『スイングの時手首はどう動かせばいいんだろう』
こんな悩みはありませんか?
ゴルフスイングにおける手首の動かし方は難しいポイントですよね。
スイングの時の手首の動かし方では次項のような悩みがよくあります。
- 手首の動かし方のタイミングがわからない
- 手首のリリースのタイミングが難しい
- 手首は固めたほうがいいの?
これらの手首の動きが原因で、飛距離が伸びない・エラーが出る原因になっているので、今回は、正しい手首の使い方の悩みをすべて解説していきます。
ゴルフ初心者向けのスイングの正しい手首の使い方から、中級者向けのハンドファーストインパクトの手首についても合わせて解説していきます!
スイングの正しい手首の使い方を理解することで、飛距離の向上と一貫性のあるスイングを習得することにつながりゴルフの全体的なパフォーマンスがアップ出来ますので、ぜひ参考にしてください!
目次
1.手首とは
まずクラブを持った時の手首をみていきましょう。
手首には複数の関節があり、さまざまな動きが可能で、360度動かすことができます。
ゴルフスイングを支える重要な役割を果たしてくれ、動きの安定性を提供できます。この手首の機能を有効に使うことで、一貫性のあるスイングを実現することができます。
2.”手首を固めて打つ”という考え方
ゴルフスイングでよく”手首を固めて打つ”と聞きますよね。
この場合の手首を固めて打つというのは、左側の肩・腕・手首もすべてガチガチに固めて打つということです。
この手首を固めて打ったほうがプレーヤーがインパクトの安定感が感じられるので、よく『手首を固めて打つ』ことがおすすめされたりします。
固めた手首の手の平の先がフェース面と頭でイメージしやすいのも理由です。
手首を固めて打つスイング→手の平=フェース面というイメージがあると思います。
手のひらの先にフェースがあるから手首を固めたほうが毎回同じ軌道で打てる気がしますよね。ですがスイングにはあまりメリットがないんです。
その理由を次項で具体的に解説していきます。
手首を固める事の難しさ
実際、ゴルフクラブのフェース面をガチガチに固定して打とうとしても、シャフトは柔らかくしなるようにできています。
@MyGolfSpy ↑プロのシャフトはこんなにしなってます。
さらに細くて長いシャフトの先っぽに、大きなヘッドがついているのでスイングをすれば遠心力でどうしたって重心はズレます。
これを手首の力を使って、現実的に固定するには500kg以上の握力や体幹力が必要になってくるので、人間の力では到底できない動きなんです。
もっと言うと、手首を固定して打つことで、インパクトの瞬間、肩がグッと動き出し、体幹も力むので身体が揺れてパワーの減速をしていると思います。
体幹も相当のパワーを要するので、ゴルフでは再現性が高まらず、毎回スイング軌道がおかしくなります。
手首を固めるスイングに多いミス
この手首を固めたスイングで重心のズレに気づかないままフェースがまっすぐだと思い込み打つわけなので、実際はフェースが開いて球が右へ行ったり、飛距離が思うように出ない結果になりやすいと思います。
”手首を固めるスイング=フェース面も固定”のイメージがかえってスイングを難しくしてしまってる気がします。
3.ゴルフスイングの正しい手首の動かし方
ゴルフスイングの正しい手首の動かし方について解説します。
ゴルフスイングの基盤は、まずは肩とヒジの振り子運動です。
この振り子運動が大きくなっていき回転運動になっていくわけです。
回転運動のメリット
回転運動のメリットは、遠心力を発生させながら、常に同じ軌道、一貫性の動きがしやすく続けられる事です。
回転運動になると、手首は360度回り続け、さらにヒジもその動きに合わせることでさらにスイングの再現度は安定しアップさせることができます。
手首が回り続けると同時にフェース面は勝手に回っています。
この回転運動での遠心力でヘッドスピードを上げる事にもつながります。
- ヘッドスピードが上げやすい
- 同じ軌道で安定したスイングを長く続けられる
- 一貫性のあるスイングの動きになりやすい
これらのメリットはいずれも手首の回転が不可欠です。
ゴルフスイングでは手首を固めずに手首本来の機能を活用することで、正しいスイングになり、練習すれば、上級者のスイングへ成長ができると考えられます。
4.正しい手首の動かし方がわかる練習方法
ゴルフスイングでの正しい手首の動かし方を理解できたところで、この正しい手首の動きを習得するおすすめの練習方法をお伝えしたいと思います。
連続素振り
正しいスイングを覚える練習には、”連続素振り”がおすすめです。クラブさえあれば0円でできる練習方法なのでぜひ、行ってみてください!
