プロゴルファーが行っている練習方法をしてみたい!稲見萌寧プロ・今平周吾プロ総集編

Golf professional practice method

ゴルフ練習器

打ちっ放しやレッスン場に通ってゴルフの練習をしているけれども、もっとコツのいい練習方法がないかと思ったりすることはありませんか?

プロゴルファーは日々研鑽して練習をしています。そんなプロゴルファーの練習方法が分かれば参考にしてみたいですね。

今回は、女子プロゴルファーの稲見萌寧さん、男子プロゴルファーの今平周吾さん、それぞれの練習方法を探ってみました。目覚ましく活躍されているお二人の練習方法のコツを掴んでみましょう。

1.パーオン率70%超えの稲見萌寧プロが実践している練習方法まとめ

東京五輪銀メダリストの稲見プロ

🥈銀メダル|稲見萌寧(日本代表)-16
国籍:日本(東京都豊島区出身)
年齢:1999729日生まれ22
身長:166cm
体重:
58kg
プロ転向:2018
世界ランキング:24位(オリンピック終了後)

10歳の頃からゴルフを始めた稲見萌寧プロは、ジュニアの頃から数々の大会で優勝を納め、高校卒業後2018年プロテストを受け合格します。

一日10時間の猛練習が実を結び、2019年「センチュリー21レディス」で、プロになって初めての優勝を果たします。その後も優勝を重ね、賞金ランキングの上位につけています。そして20218月、東京オリンピックの代表に選ばれ、4日間の激闘の後、プレイオフを制し、みごと銀メダルに輝きました。

①腹筋で下半身を安定させるアイアン練習方法

次項の動画【稲見萌寧】目指せパーオン率80%オーバー!ピンを狙うアイアンショットの動画内で紹介されたアイアン練習方法をまとめてみました。ぜひ動画を観て実践してみましょう!


動画出典:GOLF Net TV – ゴルフネットTV –

パーオン率が高い稲見萌寧プロは、アイアンショットの精度の高さが強みです。そこで、そんな稲見萌寧プロのアイアンの練習方法を見てみましょう。

次項の動画【今季5勝!稲見萌寧】稲村亜美にダフらないコツ伝授!アイアンは下半身の使い方でまっすぐ飛ばす!そしてなみき襲来!【ドラコン女王への道】の中で紹介されている練習方法も含めてまとめました。

動画出典:動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】

※この記事は稲見萌寧プロの練習動画を参考にいたしました。

腹筋で軸をまっすぐにするアドレス

まず一回左側に大きく傾いてからまっすぐになり、真上からボールを見るようにします。

この時に腹筋に力を入れます。腹筋に力を入れることにより軸が安定し、背中から腰のラインがまっすぐになります。

グリップの先が、左足の股関節の付け根を指すように構えます。ハンドファーストにもハンドレートにも構え過ぎないように注意します。

テークバックは腹筋に力を入れて高さを維持

体と手とクラブを全部一緒に上げていきます。

この時、腹筋に力を入れて高い位置も保つようにして、左足で押すイメージを持ちます。腹筋に力を入れると、軸が傾くことなく下半身が安定します。頭の高さは変わらないようにします。頭の高さを維持する練習として、胸の前で手を組み、頭の高さが変わらないように、体を回す運動をします。

トップでの間がダウンスイングの動きを導く

切り返しは、右ひざの位置を変えないようにして、右の腹筋を前に出していくようにします。

内側に絞っていくと、手がアウトサイドにならず、インサイドになり、体の近い位置にきます。

切り返しの一瞬がうまく入っていくと、あとの体の動きもうまくいきます。そのためにトップでは腕の力みをなくし、間を作ります。

クラブは少しハンドファースト気味にして、上からダウンブローを当てるイメージで、マットとの境目に落としていきます。

高い弾道の球を打ちたい時には、切り返しからハンドファーストではなく、少しずつコックを解くイメージにすると、下をすらないでスッといき、球が浮きやすくなります。

インパクトは自然に任せて

手打ちにならないように、手首をあまり返さず自然に任せて動きます。フォロースルーもそのまま体の流れに任せます。

②キックボクシングでフィジカル強化

稲見萌寧プロがキックボクシングしている動画はこちらです。プロゴルファー稲見萌寧キックボクシングで強化中の動画内で紹介された練習方法をまとめました。

動画出典:日刊スポーツ

稲見萌寧プロは2021年から、トレーニングにキックボクシングを取り入れています。1ラウンド2分、これを2ラウンド行います。

このキックボクシングを始めてから、体の回転、腰のキレと瞬発力、上半身のねじれがスイングのスムーズさを生むと実感しています。実際にヘッドスピードと飛距離が伸びるという効果を得ています。

