パット練習を制する者がゴルフを制す!
ゴルフのスコアの約40%はパット。これ、意外と知らない人が多いんですよね。
僕も最初の頃は「ドライバーで飛ばせば勝てる」なんて思ってました。でも接待ゴルフで上司に「君、パットが入らないね」って言われて顔から火が出るほど恥ずかしかった経験があります。
結論から言うと、パット練習は毎日10分でOK。ただし、正しい方法で継続することが何より大切です。
この記事では、自宅でできる効果的なパット練習法から、ラウンド前の実践的なドリル、さらにはプロも使う練習器具まで完全網羅。週末ゴルファーでも確実にスコアアップできる内容になっています。
1.パット上達の基本|まずは正しいフォームを身につける

パット練習を始める前に、基本のフォームを確認しましょう。間違ったフォームで練習しても、悪い癖がつくだけで時間の無駄になってしまいます。
アドレス姿勢のチェックポイント
パットのアドレスは、ショットとは全く違う感覚です。以下のポイントを押さえてください。
スタンス 足は肩幅か、やや狭めに開きます。体重は均等に両足に乗せ、安定感を重視。つま先はわずかに開き気味でOKです。
ボール位置 ボールは左目の真下に配置するのが基本。鏡やスマホカメラで撮影してチェックすると、意外とズレていることに気づきますよ。僕も最初は5センチくらいズレてました。
グリップ 両手の平が向き合うように握る「逆オーバーラッピング」が主流。右手人差し指を左手の指に重ねる形です。力みは禁物で、卵を握るくらいの優しさで。
目線 目線はボールの真上から見下ろす形。頭が動くとミスの原因になるので、フィニッシュまでボールがあった位置を見続けるイメージです。
前傾角度 軽い前傾姿勢で、腕が自然に垂れ下がる角度がベスト。猫背になったり、突っ立ったりしないように注意してください。
自分のアドレス姿勢を動画撮影すると、想像以上に違和感のある箇所が見つかります。月に1回はチェックする習慣をつけましょう。
ストロークの基本動作
パットのストロークは「振り子の動き」が基本中の基本です。
肩を支点に 手首や腕だけで打つのはNG。肩を支点にした振り子運動で、パターを往復させます。メトロノームをイメージすると分かりやすいですね。
テンポを一定に バックスイングとフォロースルーのテンポを1対1に保ちます。「イチ、ニー」のリズムで、慌てず騒がず。
加速する意識 インパクトに向けて自然に加速するイメージ。バックスイングで溜めた力を、スムーズにボールに伝えます。
フォロースルー 打った後もパターヘッドを目標方向に長く出す意識。これだけで方向性が格段に良くなります。
僕が一番苦労したのが、この振り子の動き。最初は手首をこねてしまって、全然距離感が合わなかったんです。うねり棒で体の回転とクラブの連動を練習したら、パットのストロークも劇的に安定しました。振り子運動の感覚って、全てのスイングに通じるんですよね。
2.自宅でできるパット練習法|毎日10分で確実に上達

ラウンド前だけの練習では、正直言って上達しません。自宅での日々の積み重ねが、コースでの結果に直結します。
パターマットを使った基本練習
ショートパット強化ドリル(1m) 1メートルの距離を連続50球入れる練習。「そんなの簡単」と思うかもしれませんが、連続となると話は別。集中力が切れると途端に外し始めます。
このドリルの目的は、ショートパットの成功率100%を目指すこと。ラウンドで「これは絶対入る」という自信が持てるようになります。
距離感養成ドリル(2-3m) 2メートル、2.5メートル、3メートルと距離を変えて練習。目標はカップに入らなくてもOKで、カップから30センチ以内に止めることを目指します。
パターマットがなくても、床にマスキングテープでラインを引けば十分練習できますよ。僕はリビングの端から端まで使って、妻に怒られながらも毎晩やってました。
コイン・ティー練習法
コインを目標にしたストローク練習 床にコインを置いて、そこを狙って打つ練習。カップより小さい目標を狙うことで、精度が上がります。
コースに出たとき、カップが「めちゃくちゃ大きく」見えるようになるのが不思議。これ、本当に効果ありますよ。
ティーの間を通すゲート練習 ティーを2本立てて、その間を通すように打つ練習。ヘッドの軌道が安定し、真っ直ぐ打てるようになります。
最初は広めの間隔から始めて、徐々に狭くしていくのがコツ。ゲーム感覚で楽しめるので、飽きずに続けられます。
片手打ち練習
右手だけ、左手だけで打つ練習も効果的。どちらの手が弱いのか、どこに力みがあるのかが一発で分かります。
特に右利きの人は左手が弱いことが多いので、左手だけの練習はおすすめ。僕も最初は左手だけだと全く打てませんでしたが、2週間続けたら驚くほど安定しました。
3.練習場・ラウンド前のパット練習メニュー

