ゴルフラウンド前にコースを研究することはコースマネージメントといい、実際にプレーする際の詳細な計画を立てることです。アマチュアでまずしている人はいないと思いますが、スコアアップを狙うためには、コース戦略を計画することこそ大切だったりします。
プロプレイヤーはコースをどのように攻めるのかコースマネージメントを必ず立てて、良い成績を残せていることに一役買っていることは間違いありません。
今回は、ゴルフガチ勢しかやろうとしないコースマネージメントの基礎と、重要なポイントを解説していきます。
目次
1.コースマネージメントとは
コースマネージメントとは、各ホールを研究し攻略を立ててゲームに挑むことです。
どのようにコース攻略しながらどうプレーすればスコアを縮めることができるのか計画することができます。
各ホールバンカーや池などがあるので、自分の能力を過信して誤った計画を立ててしまうとスコアを伸ばすことは当然できませんよね。コースマネージメントはスコアアップに直結するのです。ですがアマチュアで真剣にやっている人はほぼいないと思います。
2.他と差をつけろ!コースマネジメント4つのポイント
ではどのようにコースマネージメントするのか、おすすめの基礎知識が4つあります。まずはこれから始めてみてください。
ポイント①コースレイアウトを確認する
プレーする際に、コースレイアウトを全く知らない状態でラウンドすると、プロであってもスコアを伸ばすことが難しいです。
多くのゴルフ場では、ネット上に各ホールのレイアウト図が掲載されている場合が多いです。来場プレーする前に、バンカーや池などの位置を把握して、戦略を立てましょう。
- 打ち込んではいけない箇所
- 使用する番手をあらかじめ想定
- コースレイアウトを把握
各ホールのレイアウトを知っておくことは、打ち込んではいけない箇所や使用する番手をあらかじめ想定することができます。初めてラウンドするコースでも、ラウンド前にコースレイアウトを把握しておき注意点を理解しておくだけでもスコアにプラスになります。
ポイント②ゴルフ距離計を利用する
プレー中にコースを把握するためには、ゴルフ距離計を使用することがおすすめになります。
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距離計とは、ラウンド中にピンや次に打ちたい箇所までの距離が明確にわかり、コースマネージメントの完成度が高くなります。プロでもゴルフ距離計を利用している場合がほとんどです。(アマチュアでやったらまさにあなたはゴルフガチ勢です)
2019年以降公式大会でも距離計は使用可能に
ゴルフの公式大会では、長年に渡りゴルフ距離計を使用することができませんでしたが、2019年以降に使用することができるようにルール改正がされています。
ルール改正の追い風もあり、プロだけでなくアマチュアプレイヤーでもゴルフ距離計を使用してプレーする人も珍しくなくなりました。大会でも使用されるということはデータの信用が高いと考えていいと思います。
ゴルフ距離計は、自分の位置からピンまでの正確な距離を把握することができ、コースマネージメントがやりやすくなるのでぜひ利用してみてください。
ポイント③OBの位置を把握しておく
OBはなるだけ打ちたくないですがでてしまうことはありますよね。OBを打ってしまうことで、2打罰が追加されます。2打罰はスコアアップには致命的な痛手です。
このOBを減らすために参考になるのが、ゴルフ場のホームページに記載されているマップです。
各ホールにはOB位置が決められています。OB位置を把握しておくことは、戦略を立てる際にどこに打ち込んだらいけないのか予め知識がある状態でラウンドすることが重要です。
個人によっては、スライスしやすい人やフックしやすい人など打球のクセを考慮した上で、自身で戦略を立てなければいけません。そのためOB位置と自分の能力を把握しておくことは、自身の能力で打つことができる適切な箇所をみつけることができます。
スコアを伸ばすためには、OB位置の把握は欠かすことができないため、あらかじめ各ホールのOB位置を確認するようにしましょう。
ポイント④ティーショットで必ず飛ばそうと考えなくてもいい
ドライバーを使用することで、想像通りに飛ばすことができれば、ベストですがうまくいくとも限りません。一か八かのかけをすることは、スコアアップを狙う際には大変危険です。想像通りに飛ばすことができない方は、ドライバーではなくフェアウェイウッドを使用してコースマネージメントをしてください。
パー4以上のホールを攻略するとしましょう。多くのプレイヤーは、ドライバーを使用してボールを少しでも遠くに飛ばしてピンにボールを近づけたいと考えるものです。しかし毎回スコアが100以上になるプレイヤーなどは、ボールを遠くまで飛ばすことだけが重要ではありません。ティーショットでは、ボールを遠くに飛ばしたいため力みすぎてしまい戦略で立てた通りの場所へ打つことができない場合があります。
多くのプレイヤーは、ドライバーといった飛距離を出しやすいクラブを使いたくなりますが、ドライバーは操作性が難しい分リスクもあることを理解してください。
3.コースマネージメントの具体例|ドックレッグの場合
ここではコースマネージメントを実践でする上で具体例からヒントをみていきましょう。
ドックレッグの場合
多くのゴルフ場では、ドッグレッグをしているホールがありますよね。ピンまではティーショットの位置からでも見えているが、コース自体が少し曲がっているホールになります。ティーショットを打つ際に、どこに打てばいいのか悩んでしまうプレイヤーも多いです。
例えばティーショットの位置からコースを見た際、右側に少しドッグレッグしている300ヤードほどのパー4をプレーしていたとしましょう。
どんなコースか確認
まず初めに今から打つホールがどのようなコースとなっているのか観察するところから始める必要があります。
観察すると左側奥は、OBゾーンとなっており、スコアを上げるためにはOBにはしたくないものです。右側を観察するとピンが見えており、一見打ちやすい箇所に見えて多くのプレイヤーが右側に打つことを選択します。しかし右側のセカンドの位置を考えた時に、ピンとの間に木があり難易度が高いショットを打たなければいけません。右に打つとスコアを落としてしまう結果になりやすいです。
2つの戦略方法
ここでコースマネージメントでは、2つの選択肢が思い浮かびます。
- ドライバーで打ってOBの可能性を高くするのか
- セカンドの距離を残してもいいと思ってティーを打つのか
右側に打てば
仮に右側に打つ際は、グリーンに近づけることができてセカンドショットの距離を縮めることができます。スコアを縮めることを考えた際には一見良さそうに見えますが、OB地帯が広がっているためリスクが高いです。
左側に打てば
対して左側には150ヤード程度と距離が短く、ドライバーを使用することできません。左に打つ際は、アイアンで140ヤード程度打ち、セカンドで残りの160ヤードほど打つと2打で300ヤードの距離を出すことができます。OBなどで無駄にスコアを悪くした場合、スコアを伸ばすことが難しいです。
結論
スコアを伸ばすことを第一に考えた際は、左側に短い番手で確実に刻むことで結果的にスコアを落とすリスクが低い勝負をすることができます。
このようにコースの形や自身の力量を考えることが、コースマネージメントになります。
まとめ
コースマネージメントを学ぶことは、コースレイアウトの把握やOB位置の把握などをしておくことで未然にスコアを落とす原因となりそうなことを避けることができます。
ゴルフは練習場などで腕を磨いた能力を発揮する場でもあります。しかしコースを観察することは、どのように攻略すればいいのかという攻略法がみえてきて、スコアをアップしやすいです。スコアがあまり伸びていないと悩んでいる際には、コースの戦略を立ててプレーしてみるようにしましょう。
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