ゴルフを始めるなら打ちっぱなしが最適!
ゴルフを始めたいなら、まず打ちっぱなし(ゴルフ練習場)に行きましょう。**いきなりコースに出るのはハードルが高すぎますし、周りにも迷惑をかけてしまいます。打ちっぱなしなら1,000円〜2,000円程度で気軽に練習できて、クラブもレンタルできるので手ぶらでOK。何より失敗しても誰にも迷惑をかけないという安心感があります。
僕も3年前に上司から「今度ゴルフ行こう」と誘われて焦りましたが、打ちっぱなしで2ヶ月練習してからラウンドデビューしたおかげで、なんとか形になりました。正直、初日は空振り連発で恥ずかしかったんですけどね。
この記事では、打ちっぱなしに初めて行く人が知っておくべき全てを、実体験ベースで解説していきます。
1.打ちっぱなしって何?基本を押さえよう

打ちっぱなし(ゴルフ練習場)は、ゴルフボールを思いっきり打てる練習施設のこと。正式には「ゴルフレンジ」や「ドライビングレンジ」と呼ばれます。
広大なネットで囲まれたエリアに向かってボールを打ち、距離や方向性を確認しながら練習できます。本番のコースと違って、何球でも打ち直せるのが最大のメリット。
打ちっぱなしの種類
練習場には大きく2タイプあります。
屋外練習場は開放感があって、実際のコースに近い感覚で練習できます。距離表示も200ヤード以上ある施設が多く、ドライバーをフルスイングできるのが魅力。ただし、雨の日や真夏・真冬は少しキツイですね。
屋内練習場は天候に左右されず、冷暖房完備で快適。都心部に多く、仕事帰りにサクッと寄れる立地が便利です。ただし距離が短め(50〜100ヤード程度)なので、ドライバーの練習には物足りないかもしれません。
初心者には屋外練習場がおすすめ。実際の距離感をつかめますし、開放的な雰囲気の方がリラックスして練習できます。
2.初めての打ちっぱなし、何を持っていけばいい?

打ちっぱなしデビューで一番心配なのが「何を用意すればいいの?」という点ですよね。結論、最低限必要なのはグローブと運動できる服装だけです。
絶対に必要なもの
ゴルフグローブは必須アイテム。素手で打つと豆ができて痛いですし、グリップが滑って危険です。利き手と反対の手に着けます(右利きなら左手)。
初心者向けならキャロウェイのウォーバードグローブが1,000円前後でコスパ抜群。僕も最初はこれを使っていました。
動きやすい服装があればOK。ジーンズでも大丈夫ですが、ストレッチ素材のパンツの方がスイングしやすいです。靴も運動靴でOK。
あると便利なもの
ゴルフシューズは滑り止めがあるので踏ん張りやすいですが、初心者のうちは不要。慣れてきたらフットジョイのスパイクレスシューズあたりを検討してみてください。
タオルは汗拭き用に1枚あると便利。真夏は必須です。
ドリンクも持参すると良いでしょう。練習場にも自販機はありますが、値段が少し高めのことが多いので。
クラブはレンタルでOK
「ゴルフクラブ持ってないんだけど…」と心配する必要はゼロ。ほとんどの練習場でクラブをレンタルできます。料金は1本100円〜300円程度。
初心者なら7番アイアンを借りましょう。一番扱いやすくて、基本のスイングを覚えるのに最適なクラブです。慣れてきたらドライバーやパターも試してみてください。
3.打ちっぱなしの料金システムを理解しよう

打ちっぱなしの料金体系は施設によって異なりますが、基本的には以下のパターンです。
料金体系の種類
打席料+ボール代が最も一般的。打席料は300円〜1,000円程度で、時間無制限で席を使えます。ボール代は1球10円〜20円が相場。100球打てば1,000円〜2,000円程度ですね。
時間制打ち放題を導入している施設も増えています。60分2,000円〜3,000円で打ち放題というパターン。たくさん打ちたい人にはお得です。
会員制の練習場もあります。月会費を払えば打席料が無料になったり、ボール代が割引になったりします。週1回以上通うなら検討する価値あり。
初回にかかる費用の目安
初めて行く場合、トータルで2,000円〜3,000円あれば十分。内訳はこんな感じです。
- 打席料:500円
- ボール代(50球):1,000円
- グローブ:1,000円
- クラブレンタル:300円
50球もあれば初心者には十分。というか、慣れないうちは50球打つだけで腕がパンパンになります。僕も初日は30球で限界でした。
4.打ちっぱなしでの流れを完全シミュレーション

