- ②ハンドファーストマスター
- ③ダウンブローマスター
- ④ウィナースピリット
“インパクト練習器具”で検索をしてヒットした商品の中から、次項の条件で厳選をしました。
- 口コミレビューが比較的良いもの
- 効果がわかりやすいもの
- 使い方動画が無料で公開されている
それぞれの評価と特徴とともに紹介していきます。
インパクト練習器具で検索をしてヒットした商品の中から、次項の条件で厳選をしました。
総合力はハンドファーストトレーナーがベスト。
全4つの中でもハンドファーストトレーナーがコストパフォーマンス的には良いですね。専門的なスキルだからか練習器具の値段が高価格帯のものが多いですがまずまずの価格です。
次項ではその理由と効果・メリット・デメリットを独断と偏見でレビューをまとめました!購入の参考にしてください。
4.ハンドファーストトレーナーとは
ハンドファーストトレーナーは、スイング中にフェースが開かないようにすることで、リリースのタイミングを改善し、安定したショットを打つための練習器具です。
①シャフトはクランク上に曲がっている
ハンドファーストトレーナーのシャフトはまっすぐではなく、クランク状に曲がっているのが特徴です。
プレーヤーから見ると、ヘッド方向にいくにつれ右側にシャフトがクランク状に曲がっており、通常のアドレスをした際にヘッドはボール1個分ほど右側にくるような形になっています。
画像出典:ゴルフポケット
この曲がりによって重心がシャフトの軸線から大きくずれる為、インパクトの時、自然に手元が前に出ると言う効果です。
②シャフトが曲がっている=手元が先行する=ハンドファーストインパクト
ハンドファーストトレーナーは、シャフトが曲がっていることで、フェイスの開閉を大きく使わずにスイングすることで、ヘッドの遅れを感じながらもまっすぐに球を飛ばせる設計になっています。ハンドファーストインパクトを簡単に習得できる練習器具です。
③使い方は通常のアイアンショットと同じ
使い方は、アイアンショットと同じように普通のスイングを行なってください。
シャフトが曲がっていることで、手元が先行する感覚があり、ワンテンポ遅れた状態でインパクトします。この状態がハンドファーストインパクトです。
これを繰り返し練習することで、手元が先行してヘッドが遅れてくる感覚に慣れていきます。
ハンドファーストトレーナーを使って練習することで、実際のコースでもハンドファーストインパクトを体得し、素晴らしいショットが打てるようになると推奨しています。
5.プロのディロフトを習得=ハンドファーストマスターがベスト
ハンドファーストマスターは、正しいハンドファーストのフォームで打たないと球がまともに飛んでいかない練習器具です。
初めはアプローチから始めて徐々にスイングを大きくして最終的にドライバーショットのインパクトまで飛距離アップを目指すことが出来る練習器具です。
- 正しく打てない場合→球が前に飛ばない・エラーが出る
- 正しく打てた場合→中弾道で強い球30y〜50y◎
この時の“正しく打てる”とは 、プロのハンドファーストの腕の位置で打てると言う意味になります。ロフトが約100度で設計されているため、ボールを打つには相当フェースと立て(ディロフト)なければいけないといった使い方がメインです。
ハンドファーストマスターはロフトが約100度に設計されていることから100度ウェッジとも呼ばれています。
①問題点”下手を固める”を解決した練習器具
ハンドファーストマスターを作った三觜喜一レッスンプロは、長年ジュニアやプロをレッスンしてきた中で、“ハンドファーストで打てる・打てない”ことが、プロとアマチュアの差だとは強く理解していました。
圧倒的にメリットのあるハンドファーストの技術をアマチュアが習得するにあたって最も難しいと感じた点は、その習得方法でした。なぜなら、ハンドファーストの練習は、間違って打ってもナイスショットが出てしまうからです。
間違ったスイングでナイスショットが打ててしまうと下手を固めてしまい結果コースではいい結果に結びつかないと考えたのです。
そこで試行錯誤して誕生したのがハンドファーストマスター(100度ウェッジです)。
ハンドファーストマスターの最大の特徴は、ロフトを約100度で、相当フェースを立てなければ、正しく打てずエラーがちゃんと出ること。
下手を固めることができないので、安心してプロのハンドファーストを練習することができます。
②プロのディロフトを習得出来る
ハンドファーストマスター(100度ウェッジ)を使ったユーザーのほとんどが、「こんな位置に腕がくるの?!」と、プロ達のハンドファースト時の腕の位置に驚いています。
自分が想像している以上の体勢になることがかなりわかります。
ロフトが100度になっていることで、フェースをディロフト、つまりフェースをかなり立てて打たないとなりません。
ディロフトとは、クラブのフェース(打面)が地面からどの程度傾いているかを示す言葉です。
ディロフトは通常、ドライバーやアイアンのようなクラブで重要視され、ボールの飛び方や軌道が劇的に変化します。例えば、ドライバーを使う際には、より大きなディロフトを持つことでボールを高く打ち、飛距離を伸ばすことができます。
三觜喜一の作ったハンドファーストマスターとはプロのディロフト位置=フェースを立てることを練習する事が可能です。しかも正しく打てないとボールがまともに飛んでくれません。
「これでアマチュアがハンドファーストを覚えたらまさにレッスンプロいらず!」とコメントを残すほど、レッスンプロとしての経験を反映させた練習器具となっています。
③価格が高い
ハンドファーストマスター(100度ウェッジ)はどこにもない練習器具だからか、値段が高額の26950円(税込)+送料もかかってきます。送料は地域によって違いますが、最低でも980円なので、27,930円と新品クラブを購入する価格になってしまいます。
