どのクラブで打てばいいのか?を判断するに各クラブの平均飛距離を知っておく必要があります。
それに自分がそのクラブでどのぐらいの飛距離が出せているかでナイスショットだったのかどうかも分かりますよね。
コースに合わせて、ドライバー、ウェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターの平均飛距離を一覧にまとめましたのでぜひスクショして使ってください。
1.ゴルフクラブそれぞれの平均飛距離一覧表
ゴルフでは種類や番手ごとに飛距離が違うので、コースではそれを使い分けて戦略を立てていきます。
なのでゴルフクラブの飛距離を把握していないとクラブのセッティングがそもそも出来ません。
ゴルフの初心者さんは、まだ自分がどのクラブでどの程度の飛距離がだせるのかわからないですよね。参考になれば嬉しいです。
※一覧表は成人男性の平均です。飛距離はその人のヘッドスピードやスイングレベル、体格や性別によっても異なります。
※女性の場合はこの数値の約-50y(ウェッジなら-30~40y)してください。
※ウェッジは一般的なセッティングの52°をAW、58°をSWとしています。
ドライバー | 210~260y |
フェアウェイウッド3W | 190~210y |
フェアウェイウッド5W | 180~200y |
ユーティリティ | 160~190y |
アイアン5番 | 150~170y |
アイアン6番 | 140~160y |
アイアン7番 | 130~150y |
アイアン8番 | 120~140y |
アイアン9番 | 110~130y |
ピッチングウェッジ(PW) | 90~120y |
アプローチウェッジ(AW) | 80~100y |
サンドウェッジ(SW) | 50~ 80y |
ゴルフクラブの飛距離は、ゴルファーのスイングによって変わりますので目安としてお使いください。
ドライバー(Driver)の平均飛距離
平均的なアマチュアゴルファーのドライバーの飛距離は、約200ヤードから250ヤードの範囲です。
スイングスピードやヘッドスピードが高いゴルファーは、それ以上の飛距離を出すことがあります。
フェアウェイウッド(3ウッド、5ウッドなど)の平均飛距離
フェアウェイウッドの飛距離は、通常、ドライバーよりも短く、平均的なアマチュアゴルファーであれば、200ヤードから220ヤードの範囲です。
ユーティリティクラブ(ハイブリッド)の平均飛距離
ユーティリティクラブの飛距離は、フェアウェイウッドとアイアンの中間であり、平均的なアマチュアゴルファーであれば、180ヤードから200ヤード程度となります。
アイアンの平均飛距離
アイアンの飛距離は、クラブのロフトやゴルファーのスイングによって大きく変わります。
一般的なアマチュアゴルファーであれば、5アイアンが約160ヤードから180ヤード、7アイアンが約140ヤードから160ヤード、9アイアンが約120ヤードから140ヤード程度です。
ウェッジの平均飛距離
ウェッジの飛距離は短く、ピッチングウェッジが100ヤード未満、サンドウェッジやロブウェッジはさらに短い飛距離で使用されます。
これらの数字はあくまで一般的な目安であり、ゴルファーのコンディションによって変わります。
2.自分の平均飛距離を出す方法
残りの距離を何番で打ったらいいかわからないというのは、ゴルファーにとって致命的です。
自分が持っているそれぞれのゴルフクラブの平均飛距離を知っておかなければなりませんよね。自分の飛距離を出す方法を紹介します。
番手ごとの飛距離をメモ
スマホでいいので、自分が打った時の番手ごとの飛距離をメモする癖をつけましょう。
ポイントはちゃんと打てた時の飛距離をメモすることです。その方がゴルフのスキルアップにもつながりますよ。
どのぐらいの飛距離が出るクラブなのかを理解しておく
自分が持っているクラブが飛距離をどのぐらい出せるのかをあらかじめ理解しておきましょう。
自分はこのぐらいの飛距離が出せているから、このぐらいの飛距離が出る番手が欲しいという気持ちでクラブを選ぶとよりスキルアップが楽しくなりますよ。
解析ツールを利用する
ゴルフシュミレーターやゴルフショップなんかで、飛距離の平均を出してくれる解析ツールがあります。
代表的なのは、「TrackMan」や「FlightScope」があります。スイングデータを収集することであらゆるデータを出してくれ、もちろん平均飛距離も出してくれます。
練習場でボールの着地点を観測
これはあまりおすすめできないのですが、ゴルフ練習場打ちっぱなしで打ったボールの着地点を観測します。
同じクラブで何度もボールを打って同じぐらいの場所にボールが落ちていれば飛距離を見積もることもできます。
おすすめできない理由は、打ちっぱなしのボールは特別な飛ばないボールなのであまり正確なデータとは言えないと思います。
