ゴルフを始めたばかりの頃は、毎日のようにゴルフ練習場に出向いて、とりあえず打ちまくっていました。始めたばかりの方は、ただ打ちまくっているだけでも楽しいと思うんですが、ゴルフが上手くなるコツとして初めにおすすめするのは、正しいスイングを理解することです。
かっこいいスイングをしてどかーんと遠くに飛距離を出すには闇雲にショットを楽しんでいても成長できないのがゴルフの面白さ。まさに沼です。
今回は、ゴルフ初心者さんにおすすめのスイングの練習方法を解説していきます。
目次
1.ゴルフ初心者のスイング練習はピッチングウェッジがおすすめ
ゴルフの楽しさはわかっているけど上手に無駄なく成長していきたい!そんな方におすすめのスイング練習方法を解説していきます。
おすすめは、PW(ピッチングウェッジ)を使用して、練習してみましょう。そうすることで、他のウェッジよりフェースに当たる感覚を感じやすいためイメージがつきやすくおすすめです。
まず、スイングの基礎を覚えるために、小さいスイング(ハーフスイング)で練習を行っていきましょう。この小さいスイングから練習していくことで、スイングの基本の型が、身に付いていきます。
2.ゴルフ初心者が取り組むべき4つの基本ステップ
ピッチングウェッジを用意したら次項の4つのポイントをクリアにしていきましょう。
ステップ①アドレス(構え)
まずはアドレス、構えです。アドレスの5つの手順をぜひクラブを握りながら実行してみてください。
- ボールに対して、身体を中心に持ってきて両足を揃えて立つ
- 肩幅と同じくらい足を広げる
- 膝を軽く曲げて、足の付け根付近から上半身を前傾させていく
- 前傾して、ダランと手を垂らし、その位置でクラブを持つ
- 出来る限り自然な形でグリップを握る(とにかく力まない)
アドレスはとても重要で中級者・上級者になっても納得がいかないプレーヤーもたくさんいます。初心者のうちから意識しておくことが大切だと思います。
アドレスを無意識にやっていると、意識して構えたときに何が正解か分からなくなるもんです。初心者のうちからアドレスへの意識を高めておくことは決してマイナスにはなりません。
アドレスが出来ていないと、この後に続く3ステップにも悪影響が出てきますので、納得のいくように練習を重ねていきましょう。
ステップ②バックスイング
次にバックスイングの動きをします。バックスイング は次の4つを意識していきましょう。
- 手首ではなく、お腹(体幹)を中心として、意識して動かしていく
- 両肩と手元の3点を繋いだ三角形を作り、三角形を崩さないようにあげていく
- 三角形を維持して、左腕が地面と平行になるぐらいまであげていく
- 自然とトップの位置が出来上がる
バックスイングは重力に逆らわず、頭で考えず、自然に行えるようになればアドレスからバックスイングまでスムーズに行えます。ですがこれが難しいんです。
ステップ③ダウンスイング~インパクト
バックスイングまで行けば、いよいよダウンスイングへ移行していきます。この流れの事を「切り返し」と呼ばれます。そして、そのままインパクトまで繋がっていきますが、この動作がスイングの中でも誰もが大きな課題となっています。なのですぐにうまくいかなくとも落ち込まなくて大丈夫です。(アマチュアは完璧にできるまでとても時間を要します)
あえて分かりやすく伝えていきます。
- 左ひざ→腰→腕→クラブと、順序よく力の流れを作る
- 左ひざをアドレスの位置に戻していくこと意識する
- 下半身を主体として、振り抜くことを意識する
ダウンスイング〜インパクトの動作が飛距離へボールの導線に影響を与えるので重要です。
ステップ④フォロースルー~フィニッシュ
振り抜いた後のフォロースルーですが、初心者はまずもってここはないがしろにします。意識するメリットがわからないので当たり前です。自然にしているフィニッシュですがあとあと意識することになります。なぜならここで手を抜いてしまうと、せっかくここまで正しいスイングの型を覚えてきた意味がなくなってしまうのです。
逆にここを意識することで、インパクト後の飛距離をあげることが出来ます。
以下にフォローするーからフィニッシュで意識すること4つのポイントをまとめました。
- スイングの勢いで、目標の方向に頭が突っ込まないこと
- フォロースルー後、手元が左耳付近まで上がっていること
- 右肩が狙ったターゲットの方向に向くようにする → かっこよく決まる
- ボールが飛んで行った方向を目で追っておくこと → 次のアクションに備える
まずは何事も基本的な事を徹底することが大事ですよね。基本的なことが出来るようになってから、自分流に応用していくことが出来ます。
3.ゴルフ初心者が上手にスイング習得する3のコツ
ゴルフ初心者がスイング練習をする際に気を付けるべきことを3つ紹介します。
しっかりストレッチしてからはじめる
シンプルなんですが、これだけでも他の初心者ゴルファーとの差が開きます。準備運動をしないアスリートはいませんし、とりわけゴルフは肩の可動域が広く体のバネを上手に使えると言われています。
ゴルフ初心者にありがちですが、ボールに当てることを意識しすぎてしまい、手だけで打ちにいってしまうことがあります。これがいわゆる手打ちです。
手だけで打ちにいこうとすると、当然飛距離も出ませんし、球筋も安定しないので、ボールも曲がりやすくなってしまいます。
対策として、手だけで打ちにいっていることが問題なので、体全体を使える意識としてストレッチをしっかりしていきましょう。
インパクトの瞬間に頭が上がらないようにする
これは初心者に限ってではなく、ゴルファー全般に多いスイングミスとしてあげられています。頭が早く上がってしまうことで問題なのは、体が開いてしまうということです。
体が開くと、クラブのフェースまで開いてしまうので、おのずとインパクトの際にフェース面が右を向いて当たるため、必然的にボールはスライスしてしまうというわけです。対策として、インパクト後もボールがあった場所を見つめ続けるぐらいの意識でスイングをしてみましょう。
カット軌道を一人で解決しようとしない
初心者の方がスライスを直そうとして、もっとひどくスライスしてしまうケースが発生することがあります。そのスライスがひどくなることを「カット軌道」と呼ばれています。
カット軌道の厄介なところは、一人ではなかなか直すことが出来ないということです。ましてや、ゴルフ初心者ともなればなおさらです。
対策としては、ゴルフ経験者に聞く、またはゴルフ練習場などに同行してもらい、スイングを見てもらって、客観的な意見を取り入れてみてください。近しい存在で経験者がいないようであれば、多少お金は発生してしまいますが、ゴルフスクールなどを利用して、正しいスイングのフォームや正しいスイングの型を教えてもらうのも検討してみてください。
まとめ
今回は、初心者ゴルファーが最短で正しいスイングを理解する方法を紹介しました。初心者のうちは教えてもらう人も慎重に吟味することをお勧めします。体型やスポーツ経験が違うことでいくら憧れの先輩ゴルファーでも自分には合わないということが多々あるからです。自分にぴったりのコーチまたは先輩を見つけることも成長の大きな鍵です。ぜひ大切に選んでくれたらと思います。
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