【アイアンシャフトの選び方永久完全版】シャフトが硬すぎる・柔らかいとどうなる?

Short iron flight distance

打ち方・上達系

アイアンを打つとき「どんな球を出したいか」まで探求している方は、アイアンのシャフトを吟味することをおすすめさせてください。実は、同じ筋力やスイングスピードでもアイアンに求める性能によって選ぶシャフトが違ってくるからです。

アイアンのシャフトを選ぶ=どんなアイアンショットをしたいかに近づけるわけです。

自分に合ったシャフトを選ぶことは、毎日の練習と同じくらいにスコアアップに効果が期待できるのでおすすめ出来ます。今回は、アイアンシャフトの選び方とシャフトの性能の見分け方についてわかりやすく解説していきます。

1.アイアンシャフトの選び方

アイアンシャフトの選び方について2ステップで解説します。アイアンのシャフトも、ドライバーなどの長いクラブと同じように影響と効果があります。シャフトを変えるだけでスイングもスコアも変化します。ぜひ自分のピッタリのシャフトを見つけてみてくださいね。

ヘッドスピードから重さを選ぶ

シャフトを選ぶ基準の1つ目はヘッドスピードです。ゴルフショップなどでヘッドスピードを測ったことはありますか?ヘッドスピードをもとにクラブとシャフトの重さの適性がわかります。ここでは7番アイアンの目安の重さをヘッドスピードごとに紹介します。

  • ドライバーのヘッドスピードが42m/s程度の方は、総重量400グラム前後、シャフトの重さ90~100グラムほどがおすすめです。
  • ドライバーのヘッドスピードが45m/s程度の方は、総重量410グラム前後、シャフトの重さ100~110グラムほどがおすすめです。

またアイアンのシャフトの重さは、ドライバー含めた他のクラブとの流れも大切です。同じスイング・バランスで全てのクラブを使える重さのシャフトを選んでみてくださいね。

アイアンに求める性能から硬さを選ぶ

アイアンでどんな球を打ちたいですか?なるべくミスを減らしたい、飛距離が欲しいなどの考えがありますよね。アイアンに求める性能からシャフトの硬さを選ぶことができます。

操作性とミスの幅を減らしたい方はしなりの少ない硬めのシャフトがおすすめです。

飛距離や球の高さを求める方は、しなりの柔らかいシャフトがおすすめです。

また前提として、シャフトの硬さについてもヘッドスピードで判断できる目安があります。

ヘッドスピード シャフトの硬さ
36~40m/s Rシャフト
40~44m/s SRシャフト
44~48m/s Sシャフト

おおよその目安となります。この目安に加えて、アイアンに求める性能を考慮してシャフトを選ぶと良いでしょう。シャフトを硬めにするときは重さを基準より軽めに、柔らかめにするときは少し重めにするなどの工夫することでピッタリのシャフトを見つけることできますよ。

2.シャフトの性能の見分け方

こちらの項目ではシャフトの性能について詳しく解説します。性能を理解することで、シャフト選びの不安と疑問を解消することができますよ。

重さ

シャフトと聞いてすぐ思い浮かぶ性能の1つは重さではないでしょうか?シャフトは重ければいい、軽ければいいというものではありません。自分の筋力やスイング、また悩みに合った重さを見つけることが大切です。

シャフトが重すぎると起こること

シャフトが重ければクラブの総重量も重くなります。シャフトが重すぎると、振り切れなくなってしまい、結果的に飛距離が落ちてしまいます。クラブが重ければ球に与えられる衝撃も大きく飛距離が伸びますが、重すぎるとかえって飛距離が落ちてしまうため注意が必要です。またシャフトが重すぎることでコントロール性が下がるため、ダフりなどのミスにもつながります。自分の筋力やヘッドスピードに合った重さを選ぶことが大切です。

シャフトが軽すぎると起こること

シャフトが軽すぎると、手打ちになってしまうケースが多いです。クラブが軽くなると振りやすくなるため、ついつい手元を使ってしまいます。手元を使ったスイングになってしまうことで、飛距離が落ちてしまう場合もあります。シャフトが軽ければ軽いほど早く振れて、飛距離が伸びるわけではありません。大きな筋肉を使ってスイングできる軽さにとどめた方が良いでしょう。

硬さ

次に解説する性能はシャフトの硬さです。

シャフトの硬さ一覧

シャフトの硬さは硬い方から順番に、X(エキストラ)・S(スティッフ)・SR(スティッフレギュラー)・R(レギュラー)・A(アベレージ)・L(レディース)があります。

シャフトが硬すぎると起こること

シャフトを必要以上に硬くするのは要注意です。シャフトが硬いことは球が曲がりにくかったり、操作性が良かったりするメリットがあります。しかし、シャフトが硬すぎるとしなりが少ない分、手打ちになってしまうリスクがあります。シャフトが硬すぎるとクラブに仕事をさせる感覚がなくなってしまうので注意が必要です。

シャフトが柔らかすぎると起こること

反対にシャフトが柔らかすぎることにも注意が必要です。シャフトが柔らかすぎるとしなりが多くなりすぎるため、飛距離は出るものの、ミスの幅が大きくなってしまうリスクがあります。大きくしなるクラブをコントロールするのはとても難しいですよね。コントロールと飛距離の両方をうまく組み合わせることが大切です。

調子

シャフトの調子とは、シャフトの1番しなる場所のことです。シャフトの調子は、先調子・元調子・中調子・ダブルキックの4種類があります。先調子は手元が硬く、先端が柔らかいタイプで、元調子は手元が柔らかく、先端が硬いタイプです。また、手元も先端も硬いタイプが中調子で、いずれも柔らかいのがダブルキックです。先調子は球が上がりやすく初心者におすすめです。元調子はボールが上がりにくく上級者向けです。中調子はオールマイティで、ダブルキックは球のつかまりが良いです。

トルク

シャフトのトルクとは、ねじれ具合を表す数値です。数値が大きいほどよくねじれるシャフトということになります。球をあまり曲げたくない人はねじれの少ないシャフトを、球をしっかりつかまえたい人はねじれの多いシャフトを選ぶと良いですよ。

まとめ

同じ筋力やスイングスピードでも、アイアンに求める性能によって選ぶシャフトが違ってきます。アイアンのシャフトを選ぶには、自分のスイングを知ること、どんなアイアンショットをしたいのかを明確にすることが大切です。自分に合ったシャフトを選ぶことは、毎日の練習と同じくらいにスコアアップに効果がありますよ!

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