「ミスショットの原因はほぼ力み」ドライバーで力むデメリットと力みを取る方法

ゴルフの素振りではスムーズにスイングできている人は多いです。しかし本番でボールを打とうとすると、無意識にりきんでしまいミスをします。ゴルフはそういうスポーツです。

中でも特に遠くまで飛ばしたい、フェアウエイセンターをキープしたい、などどうしても欲が出てメンタルに影響されやすいドライバーショットにはりきむ要素が満載です。しかしりきむことは百害あって一利なしです。

この記事ではドライバーでりきんでしまうデメリットとりきみを取る方法についてみていきましょう。

1.ミスショットの原因はほぼ力み
- ゴルフはそもそも力むスポーツ
- 毎回変化する状況に対応しようとして力む
2.力むデメリット
3.力みを取る方法
まとめ

1.ミスショットの原因はほぼ力み

ゴルフ仲間とラウンドの最中ミスショットした。ひどくダフったり、トップした。そんな時「お前りきみすぎだよ」と仲間に言われたことはありませんか？

確かに人のスイングの欠点はよくわかるのに、自分についてはまったく見えない、理解できないのもゴルフの難しいところです。

誤解を恐れず言うと、「ダフリ」「トップ」「シャンク」「ヘッドアップ」「スライス」「フック」などゴルフのミスはほぼ「りきみ」が原因と言えます。

ゴルフはそもそも力むスポーツ

そもそもゴルフは地面に止まっているボールに対して自分主導で動かなくてはいけない上に、曲がってはいけない、かつ遠くへ飛ばさなきゃいけないスポーツなので、向かってくるボールに身体が自然に反応する野球やテニスなどに比べてもりきみやすいと言われます。

毎回変化する状況に対応しようとして力む

さらにコースへ出るとほとんど平たんな場所はなくボールのライも様々で、季節や気象条件によっても状況が大きく変化します。それらにうまく対応しようとすると様々な部分に力みが生まれ、結果スムーズな動きができなくなってしまいます。

2.力むデメリット

ゴルフでは力んでいいことなんて何もありません。

力みから様々なミスショットを誘発するのに加え、自分が期待するほどヘッドが走らず飛距離も出ません。特にドライバーの場合、チョロやトップ、テンプラはもちろん、大きくスライスやフックしてOB連発、という悲惨な結果も待っています。力むことはデメリットばかりなのです。

3.力みを取る方法

とはいえ分かっていてもなかなか取れないのが「りきみ」でもあります。それでも少しでもりきみを取ってスイングしたい方へ私の長年の経験からおすすめのりきみ軽減法をまとめましたのでなにかひとつでも参考になるものがあれば幸いです。

①自分のクラブを信じてスイング

アマチュアゴルファーはどうしても上半身の力、腕の力で飛ばそうとします。しかしここでいったん立ち止まって考え直してください。ゴルフクラブ（特に最近のクラブは）はどんどん性能が上がって無理しなくても飛ぶ、上がるクラブになっています。この性能を信じて力を抜いて「クラブに仕事をしてもらう」「クラブの邪魔をしない」これがまず大切なことです。

②ボールを見ない（考えない）

ゴルフを始めたころ、「ボールをよく見ろ」「最後までボールから目を離すな」と教えられた人も多いでしょう。しかしそれがりきみに繋がっているのです。どうしてもボールがあるとそれに向かって力を入れてクラブを振り下ろしてしまう。ボールを打ちに行ってしまう。これがミスに繋がります。

それが証拠に私自身、素振りでめちゃくちゃりきんだスイングをする人はほとんど見たことがありません。素振りはみんな力が抜けてスムーズなきれいなスイングをしている人が多いです。これ、実際やってみるとなかなか難しいことではありますがボールがないもの、としてスイングすることです。

③フィニッシュを意識してスイング

②と関連しますが、ボールのある場所はあくまでもスイングの途中経過と考えて、フィニッシュまで振り切ることに専念することもりきみを取る一つの方法です。テイクバックよりフォロースルーを大きく取るようにスイングするのもいいと思います。フィニッシュの位置で2秒ほど我慢してしっかり止まる、素振り練習も有効です。

④まずグリップを緩めてみる

りきみがなかなか取れない人ほどグリップをギュッと強く握りすぎている傾向があります。グリップを強くすると肩にも上半身にも力が入り、スムーズな動きがしにくいです。まずグリップを緩めることで身体全体のりきみが取れることもあります。右手の人差し指を外してみる、左手の小指を外してみる(右打ちの場合)、ということも場合によってはりきみ軽減に役立ちます。