飛距離がわかればヘッドスピードもわかる
余談ですが、自分の飛距離を出すとヘッドスピードも分かります。
- 飛距離÷5.5=ヘッドスピード
実際には「ミート率」も考えないといけませんので、飛距離÷5.5だけでは正確なものではありませんが、目安として覚えておくといいと思います。
例えば、ドライバーの飛距離が250ヤードくらいの人の場合。
250ヤード÷5.5=45.4m/s
飛距離が250ヤードの「ヘッドスピードは45.4m/s」となります。
3.ゴルフクラブの種類
初めに知るべきはゴルフクラブが何種類あるか?ですが、答えは6種類です。
- ドライバー
- ウェアウェイウッド
- ユーティリティ
- アイアン
- ウェッジ
- パター
ゴルフ場ではコースにあわせてどのクラブで打つか自分で判断します。適切なクラブを選択できるようにそれぞれの役割を完結に解説します。
ドライバー
ドライバーの役割はズバリ「飛距離」です。
ミドルホールやロングホールでの第一打目(ティーショット)専用のクラブ。役割は飛距離と言ったように全クラブの中で一番飛距離をだせるクラブです。
見た目は全クラブ中で一番ヘッドが大きく、シャフトが長いのが特徴です。なので見た目でも性能でも最も注目を集めて目立つクラブになります。
ドライバーにおけるミスで最も避けたいのが左右両方に曲がってしまうことで、そうなると原因が複数考えられ修正が困難になるためです。
まず知るべきは自分がどちらに曲がりやすいかということです。
そして曲がる方向を一定にすれば対策も立てやすくスコアの安定につながります。
それを知るためにまずは7Iか8Iでリラックスして素直に何球か打ちます、そして安定して曲がる方向を把握しそれを基準にして選んでいきましょう。
注意点ですが、自分の曲がる方向の特性を完全に打ち消してしまうほど極端な補正効果のあるモデルは避けてください。
そうすると例えば自分がスライス特性がある場合、クラブの補正効果が出ればまっすぐか左へ曲がり、出なければ右へといった様に一番避けたい左右の曲がりの原因になります。
なのでスライス特性がある場合なら少し曲がりを抑えてくれる程度のモデルにしましょう。
そうすれば、ナイスショットで少し右へ、打ちそこなえばもっと右へといった様に曲がる方向が一定になります。
自分の特性を把握してスライス特性ならつかまりが良いモデルを、フック特性ならつかまりを抑えたモデルを選びます。
あとは試打を繰り返して自分の一番打ちやすいモデルを選択しましょう。
フェアウェイウッド
ドライバーのヘッドを一回り小さくしたような見た目。
地面上から打つクラブの中では最も飛距離のだせるクラブで、ティーショットに使用されることもあります。各メーカー毎に複数のロフト、番手がありそれによって打ちだし角、飛距離が変わってきます。
この二種類に関しては実は初心者にはそもそもおすすめしないクラブです。
というのも、このクラブの使用する場面はほとんどが芝の上で、さらにシャフトも長くロフトも立っているため扱う難易度がかなり高いクラブになります。
そのため80台や90台を目指すような方はむしろ使いこなせた方がいいのですが、初心者の内はむしろ使わない方がスコアが安定します。
なので基礎が身につき目安として100を切るようになってきたら購入を検討するのが良いでしょう。
ユーティリティ
フェアウェイウッドとアイアンを足して二で割ったような見た目。元々はロングアイアン(5番以上のアイアン)の使用難易度の高さから変わりに開発されたクラブで現在では一般的に使用されるようになりました。フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するクラブになります。各メーカー毎に複数のロフト、番手が用意されています。
アイアン
複数の番手、ロフトがセットで販売されていまるのが一般的です。
3番~PW又は5番~PWがあります。180y~100y位の短い距離を打つ時に使用するクラブで番手毎に飛距離が異なるため残りの距離に応じて使い分けます。
番手が小さいほど飛距離が大きくなり、番手が大きいほど飛距離が小さくなり、さらに番手が小さいほど強いスピンがかけられるようになります。
アイアンには大きく分けて4つの種類があります。
- マッスルバック
- キャビティ
- ポケットキャビティ
- 中空
この4種類の中でもキャビティかポケットキャビティを選ぶようにしましょう。
理由は特徴としてヘッドが大きめで後ろが削られており、そうすることで重心を低く深くできます。
その結果打球が上がりやすくヘッドを大きめに作ってあるためスイートエリアが広くミスに強くなるためです。
デメリットとして高さやボールを曲げるといった操作性は悪く、ヘッドが大きいためライが悪いと振りにくくなります。
ですが打球を操作するのはかなりの高等技術で始めたばかりの内は必要のない技術です。
