ゴルフの年間出費は平均20〜50万円!でも工夫次第で半額にすることもできます。
正直に言います。ゴルフって、思った以上にお金がかかるスポーツです。
でも安心してください。やり方次第で出費は大幅に抑えられますし、何より「どこにお金をかけるべきか」を知っていれば、満足度を下げずに賢く楽しめます。
30代でゴルフを始めた僕が、3年間で失敗も成功も経験してきた中で分かったのは、**「全部にお金をかける必要はない」**ということ。むしろメリハリをつけた方が、ゴルフライフは充実します。
この記事では、ゴルフにかかる出費の全体像から、具体的な節約術、そして「ここだけは削ってはいけない」というポイントまで、実体験ベースで徹底解説します。接待ゴルフで恥をかかない方法や、家族とのゴルフ旅行をお得に楽しむコツもお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
1.ゴルフの出費を項目別に完全解剖

ゴルフの出費って、実は見えにくいんです。プレー代だけじゃなくて、道具代、練習代、交通費、ウェア代…気づいたら「あれ?今月こんなに使ってたの?」なんてことも。
まずは敵を知ることから始めましょう。項目ごとに、リアルな数字をお見せします。
プレー費(ラウンド代)の実態
これがゴルフ出費の大部分を占めます。
平日と休日の価格差
- 平日:7,000〜15,000円
- 土日祝:12,000〜25,000円
- ハイシーズン(春・秋):20,000〜30,000円以上
僕が最初にやらかしたのが、「土曜日の名門コース」を何も考えずに予約したこと。気づいたら1ラウンド3万円超え。昼食とドリンク代を入れたら35,000円になって、その月の小遣いが吹っ飛びました(笑)
月2回ラウンドする場合の年間費用
- 平日中心:約20万円
- 休日中心:約35万円
ここに交通費やキャディフィー、カート代が加算されるので、実際はもう少し高くなります。
初期費用(クラブ・バッグなど)
ゴルフを始める時、最初にドカンとかかるのがこれ。
新品で揃えた場合
- ドライバー:30,000〜80,000円
- アイアンセット:50,000〜150,000円
- パター:10,000〜40,000円
- ウェッジ:10,000〜30,000円(2本)
- キャディバッグ:20,000〜50,000円
- 合計:120,000〜350,000円
最初は張り切って「いいクラブ買えば上手くなる!」と思って、最新モデルのドライバーを7万円で購入。でも半年後、スイングが固まってないから全然合わなくて買い直す羽目に。あの7万円、今でも悔やんでます。
中古で賢く揃えた場合
- ドライバー:15,000〜30,000円
- アイアンセット:25,000〜60,000円
- パター:5,000〜15,000円
- ウェッジ:5,000〜12,000円(2本)
- キャディバッグ:8,000〜20,000円
- 合計:58,000〜137,000円
中古でも十分性能は良いです。むしろ初心者のうちは中古で練習して、自分のスイングが固まってから新品を買う方が絶対にコスパ良いです。
練習場での出費
上達したいなら練習は必須。でもここも地味にお金がかかります。
打ちっぱなし練習場の相場
- 入場料:300〜500円
- ボール代:1球10〜20円
- 100球打つと:1,300〜2,500円
週1回100球打つ場合:月5,200〜10,000円 → 年間62,400〜120,000円
僕の場合、最寄りの練習場が1球15円。平日夜に行くとナイター料金で入場料が200円プラスされるので、1回2,000円くらい。週2で行ってた時期は月16,000円くらい使ってました。
おすすめ練習場(東京近郊)
- 神宮外苑ゴルフ練習場(都心でアクセス良好)
- 新横浜グリーンゴルフ(大型で設備充実)
ウェア・シューズ・小物類
ゴルフって、意外とドレスコードがあるんです。特に名門コースや接待ゴルフでは服装も重要。
最低限必要なアイテム
- ポロシャツ:3枚 15,000〜24,000円
- パンツ:2本 12,000〜20,000円
- ゴルフシューズ:10,000〜25,000円
