ゴルフコンペがきっかけでゴルフにハマった人も多いですよね。
ゴルフ歴もゴルフ愛も有り余っているのに、ゴルフコンペに一度も参加する機会がないという人もけっこういます。
これから先いつコンペに誘われてもいいように・いつ幹事を任されるかされてもいいように、ゴルフコンペのほぼ全てを解説していきます。
ゴルフコンペには4種類に分けられ参加するにも注意点・プレイルールが決まっているのでゴルフ初心者さんはぜひ参考にしてください。
目次
1.ゴルフコンペとは
ゴルフコンペとはゴルフのスコアを競い合う競技会のことを言います。
1名で参加できるものから100人以上の大規模なものまであり、その種類はさまざま。ゴルフコンペ=腕試し的なことですが、やっぱり良い交友関係に巡りたり友情が深まる。
ゴルフってやっぱ楽しい!と思えるのがコンペだと思います。
具体的にどんなコンペが行われているか次項で解説します。
2.ゴルフコンペ4つの種類
ゴルフコンペは大きく4つに分けられます。
ゴルフコンペは気軽に行われるイベントですが、個人1人で参加できるものから競技としてJGAが発行するハンディキャップ所持者のみ参加できるゴルフコンペまで様々です。
①友人や仲間で行うゴルフコンペ
一般的なゴルフコンペは友人同士で行ったり、会社が主催したり、行きつけの居酒屋が主催したりとさまざまです。
特に何のルールもなく気軽にコンペに参加できるので、おそらく一番参加する可能性が高いコンペではないでしょうか。
上級者だけが集まって行うコンペ。コース選びからして違います。ゆる〜い感じはなく試合のテンションです。
ゴルフ初心者がうかつに近づくと、スコアに圧倒的な差を付けられるかも知れませんね。ゴルフ場のメンバーを対象としたコンペとなっており、スコアの提出など必要です。基本はハンディキャップを考慮して行われます。
②社内コンペ
バブル時代に比べたら少なくなりましたが、無くなってはいません。
- ゼネコン
- 製薬会社
- ゴルフアパレル
- 広告会社
ゴルフは接待の手段の一つとして開催されています。一般の人の飛び込み参加はありませんが、関係者からの誘いがあればオペレーションがしっかりしている可能性があるので人生経験として参加するべき!基本はハンディキャップを考慮して行われます。
③ 1人で参加できるオープンコンペ
ゴルフをする友人がいない人でゴルフコンペに参加してみたいという人も多いでしょう。
そんなときは1人でも参加できるゴルフコンペがあります。ゴルフメーカーがゴルフ場と協力して主催することが多いです。純粋に打数のみで優勝争いをします。
ゴルフ場やホームページで告知しているので常にチェックしておきましょう。
参加するにはスコアの提出や同伴者1人などルールがある場合があるので参加資格を必ずチェックしてください。
④JGAが主催のコンペ
公式競技としてJGAが発行するハンディキャップ所持者のみ参加できるゴルフコンペのこと。
多くのコンペがありますがどうすれば参加できるのでしょうか?
3.ゴルフコンペの参加方法
ゴルフコンペは一度は経験してみたいな、と思いますよね。どうやったら参加できるのでしょうか。
コンペは誘われないと参加できない
ゴルフコンペへの参加資格は特に決まってはいませんが「誘われない限り参加できない」のです。
幹事や主催側ではない限り、誘われるしか方法がありません。
ゴルフコンペのお誘いが来た時点で参加条件を満たしているということです。主催側がスコアの成績とプレイスタイルで参加してほしい人を選定するので招待された時点で合格ということです。
なのでそこまで参加資格や条件を気にする必要はありませんが、ゴルフ仲間を広げていくことにつながります。
ある程度実力を付けて参加しよう
コンペ行くなら最低限プレーに慣れておく必要があります。
- スロープレーならず周囲と同じペースでプレーできる
- 目安としてスコアが100ぐらい
ゴルフコンペの参加費用
ゴルフコンペにはプレー料金と参加費用が必要でプレー料金が10,000円で参加費用が1,500円〜3000円といった感じです。
もちろんプレー料金はゴルフ場やカートの有り無し、キャディ付きで変わってきますがだいたいこのぐらいです。
4.ゴルフコンペで採用される独自のルール
ゴルフコンペにはルールがあります。今回は特にコンペでよく使われるルールを解説していきます。
6インチプレース
こちらはローカルルールで「フェアウェイとラフにボールがある状態でホールに近くならないのであればボールを6インチ(約15cm)動かすことができる」というルールです。
あまりゴルフを難しくしないで楽しめるようにと考案されたルールですね。
