飛ぶ系アイアンの選び方からおすすめモデルまで徹底解説!飛距離が20ヤード伸びた体験談や、番手間違いを防ぐコツ、接待ゴルフで恥をかかない選び方まで。ストロングロフトの注意点も含め、初心者から中級者まで納得の内容です。
1.飛ぶ系アイアンとは?飛距離が伸びる仕組みを解説

結論:飛ぶ系アイアンは、ストロングロフトと低重心設計により、従来より1〜2番手飛距離が伸びるアイアンです。
飛ぶ系アイアンって聞くと「何か怪しい…」って思いませんか?私も最初はそうでした。でも実際に打ってみたら、7番で150ヤード飛んでいたのが170ヤードになって、正直ビックリしたんです。
この飛距離アップの秘密は、主に2つあります。
ストロングロフト設計で打ち出し角を最適化
飛ぶ系アイアンの最大の特徴が「ストロングロフト」です。通常の7番アイアンはロフト角が32〜34度くらいなんですが、飛ぶ系は28〜30度に設定されています。
要するに、従来の6番アイアンくらいのロフトなんですよね。でも「それって番手詐欺じゃん!」と思うかもしれません。確かにその通りなんですが、低重心設計と組み合わせることで、ちゃんと球が上がるように作られているのがポイントです。
去年の接待ゴルフで、取引先の部長が「最近7番で170ヤード飛ぶようになってさ〜」と自慢していて、内心「絶対盛ってるな」と思ってたんです。でも実際にその方のアイアン見せてもらったら、バリバリの飛ぶ系アイアンでした(笑)
低重心・深重心で高弾道を実現
ロフトを立てると普通は球が上がりにくくなります。でも飛ぶ系アイアンは、重心を低く・深く設計することで、しっかり球が上がるように工夫されているんです。
中空構造やポケットキャビティ構造を採用して、ソール部分に重量を配置。これにより、ヘッドスピードが遅めの方でも、高い弾道で飛距離を稼げるようになっています。
私の夫は非力なタイプで、普通のアイアンだと7番で120ヤードくらいしか飛ばなかったんですが、飛ぶ系に変えてから140ヤード飛ぶようになりました。夫婦でラウンドする時の飛距離差が縮まって、一緒にプレーするのが楽しくなったのは嬉しい誤算でしたね。
2.飛ぶ系アイアンのメリット・デメリット

飛ぶ系アイアンを3年使ってきた経験から、正直なところをお伝えします。良いことばかりじゃないんですよ。
メリット:長いクラブが不要になる
飛距離が伸びることで、バッグに入れるクラブの選択肢が広がります。
私の場合、以前は5番アイアンまで入れていましたが、飛ぶ系に変えてから7番アイアンで以前の5番と同じ距離が打てるようになりました。その分、52度・56度・60度とウェッジを3本入れられるようになって、グリーン周りのアプローチが格段に楽になったんです。
特に接待ゴルフでは、グリーン周りでのミスが減ったことで、お客様を待たせる時間が減って助かっています。
メリット:易しく飛ばせる安心感
飛ぶ系アイアンの多くは、スイートエリアが広く設計されています。多少芯を外しても、それなりに飛んでくれるので、プレッシャーのかかる場面でも安心して振れるんですよね。
先月の会社コンペで、残り160ヤードの池越え。同伴者全員が見ている中、7番アイアンで思い切って打ったら、ちょっとトゥ側に当たったんですが、しっかり池を越えてグリーンオン。以前のアイアンなら確実に池ポチャでした。
デメリット:番手間の距離管理が難しい
ここが一番の問題点です。飛ぶ系アイアンは番手間の飛距離差が15〜20ヤードになることがあります。
「150ヤード残ってて、7番だと170飛ぶし、8番だと150飛ぶ…どっち?」みたいな状況が頻発するんです。結局8番で思いっきり打つか、7番でコントロールショットするかの判断が必要になります。
実際、友人とのラウンドで「ナイスショット!」と思った8番が、飛びすぎてグリーンオーバー。奥のバンカーに入れて、結果ボギー…なんてこともありました。
デメリット:ウェッジとのロフト差に注意
飛ぶ系アイアンのPWは42〜44度くらい。普通のアプローチウェッジが52度だと、ロフト差が8〜10度も開いてしまいます。
この間を埋めるために、48度くらいのウェッジを追加する必要が出てくるんですよね。私も最初はPWとAWの間の距離がスカスカで、130ヤード前後の距離が本当に打ちにくかったです。
3.飛ぶ系アイアンの選び方:3つのポイント

