ゴルフをはじめたばかりの時はただ打ちまくっているだけでも楽しいですよね。
一体何から練習したらいいのか全く分からないのです。(全員そうです)
ゴルフはじめたのだから少なからずともゴルフをやっている先人方があなたの周りにいると思います、「ゴルフはじめたんですよ!色々教えてください!」と周りに言いまくるのも少しの間で、しばらくたてば「真面目にゴルフ上達したい」となってきます。
優しい人はゴルフを教えてくれますが、そこまで親身にはなってくれませんし、ゴルフが上手い人=教えるのが上手いかはまた別の話なので、要はあまり期待できなくなってくるわけです。
この記事では「今日からゴルフ始めた!」ぐらいのまったくの初心者、ゴルフを知らない人が始めに知っておくべきことを手取り足取り教えるゴルフレッスン記事となっています。
変な癖がつかないよう王道で最低限はじめに知っておくべき基礎内容となっていますのでぜひ、お気軽に流し読みしていただけたら嬉しいです。
目次
1.まずはゴルフクラブを手に入れよう
ゴルフをはじめると決めたらゴルフクラブを手に入れましょう。
初心者の方はゴルフセットがお得だと感じて購入する方が多いと思うのですが、ちょっと待って!
結果要らぬ出費になるかもしれないので慎重に選んでいきましょう。(お願い)
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ゴルフクラブは単品かセットで購入するかをまずは考えていきましょう。
個人的には最低限必要なクラブ7本だけがまずはあれば大丈夫です。その中でも最も優先順位が高いのがピッチングウェッジか9番アイアンの2本です。
- 1本目|3番ウッド(スプーン)
- 2本目|ユーティリテイ
- 3本目|7番アイアン
- 4本目|9番アイアン
- 5本目|ピッチングウェッジ
- 6本目|サンドウェッジ(56度)
- 7本目|パター
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急いでなければこの7本もまずはレンタルから始めてみて、自分的にいい!と思ったものから購入するのをおすすめしています。
1本数千円でレンタルできますので、失敗しても購入するよりは金額的に痛手にならないかと思います。
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レンタルクラブは最新クラブになってしまいますが、その一年前の型とかを中古屋さんで探してみてください。
品番を検索すれば中古サイトに必ずヒットしますよ。
今はネットで注文できてすぐに届くのでかなり便利です。活用していきましょう。
ゴルフクラブ以外に必要なものを紹介します。
それは手袋です。
ゴルフ用の手袋を購入しましょう。大体1000円〜1500円ぐらいです。消耗品なのでそこまで吟味しなくて大丈夫。良さそうだと感じたものを購入してください。
ゴルフボールとゴルフ用の靴はそこまで緊急性が高くありません。
なぜならラウンドに出るわけではないですし、打ちっぱなしでは打ちっぱなし専用のゴルフボールがあります。
ゴルフ用の靴も最近はスパイクレスなスニーカーっぽいものが流行っていますのでまだ必要ありませんので購入せず情報を集めるぐらいにしておきましょう。
2.クラブはピッチングウェッジか9番アイアンの2本が大切
ゴルフを今日から始めたぐらいの初心者さんは、いろんなクラブを練習する必要はありません。
私のおすすめはピッチングウェッジか9番アイアンです。大事なのは短めのアイアンクラブで反復練習です。それが上達への1番の近道です。(信じて)
いろんなクラブを打ちたい衝動、欲求はもちろんあると思いますが最初ほどガマン、ガマンです。
なぜなら限られた練習時間の中で最初からいろんなクラブ、いろんな長さのクラブを練習しても結局どっちつかずになったり、なかなか上手く当たらずゴルフが嫌になるリスクもあるので、逆効果となってしまって上達を遅らせることになると思うからです。
ゴルフクラブ(最低でもピッチングウェッジ・9番アイアン)を手に入れたら、次は正しいゴルフクラブの持ち方を理解していきます。