初めて行く場所って緊張しますよね。事前に流れを知っておけば安心です。
受付から打席まで
まず受付で「初めてです」と伝えましょう。スタッフが丁寧に説明してくれます。恥ずかしがる必要はありません。みんな最初は初心者でした。
会員カードを作るかどうか聞かれることがありますが、初回は不要です。「今日は体験で来ました」と言えばOK。
打席を選びます。1階と2階がある場合、初心者は1階がおすすめ。ボールの行方が見やすいですし、距離感もつかみやすいです。
ボールの出し方
打席に着いたら、ボールを出す準備をします。最近は自動ティーアップ式が主流。ボタンを押すだけで自動的にボールが出てきて、ティー(ボールを乗せる台)の上にセットされます。
昔ながらのバケツ式の場合は、機械にコインを入れてボールが入ったバケツを受け取ります。これを打席まで運んで練習します。
実際に打ってみる
さあ、いよいよスイングです。最初は当たらなくて当然。空振りしても誰も見ていません(みんな自分の練習に必死なので)。
僕は初日、10球中8球が空振りでした。たまたま隣にいたベテランっぽいおじさんが「最初はそんなもんだよ、頑張れ」と声をかけてくれて、ちょっと気持ちが楽になったのを覚えています。
フルスイングしなくてOK。まずは小さなスイングで、クラブにボールを当てる感覚をつかみましょう。
5.初心者が打ちっぱなしでやるべき練習メニュー

闇雲に打っても上達しません。効率的な練習メニューを紹介します。
最初の10球:ハーフスイング
肩から肩までの小さなスイング(ハーフスイング)で打ちましょう。まずはクラブの芯(スイートスポット)にボールを当てる感覚をつかむことが最優先。
距離は30〜50ヤードで十分。「カチッ」という心地よい打感が得られたらOKです。
次の20球:スリークォータースイング
少しスイングを大きくして、腰から肩くらいまで振ります。距離は70〜100ヤードを目指しましょう。
このあたりで「あれ、意外と当たるかも」という感覚が出てきます。でも調子に乗ってフルスイングすると空振りするので要注意(経験談)。
残りの20球:フルスイング
最後にフルスイングに挑戦。ただし、力任せに振るのはNG。スムーズなリズムを意識して、8割の力で振るイメージです。
全部当たらなくても落ち込む必要なし。5球中1球でもまともに飛べば上出来です。
意識すべきポイント
結果より過程を見ることが大切。ボールがどこに飛んだかより、スイングのリズムや体の使い方に意識を向けましょう。
動画撮影もおすすめ。スマホで自分のスイングを撮って見返すと、想像と実際の違いに驚きます。僕は自分のスイングを見て「こんなに腰が回ってない!」と衝撃を受けました。
6.打ちっぱなしでやりがちな失敗と対策

初心者あるあるの失敗をまとめました。これを知っておけば恥ずかしい思いをせずに済みます。
隣の打席にボールが飛んでいく
たまにあります。めちゃくちゃ恥ずかしいです。僕も一度、完全に左に打ち出して隣の打席まで転がしてしまいました。
すぐに謝りましょう。「すみません!」と一言伝えればOK。相手も初心者の頃を経験しているので、意外と優しいです。
防止策としては、ボールをティーの真ん中より少し右側(右打ちの場合)にセットすること。これだけで左への引っかけが減ります。
力みすぎて空振り連発
「飛ばしてやる!」と意気込むと、100%空振りします。ゴルフあるあるです。
力を抜いて、リズムを大切に。「イーチ、ニー、サーン」くらいのゆったりしたテンポで振りましょう。野球のバッティングとは全く違います。
クラブを地面に叩きつける
ダフリ(ボールの手前を打つミス)をすると、クラブが地面にガツンと当たります。手首が痛いし、クラブも傷つきます。
レンタルクラブでやると弁償になる可能性も。対策は、ボールをよく見ること。目線を上げずに、インパクトの瞬間までボールを凝視しましょう。
7.おすすめの打ちっぱなし練習場【関東・関西】