コースに着いたら、必ず15分はパット練習に時間を使ってください。これをやるかやらないかで、スコアが3〜5打変わります。
グリーンスピード確認ドリル
ロングパットで感覚をつかむ まず10メートル前後の長い距離を何球か打って、その日のグリーンスピードを確認。「速い」「遅い」の感覚を体に染み込ませます。
季節や天候で全く違うので、毎回必ずチェック。特に朝露がある早朝ラウンドと、乾いた午後では別物です。
上り・下り・横の傾斜確認 様々な傾斜のラインを試して、ボールの曲がり具合を確認。コースによって癖があるので、最低3方向は打っておきましょう。
ショートパット集中練習
1メートルを連続10球 ラウンド直前は、絶対外せない1メートルの練習に集中。リズムを作って、自信を持ってティーオフできる状態を作ります。
接待ゴルフの前は特に念入りに。短いパットを外すと、相手にも気を使わせてしまいますからね。
カップ周りの攻防練習
カップの周り360度、1メートルの位置にボールを並べて、全て入れるまで続ける練習。実戦で最も多いシチュエーションなので、かなり効果的です。
これ、トーナメントプロもやってるドリルなんですよ。
4.グリーン上での実践テクニック|ラインの読み方と距離感

練習場でどれだけ打てても、コースでラインが読めなければ意味がありません。ここが一番難しいところですよね。
ラインの読み方基本
全体の傾斜を把握する グリーンに上がったら、まずは全体の傾斜を確認。「山側」「谷側」を意識するだけで、大きくズレることはなくなります。
池やバンカーのある方向には傾斜していることが多いので、コース設計の意図を読み取ることも大切。
ボールとカップの間を歩く プレーの邪魔にならないよう配慮しながら、ラインを歩いて確認。足裏の感覚で微妙な傾斜が分かるようになります。
カップの周りをチェック カップ周りの30センチは特に重要。ここで曲がるか曲がらないかで結果が変わるので、低い位置から必ず確認してください。
距離感の出し方
歩測で距離を把握 自分の歩幅を把握しておけば、何歩でどのくらいの距離か分かります。僕は1歩約70センチなので、10歩なら7メートルと計算。
素振りで調整 実際に打つ前に、その距離感で2〜3回素振り。体に覚え込ませてから本番に臨みます。
傾斜の影響を計算 上りなら通常より強め、下りなら弱めに。傾斜がきつい場合は、実際の距離の1.5倍〜2倍の感覚で打つイメージです。
正直、これは経験がモノを言う部分。でも意識して練習すれば、必ず身につきます。
5.パット練習におすすめの器具・アイテム

効率よく上達するには、適切な練習器具を使うのが近道です。自己投資と思って、良いものを選びましょう。
パターマット
タバタ パターマット GV-0136
自動返球機能付きで、効率よく練習できる人気モデル。2.5メートルの距離で、実戦的な練習が可能です。価格は約8,000円。
傾斜付きのモデルもあるので、予算に余裕があればそちらもおすすめ。僕は平坦なタイプを使ってますが、十分効果を実感してます。
アライメントスティック
トレーニングエイド アライメントスティック
真っ直ぐ打つための目印として使用。2本セットで3,000円前後と手頃。パター練習だけでなく、ショット練習にも使えるので持っておいて損はありません。
パッティングミラー
アイライン ゴルフ パッティングミラー
アドレスやボール位置を確認できる鏡。プロゴルファーの多くが使用している定番アイテムです。価格は約5,000円。
自分のアドレスが正しいかどうか、客観的にチェックできるのが最大のメリット。想像以上に目線がズレていることに気づけますよ。
距離感養成ボール
スーパーストローク トレーニングボール
重さが違うボールで距離感を養成。通常のボールより重いので、室内練習でも安心です。価格は3個セットで約2,500円。
スイング練習器具
基本的なスイングの動きを整えることも、パット上達には欠かせません。体の回転とクラブの連動がスムーズになれば、パターのストロークも自然と安定します。
僕が実際に使って効果を感じたのがうねり棒です。三觜喜一プロコーチが開発したこの練習器具は、室内でスイング練習ができるのが最大の魅力。
「うねり」というのは、スイングや体の動きが滑らかで無駄がない状態のこと。エネルギーが効率的にボールに伝わるように、体の動きが自然に連動することを指します。
パットって、実は全身の動きなんですよね。肩を支点にした振り子運動も、結局は体幹の安定があってこそ。うねり棒で体の回転とクラブの動きの連携を練習すると、パターのストロークが驚くほど安定しました。
特に連続素振りや片手素振りがおすすめ。室内でできるので、テレビを見ながらでも練習できます。周囲に物がないことを確認して、安全に使ってくださいね。
6.シチュエーション別パット攻略法

