「ゴルフ初心者こそパターに注目!」パターを買い換えるときの注意点と選び方

パター選び方

ゴルフクラブ, 初心者・100切り

ゴルフギアの中でも一番こだわりや好き嫌いが顕著に現れるのがパターです。そしてどんなゴルファーでも1ラウンドで一番回数を使うのがパターです。

なのにゴルフを始めたての初心者さんはほとんどがパターを買い替えるなんて考えもしないと思います。これはまだパターよりもアイアンやウェッジで頭がいっぱいだからです。パターなんて最後の最後に考えようと考えてしまいがちです。

ゴルフはうまくなればなるほど間違いなくパターで悩むようになります。

具体的に例をあげると、スコア80台で周る人ならだいたいパット数は30~36パットぐらいだと思いますが、パットがいい時には80台前半で周れるけど、パターが調子悪いと90を叩いてしまう、ということになります。

初心者さんにもぜひ考えてほしいパターの買い替えるときの注意点と選び方について筆者の独断と偏見でまとめました。ぜひ参考にしてくださったら嬉しいです。

1.パターを買い替える5つの理由

パターを買い替える時期はいつごろがいいのでしょう?私は次のようなときが買い替える(新しいパターを買う)タイミングではないかと思います。

  • ①パターが入らなくなったとき
  • ②距離感が合わなくなったとき
  • ③今のパターに飽きたとき
  • ④今のパターよりいい(もっと入るのでは)と思えるモデルが出てきたとき
  • ⑤グリップがへたってきたとき

大体の方がこのようなタイミングで「買い換えるか」と考え始めます。結論「パター替えたい!」と思った時があなたにとってのベストタイミングです。

入っていたパターが入らなくなった時

私の経験ではゴルフを長くやっていると、または上達してきてスコアが上がってくると、なぜかパターが入らなくなるときが来ます。方向性が悪くなるだけでなく、距離感がなぜかまったく合わなくなる時があります。こんな時は新しいパターを買って、気分転換するのもいいでしょう。

パターの形状orシャフトの変更に興味が出てきた時

長年使って飽きた時や違うパター形状(例えば、ピン型からマレット型、その逆など)やシャフトの長さを変えてみたくなった時なども替え時です。これはパターに関心が向いてきている証拠なのでゴルフのスキルが以前よりアップしたと確認しても良い時期だと思います。

パターメーカーは専門メーカーもあってクラブメーカーよりも多く、毎年いろんな形状やニューモデルが数多く発売されるので、目移りします。こっちのほうが入るんじゃないか、ミスが減るんじゃないか、と考えると新しいパターが欲しくなります。

パターのグリップがへたってきた時

パターはラウンドで一番使う回数の多いクラブなので、グリップの消耗も早いです。それにパター用グリップは普通のグリップより高く1本3000円ぐらいから5000円を超えるものもあったりします。ですからグリップを交換しようと思った時に、この際、パターごと新しくしたいと思うこともあります。

買い替えるタイミングは人それぞれです。とにかく何らかのきっかけがあればパターを買い替えるのは全く問題ないと思います。

2.【基本】パターの選ぶ時に最低でもみてほしい3点

正直言ってパターには、これがいい、こうしたほうがいい、といった決まったグリップ、形状、重さ、打ち方はありません。いかに自分に合ったパターを見つけるか、辿り着けるかというのが正直なところです。

ですので、パターを選ぶ時に最低限ここはみていただきたい点を次項でまとめていきます。

パター形状を選ぶ

「パターって種類がたくさんあって選ぶのが大変」と思いますよね。安心してくださいパターの形状は4つです。ベースは4つなんです。ここから入ると少しハードルが下がるかと思います。パター選びが難しいと感じてしまう部分を情報を整理していきましょう。

putter

パターのヘッド形状には大きく分けて4つあります。それぞれ特性が変わるので自分に合ったものを試行錯誤してみつけていきましょう。初めはレンタルで試打をしてから購入という流れでもいいと思います。金額が安くはないので、

①ピン型(ヒールトゥバランス型)

一番伝統的オーソドックスな形状で多くのプロも使用している形状です。構えやすく誰でもとっつきやすい形状です。

putter pin type
画像出典:https://amzn.to/3PjySw2

  •  ボールに構えやすい
  • ヘッドを開閉しやすい
  • ヘッドが軽い
  • 方向性を合わせるのがやや難
  • フェースが開きがち
  • 比較的難しいと言われているパター(人による)

こんなパターがほしい!ピン型の特徴は圧倒的な構えやすさにあります。
ピン型がおすすめできない方フェースが開いてしまう方にはお勧めできません

②マレット型

putter mallet type
画像出典:https://amzn.to/42G0VJp

別名かまぼこ型とも呼ばれ大きめのヘッドで安心感があります。まっすぐヘッドを動かしたい人に向いていると言われています。初心者はまずこタイプを試すのがいいかもしれません。

  • 芯を外しても転がりがいい
  • 直進性がいい
  • ヘッドの開閉がしにくい
  • ピン型よりヘッドが重い
  • ヘッドが大きい
  • 初心者向けと言われているのがマレット型