「飛ぶ系アイアンって種類が多すぎて、どれ選べばいいの?」これ、めちゃくちゃ聞かれます。私なりの選び方をシェアしますね。
ヘッドスピードに合わせたシャフト選択
飛ぶ系アイアンを買う時、みんなヘッドばかり見るんですが、実はシャフトの方が重要なんです。
ヘッドスピード40m/s未満:R(レギュラー)またはSR(スティッフレギュラー) ヘッドスピード40〜45m/s:S(スティッフ) ヘッドスピード45m/s以上:X(エキストラスティッフ)
私は最初、「Sシャフトの方がかっこいいから」という理由でSを選んだんですが、硬すぎて全然飛ばない…。測定したらヘッドスピード38m/sしかなくて、Rシャフトに変えたら一気に飛距離が伸びました。
ゴルフショップの試打室で、ヘッドスピードを測ってもらうのがベストです。ちなみに、ゴルフ5やつるやゴルフなどの大型店舗なら、無料で測定してくれますよ。
ロフト角と番手構成を確認
飛ぶ系アイアンは、同じ「7番」でも、メーカーによってロフト角が3〜4度も違うことがあります。
試打する時は、番手じゃなくて「何ヤード飛ぶか」で判断しましょう。私の場合、A社の7番は165ヤード、B社の7番は172ヤード飛びました。同じ7番なのに!
また、セット内容も重要です。5番アイアンから入っているセット、6番から入っているセット、7番から入っているセットがあります。自分のヘッドスピードで5番が打てるのか、正直に判断してください。私は5番アイアンを買ったものの、ほぼ使わず宝の持ち腐れになってます。
中空?ポケットキャビティ?構造の違い
- 中空構造:内部が空洞で、低重心・深重心を実現。一番飛ぶけど、打感は硬め。
- ポケットキャビティ:バックフェースに凹みがあり、寛容性が高い。打感は柔らかめ。
- マッスルバック:上級者向けで、飛ぶ系アイアンでは少ない。
初心者〜中級者には、ポケットキャビティか中空構造がおすすめです。私は最初ポケットキャビティを使ってて、慣れてきたので今は中空構造に変えました。中空の方が風に強い球が打てる気がします。
4.2025年最新!おすすめ飛ぶ系アイアン5選

ここからは、実際に試打して「これはいい!」と思ったモデルを紹介します。すべて現行モデルで、実在する製品です。
1. キャロウェイ パラダイム アイアン
飛ぶ系アイアンの大定番。AIが設計したフェースで、オフセンターヒット時の飛距離ロスが少ないのが特徴です。
7番アイアンのロフトは28度。私が試打した時は、7番で168ヤード飛びました。打感も比較的柔らかくて、「カキーン」というよりは「パシッ」という感じ。
価格は6本セット(5〜9、PW)で約13万円。決して安くはないですが、3年保証がついているのは安心ポイントですね。
2. テーラーメイド ステルス アイアン
カーボンフェースを採用した革新的なモデル。軽量化により、ヘッドスピードが上がって飛距離アップにつながります。
私の夫はこれを使ってるんですが、7番アイアンで145ヤード飛ぶようになりました(以前は125ヤード)。「音が独特」とよく言われますが、慣れれば気になりません。
価格は6本セット(5〜9、PW)で約12万円。カーボンフェースって聞くと耐久性が心配でしたが、1年以上使っても全く問題なしです。
3. ピン G430 アイアン
ピンの飛ぶ系アイアンは、とにかく「真っすぐ飛ぶ」のが魅力。慣性モーメントが高く、スライス回転がかかりにくい設計です。
私の友人(スライサー)がこれに変えてから、OBが激減したと言ってました。飛距離は他のモデルよりやや控えめですが、安定性重視の方にはベストチョイスだと思います。
価格は6本セット(5〜9、PW)で約11万円。ピンは標準装着のシャフトの種類が多いのも嬉しいポイントです。
4. ゼクシオ 12 アイアン
日本の中高年ゴルファーに絶大な人気を誇るゼクシオ。軽量設計で、ヘッドスピードが遅い方でも飛距離が出ます。
特に50代以上の方におすすめ。接待ゴルフで一緒に回った60代の社長が使っていて、軽々と振っているのに7番で160ヤード飛ばしていました。「ゼクシオにしてから、ゴルフが楽しくなった」とおっしゃっていたのが印象的でしたね。
価格は7本セット(5〜9、PW、AW)で約18万円。高価ですが、ゼクシオを持っているだけで「ちゃんとしたゴルファー」という印象を与えられるのは、接待ゴルフでは意外と重要です(笑)
5. タイトリスト T300 アイアン
タイトリストの中では最も飛距離性能が高いモデル。中空構造で、飛距離と打感の両立を実現しています。
「飛ぶ系は打感が悪い」と敬遠していた中級者の友人も、T300なら納得して使っています。7番アイアンのロフトは29度で、私が試打した時は164ヤード飛びました。
価格は6本セット(5〜9、PW)で約14万円。高級感のある見た目で、所有欲も満たしてくれますよ。
5.飛ぶ系アイアンで失敗しないための注意点

