多くのプロゴルファーはスイング時、ボールを凝視しません。
凝視とは、ひとみをこらして見ること。じっと見詰めることです。
それを「プロはボールを見ない」と言われています。
その理由はボールを凝視しないことによって、次項のメリットがあることを知っているからです。
- 身体に入る無駄な力みを取り除く
- 捻転がしやすくなる
- 力まない
- スイング軸が安定する
- 打球の伸びる
ボールを凝視しないことは簡単なんですが、どうにもこうにもアマチュアはボールをしっかりと見すぎてる傾向にあります。
うまく打ちたいという心理もあるので当たり前です。
今回はあえてボールを凝視しないことを意識してプロが実践しているボールの見方について解説していきます。
目次
1.ボールの凝視癖をなおす!3つのメリット
ボールを見ないで(凝視しない)スイングすることで得られる3つのメリットを詳しく解説していきます。
メリット①スイング軸が安定しやすい
ボールを凝視することをやめることでスイング軸が安定するのかというと、身体の構造から考えてみました。
人間の頭は全体重の約10%の重量があります。スイングの際は、ボールを凝視すると前傾姿勢になりますよね。前傾姿勢になることは、人間の頭が重いため引力に引っ張られてしまい地面に向かって重力がかかってしまいます。
重力が邪魔をしてしまうことは、インパクト時に前傾姿勢になり過ぎてしまい正しい姿勢になることが難しく、正しいスイングができません。スイングする時は、ボールを凝視するのではなく全体をぼんやり見てスイングすることで正しいスイングをすることができます。
メリット②力が抜けて振り抜く感覚が身に付く
全体をぼんやり見ることで力むことなく振り抜く感覚を掴むことができます。なぜなら人間は環境から受け取る情報のうち視覚的な情報が約90%もありボールを凝視すると、体に無駄な力が入りやすくなりがちです。
ボールを遠くへ飛ばしたいという気持ちが大きいとどうしても見てしまうものです。あえて楽にボールを見てみてください。
メリット③顔を正面に向けれることで正しい捻転の形になる
顔が正面に向くことで腕と腰の動きが連動しやすくなり正しい捻転の動きができます。
捻転がうまくできないプレイヤーの多くは、頭を動かしてしまう傾向にあり、体は左側に回転していることが多いです。
顔を正面に向けれれば、右肘をロックしやすくなり上半身を右に捻転しやすくなるメリットもありおすすめです。
2.ボールを凝視しないプロのスイングとは
ボールを凝視しないことは簡単なようで実際は意識しないとアマチュアには難しいものです。
プロゴルファーはインパクト時、ボールの周り全体をぼんやりと眺めながらスイングしています。スイング時に見ておく場所は、スイングの最下点に視線をぼんやりと見ているプレイヤーが多いです。
スイングの最下点みると、ボールとクラブヘッドを両方視界に入れることができ大まかにみることができます。
ただ、アドレス時にはボールを凝視までではありませんがボールを見ています。実際にボールを見ないのは、インパクト時の瞬間だったりします。
ショットする際には、ボールを見るのではなく全体をぼんやりとみて視界からボールを消える状態になります。
ボールを見ていることは、インパクト後にボールを目で追ってしまうことにもつながり、頭が上がってしまうことにもつながりやすいです。
アドレス時は、ボールを見ていますがショット時だとボールをぼんやりと見ている形にしてスイングをしてみてください。
まとめ
プロゴルファーは、ボールを凝視することなく全体をぼんやりと見ながら打つことで無駄な力みや正しい捻転をしています。
練習方法はとても簡単で練習場に行った際にぼんやりと全体を眺めながら打つだけです。
無駄に力んでしまう人や捻転を思ったようにうまくできない人は練習場でアドレスした際に全体をぼんやりと見ながら打ってみてください。
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