- グローブ:5枚セット 3,000〜6,000円
- キャップ・サンバイザー:2,000〜5,000円
- 合計:42,000〜80,000円
接待ゴルフで一度、Tシャツで行きそうになったことがあります。前日に先輩から「おい、襟付きじゃないとダメだぞ」と連絡が来て、慌てて深夜のドンキでポロシャツ買いました。あの時は焦りましたね。
消耗品(年間)
- グローブ:年5〜10枚 3,000〜8,000円
- ボール:年間50〜100個(ロストボール含む) 5,000〜15,000円
- ティー:年間 1,000〜2,000円
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交通費・宿泊費
地味に効いてくるのが移動コスト。特に良いコースって郊外にあることが多いんです。
車で行く場合(往復)
- ガソリン代:2,000〜5,000円
- 高速代:2,000〜6,000円
- 駐車場代:無料〜1,000円
- 合計:4,000〜12,000円/回
ゴルフ旅行の場合
- 宿泊費:10,000〜30,000円/泊
- 交通費:10,000〜50,000円
- 合計:20,000〜80,000円
家族で軽井沢にゴルフ旅行に行った時は、2泊3日で2ラウンド。宿泊費とプレー費で総額20万円くらいかかりました。でも妻と子供も温泉やショッピングを楽しめたので、「家族サービス+趣味」と考えれば納得できる出費でしたね。
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会員権・年会費(本格派向け)
ここからは本格的にゴルフにハマった人向け。
ゴルフ場会員権
- 安価なコース:50万〜200万円
- 名門コース:500万〜数千万円
- 年会費:5万〜50万円
ゴルフ保険
- 年間:3,000〜10,000円
ホールインワンやアルバトロスを達成した時の祝賀費用をカバーするため、保険は入っておいた方が無難です。実際、知人がホールインワンを出して、記念品やパーティーで100万円近く飛んだと聞いて背筋が凍りました。
2.【レベル別】年間出費のリアルなシミュレーション

自分がどのくらい使っているか、チェックしてみてください。
初心者(年10回程度ラウンド)
- 初期費用(中古):10万円
- ウェア・小物:5万円
- ラウンド代(平日中心):12万円
- 練習代:5万円
- 交通費:4万円
- 合計:約36万円
2年目以降
- ラウンド代:12万円
- 練習代:6万円
- 交通費:4万円
- 消耗品:2万円
- 合計:約24万円
中級者(月2回ラウンド)
- ラウンド代:30万円
- 練習代:10万円
- 交通費:8万円
- 消耗品・買い替え:5万円
- ゴルフ旅行:10万円
- 合計:約63万円
上級者(週1回ラウンド)
- ラウンド代:60万円
- 練習代:15万円
- 交通費:15万円
- クラブ買い替え・調整:10万円
- 会員権年会費:10万円
- ゴルフ旅行:20万円
- 合計:約130万円
3.実践!ゴルフ出費を半分に抑える7つの節約術

ここからが本番。実際に効果があった節約テクニックをご紹介します。
①早朝・薄暮ハーフプレーを活用する
通常の半額以下でプレー可能
- 早朝ハーフ(6:00〜):4,000〜7,000円
- 薄暮ハーフ(15:00〜):3,000〜6,000円
僕の一番のおすすめがこれ。土日の昼間に15,000円払うなら、早朝ハーフを2回行った方がよっぽど練習になります。朝6時スタートはキツいですが、涼しくて快適だし、混んでないからサクサク回れる。
「でも18ホール回りたい」という気持ちもわかりますが、正直スコアが100切れないレベルなら、ハーフを2回行って集中して練習する方が上達します。
早朝や薄暮のハーフプレーも対応。サクッと回れる名門コースの予約はこちら
②予約サイトのポイント・クーポンを使い倒す
おすすめ予約サイト
- 楽天GORA – 楽天ポイント還元率が高い
- GDO – 限定割引クーポンが豊富
- じゃらんゴルフ – Pontaポイントと併用可能
楽天GORAで予約して楽天カードで支払うと、3〜5%のポイントバック。年間30万円使えば9,000〜15,000円分のポイントが戻ってきます。馬鹿にできない額ですよ。