実際に使ってみて、「これ知らなかったら大変だった…」という経験をまとめました。
ウェッジを同時に見直す必要がある
飛ぶ系アイアンに変えたら、必ずウェッジもチェックしてください。PWのロフトが44度なのに、次のウェッジが56度だと、間の距離が打てなくて泣きます。
私は最初これを知らずに、アイアンだけ買い替えて大失敗。結局48度と52度のウェッジを追加で買う羽目になりました。最初から計画的に揃えれば良かったです。
ちなみに、クリーブランド RTX ZipCore ウェッジは、飛ぶ系アイアンとの相性が良くておすすめです。
以前の番手感覚を忘れる
「7番なら150ヤード」という感覚が染み付いていると、飛ぶ系アイアンでは完全に狂います。
変えたばかりの頃、私は何度も「7番で丁度いいや」と打って、20ヤードオーバー。ピンをオーバーすることなんて滅多になかったので、逆に戸惑いました(笑)
最初の3〜5ラウンドは、GPS距離計を見ながら、各番手の飛距離を記録していくことをおすすめします。ガーミン Approach S62などの距離計があると便利ですよ。
コースマネジメントの見直し
飛ぶ系アイアンにすると、今まで届かなかった場所に届くようになります。良いことのように思えますが、実は罠もあるんです。
例えば、170ヤード先の池。以前の7番なら150ヤードしか飛ばないから絶対届かなかったのに、飛ぶ系の7番だと170ヤード飛んで、ギリギリ池に入る…みたいな。
「飛ぶから攻められる」と考えがちですが、「飛ぶからこそ危険なエリアに届いてしまう」という視点も必要です。家族旅行のゴルフ場で、調子に乗って池ポチャ連発して、妻に呆れられたのはいい思い出です(いや、思い出したくない…)
まとめ:飛ぶ系アイアンで楽しいゴルフライフを
飛ぶ系アイアンは、正しく選んで、正しく使えば、ゴルフの楽しさを何倍にもしてくれます。飛距離が伸びるだけで、こんなにゴルフが楽になるとは思いませんでした。
接待ゴルフでは飛距離が出ることで余裕を持ってプレーできますし、仲間とのラウンドでは「最近飛ぶようになったね!」と言われるのが嬉しい。夫婦や家族でのゴルフ旅行では、飛距離差が縮まることで、一緒に楽しめる時間が増えます。
ただし、ウェッジとの組み合わせや、番手間の距離管理には注意が必要。試打して、自分のヘッドスピードに合ったシャフトを選ぶことも忘れずに。
まずは近くのゴルフショップで、気になるモデルを試打してみてください。きっと「こんなに飛ぶんだ!」という驚きと、「これならもっとゴルフが楽しくなる」というワクワク感を味わえるはずです。
さあ、あなたも飛ぶ系アイアンで、新しいゴルフの世界を体験してみませんか?





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