ゴルフポケット通販では送料無料になるので、そちらの方がお得ですね。
これはもう、プライベートでゴルフレッスンを受けるぐらいの出費感です。マンツーマンのゴルフレッスンは5千円〜5万円なのでレッスンをうけてプラス練習器具もついてきたと思い込めばお得感があります。
6.理想のダウンブロー=ダウンブローマスターがベスト
プロゴルファーの青山加織がおすすめしているのが、ダウンブローとハンドファーストのスイングを矯正するための練習道具ダウンブローマスターです。
①適切な手首の角度を保つことが出来る
ダウンブローマスターは、左手首に装着してグローブの中に入れることで、スイング中の手首の動きを矯正。硬い鉄板が内蔵されており、適切な手首の角度を保つことで、ダウンブローとハンドファーストを自然にマスターできます。
この道具を使用すると、適正なロフト角でクラブが入るため、ボールの飛距離とスピン量が安定し、質の高いショットが可能になる。ボールの飛び方や曲がり幅も安定しやすくなります。
ダウンブローマスターを装着することで手首のホールド感が増します。適切なアドレス位置を維持することで、スイング中の圧力を均等に感じながらスイングができるようになります。
特にフェースが開いてしまうなどの問題もこの道具で矯正することも可能です。
ドライバーの飛距離を上げる・アイアンのダフリを防止する・アプローチの精度を上げる・パターをもっと寄せるための【手首の余計な動きを自動的に制限】します。
②商品が破ける注意が必要
価格も4,400円(税込)+送料300円(ゆうパック)。4,700円と購入しやすい金額です。若干、『破けた』との口コミがあり、発売元も注意として次項の内容を発信しています。
ハンドファーストが出来ていない状態でフルスイングを続けると、生地が破れる可能性がございます。お手元に強い圧力を感じる場合は、スイング幅やスピードを落として使用してください。(公式HP引用)
7.室内でインパクトの練習ができるウィナースピリット
練習場やコースに行かなくても屋内でスイングのインパクト練習をすることが出来るのがウィナースピリットです。
最大の特徴は、ボールを空中に打ち上げることではなく、実際にボールを打つ感覚を楽しめる点です。
価格はAmazonで13,990円ですが、練習場に行かない=出費が浮くと思えば経済的なのかもしれません。
①コースにような人工芝を採用
実践のような練習のために、ウィナースプリットは実際のフィールド芝に最も近い人工芝が採用されています。そのため打撃時に実際のフィールドの感じや音をそのまま実感することが出来ます。
②ボールの高さを3段階調節可能
ボールの高さを3段階調節できるのでドライバーやアイアンなど、どのクラブでもスイング練習することが出来ます。
③マットが動く
フルスイングでボールを打つと、製品のマットがスイングのパワーによって移動します。これが正規の使い方だと公式も言っていますが、個人的には気になります。公式動画でマットが動いている様子がみれます。→動画はYouTubeでしか閲覧できませんでした。WINNER SPIRITの動画はYouTube
打つたびにマットを正しい位置に戻すのが個人的には面倒だなと感じてしまいます。
パター以外で、屋内でゴルフボールを打てる練習器具はかなり少ないのです。フルスイングをする時点でガレージや庭先にはなってくるとは思うので、実際のボールを打てるネット練習を超えることが出来ない気がします。
ゴルフのインパクト練習器具4つを紹介しました!
自分の悩みに合った練習器具がおすすめですが、ハンドファーストトレーナーとハンドファーストマスターが似ていましたので、違いがわかるようにさらに次項で比較していきたいと思います。
8.ハンドファーストトレーナーとハンドファーストマスターの違い
ハンドファーストトレーナーとハンドファーストマスターが似ている練習器具だったので、違いを明確にしてわかりやすく表にしました。
どちらもハンドファーストがポイントとなる練習器具ですが、練習する過程や習得方法がまったく違ってくるので、自分に合った方を選んでください。
9.自分に合った練習器具で飛距離アップ
飛距離アップにはハンドファーストインパクトは絶対条件。
その練習方法は様々なものがあるので自分に合った練習器具を選ぶことが大切です。結局何を選んでいいかわからないという方に向けて、おすすめの練習器具の選び方をまとめてみましたので参考なれば嬉しいです。
ハンドファーストを覚えるポイントは主に3つです。
- スイング軌道→スイングの軌道が正しくないとハンドファーストの形をとることが難しくなります。
- 手首の使い方→手首の使い方が適切でないとハンドファーストの形が崩れます。
- 体重移動の問題→体重が正しく移動しないとハンドファーストの形を取ることが難しくなります。
ポイントから今回紹介した練習器具のおすすめを振り分けています。
- スイング軌道→スイング練習から見直す・ハンドファーストトレーナー
- 手首の使い方→ダウンブローマスター・ハンドファーストマスター(100度ウェッジ)
- 体重移動の問題→ハンドファーストマスター(100度ウェッジ)
スイング練習から見直したい方におすすめの、スイング専用のゴルフ練習器具はこちら
ハンドファーストは中級者以上の技術です。そんな時はプロが考案した専門の練習器具を頼ってください。
飛距離アップはかなり多くのメリットがあります。飛距離を伸ばすための努力はゴルフのプレー全体に対してポジティブな影響ばかりです。
スコアの改善以外にもゴルフの楽しさや充実感もアップします。
まとめ
飛距離アップと言っても、様々な練習方法があると思いますが、専門の練習器具を使うことで練習が具体的になり上達を手助けしてくれると思います。ぜひ参考にされてください。
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