実際に評判の良い練習場を紹介します。
関東エリア
江戸川ゴルフレンジ(東京都江戸川区)は都内最大級の300ヤード。初心者向けレッスンも充実していて、スタッフの対応も丁寧です。平日なら比較的空いているので、ゆったり練習できます。
新宿ゴルフレンジ(東京都新宿区)は駅から徒歩3分の好立地。屋内施設なので天候に左右されず、仕事帰りに寄れるのが最高。ただし距離は短めです。
関西エリア
神戸六甲ゴルフ倶楽部(兵庫県神戸市)は250ヤードの広々とした練習場。景色も良く、開放的な雰囲気で練習できます。初心者レッスンの評判も上々。
大阪ゴルフリゾート(大阪府吹田市)は24時間営業が魅力。早朝や深夜に練習したい人にぴったり。設備も清潔で使いやすいです。
8.打ちっぱなしに慣れたら次のステップ

50球をまともに打てるようになったら、次の段階に進みましょう。
レッスンを受けてみる
独学には限界があります。変な癖がつく前に、プロのレッスンを1〜2回受けるのがおすすめ。グループレッスンなら1回3,000円〜5,000円程度。
基本のグリップ、スタンス、スイングプレーンを教えてもらうだけで、格段に上達します。僕もレッスン3回目で「あ、これがゴルフか」と開眼した瞬間がありました。
ショートコースに挑戦
打ちっぱなしで100球程度打てるようになったら、ショートコース(パー3のコース)デビューがおすすめ。本番のコースより距離が短く、初心者でも楽しめます。
芝の上から打つ感覚、傾斜地からの打ち方、グリーンでのパターなど、打ちっぱなしでは経験できないことが学べます。
ラウンドデビューの準備
本格的なコースに出るなら、最低でも100球×10回(合計1,000球)は打ちっぱなしで練習しておきたいところ。ハーフラウンド(9ホール)で130打前後を目指しましょう。
ルールとマナーの勉強も忘れずに。スロープレーは周りに迷惑をかけるので、プレーファストを心がけること。これだけは徹底してください。
9.打ちっぱなしでゴルフの楽しさを発見しよう

ゴルフは一生楽しめるスポーツです。年齢を重ねても続けられるし、仕事の人間関係も広がります。
接待ゴルフで取引先との距離が縮まったり、休日に仲間とラウンドして最高のリフレッシュになったり、家族旅行でゴルフリゾートを楽しんだり。可能性は無限大。
でも、その第一歩は打ちっぱなしから。まずは週1回、仕事終わりに30分だけ打ちに行く習慣をつけてみてください。半年後には、自信を持ってコースに出られるようになっているはずです。
僕も最初は「空振りばっかりで恥ずかしい」「自分には向いてない」と思っていました。でも続けるうちに、ボールがまっすぐ飛んだときの爽快感にハマってしまって。今では月2回のラウンドが何よりの楽しみです。
さあ、今週末は打ちっぱなしデビューしてみませんか?この記事を参考に、手ぶらで気軽に行ってみてください。きっと、新しい世界が開けますよ。
まとめ:ゴルフを始めるなら打ちっぱなしが最適解
- 打ちっぱなしは初心者に最適:1,000円〜2,000円で気軽に練習できる
- クラブはレンタルでOK:グローブと動きやすい服装だけ用意すればOK
- 最初は50球から:ハーフスイングで基本を固めよう
- レッスンを活用:変な癖がつく前にプロに習うのが上達の近道
- 継続が命:週1回の練習を半年続ければコースデビューできる
打ちっぱなしは、ゴルフ人生の入り口。ここで基礎を固めれば、一生楽しめる趣味になります。失敗を恐れず、まずは一歩踏み出してみてください!





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