実際のラウンドでは、様々な状況に対応する必要があります。それぞれのシチュエーションごとの攻略法を解説します。
ショートパット(1m以内)
絶対に外せない距離の心構え この距離で大切なのは、テクニックより「メンタル」。「入って当たり前」という気持ちが逆にプレッシャーになります。
僕が意識しているのは「プロセス重視」。結果じゃなくて、正しいストロークをすることだけに集中。そうすると不思議と入るんですよ。
迷ったら強め カップ周りで曲がるかどうか迷ったら、強めに打つのが正解。弱いとカップの縁で曲がってしまうことが多いんです。
「カップの奥に当てて入れる」くらいの気持ちで打つと、結果的に成功率が上がります。
ミドルパット(2〜5m)
目標は3パット撲滅 この距離は無理に1パットを狙わず、確実に2パット圏内に寄せることが重要。欲張ると大怪我します。
カップの手前30センチ〜奥30センチの範囲を目標に。この「60センチの的」に収める意識で打つと、自然と良い結果になります。
ラインは最大傾斜の半分 読みが難しい場合は、見た目の最大傾斜の半分くらいを目安に。打ち過ぎより打ち足りない方が、結果的に寄ります。
ロングパット(5m以上)
距離感最優先 ロングパットで大切なのは「距離感」の一言に尽きます。方向性は二の次。上りなのか下りなのかだけ把握すればOK。
3パット防止の考え方 目標は「カップから1メートル以内」。ここに寄せられれば、次は確実に入れられます。無理に狙って4パットなんて最悪ですから。
打ち方のコツ ロングパットは肩の振り幅を大きくして対応。手首を使ったり、強く打ったりしないこと。リズムは変えずに、振り幅だけで調整します。
下りのパット
最も難易度が高い 下りのパットは、ゴルフで最も難しいショットの一つ。距離感が合わないと、返しが同じくらいの距離になってしまいます。
打ち方のポイント バックスイングを小さく、ゆっくりとしたテンポで。「転がすだけ」のイメージで、力は本当に要りません。
カップの30センチ手前に止めるつもりで打つと、ちょうど良い感じに。
上りのパット
強気で攻める 上りは下りに比べてミスが許されます。多少オーバーしても、返しが楽だからです。
カップの奥を狙う 「カップの50センチ奥を狙う」くらいの気持ちで強めに。ショートすると、ものすごく後悔しますよ。
上りのラインは途中で曲がりにくいので、思い切って真っ直ぐ打つのもアリ。
7.パット数を減らすメンタルコントロール

技術的なことは練習すれば必ず上達します。でも、メンタル面は一朝一夕にはいきません。
プレショットルーティンを作る
毎回同じ動作を繰り返す プロゴルファーは必ずルーティンを持っています。同じ動作をすることで、余計なことを考えずに済むんです。
僕のルーティンは「後方から2回確認→右サイドから1回確認→2回素振り→アドレス→即座に打つ」。これを必ず守ります。
考える時間と打つ時間を分ける ラインを読んで、打ち方を決めたら、あとは考えない。構えたら3秒以内に打つくらいのスピード感で。
迷いながら打つのが最悪のパターン。決めたら信じて打つ。これだけです。
ミスした後の切り替え方
次のホールで取り返す意識 パットを外しても、引きずらないこと。「次のホールで1パットで上がればチャラ」くらいの軽い気持ちで。
僕は外した後、意図的に「まぁ、いっか」って声に出して言います。周りに人がいないとき限定ですけど(笑)。
ポジティブな記憶を上書き ラウンド後は、上手くいったパットだけを思い出す。失敗したことを反省するのは翌日以降。当日は成功体験だけを脳に焼き付けます。
プレッシャーへの対処法
呼吸を整える 緊張したときは、深呼吸。鼻から5秒吸って、口から7秒吐く。これを2〜3回繰り返すだけで、驚くほど落ち着きます。
結果より過程 「入れる」ことより「正しいストロークをする」ことに集中。結果は天に任せるくらいの気持ちで。
接待ゴルフの大事な場面で1メートルのパット。緊張しますよね。でもそういうときこそ、「いつも通りのルーティン」を淡々とこなす。それだけで成功率は上がります。
8.よくある失敗パターンと改善方法