こんなパターがほしい!芯を外しても転がってくれるので比較的優しいと言われているパター(人による)
ピン型がおすすめできない方フェースバランスに慣れが必要で人を選ぶ

③L字型

L type putter
画像出典:https://amzn.to/440ffgJ

見た目アイアンクラブのようにネックが一番ヘッドの手前側にあり、横から見たら「L」の字に見えることからこう呼ばれます。どちらかいうと上級者やプロ用との認識があり普通のアマチュアで使っている人はあまり見かけません。

  • アイアンと同じ感覚で構えられる
  • 操作性がいい
  • ネオマレット型とは真逆の性質
  • 芯でしっかり打てないと難しい

こんなパターがほしい! アイアン感覚で打てるパター
L型がおすすめできない方
難しいパターで使っている人が少ないので他のパターを経験してからがお勧め

④ネオマレット型

Neo mallet type putter
画像出典:https://amzn.to/43VcXzs

マレット型をさらにヘッドを大きくした形状で、パターモデルとしては一番新しいタイプのパターです。ミスヒットにも強いので、形状に戸惑わなければ初心者でも扱えます。
以下に、メリット・デメリットを表にまとめました。

  •  大きなヘッドで安心感がある
  • ミスヒットに強い
  • 慣れるまで違和感がある(かもしれない)
  • ヘッドの開閉がしにくい

こんなパターがほしい!割と優しいパターショートパットを外しにくい

ネック形状を選ぶ

パターにはネック形状(シャフトの取り付け方)によっても大きく分けて4つの種類があります。

putter

これもどれがいい悪いではなく、自分にとっての構えやすさ、ストロークの仕方によります。

①クランクネック

一番オーソドックスなタイプ。

putter

ピン型ヘッドに多く、その名の通り、シャフトからヘッドへ繋がる部分にクランク(直角の曲がり)がある。

②ベントネック

スラントネック パター

シャフトをヘッドの手前で湾曲させてつなげているタイプ。マレット型に多い。

③センターシャフト(ネック)

putter

その名の通り、パターヘッドの真ん中にまっすぐシャフトが挿しこまれているタイプ。
しっかり芯で打てる人でないと難しい。
ネック形状 向くタイプ
クランクネック ・ボールを両足の中央に置きたい人
・右へ押し出し気味の人
ベントネック ・スムーズに構えたい人
・直進性を重視する人
センターシャフト ・しっかり芯で打てる上級者
・引っ掛けが多い人

④スラントネック

スラントネック

スラントネックは一般的なストレートなネックよりもやや斜めに傾いています。パターヘッドのつま先側にネックが傾斜していることです。このデザインにより、パターヘッドの重心がややつま先寄りに配置され、ボールをより上手に転がすことができるとされています。ストローク中の顔の開閉を制御しやすくする効果もあります。

グリップを選ぶ

パターグリップ

パターグリップにはいろんな太さが存在します。下記参考にして選んでみてください。またグリップを交換するだけでも転がりや方向性が大きく変わることもあるのでグリップだけ変えてみるのもアリです。

①太いグリップ

方向性重視の人、手首を使いすぎる人、自然とストロークしたい人。

②細いグリップ

距離感重視の人、自分の手の感性を生かしたい人、ヘッドを利かせたい人。

3.パターは複数持っていて正解

パターの替え時に、これまで使用していたパターを手放すのはちょっと待って!パターは何本持っていてもいいと思います。(私も今でも4本のパターを持っています。最大時には8本合ったこともありました)

なぜかというと、パターはいくら気に入って入るようになったパターでも、なぜか使い続けているうちに入らなくなったり、距離感がおかしくなったりするのです。

さらにグリーンの芝質、状態や季節やその時の体調によって合うパター、合わないパターがあるように思うのです。(この原因はいまだにわかりません)

体験談ですが、1年を通して同じパターを使い続けることはまずありません。調子が悪い時にはラウンド毎に変えることもあるぐらいです。

トッププロの中には同じトーナメント中に日ごとにパターを交換している人もいると聞いたこともあるので、それだけパターは繊細なもの、難しいものということでしょう。

もちろん私はそんな繊細な感覚や技術を持っていませんが、アマチュアでもなぜかずっと同じパターを使い続けるといつしかおかしくなってしまうのです。そんな人は私だけではないと思いますので、パターは1本ということでなく数本持っていて自分の調子や季節などによって使い分けるのが正解だと考えています。

4.「なぜか打ちやすい」を見逃すな

パターは試打をしまくっていて必ずくる「なぜか打ちやすい」のに出会えます。理由は後付けにはなってしまうのですが、「なぜか打ちやすい!」と感動することがあります。

How to invite golf

そんなパターと出逢ったらぜひ見逃さないでください。なぜならなかなか出会えないからです。

まとめ

たかがパター、されどパター。ゴルフギアの中でも一番こだわりや好き嫌いが現れるのがパターです。またスコッティキャメロンに代表されるように高額な限定品などコレクションをしているマニアがいるのもパターだけなほど夢中にさせるクラブです。パットがおかしくなった時、新しいものが欲しくなった時が替え時、追加時と、あまり悩まずにいろいろ試してみるのもいいのではないかと思います。

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