ゴルフコンペのルール完全ガイド|初心者から幹事まで楽しめる徹底解説

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ルール・マナー(ラウンド初心者向け)

これだけ押さえればコンペは楽しめる!

ゴルフコンペで最低限知っておくべきルールはたった3つです。

  1. ハンディキャップ方式(新ペリアが主流で運の要素あり)
  2. ローカルルール(6インチプレース・ワングリップOKなど進行を速める特別措置)
  3. 賞の仕組み(ドラコン・ニアピンなど誰でもチャンスあり)

この3点さえ理解すれば、初めてのコンペでも堂々と参加できます。実は30代の僕も初コンペで「難しそう…」とビビってましたが、蓋を開けてみたら普段のラウンドより気楽でした。

この記事では、接待ゴルフや仲間とのコンペ、家族旅行でのプライベートコンペまで、あらゆるシーンで使えるルールを実体験を交えながら解説します。

1.ゴルフコンペとは?種類別に理解しよう

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コンペとは「ゴルフコンペティション」の略で、要するにゴルフの競技会のこと。でも堅苦しいプロの試合とは違って、親睦を深めながらスコアを競う楽しいイベントです。

プライベートコンペ

会社の仲間や友人同士で行う最もカジュアルなコンペ。招待された人だけが参加できて、勝ち負けより「みんなで楽しむ」が目的です。接待ゴルフもここに含まれます。

僕が初めて参加したのも取引先との接待コンペでしたが、上司から「スコアより空気読む方が大事」と言われて妙に納得しました。

オープンコンペ

ゴルフ場が主催する誰でも参加できるコンペ。参加費を払えばOKで、メーカー協賛の豪華景品が用意されていることが多いです。初心者でも優勝チャンスがある新ペリア方式が採用されるのが一般的。

競技コンペ

ガチ勢向けの真剣勝負。ハンディキャップなしでスコアをそのまま競うので、実力が全てです。接待や気軽なラウンドとは別世界と考えていいでしょう。

2.コンペ当日の流れを完全シミュレーション

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コンペの1日がどう進むか、時系列で見ていきましょう。事前に流れを知っておけば初参加でも慌てません。

7:00-7:30 ゴルフ場到着・受付

通常のラウンドより30分〜1時間早めの集合が基本。フロントで受付を済ませたら、幹事のいるコンペ受付へ向かいます。

ここで参加費を支払うケースが多いです。現金が必要な場合もあるので、念のため多めに持っていくと安心。相場は2,000〜5,000円程度ですが、景品が豪華なコンペは高めです。

7:30-8:00 開会式・ルール説明

全員が集合して幹事から挨拶とルール説明があります。ここでその日のローカルルールや賞の対象ホールが発表されるので、聞き逃さないように。スコアカードにメモしておくと安心です。

僕は一度、ドラコンのホールを聞き逃して「あれ?今のホールだっけ?」と同伴者に確認して恥をかきました。皆さんは気をつけてください。

8:00-13:00 前半9ホール→昼食→後半9ホール

通常のラウンドと同じ流れですが、コンペ独自のローカルルールに従ってプレーします。各組に「エチケットリーダー」という代表者がいて、スコアカードの回収などを担当することが多いです。

13:00-14:00 表彰式・パーティー

全組が終了したら表彰式。成績発表と各賞の授与が行われます。ここが一番盛り上がる時間で、景品獲得のドキドキ感がたまりません。

最終組は競技終了から表彰式まで時間がないので、お風呂や着替えをテキパキ済ませる必要があります。

3.コンペで使われる競技方式を理解する

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ハンディキャップの計算方式を知っておくと、自分がどう戦えばいいかが見えてきます。

新ペリア(ダブルペリア)方式【最も主流】

18ホール中12ホールを「隠しホール」に設定し、その合計スコアからハンディキャップを計算する方式。現在のコンペで最も採用されている方法です。

計算式:

ハンディキャップ = ((隠しホール12ホールの合計 × 1.5) - 72) × 0.8

例えば隠しホールで60打叩いた場合:

((60 × 1.5) - 72) × 0.8 = 14.4

運の要素が強く、初心者でも上位を狙えるのが魅力。逆に言えば、上級者が隠しホールでミスると一気に不利になります。

僕は以前、Par5の隠しホールで奇跡のバーディーを取って、結果的に3位入賞したことがあります。本当に運ゲーです(笑)。

ペリア方式

隠しホールを6ホールに設定する方式。新ペリアよりさらに運の要素が強く、初心者が多いコンペで採用されます。計算式も新ペリアと似ていますが、掛け算が3倍になります。

新新ペリア方式

隠しホール9ホールで、運と実力のバランスが取れた方式。最近人気が出てきています。

ベストグロス

ハンディキャップなしの「ガチスコア」で競う方式。実力者向けで、競技コンペでよく使われます。

4.コンペ特有のローカルルールを覚えよう

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コンペでは進行をスムーズにするため、通常のゴルフルールより緩い「ローカルルール」が採用されます。これを知らないと損します。

6インチプレース

フェアウェイやラフで、ボールを6インチ(約15cm)以内なら動かしてOKというルール。

ライが悪い場所や障害物がある場合に適用できます。ただし「カップに近づけてはダメ」なので注意。宣言してから動かすのがマナーです。

本来ゴルフは「あるがままプレー」が原則ですが、コンペでは様々なレベルのゴルファーが参加するため、この柔軟なルールが設けられています。

ワングリップOK

グリーン上でカップまでの距離がパターのグリップ1本分(約30cm)以内なら、次のパットで入ったとみなすルール。

同伴者に確認して許可をもらったら打たなくてOK。ただしスコアには1打追加するのを忘れずに!

これのおかげでプレー時間が大幅に短縮されます。特にグリーンが混雑する大規模コンペでは必須ですね。

プレーイング4(前進4打)

ティーショットがOBになった場合、特設ティーから第4打としてプレーできるルール。

通常ならティーイングエリアから打ち直し(3打目)ですが、何度もOBを繰り返すとプレーが進まないので設けられています。初心者に優しいルールです。

僕も過去に連続OBで心が折れそうになったとき、このルールに救われました。

ワンペナ・ゾーン

黄色と黒の縞模様の杭で示されたエリア。ここに入ると次打が打ちづらいため、1打罰を加えて所定の位置からプレーできます。

5.ドラコン・ニアピン賞の仕組みと狙い方

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コンペを盛り上げる「特別賞」について。これらはスコアと関係なく狙えるので、初心者にもチャンスがあります。

ドラコン賞(ドライビングディスタンスコンテスト)

指定ホールのティーショットで最も遠くまで飛ばした人が獲得する賞。

条件:

  • フェアウェイキープが必須
  • ラフやバンカーに入ったら対象外

通常、アウトコースとインコースから1ホールずつ、計2ホールが選ばれます。ティーグランドから広々としたフェアウェイが見渡せるホールが選ばれることが多いです。

飛距離自慢の人にとっては腕の見せ所ですが、ベテランから「君なら取れるよね」とプレッシャーをかけられて大スライス…なんて心理戦も(笑)。

ドラ短賞という「最も飛ばなかった人」に贈られる賞もあります。飛ばない人も楽しめる工夫ですね。

ニアピン賞(ニアレストピン)

指定ホールのティーショットを最もピンに近づけた人が獲得する賞。

条件:

  • 主にショートホール(Par3)で実施
  • グリーンオンが必須

ショートホール4ホールすべてをニアピン対象にするコンペもあれば、予算に応じて2ホールだけのコンペもあります。

進め方:

  1. 第1組の先頭打者からスタート
  2. その組で最も近い人がニアピン旗に名前を記入してグリーンに挿す
  3. 後続組がそれより内側に打てば記録更新
  4. 最終組が終わった時点で旗に書かれた名前の人が受賞

厳しいコンペだと「ニアピン位置から3パットしたら権利剥奪」なんてルールもあります(笑)。

僕は一度、7番アイアンでたまたまピン横50cmに付けてニアピン賞をゲット。景品のブランド牛をもらって家族に大喜びされました。

6.コンペで喜ばれる賞の種類

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定番の賞から面白い特別賞まで、コンペを盛り上げる賞を紹介します。参加者の1/2〜1/3程度が何かしらの賞をもらえるのが理想的です。