裏技:直前予約を狙う 前日や当日の直前予約は、30〜50%オフになることも。予定が急に空いた時は必ずチェックしてます。
③中古クラブ・型落ちモデルを賢く選ぶ
おすすめ中古ショップ
- ゴルフパートナー – 全国展開で品揃え豊富
- ゴルフドゥ – 試打可能
- 2ndストリート – 掘り出し物が見つかることも
クラブの性能って、正直2〜3年前のモデルでも十分すぎるくらい良いです。最新モデルが10万円だとしたら、2年落ちは3〜4万円で買えます。
僕が今使ってるドライバーは3年前のモデルですが、最新モデルとの飛距離差なんて5ヤードもないです。むしろスイングを磨く方が100倍効果あります。
④セルフプレーとキャディ無しを選択
- キャディ付き:+4,000〜8,000円
- セルフプレー:通常料金
最初はキャディさんに教えてもらえると思ってキャディ付きでプレーしてましたが、正直初心者レベルだとアドバイスもらってもピンときません。ある程度打てるようになってから、接待ゴルフや記念ラウンドの時だけキャディ付きにすれば十分。
⑤練習は打ち放題プランを利用
打ち放題の相場
- 平日昼間:2,000〜3,500円(2時間)
- 平日夜間:2,500〜4,000円(90分)
- 休日:3,000〜5,000円(90分)
100球×単価より、打ち放題で200〜300球打った方が圧倒的にお得。ただし、だらだら打つのではなく、目的を持って集中して打つことが大事。
僕の場合、平日夜の打ち放題で「今日はドライバーだけ」「今日はアプローチだけ」と決めて練習してます。結果、週1回2,500円×4回=月1万円で、以前より効率よく上達できてます。
⑥ウェアはアウトレット・セール品を狙う
狙い目の時期
- 3月・9月:シーズンオフ前のセール
- 1月:初売り・福袋
- 11月:ブラックフライデー
御殿場プレミアム・アウトレットのゴルフショップとか、定価の50〜70%オフが普通にあります。有名ブランドのポロシャツが3,000円とかで買えるので、まとめ買いしておくとコスパ最高。
ユニクロやGUのスポーツラインも、正直ゴルフウェアとして十分使えます。プライベートラウンドならこれで全く問題なし。
⑦平日休みを活用・有給を戦略的に使う
これが最強の節約術かもしれません。
土日に15,000円のコースが、平日なら8,000円。この7,000円の差は大きい。月1回でも平日にシフトすれば、年間84,000円の節約になります。
有給を「ゴルフのため」に使うのは気が引けるかもしれませんが、僕は「リフレッシュ休暇」として堂々と取得してます。月曜や金曜にくっつけて3連休にすれば、遠方のコースにも行けますし。
4.逆に「ケチってはいけない」3つのポイント

節約も大事ですが、ここだけは投資すべきというポイントもあります。
①自分に合ったクラブフィッティング
費用:5,000〜10,000円
これ、最初にやっておけば僕みたいに無駄な買い替えをしなくて済みます。身長・腕の長さ・スイングスピードに合わないクラブを使っても、絶対に上達しません。
ゴルフ5やつるやゴルフの多くの店舗で無料フィッティングをやってます。弾道測定器で自分のスイングデータを見るだけでも価値あり。
②最初の数回はレッスンプロに習う
費用:1回3,000〜5,000円(グループレッスン)
自己流で変な癖がつくと、後から修正するのが本当に大変。僕はこれで失敗しました。
最初の3〜5回だけでもプロに基本を教わると、その後の上達スピードが全然違います。
③ゴルフシューズだけは良いものを
費用:15,000〜25,000円
安物のシューズだと、雨の日に滑るし、18ホール歩くと足が痛くなります。ゴルフは足元が安定しないとスイングも安定しません。
おすすめはFootJoyやadidas Golfの定番モデル。2〜3年は余裕で持つので、長期的にはコスパ良いです。
5.接待ゴルフでの出費を最小限に抑えるコツ
接待ゴルフ、お金もかかるし気も使うしで大変ですよね。
会社の経費で落とせるものを把握する
- プレー代:接待交際費として計上可能(上司・取引先との場合)
- 交通費:業務扱いなら可能