1.スタンスを取る
通常のゴルフスイングの構えを取ります。足の位置や肩の幅など、基本的な姿勢を確認してください。
2.ヒジから先の動きだけで素振り
まずはヒジから先の動きだけで連続で素振りをしていきます。連動して肩も多少は動くと思います。この時次項5つのポイントを必ず守ることで効果がアップします。
- 顔は前を向き続けて動かさないこと
- 身体を回転させないこと
- 右の肩は動かさないこと
- 脚を動かさないこと
- クラブの動きに逆らわないこと
これらのポイントを動かしてしまうと効果がありません!
特にクラブの動きに逆らわないことを意識することで、遠心力を最大にすることができます。遠心力はヘッドスピードにつながるので必ず守ってください。
3.年齢の数だけ連続素振りをしたら動きをチェック
練習回数の目安はまずは年齢の数だけ行ってください。
自分の動きをチェックするために、スマホで録画を取るか、鏡の前で行うのがおすすめです。
疲れと共に体制が崩れ、間違った動きを覚えてしまうのを防止するために、定期的なチェックを必ず行うことでしっかりとした効果を期待できます。
あくまでも、ヒジから先の動きだけで連続素振りすることが大切ですので、ぜひ試してください。
連続素振りの効果をアップさせるコツ
連続素振りの効果をアップさせるには、“何となくクラブを速く振る”をやめてください。
必ずクラブの動きに逆らわないようにひたすら連続素振りを行ってください。
クラブの動きに逆らわない=正しい手首の動き
連続素振りを通して、クラブの動きに逆らわない動きが、ゴルフスイングの正しい手首の動きです。
連続素振りをしていると、勝手にフェースターンしていると思いますし、勝手に手首は動いていると思います。それがスイングでの正しい手首の動きになります。
効果を実感するには
連続素振りの効果があるかは、腹筋あたりの筋肉でわかります。
この連続素振りを行っていると、体幹をとても使うので、腹筋あたりが熱く感じ、人によっては筋肉痛を感じると思います。
「腹筋周りの筋肉が支えているな」と感じると身体が開かないスイングができているので、結果ヘッドが走るようなスイングの練習が出来ています。
連続素振りのメリット
連続素振りのメリットは、正しい手首の動かし方を覚えるだけではありません。
- 初心者から上級者まで対象の練習
- クラブの動きをしっかり理解できる
- 手首の正しい動かし方がわかる
- クラブさえあればどこでもできる
- お金がかからない
これほどコスパの良い練習方法はないと思います。ぜひ行ってみてくださいね!