3.正しいゴルフクラブの握り方を覚えよう
ゴルフグリップの基本の握り方は1つではありませんが、基本は握りやすさ重視をしてください。一般的な握り方はオーバーラッピングという握り方です。
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オーバーラッピンググリップ
現在一番ポピュラーな握り方がオーバーラッピンググリップです。
右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せる形で握ります。
初心者はまずこの握り方で試してみましょう。
- 左手は中指、薬指、小指で包み込み、右手は主に薬指と中指でひっかけるように持ちます
- 親指や人差し指などは添えるイメージで、決して力を入れすぎないようにします
インターロックグリップ【右手主導】
その次にインターロックグリップ(インターロッキングとも言われます)という握り方もあります。
- 左手でクラブのグリップを握ります
- 右手の親指と左手の小指を交差させ、クラブのグリップにかぶせます
- 両手の指を軽く握り、指先ではなく指の腹で握ります
一般的にはオーバーラッピングの握り方がおすすめです。
早速握ってみてください。ゴルフグリップの握り方を知ったところで、次はグリップの基礎知識を解説します。
4.ゴルフグリップを握る角度:基礎知識
ゴルフグリップを握る角度は基本3パターンあります。
初心者さんはストロンググリップ(フックグリップ)が断然おすすめです。
- スクウェアグリップ|中心からやや右側
- ストロンググリップ(フックグリップ)|中心から右側
- ウィークグリップ|ほぼ中心
初心者さんは最初ほぼスライスばかり、となるので、ストロンググリップ(フックグリップ)のほうがボールのつかまりがよくなり、飛距離も出るグリップだからです。
フックグリップとは、左手の親指をグリップの中心より右側に捻って握る握り方で、上から見て左手のナックルが3つ以上見える形になります。
左手の親指と人差し指でできるV字が右肩を指します。
別名ストロンググリップと呼ばれる現在主流の握り方で、必然的にフェースがやや閉じ気味になります。
特に気を付けてほしいのは、左手の親指をグリップにまっすぐ中心に沿って握る(これ初心者さんにかなり多い)のではなく、中心からやや右側に左手親指を置くことと中指、薬指、小指3本を強めに握って親指、人差し指は添えるだけ、という意識でグリップすることです。
5.ゴルフのアドレスを理解しよう
ゴルフのアドレスとは、スイングする位置立ち方のことを言います。
ゴルフのアドレスには3種類あります。
その中でもスクエアスタンスが、ゴルフの基本となるスタンスで初心者はまずこのスタンスを覚えることから始めましょう。
まずスクエアスタンスでまっすぐボールが打てるようになることが大事です。
- スクエアスタンス|ボールと目標を結んだラインに対して両足が平行(スクエア)になる構えです
- クローズドスタンス|スクエアスタンスに比べ、右足を手前に引いて目標に対してやや右向きに構えるスタンスです
- オープンスタウンス|クローズドスタンスと逆で、左足を手前に引いて目標に対してやや左向きに構えるスタンスです
ウソだと思われるかもしれませんが初心者さんは目標に対してまっすぐ(スクエア)に立つことが実は一番難しいです。
なぜなら練習場ではマットがあって方向を分かりやすくしてくれてますが、実際のコースに出れば広すぎて何も目印になるものがないからです。
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一番大事なことは、打ちたい方向の1mぐらい先にスパット(ちょっとしたごみや芝の切れ端などなんでもいい)を見つけ、それに対してヘッドを合わせて、そのヘッドの方向に腰、胸、肩がまっすぐ立てること、これが重要となります。
最初は難しいですがこれを繰り返しやることによって慣れてきます。
またスタンス幅は肩幅よりやや広いぐらいがいいでしょう。頑張って!
