ゴルフスコアでジャストミート率が高い場合、安定した飛距離や方向に飛ばすことができるため、自身が想定した通りの軌道を描くことができます。
例えば、ティーショットでボールをジャストミートで捉えることができないことで、平均して飛ばせる距離を下回ってしましょう。
そうすると2打目以降にピンまで距離を残してしまうかもしれません。また方向性は安定させることができないため、ラフやバンカーなどに入ってしまう可能性が高くなります。
つまりジャストミート率が低いことは、多くの打数を打ってしまい、結果的にスコアを上げることが難しいです。そのためスコアを上げるためには、ジャストミートを出してコースマネージメントで想定した場所に打つことができるようにならなければいけません。
ジャストミートをうまくできていない人はジャストミートができない原因やジャストミートが出しやすくなる練習方法をできていない可能性があります。ここではジャストミートとはという基礎的な知識から勉強していき、原因や練習方法をみていきましょう。
目次
1.ジャストミートとは
ゴルフにおけるジャストミートとは、ミート率が高いことを指します。ゴルフでボールを正確に捉えられることをジャストミートといいます。ジャストミート率は、ゴルフの上でスコアを上げる中でとても重要です。
ミート率の計算式
ジャストミートの確率を計算するためには、ヘッドスピードを効率よくボールに伝えることができるのかということを計算することができる式です。
ミート率の計算式
ボールの初速÷ヘッドスピード=ミート率
この式を使用することで、ご自身がどれだけジャストミートをすることができているのかを確認することができます。
ジャストミート率を計算するために、一度ミート率の計算をしてみましょう。
アマチュアプレイヤーのヘッドスピードは、おおよそ38/s〜43/s程度の間とされています。男性のボール初速は、おおよそ60.75/sとなっており、この数字を使用しましょう。
上記の数字を元にして、式の通りに当てはめると「60.75/s÷41/s=1.48」となります。
この1.48がミート率となり、この数値がジャストミートでボールを捉えることができている数字です。
プロゴルファーのミート率
プロゴルファーのミート率は、平均1.5とされており、アマチュアゴルファーの平均は1.3とされています。ミート率は、高ければ高いほど安定して打球が飛び、理想的なジャストミートができている証です。ミート率が低い場合、安定して打球が飛んでいないという指標です。ご自身のミート率が、どれくらいジャストミートができるのか調べてみることで、今の実力を図る一つの指標になります。
2.ジャストミートができない人によくある3つの原因
理想としている打球を飛ばすことができていない人には、いくつかの原因が考えられます。
ジャストミートができない場合は、ラウンド中にコースマネージメント通りのプレーをすることができず、スコアを伸ばすことが難しいです。
スコアを伸ばすためには、ジャストミートできる回数を上げる必要があります。スイングの再現性がないことや立ち方が悪いといったことが、ジャストミート率を下げてしまう場合があり、詳しくみていきましょう。
2-1.原因①スイングに再現性がない
スイングに再現性がない場合、ジャストミート率が落ちてしまい、結果的にボールを安定してボールを飛ばすことができなくなってしまいます。
スイングに再現性がないというのは、想像した通りのスイングを毎回することができないということです。練習場でスイングした時に、芯に捉えることができる時とできない時があるといったバラつきを感じるのであれば、スイングに再現性がない可能性があります。
力んで振ることで姿勢が崩れてしまう場合や前傾角度がアドレスした時と違う角度になってしまうなどジャストミートができない原因が多く、毎回違う形で打ってしまっている状態です。
たまに全てが噛み合ってジャストミートができる場合もありますが、バラつきがあるスイングをしていると、ジャストミートを出し続けるのは基本的に難しい状態になります。ジャストミートにバラつきを感じる場合、スイング時を動画撮影するなどして確認することで、スイングに再現性があるか確認してみてください。
2-2原因②.体重を乗せている位置が間違っている
スイングをする際、体重を乗せている位置が間違っていると、ジャストミート率が低い傾向が多いです。ジャストミートができていない人の体重のかけ方をしている人の多くは、姿勢が原因になっている場合があります。その中でも猫背でスイングしてしまうと、かかと側に体重が乗ってしまいうまくスイングすることができません。
スイング中に猫背などで正しい前傾姿勢がうまくできていない人などは、体重の乗せ方が間違っている傾向が多いです。ジャストミート率が高いプレイヤーは、拇指球の当たりに体重を乗せて骨盤から前傾姿勢ができている状態になります。正しいスイングをするためには、体重を乗せている位置を正しくして、ジャストミート率を上げるようにしましょう。