初心者から中級者まで、多くの人が陥りがちな失敗パターンを解説します。
ヘッドアップ(頭が早く上がる)
症状 打った瞬間にボールの行方を見ようとして、頭が上がってしまう。これが最もポピュラーな失敗。
改善方法 フィニッシュまでボールがあった場所を見続ける。「カチッ」という音が聞こえてから2秒待って顔を上げる習慣をつけましょう。
練習では「ボールが無くなった後の地面を数える」ドリル。「いち、にー、さん」と数えてから顔を上げる癖をつけると効果的。
手首をこねる
症状 インパクトで手首を使ってしまい、方向性が安定しない。距離感もバラバラになります。
改善方法 左手首に時計をつけて、その文字盤が常に自分の方を向いているようにスイング。手首が返ると文字盤が見えなくなるので、すぐに気づけます。
グリップを少し短く持つのも効果的。手首を使いにくくなるので、自然と肩の振り子運動になります。
打ち急ぎ
症状 バックスイングが速すぎて、リズムが崩れる。「さっさと終わらせたい」という心理が働くんですよね。
改善方法 「いーち、にー」のカウントで打つ練習。メトロノームアプリを使うのもおすすめ。テンポ60〜70くらいのゆっくりしたリズムで。
特に緊張する場面ほど、意識的にゆっくり。プロの試合を見ても、大事な場面ほどゆっくりしたストロークをしてますよね。
力み
症状 グリップに力が入りすぎて、スムーズなストロークができない。距離感も狂います。
改善方法 グリップは「赤ちゃんの手を握るくらい」の柔らかさ。アドレスした瞬間に肩の力を抜く意識も大切。
深呼吸してから打つ習慣をつけると、自然と力みが取れます。僕は「フーッ」って息を吐いてからアドレスするようにしてます。
インパクトで減速
症状 インパクトで怖くなって、無意識にパターを減速させてしまう。特にショートパットで起こりがち。
改善方法 フォロースルーをバックスイングより大きくする意識。「1、2、3」のカウントで「1」がバックスイング、「2、3」がフォロースルーのイメージ。
カップの30センチ先を目標にして打つ練習も効果的。多少オーバーしても問題ないという安心感が持てます。
まとめ|継続こそが上達の秘訣
ここまで長々と書いてきましたが、結局のところパット上達の秘訣は「継続」に尽きます。
毎日10分でいいんです。テレビを見ながらでも、リビングで転がすだけでも。とにかく続けること。
僕は3ヶ月間、毎日欠かさず自宅で練習しました。最初の1ヶ月は正直、効果を感じられませんでした。でも2ヶ月目から明らかに変化が。ラウンドでのパット数が平均38から32に減ったんです。
接待ゴルフでも「パットお上手ですね」って褒められるようになって、自信がつきました。週末の仲間とのラウンドでも、パット勝負で勝てるように。妻との夫婦ゴルフでも、ドヤ顔できるようになりました(笑)。
今日から始められること
- 1メートルのショートパット連続10球(自宅)
- 正しいアドレス姿勢の確認(鏡orスマホ撮影)
- プレショットルーティンの構築
1週間後に目指すこと
- ショートパット成功率80%以上
- 3メートルを50センチ以内に寄せられる距離感
- ルーティンの定着
1ヶ月後の目標
- ラウンドでのパット数2〜3減
- 3パット撲滅
- 自信を持ってアドレスできる
3ヶ月後のゴール
- パット数平均32以下
- プレッシャーのかかる場面でも冷静に打てる
- 仲間から「パットが上手い」と言われる
パットはゴルフで唯一、才能やフィジカルがほぼ関係ないスキル。正しい練習を続ければ、誰でも確実に上達します。
今日からあなたも、スコアアップの第一歩を踏み出しましょう。
1年後、「あのとき練習を始めてよかった」と思える日が必ず来ます。





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