6.ゴルフの癖(くせ)に気をつけよう
ゴルフは、最初に変なクセがつくと上達の妨げになりますので注意してください。
要は独学で練習していくにも正解を知った上でするのがおすすめです。
ゴルフの正解というと個々で変わることも多いのでどれが正解か?と言われると難しいのですが、一般的な王道を理解した上で応用をしてくださいということです。
このゴルフの王道を知らずに自分のオリジナルで初めてしまう(王道から外れた方法)のを癖(くせ)だと思ってください。
後からこの癖を治すのに苦労するので初めが肝心です。
7.ピッチングウェッジでハーフショットの練習を始めよう
ではボールを打っていきましょう。近所の打ちっぱなしに出向きます。まずはPW(ピッチングウェッジ)を使用して練習します。
なぜなら、他のウェッジよりフェースに当たる感覚を感じやすいためイメージがつきやすくなるからです。
そしてスイングの基礎を覚えるために、小さいスイング(ハーフスイング)で練習を行っていきましょう。
この小さいスイングから練習していくことでスイングの基本の型が、身に付いていきますよ。初心者さんがいきなりフルショットしても当たりませんし、まっすぐ飛ぶこともほぼありません。
なので、最初はスイング幅としては、右肩から左肩(それでも不安な人は右腰から左腰)ぐらいの小さなスイングから練習しましょう。
最初は飛距離など気にしなくていいです。ゴルフはクラブを動かす範囲が小さいほうが簡単なので、まずそれに慣れましょう。
この小さなスイングで、当たる、そこそこまっすぐ前に飛ぶようになってからスイングを大きくしていけばいいのです。
8.ハーフショット練習の4つのポイント
ピッチングウェッジを用意してハーフショット練習では次項の4つのポイントを理解して行います。
ポイント①アドレス(構え)
まずはアドレス、構えです。
アドレスの5つの手順をぜひクラブを握りながら実行してみてください。
- ボールに対して、身体を中心に持ってきて両足を揃えて立つ
- 肩幅と同じくらい足を広げる
- 膝を軽く曲げて、足の付け根付近から上半身を前傾させていく
- 前傾して、ダランと手を垂らし、その位置でクラブを持つ
- 出来る限り自然な形でグリップを握る(とにかく力まない)
アドレスはとても重要で中級者・上級者になっても納得がいかないプレーヤーもたくさんいます。初心者のうちから意識しておくことが大切だと思います。
アドレスを無意識にやっていると、意識して構えたときに何が正解か分からなくなるもんです。
初心者のうちからアドレスへの意識を高めておくことは決してマイナスにはなりません。
アドレスが出来ていないと、この後に続く3ステップにも悪影響が出てきますので、納得のいくように練習を重ねていきましょう。
ポイント②バックスイング
次にバックスイングの動きをします。
バックスイング は次の4つを意識していきましょう。
- 手首ではなく、お腹(体幹)を中心として、意識して動かしていく
- 両肩と手元の3点を繋いだ三角形を作り、三角形を崩さないようにあげていく
- 三角形を維持して、左腕が地面と平行になるぐらいまであげていく
- 自然とトップの位置が出来上がる
バックスイングは重力に逆らわず、頭で考えず、自然に行えるようになればアドレスからバックスイングまでスムーズに行えます。
ですがこれが難しいんです。
ポイント③ダウンスイングからインパクト
バックスイングまで行けば、いよいよダウンスイングへ移行していきます。
この流れの事を「切り返し」と呼ばれます。そして、そのままインパクトまで繋がっていきますが、この動作がスイングの中でも誰もが大きな課題となっています。
なのですぐにうまくいかなくとも落ち込まなくて大丈夫です。(アマチュアは完璧にできるまでとても時間を要します)
あえて分かりやすく伝えていきます。
- 左ひざ→腰→腕→クラブと、順序よく力の流れを作る
- 左ひざをアドレスの位置に戻していくこと意識する
- 下半身を主体として、振り抜くことを意識する
ダウンスイング〜インパクトの動作が飛距離へボールの導線に影響を与えるので重要です。
ポイント④フォロースルーからフィニッシュ
