ハンドファーストとは、インパクトの瞬間に手元(グリップ)がクラブヘッドより前(ターゲット方向)にある状態のこと。これができるだけでダフリやトップが激減し、飛距離も方向性も劇的に改善されます。
正直な話、ゴルフを始めて3年目までこの概念を理解していなかった僕は、100切りに2年もかかりました。でも、ハンドファーストを意識し始めてから半年で80台を出せるようになったんです。初心者の方こそ、早い段階でこの技術を身につけることで上達スピードが段違いになります。
この記事では、ハンドファースト初心者が最短で習得できる実践的な方法を、失敗談も交えながらお伝えしていきます。
1.ハンドファーストができないと起こる3つの悲劇
初心者がハンドファーストを習得する前に知っておくべきなのが、「できないことで何が起こるか」です。
悲劇1:ダフリ・トップの無限ループ
ハンドファーストができていないと、クラブヘッドが手元より先に降りてきてしまいます。すると地面を叩いてダフるか、逆に怖くて体が起き上がってトップする。この繰り返しで自信喪失…というのが初心者あるあるです。
僕自身、取引先との初めての接待ゴルフで、7番アイアンで10回中8回ダフって「もしかして体調悪い?」と心配されたことがあります。違います、単にハンドファーストができてなかっただけです(笑)
悲劇2:飛距離が出ない・方向が安定しない
ハンドファーストでないインパクトは、ロフトが寝た状態でボールを捉えることになります。すると本来の飛距離の7〜8割しか出ないし、フェースの向きもバラバラ。
「なんで同じ番手なのに毎回飛距離が違うの?」と悩んでいた時期、原因は全部ハンドファーストができていないことでした。
悲劇3:スピンがかからず止まらない
グリーン周りのアプローチで「ピタッと止めたい!」と思っても、ハンドファーストでないインパクトではスピンがかかりません。結果、グリーンオーバーの連続でスコアを崩す原因に。
家族旅行で訪れた軽井沢72ゴルフ(公式サイト:https://www.karuizawa72.co.jp/)で、妻の前でカッコつけようとしたアプローチが全部奥にこぼれて、「ゴルフ上手いって言ってたよね?」と冷たい視線を浴びたのはいい思い出です…。
2.ハンドファースト初心者が陥る典型的な勘違い
初心者がハンドファーストを習得する過程で、必ずと言っていいほどハマる落とし穴があります。
勘違い1:「手を前に出せばいい」は大間違い
ハンドファーストと聞いて、アドレスで無理やり手を前に出す初心者が非常に多いです。これ、僕も最初やってました。でも結果は散々。
正しくは、インパクトの瞬間にハンドファーストになっていればOK。アドレスで作り込む必要はなく、むしろスイング中の体重移動と体の回転で自然に作られるべきものなんです。
勘違い2:手首を固めて打つ
「ハンドファーストを保つために手首をガチガチに固める」というのも初心者によくある勘違い。実際、僕も練習場で手首を固めすぎて、翌日腱鞘炎になりかけました。
正しいハンドファーストは、適度な手首の柔軟性を保ちながら、インパクトで一瞬だけ角度が保たれる状態。終始ガチガチにする必要はありません。
勘違い3:全クラブで同じハンドファースト
実は、クラブによってハンドファーストの度合いは変わります。ウェッジやショートアイアンほど強く、ドライバーになるほど弱くなるのが自然。
仲間とのラウンドで「ドライバーもハンドファーストだ!」と力説していた頃の僕は、左へのチーピンに悩まされ続けていました。
3.初心者でも5分で理解できるハンドファーストの正しいメカニズム
ここからは、ハンドファースト初心者が本質を理解するための解説です。
体の回転がハンドファーストを生み出す
ハンドファーストは手で作るものではなく、体の回転によって自然に生まれる結果です。
ダウンスイングで下半身から回転を始め、腰→胸→肩→腕→クラブの順番で動く。この運動連鎖が正しく機能すると、インパクトで自然とグリップがヘッドより前に来るんです。
料理で例えるなら、チャーハンを作る時の鍋の振り方。腕だけで振るんじゃなくて、腰から体全体で振ると具材が自然に返ってくるあの感覚に似ています。
左足体重とハンドファーストの関係
インパクトで体重が左足(右打ちの場合)に乗っていることも、ハンドファースト初心者にとって重要なポイント。
体重が右足に残ったままインパクトを迎えると、どうしてもすくい上げる動きになり、ハンドファーストの真逆「ハンドレイト」になってしまいます。
僕が初めてこれを意識して練習した時、「え、こんなに左足に乗るの?」と驚きました。感覚的には7:3か8:2くらい左足体重のイメージです。
ボールの先のターフを取る意識
「ボールの先の芝を削る」という意識を持つと、自然とハンドファーストのインパクトになります。
初心者はボールを上げようとして、ボールの手前を叩きがち。でも実際は、ボールの5〜10cm先を狙って打ち込むイメージの方が、結果的にクリーンヒットするんです。