ワングリップOK
こちらもローカルルールの1つです。
「アプローチやパッドでボールがグリーン上にあり、尚且つカップからパターグリップ1本分の距離まで寄った場合、次でカップインしたことにしましょう」というルールです。
なので1グリップ分までカップに寄ったらそのままボールを拾い上げて次のラウンドに周ることができます。それに時間短縮の役目もあります。
ワンペナ・ゾーン
黄色と黒の縞模様の杭で示されているワンぺナ・ゾーン。
ここにボールが入ってしまうと次がとても打ちづらいです。そのため、1打を加えて所定の位置から打ち直しができるというルールです。
プレーイング4
OBやロストしてしまった場合に適応されるルールです。
第2打地点付近の特設ティーから第4打をプレーすることができるルールで、時間短縮や手間を省いたルールなので初心者には嬉しいですね。
特設ティーが無くても2打目を打つと思われるところからスタートさせることも可能となっています。
5.ゴルフコンペでおすすめの競技方式
ゴルフコンペを盛り上げる競技方式があります。ゴルフレベルの高い人たちの集まりや、いつもの仲間のコンペでも少し刺激が欲しい時などに採用するのがおすすめです。
ストロークプレー方式
ゴルフコンペで最も一般的なのがストロークプレー方式です。各プレーヤーがラウンド中に打った総打数を競う方式で、合計打数が最も少ない人が優勝となります。純粋に打数のみで見る場合と、ハンディキャップを考慮する場合があります。
シンプルに少ない打数を目指すという方式なので、初心者が多い場合はストロークプレー方式が採用されることが多いです。
個人戦
ストロークプレーは通常、個人戦です。各プレーヤーは自分のスコアを記録し、最終的な総打数が競われます。
ティーショットからのプレー
各ホールの始めに、プレーヤーはティーショットを打ちます。その後、フェアウェイからのセカンドショットやグリーン周りのショット、そしてパットまでを含むすべてのショットが対象となります。
ハンディキャップの考慮
いくつかのゴルフコンペでは、プレーヤーのハンディキャップが考慮されることがあります。
ハンディキャップは、プレーヤーの実力を示す指標で、より上手なプレーヤーにはスタート時に一定の打数を加算し、競技を均等にするための仕組みです。
スコア計算
各ホールごとに打った回数を記録し、最終的に全てのホールのスコアを合計して最終スコアを得ます。一般的に、少ない打数でラウンドを終えたプレーヤーが優勝となります。
パー
ホールを規定打数で終えた場合、そのホールのスコアは「パー」とされ、それよりも少ない打数で終えればネットスコアがマイナスになります。
ストロークプレー方式は、個々のプレーヤーの実力やスキルを試すクラシックなゴルフ競技形式であり、プロのトーナメントや一般のアマチュアゴルファーのラウンドでよく使用されます。
スクランブル方式
ゴルフコンペでの「スクランブル方式」は、通常のストロークプレイとは異なる、チームでのプレー形式です。ミスをしても次の人がカバーしてくれる可能性もありますし、自分がカバーをする強力プレーになるのでチーム内がなや良くなりやすいのが魅力です。
以下に、スクランブル方式の基本的なルールを説明します。
チーム構成
参加者は複数のチームに分かれ、各チームは通常4人からなります。ただし、3人や2人のチームも許可されることがあります。
ティーショット
各ホールの最初の打球(ティーショット)では、各チームメンバーがドライバーでボールを打ちます。その後、チームは打ったボールの中から一番良い位置にあるボールを選びます。
セカンドショット以降
ティーショットを選んだ後、チームメンバーはその位置からボールを打ち、そのボールの位置を選びます。このプロセスをホールを終えるまで続けます。
プレー順
チーム内でのプレー順は、選んだボールの位置から次のショットを打つ際に変更することができます。ただし、同じメンバーが連続して打つことはできません。
スコア計算
各ホールの最終的なスコアは、チームのメンバーが打ったショットのうち最も良いものを採用します。通常、パー以上でホールを終えた場合、そのホールのスコアはパーになります。各ホールのスコアを合計して、最終的なスコアが得られます。
スクランブル方式は、ゴルフの初心者やレクリエーショナルなプレイヤーにとって楽しい形式であり、チームワークが求められるため、社交的な要素も強調されます。
ベストボール方式
ベストボール方式はペア戦です。2人で1チームとなり、2人のうち良い方のスコアを記録し勝敗を決める方式です。