5.ハンドファーストインパクトの手首の動きとは
ゴルフスイングの正しい手首の動きを基本から理解すると、だんだん「インパクトはハンドファーストで打て!」と言われたりすると思います。
プロ達のインパクトは、ドライバーに限らず、ハンドファーストで打てているんですね。なぜかというと、そのほうがプレーにメリットが多いからです。
ハンドファーストインパクトとは、インパクト時に手元がクラブヘッドよりも前にある状態で、飛距離アップには不可欠な技術だと言われています。
ハンドファーストと言われると、またまたゴルフスイングの手首の使い方で悩んでしまいますよね。
そこで、ハンドファーストのインパクトでの、手首の動きについて解説していきたいと思います。
ゴルフのハンドファーストとは
ハンドファーストをほとんどの人が、勘違いをしています。
それは手首や腕を使ったテクニックだと考えているからです。ハンドファーストは、『インパクト時に手首を故意に動かして行う技』ではありません。
ゴルフのハンドファーストとは、作りに行くのではなく、結果的にそうなる動きのことです。これが正しい解釈です。
スイングの過程で、結果インパクト時に手首が先にクラブヘッドをリードすることで、ボールに力強く当たり正確なショットを打つ重要な要素のひとつがハンドファーストです。
ハンドファーストがどういった技術なのかを、正しく理解することがハンドファーストを習得する第一歩だと思います。
ハンドファーストの習得には時間がかかる
ハンドファーストは、テクニックではないので、コツを掴めばすぐにできる!というわけではありません。
あくまで、中級者以上むけだと言いたいのは、ハンドファーストインパクトを習得するには、最低限のゴルフの知識とスイングの技術が必要だと、実際練習をしてみて感じるからです。
- ゴルフの知識とは→なぜボールが飛ぶのか?傾斜での基本的な知識など
- スイングの技術→一貫性のあるスイングが打てる
まずはこの2つが出来ている方が、ハンドファーストを練習する意味がよりあると感じます。
コース経験が少ない方、スイング技術に自信がない方は、ハンドファーストよりもまずは、コース回数や、ある程度同じ軌道でスイングが打てる自信をつけることから、はじめることをおすすめします。
その後にハンドファーストの習得をすると、ゴルフの楽しさのレベルの階層がもう一段階上がるほどの技術なので楽しみにしていてください。
ハンドファーストの手首の使い方
ハンドファーストインパクトの手首の使い方について解説していきます。
結論から申しますと、手首の動きだけでいうと、基本的には連続素振りで習得する手首の使い方です。
これをお伝えすると『連続素振りではハンドファーストのイメージが持てない』と感じる方がいると思います。
これについて解説をしていきます。
連続素振りとハンドファースト
連続素振りのエネルギーだけでは、球を遠くに飛ばすにはパワーが足りないんですよね。
基本は連続素振りのクラブの動きに、プラスして、身体の捻転・体重移動・ハンドファーストなどできる限りの付加価値をつけて、強烈なパワーを生み出すとプロのような力強いスイングになるわけです。
連続素振りが基本の動きで、左に視点移動させることで、結果的にインパクトがハンドファーストで当たるが正解です。
連続素振りでインパクト時は一瞬だけハンドファーストになっていてフォローはしっかり手首を解放することが大切です。
間違ったハンドファーストの手首の使い方
ハンドファーストを一生懸命練習しようとすると、インパクト後も左手首が掌屈したままフィニッシュしている方が沢山います。
これはハンドファーストのパワーを帳消しにしてしまいますので、癖になる前にやめましょう。
※手首の掌屈とは=手首を手のひら側に曲げる動作のこと。
正しいハンドファーストの手首の使い方
あくまでわかりやすく良います。
インパクト時の左の手首は掌屈動作で正解ですが、インパクト後は背屈してください。
※手首の背屈とは、手首を手の甲側に曲げる動作のこと。
プロ達は、フォロースルーでは、手首は背屈しています。
連続素振りの動きでフィニッシュをしてください。
6.ハンドファーストおすすめ練習器具
ハンドファーストは、連続素振りでの一瞬の動きですが、パワーを加えるための手段としてディロフトもそのひとつです。
ディロフトとは、インパクト時にクラブフェースを立てて当てることで、ハンドファーストを実現します。
このディロフトを練習できる練習器具は、ひとつしかありません。
この練習器具の最大の特徴が、ロフトが100度になっていることから、フェースを立たせないとナイスショットが出ない練習器具です。
この練習器具を使いハンドファーストを習得することによって、
- 飛距離が伸びる
- プロのような風の影響を受けにくい弾道
- プロのようなボールコントロール
- ゴルフが楽しくなる
スイングから放たれるボールがプロのように力強いものになります。結果スコア向上によってゴルフがもっと楽しくなります。ぜひ参考にしてください。
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まとめ
ゴルフスイングの正しい手首の使い方について、お悩みに出来るだけ答えてみました。抜けがあれば追記していきたいと思いますが、ゴルフを始めると「手首ってどう使うんだろう?」と必ず誰もが悩むと思いますので、是非正解を知っていただければと思います。ゴルフがもっと楽しくなること間違いありません!
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