2-3.原因③スイング中に体重移動がうまくできていない
体重移動がうまくできていない人は、ジャストミート率が下がってしまう可能性が高いです。体重移動をうまくできないプレイヤーは、右打ちの場合は右足に体重を乗せ過ぎてしまい、スウェー状態になってしまうことがあります。
スイング時に右足に体重を乗せすぎると、ボールを捉える際にダフりに繋がってしまいジャストミート率が落ちてしまう場合が多いです。正しい体重移動をするためには、股関節や拇指球に体重を乗せて、ジャストミート率を上げるようにしましょう。
3.ジャストミートさせる2つのコツ
ジャストミートの確率を上げるためには、2つのコツがあります。ジャストミートさせる場合、コツをわからないで無闇矢鱈に練習してしまうと、上達するのに時間がかかってしまいがちです。
ここではジャストミートする確率を増やすために必要なボールの位置などコツをみていきましょう。
3-1.コツ①ボールをジャストミートしやすい場所に置く
プロやアマチュアの中でも上級者などは、戦略を立てた位置に目掛けて打つ能力が高いです。彼らはジャストミートさせるため、静止したボールを正確にミートできるアドレスを持っているからになります。
ジャストミートの確率を上げるためには、綺麗なスイングをする必要がありますが、それだけではジャストミート率が上がりません。
ボールをジャストミートの確率が高い場所にボールを置くこと重要です。置く場所を決める方法は、素振りをした際にクラブの軌道がどのように通過しているかを確認することになります。通過している場所にボールを置くことで、その場所に向けてスイングして癖付けるようにしましょう。
3-2.コツ②懐を大きくできる前傾姿勢でスイングする
ジャストミートの確率を上げるためには、正しい前傾姿勢でスイングすることが重要になります。そのためには、懐を大きくしてクラブを通り抜けやすくなる姿勢を身につけることが必要です。スイングした時、左肘が抜けてしまう状態になる方やフィニッシュが決まらない人の多くは、懐が狭くなってしまっている可能性があります。
懐が狭い方は、膝や腰をかがめ過ぎてしまっている可能性があるため、修正して大きくすることが必要です。正しい前傾姿勢をするためには、懐を大きく作りスイングするようにしましょう。
4.ジャストミート率を上げる!2つの練習方法
ジャストミート率を上げるためには、練習をする必要があります。体重移動がうまくできていない方やスイングに再現性がない方は、修正しなければいけません。ジャストミート率を上げる練習方法を2つみていきましょう。
4-1.練習方法①ティーアップしてミート練習
ジャストミートの確率を上げるためには、ジャストミートした感覚を身につける必要があります。
9番アイアンなどの短いクラブでは、ヘッドコントロールは比較的簡単ですが、ドライバーなど長いクラブは難しいです。ジャストミートの感覚を身につけるためには、練習場のマットの上ではなくティーアップをすることがおすすめになります。
マットの上で練習すると、クラブが通り抜ける際に芝自体が滑るのでダフってしまいジャストミートできているのか分かりにくいです。しかしティーアップすることで、ダフった感覚とジャストミートした感覚の違いがわかりやすい練習方法になります。練習方法としては、まずは短いクラブを使用して、ジャストミートする感覚を覚えるようにしてください。
その後ドライバーなど長い番手を使用して練習すると、ジャストミートの練習方法を身につけることができます。
4-2.練習方法②ベタ足スイングをする
ベタ足スイングとは、足の裏をつけたまま離さないでスイングするという練習方法になります。ベタ足スイングをすることで、体重移動が苦手な人でもスムーズにしやすくなるためおすすめです。
またベタ足スイングの練習は、膝の高さを一定にする練習も同時にすることができるメリットもあります。
日本でも活躍しているシン・ジエ選手など多くの韓国人プレイヤーは、ベタ足スイングの練習方法を取り入れており、ジャストミート率をあげたいのであれば、実践してみてください。
まとめ
ジャストミートの確率を上げることは、ボールを狙った場所に打てる可能性が高くなり、理想としたゴルフに近づけることができます。ジャストミートができない方は、スイングに再現性ないことや体重を乗せる位置が間違っていると難しいです。ジャストミートの確率を上げるためには、ボールの一夜前傾姿勢を修正し、左手一本打ちやベタ足スイングで練習して、理想のスイングに近づけてみてください。
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