それにミートがしやすい方が打球が安定するのでプレーの安定にもつながります。
アイアンにはドライバーのような補正効果はあまりないのでスイングのしやすさや振りやすい重さ、インパクトの感触などで決めましょう。
さらにアイアンのスイングの振り心地をその他のクラブの基準にしてください。初めはロングアイアンの扱いは非常に難しいので6~PWのセットがおすすめです。
ウェッジ
一昔前まではサンドウェッジと呼ばれてアイアンのセットの中に入っていました。
最近ではロフトの異なる複数本をアイアンセットとは別に購入することが一般的です。
アイアンより短い100y以内で使用、距離やシチュエーションによってロフトを使い分けます。
アイアンセットの中にAWとSWが含まれていることがありその場合はまずそれを使っていきましょう。
自分で選ぶなら一般的に多いセッティングは52°と56°又は58°の二本です。
ロフト差を4°~6°ほど設けた二本を使用することが多いですが、差を少なくして3本を使用することもあるなどセッティングは人それぞれです。
ラウンドを繰り返す中で必要に応じて変えていけばいいのでまずは一般的なセッティングでいいでしょう。
パター
全クラブの中で唯一転がすことを目的としたクラブ。
グリーンでのパッティング専用のクラブです。ヘッドの形状、シャフトの長さに様々な種類、バリエーションがあり使う人の好みやフィーリングによってどれを選ぶかは異なります。
パターにはヘッドの形状の違う3種類があります。
- ピン型
- マレット型
- L字型
この中で初心者におすすめなのはマレット型です。
理由はマレット型はヘッド重量が重くストロークが安定するため打ちだし方向が安定しやすい為です。
ネオマレット型というのもありますが同様に初心者にはおすすめです。
シャフトの長さには以下の適正値というものがありますので参考にしてみてください。
腕を五角形に構える場合
身長 180cm → 35インチ
170cm → 34インチ
160cm → 33インチ
腕を三角形に構える場合
身長 180cm → 34インチ
170cm → 33インチ
160cm → 32インチ
あくまで適正値なので色々試してみるといいでしょう。
ヘッドのデザインも数多くあります。
人によって感覚はバラバラで試してみないとどれが合うのかは分らないので試打を繰り返しストロークや打ちだし方向が安定し、打感が一番いいものを選びましょう。
4.クラブセッティングの考え方
大会では基本的にクラブの総数は「14本以内」というルールがあります。
そのため今後上達した際に大会に出ようと考えている方は必ず覚えておいてください。
14本以内であればどのクラブが何本までといった決まりはないので自分に合わせたセッティングを考えていきましょう。
例えばドライバー2本、パター2本、アイアンとウェッジで10本といったセッティングもOK。
5.自分にあったクラブを選ぶポイント
クラブによって特徴が異なるため選ぶ際のポイントも変わってきます。
基本的にはどの距離もまんべんなくフォローできるセッティング、一定の振り心地を基準にしましょう。
振り心地が合えば距離感が合わせやすくよけいなミスが防げるためです。ただし初心者の内にいきなり全てのクラブを揃えるのはおすすめしません。
- なぜいきなり揃えるのがダメなのか
- はじめに揃えるクラブ
- 各クラブごとの紹介をしていきます
初心者がいきなり全て揃えてはいけない理由
初心者がいきなり全てのクラブを揃えるのはおすすめできません。
その理由は
- スイングの感覚、フィーリングの基準になるクラブがない。
- 各クラブの飛距離が把握できてないので足りない又はかぶっている距離がある
- 自身のスイングの特徴が掴めていないのでウッドなど合っていない可能性がある
- 実はいらなかったクラブがある
挙げだしたらキリがありません。
まず揃えるべきはこの4本
まず初心者が揃えるべきクラブは「ドライバー」「パター」「ウェッジ」「アイアン」の4種類です。
この後でクラブごとの紹介が書いてありますが「フェアウェイウッド」と「ユーティリティ」に関してはまだ揃える必要がありません。
まだ自分の弱点などが把握できていないのでアイアンセットを購入し基本的な打ち方や自分の球筋を把握したら他の3種類を揃えていきましょう。
まとめ
ゴルフクラブには様々な種類と役割がありその組み合わせは人の数だけ無限にあります。
同じ種類のクラブでも打ちやすさ、上がりやすさ、飛ばしやすさなど特徴は様々。
自分の長所を生かすも、足りないところを補うも自分の戦略次第で、自分に合ったセッティングを見つけて自分らしいプレイスタイルを見つけるのもゴルフの楽しみの一つです。
まずは正しくクラブの役割や特徴を知り、自在にそして自由に組み合わせられるようになっていきましょう。
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