千葉県の大利根カントリークラブ(公式サイト:https://www.otone-cc.com/)で、レッスンプロに「もっと先を削って!」と何度も言われて、ようやく感覚がつかめました。
4.ハンドファースト初心者のための5ステップ習得法
さて、ここからが本題。ハンドファースト初心者が確実に習得するための、具体的な5ステップをご紹介します。
ステップ1:正しいアドレスの構築
**まずは土台作りから。**ハンドファースト初心者がまず押さえるべきは、正しいアドレスです。
ボールを体の中心よりやや左側(右打ちの場合)に置き、グリップは自然に左太腿の内側あたりに位置させます。この時点で少しだけグリップがクラブヘッドより前にあるのが正解。
鏡の前や動画撮影で自分のアドレスをチェックすると、思っている以上にボールが右にあったり、グリップが後ろにあったりすることに気づきます。
ステップ2:ハーフスイングでの反復練習
いきなりフルスイングは禁物。ハンドファースト初心者こそ、ハーフスイングから始めましょう。
腰から腰のハーフスイングで、インパクトでグリップがヘッドより前にあることを確認しながら打つ。これを100球、200球と繰り返すことで、体がハンドファーストのインパクトを覚えていきます。
正直、地味で退屈な練習です。でもこれをサボると、後々必ず壁にぶつかります。僕がそうでした。
ステップ3:インパクトバッグの活用
ハンドファースト初心者の練習で効果絶大なのが、インパクトバッグを使った練習。
インパクトバッグに向かって、ハンドファーストの形でクラブを押し込む。この動きを繰り返すことで、正しいインパクトの感覚が体に染み込みます。
実際の商品としては、SKLZ(スキルズ)のインパクトバッグ(Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B004M3ECZ8)が定番。自宅でも練習できるので、毎日10回やるだけでも効果を実感できます。
ステップ4:専門器具での感覚掴み
ハンドファースト習得のためには、実は専門的なトレーニング器具を使うのが最短ルート。
特に初心者におすすめなのが、正しいインパクトの形を体に覚えさせるための練習器具。実際、僕自身もこうしたツールを使い始めてから、ハンドファーストの習得スピードが段違いに上がりました。
ちなみに、手首の角度を最適化してハンドファーストの正しいポジションを身につけられるハンドファーストマスター(100度ウェッジ)は、練習場で実際に使ってみて効果を実感した一つ。ヘッド部分の特異なデザインがインパクト時の手首の角度を教えてくれるので、「これか!」という感覚が掴めます。初心者でも短時間で正しい形を理解できる設計になっているのがポイントですね。
ステップ5:実践ラウンドでの意識定着
練習場でできても、コースで実践できなければ意味がありません。ハンドファースト初心者は、ラウンド中も常に意識を持ち続けることが重要。
特に初めのうちは、ショット前に「ハンドファースト、左足体重」と心の中で唱えるくらいでちょうどいいです。
茨城県の鹿島の杜カントリー倶楽部(公式サイト:https://www.kashimanomori-cc.com/)で、スコアカードに「HF!」(ハンドファーストの略)と書いて毎ホール確認していた時期があります。周りから「何の暗号?」と聞かれましたが(笑)
5.ハンドファースト初心者が練習場でやるべき3つのドリル
理論だけでは上達しません。ハンドファースト初心者向けの、実践的なドリルをご紹介します。
ドリル1:左手1本打ち
左手(右打ちの場合)だけでクラブを持ち、ハーフスイングで打つドリル。
これ、めちゃくちゃキツイです。でも、ハンドファーストのインパクトを作るための左手主導の動きが、嫌というほど理解できます。最初は7番アイアンで10球も打てませんでしたが、1ヶ月続けたら50球連続で打てるようになりました。
週1回、10分だけでもいいので取り入れてみてください。
ドリル2:ボールの先にティーを刺す
ボールの10cm先(ターゲット方向)に低いティーを刺し、それを意識して打つドリル。
このティーを削るイメージで打つと、自然とハンドファーストのインパクトになります。初心者はボールだけを見がちですが、このドリルで「先を見る」癖がつきます。
ティーは折れるまで使い続けてOK。むしろ折れたら「ハンドファーストで打てた証拠!」と喜びましょう。
ドリル3:連続素振りからの1球
5回連続で素振りをして、6回目に実際にボールを打つドリル。
素振りの段階でハンドファーストのインパクトを意識し、その感覚のまま本番のショットへ。初心者は素振りと本番で動きが変わりがちですが、このドリルでそのギャップを埋められます。
練習場で隣の打席の人に「熱心だね」と声をかけられたこともありますが、地道な反復こそが上達の近道です。
6.初心者が知らないハンドファーストの番手別攻略法
実は、ハンドファーストの度合いはクラブによって変わります。初心者が見落としがちなこの違いを解説します。