1組4人のうちペアは2つできるのでそのチーム間での争いになるのだ最大の魅力です。
各ホールごとにチーム内で最も優れたスコアを採用するプレー形式です。
以下に、ベストボール方式の基本的なルールを説明します。
ペア戦
参加者は複数のチームに分かれ、通常は2人または4人で1つのチームを構成します。各チームメンバーは個々にプレーし、そのホールの最終的なスコアをチームのスコアとします。
ティーショット
各ホールの始めに、チームメンバーはティーショットを打ちます。その後、チーム内で最も良いティーショットの位置から次のプレーを行います。
セカンドショット以降
ティーショットを選んだ後、チームメンバーはその位置からショットを打ち、その中で最も良いショットの位置を選びます。このプロセスをホールを終えるまで繰り返します。
スコア計算
各ホールの最終的なスコアは、チーム内で最も良かったスコアとなります。他のメンバーのスコアは無視されます。この方式において、各ホールごとにベストスコアを選ぶことで、個々のプレーヤーのスキルのバリエーションを考慮することができます。
ネットスコア
いくつかのベストボールコンペでは、ハンディキャップを考慮してネットスコアで競うことがあります。ハンディキャップは、プレーヤーの実力を示す指標です。
ベストボール方式は、特にゴルフコンペティションにおいてチームプレーを強調する形式であり、個々のプレーヤーがホールごとに最善のパフォーマンスを発揮することを求められます。
マッチプレー方式
ゴルフコンペでの「マッチプレー方式」は、各ホールごとにプレーヤー同士が対戦し、ホールごとの勝ち負けを競うプレー形式です。参加人数の多い社内コンペやオープンコンペには不向きです。
ただ実力者揃いの組み合わせでの開催はそれぞれがベストを目指して熱い戦いをなるので魅力的なコンペになります。
以下に、マッチプレー方式の基本的なルールを説明します。
対戦形式
マッチプレーは、通常は2人または4人で行われます。各プレーヤーまたは各チームが1つのホールで対戦し、そのホールごとに勝敗がつきます。
ホールごとのスコア
各ホールで競技者同士が対戦し、そのホールでより少ない打数で終えた方がそのホールを制します。例えば、プレーヤーAが4打でホールを終え、プレーヤーBが5打で終えた場合、プレーヤーAがそのホールで1アップとなります。
マッチの進行
各ホールごとに勝敗がつき、最終的にはどちらかのプレーヤーまたはチームが優勝となります。試合の結果は、最初に合意されたラウンド数(通常は18ホールまたは36ホール)まで続けられます。
ハンディキャップの考慮
マッチプレーでは、プレーヤーのハンディキャップが考慮されることがあります。ハンディキャップは、より実力のあるプレーヤーに一定の数の打数を加算することで、平等な対戦を可能にします。
引き分け
18ホール終了時に引き分けの場合、追加のホール(サドンデス)が行われ、最初に勝者が決まるまで続けられます。
マッチプレー方式は、個々のホールごとの対戦が重要であり、全体のスコアよりも相手との直接の競り合いが焦点となります。
6.ゴルフコンペ参加時の注意点
ゴルフコンペに参加するときに注意しておいた方が良い点があります。評判を落としてしまうとコンペに呼ばれなくなってしまうことになるので気をつけておきましょう。
時間に遅れる
集合時間に遅れたり、プレースタートの10分前にスタート地点にいなかったりと、コンペに限らずなんですが時間に絶対の暮れてはなりません。どうしても遅れてしまう場合は幹事に必ず連絡を取りましょう。
プレー中周りに配慮する
ゴルフは紳士のスポーツなので周りに気をつけて配慮しなければなりません。どんなコンペでもゴルフのルールやマナーは基本守ってください。友人同士のコンペだからと言ってラフ過ぎる服装やラウンド中にはしゃぎ過ぎるのは絶対NGです。誘われなくなったりする要因です。
同じチームの方がプレーをしている時にずっと話しているだとか、スロープレー気味だとか、曖昧だけれ気分でプレーをしてはいけません。プレー中の対応が悪いと人としての評価も下がっていきます。
プレー終了後の注意点
プレー終了後は幹事に伝えて速やかに着替えやシャワーを済ませ、余裕があればゴルフ場のフロントで清算を済ませておくと気持ち的にも安心です。
まとめ
ゴルフコンペの大まかな仕組みを紹介しました。
コンペの内容をある程度理解できたのではないでしょうか。コンペの幹事は大変だけれども、気の合う仲間だけで集まったりできるのでやりがいは抜群にありますよね。
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