キックとゴルフのスイングはねじれが似ています。そこで、体の軸をしっかり決めて、蹴り足の力を腰に乗せることがポイントとなります。

オリンピックの銀メダルにも、このキックボクシングのトレーニングが貢献しているかもしれませんね。

2.2年連続賞金王今平周吾プロの練習方法まとめ

最年少連続賞金王の今平周吾プロ

今平周吾プロ2年連続賞金王
国籍:
日本(埼玉県出身)
年齢:1992年102日生まれ
身長:165cm
プロ転向:2011
世界ランキング:105位(2021年8月)
賞金ランク最高位: 日本ツアー1位(2018年、2019年)

高校1年生だった2008年に「日本ジュニアゴルフ選手権」で松山英樹を抑えて優勝します。翌年高校を中退し、米フロリダ州のIMGアカデミーに2年間留学。2011年、帰国後にプロに転向。

2015年に初シード権を獲得してからは、2017年に「関西オープン」で初優勝し、2018年には賞金王となります。翌年も続けて賞金王になり、史上最年少の複数回賞金王を達成しました。

①コイン1枚でできるパッティング練習方法

【今平周吾】パターを上達させたいゴルファー必見!!試合前にもかかさずやっている練習方法をご紹介の動画内で紹介しているパッティング練習方法をまとめました。

今平周吾プロの練習方法の動画はこちらから観ることができます。

動画出典:今平周吾 GOLFチャンネル

動画出典:今平周吾 GOLFチャンネル

パーセーブ率が高い今平周吾プロは、平均パット数も少ないです。そこで、今平周吾プロが試合の前に行っているというパッティングの練習方法を見てみましょう。

直進性が出るパッティングのポイント

まずティーを地面から0.5mmぐらいまで出るように挿します。

そして、ティーの手前にボールを置きます。

構えはティーの後ろに置き、ティーに当たらないようにボールを打ちます。

ティーに当たらないようにすると、下から入りにくくなり、ダウンブローに打てるようになります。そうするとフェースの真ん中にボールは当たり、順回転をしてくれます。順回転は直進性が出るので、狙ったところへ転がってくれます。

自宅でパッティングの練習をする時には、ティーの代わりにコインを置いて、コインが当たらないように打ちます。

はじめのパッティングは長く念入りに

ラウンドの前でのパッティングの練習では、長い距離のパッティングをします。

距離感を合わせつつ、グリーンのスピードを確認します。上りと下りそれぞれ3回ずつ、念入りにパッティングして、グリーンのスピードを把握します。

次に半分の距離で、タッチを合わせることを重点にしてパッティングします。

最後は短い距離をライン読みして、集中しパッティングします。

覚えておきたいライン読みのコツ

ライン読みは、まず前からボールの周りの傾斜を見ます。

次に横に周り全体的な傾斜を見てみます。

そして後ろに周り、前からでは見えなかったカップ際の傾斜を見ます。

更に横に周り、傾斜を再確認します。

一周することにより、ボールからカップまでのラインの傾斜がよくわかり、パッティングのイメージがわきます。

②家でもできる胸椎と股関節に効くストレッチ

【飛距離をのばす方法】今平周吾のゴルフトレーニングに密着!!プロのマネをすれば即効上達!?自宅で出来るストレッチも紹介の動画内で紹介されたストレッチ方法をまとめています。

今平周吾プロのストレッチ紹介動画はこちらから観ることができます。


動画出典:今平周吾 GOLFチャンネル

今平周吾プロは、コロナ禍で自宅練習メニューにストレッチを取り入れました。

そんな今平周吾プロの自宅できるストレッチを紹介します。

このストレッチは胸椎と股関節に効きます。

まず、仰向けになります。

そして、右足を左足の向こう側へと倒していき、右手も左手の上にのせます。

その後、胸を開くように右手を広げます。この時右足が地面につけたまま浮かないようにします。

胸付近が伸び、右足を我慢することで、胸と股関節がストレッチされます。

これを10回繰り返します。

まとめ

プロゴルファーの皆さんの練習方法は、知れば納得、なんとなくできそうな気がするから不思議です。実際には、毎日練習方法を取り入れた練習をしたり、意識付けしたり、コツコツと続けることが大切です。あこがれのプロに少しだけ近づいた気分になれそうです。

今回練習方法を伝授していただいた稲見萌寧プロ、今平周吾プロ、今後の更なる活躍を期待して応援していきましょう。

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