振り抜いた後のフォロースルーですが、初心者はまずもってここはないがしろにします。
意識するメリットがわからないので当たり前です。
自然にしているフィニッシュですがあとあと意識することになります。
なぜならここで手を抜いてしまうと、せっかくここまで正しいスイングの型を覚えてきた意味がなくなってしまうのです。
逆にここを意識することで、インパクト後の飛距離をあげることが出来ます。
以下にフォローするーからフィニッシュで意識すること4つのポイントをまとめました。
- スイングの勢いで、目標の方向に頭が突っ込まないこと
- フォロースルー後、手元が左耳付近まで上がっていること
- 右肩が狙ったターゲットの方向に向くようにする → かっこよく決まる
- ボールが飛んで行った方向を目で追っておくこと → 次のアクションに備える
まずは何事も基本的な事を徹底することが大事ですよね。
基本的なことが出来るようになってから、自分流に応用していくことが出来ます。
9.ゴルフスイングはシンプルにリズムが重要
最初、ちゃんと飛ぶ飛ばないは気にしなくていいのでまずスイングリズムを覚えることを重視しましょう。
スイングリズムについてはアドレスからバックスイング、フォロ―にかけて「イチ、ニ、サン」が合う人もいれば、「イチ、ニー、サン」や「イーチ、ニー、サーン」が合うなど初心者さんが思う以上に個人差がありますので、自分はどのリズムでスイングしたほうが振りやすいのか、当たりやすいのかを見極めることも大切です。
10.ゴルフ初心者が上手にスイングする3つのポイント
ゴルフ初心者がスイング練習をする際に気を付けるべきことを3つ紹介します。
しっかりストレッチしてからはじめる
シンプルなんですが、これだけでも他の初心者ゴルファーとの差が開きます。準備運動をしないアスリートはいませんし、とりわけゴルフは肩の可動域が広く体のバネを上手に使えると言われています。
ゴルフ初心者にありがちですが、ボールに当てることを意識しすぎてしまい、手だけで打ちにいってしまうことがあります。これがいわゆる手打ちです。
手だけで打ちにいこうとすると、当然飛距離も出ませんし、球筋も安定しないので、ボールも曲がりやすくなってしまいます。
対策として、手だけで打ちにいっていることが問題なので、体全体を使える意識としてストレッチをしっかりしていきましょう。
インパクトの瞬間に頭が上がらないようにする
これは初心者に限ってではなく、ゴルファー全般に多いスイングミスとしてあげられています。
頭が早く上がってしまうことで問題なのは、体が開いてしまうということです。
体が開くと、クラブのフェースまで開いてしまうので、おのずとインパクトの際にフェース面が右を向いて当たるため、必然的にボールはスライスしてしまうというわけです。
対策として、インパクト後もボールがあった場所を見つめ続けるぐらいの意識でスイングをしてみましょう。
カット軌道を一人で解決しようとしない
初心者の方がスライスを直そうとして、もっとひどくスライスしてしまうケースが発生することがあります。
そのスライスがひどくなることを「カット軌道」と呼ばれています。
カット軌道の厄介なところは、一人ではなかなか直すことが出来ないということです。ましてや、ゴルフ初心者ともなればなおさらです。
対策としては、ゴルフ経験者に聞く、またはゴルフ練習場などに同行してもらい、スイングを見てもらって、客観的な意見を取り入れてみてください。
近しい存在で経験者がいないようであれば、多少お金は発生してしまいますが、ゴルフスクールなどを利用して、正しいスイングのフォームや正しいスイングの型を教えてもらうのも検討してみてください。
まとめ
今回は、初心者ゴルファーが最短で正しいスイングを理解する方法を紹介しました。
初心者のうちは教えてもらう人も慎重に吟味することをお勧めします。
体型やスポーツ経験が違うことでいくら憧れの先輩ゴルファーでも自分には合わないということが多々あるからです。
自分にぴったりのコーチまたは先輩を見つけることも成長の大きな鍵です。
ぜひ大切に選んでくれたらと思います。
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