疑問,初心者ゴルファーさん「ゴルフで低い球を打つメリットって何ですか?」
答え,迎え風対策です
ゴルフにおいての低い球は、強風の中を切り裂いて飛んでくれるメリットがあります。これを大いに活用していたのがあの、タイガーウッズ選手です。彼の打つ低くて弾道の強いグンっと伸びてコントロールも強烈でした。このショットをスティンガーショットと呼ばれています。
スティンガーショットは、スライスやプッシュアウトのミスが起こりやすいので初心者には難しいです。上級者の中でも満足いくレベルを打てる人はなかなかいません。今回はそんな難しいスティンガーショットを初心者ゴルファーさんにもわかりやすく解説していきます。
目次
1.スティンガーショットとは
スティンガーショットは、低空を飛び目標に向かうミサイルになぞらえて、スティンガーショットと呼ばれています。どんな特徴があるのかまとめてみました。
低い球のコントロールショット
スティンガーショットとは、低い球でありながら飛距離も出せるコントロールショットです。たとえば、距離が残っていてもグリーンを狙えるようになり、強風の場合でも風を切り裂いて伸びていくショットが特徴です。
弾道が低く飛距離が出て方向性にも優れるので、あのタイガーウッズ選手も好んで使っていたことが有名です。百聞は一見にしかずまずは次項の動画で、スティンガーショットがどんなものなのか確認してください。
タイガーウッズ選手の十八番ショット
タイガーウッズのスティンガーショットをまとめてくれている動画を見つけました!めちゃめちゃ低いのにぐんぐん伸びて風にもなびきません。すごすぎる。
動画出典:doga sposuki
こんなに上手にコントロールできて強い球は彼の代名詞にもなったぐらい有名なショットでした。スティンガーショットに使うクラブは、ウッズ選手の場合フェアウェイウッドやロングアイアンが多いですが、他のクラブでも打ちます。後述しますが、スティンガーショットはさまざまな状況で使えるからです。
ただミスりやすい
スティンガーショットは、スライスやプッシュアウトのミスが起こりやすいです。なぜならハンドファーストでインパクトで打つことが前提にある為、人によってはスイング自体を変えることになる為なかなか手も出しにくいショットです。
スティンガーショットがどんな時に打つと有効なのか、次項で解説していきますのでラウンドをイメージしてみてください。
2.スティンガーショットはこんな時に使える
スティンガーショットが役立つ状況は次項の5つの場合です。
- 風が強いとき
- 林の中に入ってしまい、木の枝が邪魔になるとき
- 曲げずにグリーンを狙いたいとき
- 打ち下ろしのとき
- セカンドショットで距離が残っているとき
スティンガーショットは低い球なので風に強いだけでなく、方向性や飛距離も兼ね備えているからです。この状況はラウンド中よくありますよね。
初心者の場合、林の中に入ってしまいティーショットで失敗して距離が残ったりしてしまいます。難しいショットですが上級者よりむしろ初心者の方が、スティンガーショットを使える場面は多い気がします。ちょっとハードルは高く感じるかもしれないのですが、まだスイングを固めていない初心者ゴルファーさんにはスティンガーショットの習得を試みるのはおすすめできます。
では、スティンガーショットはどのように打てば作り出せるのか打ち方を次項で解説していきます。
3.スティンガーショットを打つ3つのポイント練習
スティンガーショットを打つために3つの必要な練習方法を紹介します。
- ハンドファーストインパクトを練習する
- 体を捻転させる
- 左手の甲が目標を向けて打つ
①ハンドファーストインパクトで打つ練習
スティンガーショットのインパクトは、弾道を強くするためにインパクトはハンドファーストの状態です。ハンドファーストも最近だと初心者さんから取り入れるスキルの常連となってきました。ハンドファーストインパクトで打つにはロフトを立てなければなりません。
ポイントは、通常のスイングの時より気持ちボール2個分くらい通常より右に置いて打ってみてください。手元の位置は変えません。こうすることで低い球が出やすくなります。
②体を捻転させる練習
手元を先行させてインパクトします。手元をヘッドより先行させるには、ダウンスイングを力を抜いてクラブの動きに逆らわないことです。バックスイングで上半身と下半身の捻転差を意識し、しっかり体を回して手元を先行させても振り遅れないようになるからです。トップの位置で肩が90度くらい回り、腰が45度くらい回っていればOKです。
③左手の甲が目標を向く練習
左手の甲が目標を向いたまま振るので、ボールをコントロールできて狙った方向に打ちやすくなります。
インパクトからフォローにかけて左手の甲が目標方向を向くように振る練習をしましょう。これによってボールに力を伝導させられ飛距離が伸びやすくなります。ボールに当たった後、フェースローテーションを使わずに体の回転で振りぬいていきましょう。フィニッシュでの手の位置は、自然と肩の高さくらいに収まるはずです。
まとめ
ゴルフで狙って低い球を打てるようになると様々な場面で活用できます。これまでのゴルフ練習の中にぜひ取り入れてみてください。さらにハンドファーストインパクトがすでに打てる方や練習中の方はぜひスティンガーショットも試してみてください。
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