- 昼食代:同上
ただし、会社の規定によるので事前確認必須。領収書は必ずもらって、誰と行ったか記録を残しましょう。
名門コースより「接待向けコース」を選ぶ
接待で重要なのは、名門かどうかより「気持ちよくプレーできるか」です。
接待向けコースの条件
- クラブハウスが綺麗
- 食事が美味しい
- 都心からアクセス良好
- コース幅が広め(初心者でもストレスフリー)
- キャディマスター室やスタッフの対応が良い
無理に高額な名門コースを選ぶより、15,000円くらいで接待向けの良いコースはたくさんあります。
会員特典で、重要な接待や商談にも対応可能。快適にご利用いただける名門コースの詳細はこちら
6.家族・夫婦でゴルフを楽しむ時の節約術
家族でゴルフって、実は賢くやれば他のレジャーより安上がりです。
ファミリープラン・夫婦プランを探す
多くのゴルフ場が家族向けプランを用意してます。
- 2サム保証(2人でも追加料金なし)
- ジュニア割引(中学生以下半額)
- レディースデー(平日女性割引)
リゾートゴルフ場は家族プランが充実してることが多いです。
ゴルフ場併設ホテルの宿泊パックを利用
1泊2食+2ラウンド付きで20,000〜30,000円/人というパックも。
妻はゴルフしない日は温泉とエステ、僕は2ラウンド、子供はプールと、それぞれ楽しめて一石三鳥。別々に予約するより5〜10万円は安くなります。
ラウンド前後も便利。コース近くで安心ステイの詳細はこちら
7.【Q&A】ゴルフの出費に関するよくある質問
Q1. 月の小遣い3万円でもゴルフはできる?
できます!以下の工夫をすれば十分楽しめます。
- 月1回の平日早朝ハーフプレー:5,000円
- 月2回の打ち放題練習:5,000円
- ボール・グローブ等消耗品:2,000円
- ガソリン代:3,000円
- 合計:15,000円
残り15,000円は貯めて、年2〜3回の18ホールラウンドに回せば、無理なく続けられます。
Q2. ゴルフ初心者が最初に買うべきものは?
優先順位をつけるなら:
- グローブ(必須・安物でOK)
- ゴルフシューズ(これだけは良いものを)
- 中古のアイアンセット(7番〜PWまであれば十分)
- 中古のドライバー(最初は安いもので様子見)
- パター(中古で十分)
ウェッジやフェアウェイウッドは、ある程度打てるようになってから検討でOK。
Q3. レンタルクラブでどこまで続けられる?
初回〜10回目くらいまではレンタルでも全然OK
- レンタル代:1回2,000〜5,000円
- 買った場合の初期費用:10万円〜
10回×3,000円=30,000円なので、10回以上行くなら買った方が得。逆に「続くかわからない」段階ではレンタルの方が賢明です。
Q4. 車がないとゴルフは厳しい?
いいえ、工夫次第で可能です。
- ゴルフ場直行バス付きプラン
- 電車+タクシー(友人と割り勘)
- レンタカー(1日5,000円〜)
- カーシェア(タイムズカーなど)
駅から送迎バスを出してるゴルフ場も増えてます。アクセス良好なゴルフ場特集で探してみてください。
まとめ:メリハリをつければゴルフは一生の趣味になる
ゴルフの出費、確かに安くはありません。
でも、テニスや釣りなど他の趣味と比べて特別高いわけでもないですし、何より「70歳80歳になっても楽しめる」という投資価値があります。接待や人脈形成にも役立つので、社会人の趣味としてコスパは決して悪くない。
大事なのは**「全部にお金をかけようとしない」**こと。
- 練習は平日打ち放題で効率重視
- ラウンドは早朝ハーフやオフシーズンを活用
- 道具は中古やセール品で賢く
- でもシューズとフィッティングにはちゃんと投資
このメリハリで、僕は年間出費を40万円から22万円まで減らすことができました。それでいてラウンド回数は減ってないし、スコアも改善してます。
「お金がかかるから」とゴルフを諦めるのはもったいない。この記事で紹介した節約術を実践すれば、無理なく長く楽しめるはず。
さあ、次の休みは早朝ハーフに予約入れてみませんか?





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