ウェッジ・ショートアイアン:ハンドファースト強め
ウェッジや9番・8番アイアンなどのショートアイアンは、最もハンドファーストを強調すべきクラブ。
理由は、ロフトが大きいためボールが上がりやすく、ダウンブローに打ち込んでもスピンがかかって適切な弾道になるから。インパクトでグリップが大きく前に出ている感覚でOKです。
アプローチショットでこの感覚を掴むと、「ピタッ」と止まるボールが打てるようになって、ゴルフが一気に楽しくなります。
ミドルアイアン:ハンドファースト標準
7番・6番・5番アイアンは、ハンドファーストの基本形と考えてください。
極端に強調する必要はなく、体の回転に従って自然とグリップが前に来る程度。初心者はこの番手でハンドファーストの感覚を掴むのが最も効率的です。
練習場で最も多く打つのもこのあたりの番手だと思うので、意識して練習してみてください。
ユーティリティ・ウッド:ハンドファースト弱め
ユーティリティやフェアウェイウッドは、ハンドファーストの意識を少し弱めるのがコツ。
理由は、これらのクラブはスイープに(払い打つように)打つのが基本で、極端なダウンブローは不要だから。「ほんの少しだけグリップが前」くらいの感覚で十分です。
初心者はアイアンと同じ感覚で打ってしまい、ウッド系が苦手になりがち。番手によって微調整が必要だと理解しておきましょう。
ドライバー:ハンドファーストほぼゼロ
ドライバーに関しては、ハンドファーストを意識しすぎると逆効果。
ドライバーはティーアップして打つため、アッパーブロー(やや上昇軌道)で打つのが理想。ハンドファーストを強調すると低いライナーになってしまいます。
「ドライバーだけ調子が悪い」という初心者は、アイアンのハンドファーストをそのまま持ち込んでいるケースが多いです。ドライバーはむしろ「ハンドレベル」(グリップとヘッドが同じ位置)くらいがちょうどいい。
7.ハンドファーストが身につく初心者向けコース戦略
練習だけでなく、実際のラウンドでもハンドファーストを意識することで、スコアが確実に良くなります。
ティーショット:確実性重視でハンドファーストを活かす
初心者は無理にドライバーを振り回さず、3Wや5Wでハンドファーストのしっかりしたインパクトを意識すると、ティーショットが安定します。
接待ゴルフで失敗できない場面では、飛距離より確実性。ハンドファーストができていれば、短い番手でも十分飛距離は出ます。
実際、僕は大事な取引先とのラウンドでは、ドライバーを封印して5Wで回ることが多いです。「堅実なゴルフしますね」と好印象を持たれることも。
セカンドショット:番手選びにハンドファースト計算を入れる
ハンドファーストで打てるようになると、各番手の飛距離が10〜15ヤード伸びます。
つまり、今まで7番で打っていた距離を8番で打てるようになる。初心者はこの変化を考慮せず、いつもの番手で打ってグリーンオーバーしがち。
GPS距離計(ショットナビ HuG Beyond:https://www.shotnavi.jp/products/hug-beyond/)などで正確な距離を測り、ハンドファースト習得後の飛距離を把握しておくことが重要です。
アプローチ:ハンドファーストで寄せワン量産
グリーン周りの30〜50ヤードのアプローチこそ、ハンドファーストの真価が発揮される場面。
ハンドファーストで打てると、スピンがかかってピンに絡む確率が格段に上がります。初心者でも10球打って3〜4球はピン傍に寄せられるようになります。
家族旅行で訪れた静岡県の富士OGMゴルフクラブ小野コース(公式サイト:https://reserve.accordiagolf.com/golfLinkCourseDetail/?gid=045)で、妻の前でアプローチを5回連続ピン傍に寄せたら、「急に上手くなった?」と驚かれました。ハンドファーストを意識しただけなんですけどね。
8.ハンドファースト初心者のためのトラブル解決Q&A
実際にハンドファーストを練習していると、さまざまな疑問や問題に直面します。初心者からよくある質問に答えていきます。
Q:ハンドファーストを意識するとシャンクが出る
これ、めちゃくちゃわかります。僕も経験しました。
原因は、ハンドファーストを作ろうとして手だけが前に出て、体が開いてしまうパターン。解決策は、体の回転でハンドファーストを作ることを再確認すること。
手を前に出すのではなく、腰と肩の回転で自然とグリップが前に来るイメージに切り替えると、シャンクは激減します。
Q:練習場ではできるのにコースだとできない
これも初心者あるあるですね。
コースでは傾斜やプレッシャーで、無意識に「ボールを上げよう」という意識が働きます。すると体が起き上がり、ハンドファーストが崩れる。
対策は、コースの練習場で最低10球は打って、その日のハンドファーストの感覚を確認すること。僕は必ずラウンド前に練習グリーン脇で素振りを20回やります。
Q:手首が痛くなるのは正しいの?