定番の賞

優勝・準優勝・3位 ハンディキャップを適用したネットスコアで争います。目玉景品はここに集中。

ベストグロス賞 ハンディキャップなしの「生スコア」が最も良かった人。実力者への敬意を込めた賞です。

ブービー賞 最下位の人。実は優勝より豪華な景品が用意されることも。「狙って取る」という高度な戦略もあり(笑)。

ブービーメーカー賞 最下位の1つ上、つまりビリから2番目の人。ブービー狙いを外した人への救済賞です。

ユニークな特別賞

大波賞 前半と後半のスコア差が最も大きい人。後半に崩れた人向け。

小波賞 前半と後半のスコアがほぼ同じ安定した人。

猛打賞 最も多くスコアを叩いた人。ある意味最も頑張った賞。

バーディー賞・イーグル賞 該当ホールで記録した人全員が対象。

ベストドレッサー賞 ファッションセンス抜群の人へ。女性参加者がいるコンペで盛り上がります。

当日賞 誕生日が近い人や参加者の中で最年少・最年長など。

7.コンペで恥をかかないマナーと注意点

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コンペならではのマナーを押さえて、スマートに参加しましょう。

遅刻は絶対NG

通常より早い集合時間なので要注意。万が一遅れそうなら必ず幹事に早めに連絡を。全体の進行に影響するため、遅刻は最も避けるべきミスです。

僕は一度、目覚ましをセットし忘れて集合15分前に起きて血の気が引いた経験があります。奇跡的に間に合いましたが、心臓に悪すぎました。

ローカルルールの確認

開会式での説明をしっかりメモ。特にドラコン・ニアピンの対象ホールは忘れずに。

プレー進行の配慮

コンペは複数組が同時にラウンドするため、スロープレーは厳禁。特に初心者はプレーファストを心がけましょう。

エチケットリーダーへの協力

各組の代表者がスコアカード回収などを担当します。指示に従ってスムーズに動きましょう。

表彰式には必ず参加

最終組は時間がタイトですが、表彰式に遅れないよう行動しましょう。せっかくの盛り上がりが台無しになります。

ドラコン・ニアピン旗の管理

第1組は旗を持ってスタート、最終組は必ず回収してくること。旗の置き忘れで賞が該当なしになると雰囲気が冷めます。

最終組で回収を忘れてしまい、幹事が走って取りに行った現場を目撃したことがあります。申し訳なさすぎました。

8.コンペ参加前のチェックリスト

□ 参加費用の確認(現金が必要か?)
□ 集合時間・場所の再確認
□ ゴルフバッグの事前送付(必要な場合)
□ ローカルルールの予習
□ 服装規定の確認
□ 筆記用具(スコアカードへのメモ用) □ 名刺(接待コンペの場合)

9.よくある失敗談から学ぶ

隠しホールで調子に乗った話

新ペリア方式では、隠しホールでスコアを叩くとハンディが増えて有利になります。でも「わざと叩く」のは不可能。

過去に「隠しホールっぽいから飛ばさないでおこう」と思って刻んだホールが隠しホールじゃなくて、普通に1打損したことがあります。素直にプレーするのが一番です。

ワングリップOKの距離感ミス

「これくらいなら入るだろ」と思ってOK宣言→同伴者に「それは無理でしょ」と言われて恥ずかしい思いをしたことが。測り方は素直に同伴者に確認しましょう。

表彰式に遅刻しかけた

最終組でプレーして、のんびりお風呂に入っていたら表彰式開始5分前。大慌てで駆けつけました。最終組の人は時間配分に要注意です。

まとめ:コンペは準備8割、当日2割

ゴルフコンペのルールは難しくありません。

  • 新ペリア方式で運も味方につけられる
  • ローカルルールで初心者も安心してプレー
  • ドラコン・ニアピンでスコア以外のチャンスも

事前にルールを理解して、当日は開会式の説明をしっかり聞く。これだけで初めてのコンペも堂々と楽しめます。

接待でも仲間内でも、コンペは普段のラウンドとは違う特別な体験。景品をゲットする喜びや、表彰式での盛り上がりは格別です。

次のコンペでは、この記事で学んだルールを活かして、思い切りゴルフを楽しんでください!

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