いいえ、それは間違った力の入れ方をしている証拠。
ハンドファーストは手首を固めて作るものではなく、インパクトの瞬間だけ角度が保たれる状態。終始力を入れていると当然痛くなります。
練習後に手首が痛い初心者は、一度フォームを見直すか、レッスンプロに診てもらうことをおすすめします。無理して続けると腱鞘炎になりかねません。
Q:どれくらいの期間で身につく?
個人差はありますが、正しい練習を週2〜3回続けて、3ヶ月あれば基本は身につきます。
ただし、「完全に定着して無意識でできる」レベルになるには半年〜1年かかると思ってください。僕自身、今でも調子が悪い時は基本に戻ってハンドファーストを確認します。
焦らず、でも確実に、毎回の練習で意識し続けることが大切です。
9.初心者がハンドファーストと一緒に習得すべき3つの技術
ハンドファーストを効果的に活かすには、他の技術も合わせて習得する必要があります。
技術1:正しい体重移動
ハンドファーストと体重移動は表裏一体。バックスイングで右足に乗せた体重を、ダウンスイングで左足に移す動きがあって初めて、ハンドファーストが活きます。
初心者は体重移動が不十分なまま手だけでハンドファーストを作ろうとして失敗しがち。練習場で「右足→左足」と声に出しながら打つだけでも、意識が変わります。
技術2:下半身リードのダウンスイング
ハンドファーストのインパクトを作るには、ダウンスイングを下半身から始動することが必須。
腰→胸→肩→腕→クラブの順番で動くことで、クラブが遅れて降りてきて、自然とハンドファーストになります。
逆に、上半身から動き始めるとクラブが先に降りてきて、ハンドレイトのインパクトに。僕は「腰からスタート!」と毎回意識しています。
技術3:フォローでの左肘の使い方
意外と見落とされがちですが、インパクト後の左肘の抜け方もハンドファースト習得には重要。
インパクト後、左肘が適切に体側に引けることで、ハンドファーストの形がキープされたままフォローに移行できます。左肘が伸びきったままだと、手打ちになってハンドファーストが崩れやすい。
練習場で鏡を見ながら、フォローの形をチェックするのもおすすめです。
まとめ:ハンドファースト初心者が明日から始めるべきこと
長くなりましたが、ハンドファーストは初心者のうちに習得しておくべき、ゴルフ上達の最重要技術です。
もう一度ポイントをまとめると:
- ハンドファーストはインパクトで手元がヘッドより前にある状態
- 手で作るのではなく、体の回転で自然に生み出すもの
- アドレス→ハーフスイング→実践の順で段階的に習得
- 番手によってハンドファーストの度合いを調整する
- 正しい体重移動と下半身リードが必須
明日から練習場に行ったら、まずはハーフスイングで100球。これだけでも1ヶ月続ければ、確実に変化を実感できます。
接待ゴルフで恥をかかない、家族旅行のゴルフで見直される、仲間とのラウンドでベストスコアを出す。そんな未来は、ハンドファーストの習得から始まります。
今日から、いや、この記事を読み終わった今この瞬間から、素振りでハンドファーストを意識してみてください。あなたのゴルフ人生が変わる第一歩になるはずです。





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