自分のヘッドスピードを知ることはゴルフ上達には欠かせません。
自分に合ったクラブ選びもヘッドスピードを知ることで間違いがなくなります。しかし一般のアマチュアゴルファーは自分のヘッドスピードを知らない人も多いです。
ヘッドスピードを計測する方法は3つあると思います。
- ゴルフショップで測定する
- ゴルフ練習場レッスン先で測定する
- 測定器を購入し自分で測る
昔は高額だった測定器も近年はだいぶ安くなりました!結構正確性もあるのでおすすめのポケット測定器も紹介していきます。
目次
1.ヘッドスピードの平均値
ヘッドスピードとは、ボールを捉える、すなわちインパクト時のクラブヘッドの速さのことで、単位表記はm/s(メートルまいびょう)で表します。
一般的にヘッドスピードとして使われる数値はドライバーでの数値です。
- 一般男性のヘッドスピード平均38~42m/s
- 一般女性の平均は33~35m/s
- 国内男子プロは48~50m/s以上
- 国内女子プロは40~42m/s
あなたのヘッドスピードは何m/sでしたか?
2.ヘッドスピードから導く飛距離の計算式
自分の平均ヘッドスピードがわかると同時に飛距離もわかるんです。
簡単に計算するには、ドライバーの飛距離がヘッドスピードに5を掛け算すると試算できます。
計算式:ヘッドスピード×5=平均飛距離
例.ヘッドスピードが40の人の飛距離は?
40m/s×5=200y
ヘッドスピード40の人は200yは飛ばせるということが分かります。
実際ヘッドスピードを測ってみて、この公式から導かれる飛距離が飛んでなければ、スイングがおかしいか、クラブが合っていないということも分かります。公式からはもっと飛ぶはずなんです。
これらのことがわかるだけでもヘッドスピードを知る価値があります。
3.自分のヘッドスピードを測定する3つの方法
早速自分のヘッドスピードを測定していきましょう!
本格的に知るには近くの大型ゴルフショップやクラブメーカーがやっているフィッテング店舗に行って実際にボールを打って調べてもらうのがいいと思います。
測定は1回ではなく定期的に行うのがおすすめです。
- 方法①大型ゴルフショップでデータ解析を受ける
- 方法②ゴルフ練習場にある計測器で測る
- 方法③ハンディ計測器で自分で測る
どうしても年齢を重ねるうちに変化したり、調子がいい悪いでもヘッドスピードには影響が出るので、自分のコンディションがどんな時にどんな数値が出るのかをわかっておくと、プレー分析に役立ちますよ。
方法①大型ゴルフショップでデータ解析を受ける
個人的におすすめなのは、自分が使っているドライバーメーカーの直営店でのフィッティングコーナーです。
中には有料のところもありますが、無料でやってくれるところも多いので勇気を出して行ってみてください。
これはよく聞く話で、ゴルフショップの測定器は、本来のヘッドスピードより速めに出る(予測飛距離も長めに出る)と聞きます(噂なので本当かどうか私も分かりません)個人的には、データはデータ。
一つの目安になることには違い無いと思っています。心配な方は複数のメーカーさんの店舗で試してみると良いのかなと思います。
方法②ゴルフ練習場にある計測器で測る
ゴルフ練習場には計測器が設置しているところがあります。特に人気の計測器は次項です。
- REC CHECK GOLF
- トラックマン
- トップレーサ・レンジ
自分の通っている練習機に計測器がないか確認してみてください。
REC CHECK GOLF
画像出典:REC CHECK GOLF公式サイト
測定できる項目|ヘッドスピード/ボールスピード/ミート率/飛距離
練習モード|ショットデータを視覚化したグラフを見ながら練習できるモードです。
診断モード|10球ショットしたデータをもとに、飛距離の安定度を測り、採点するモードです。
特徴1|男女プロゴルファー8名のスイングと比較が可能
特徴2|スイング動画の保存と再生
無料か500円や1000円ぐらいで利用できるところが多いと思いますが、ヘッドスピードだけでなく、ミート率や飛距離などのデータも見れ、さらに自分のスイングのリプレイ動画も見れたりするので便利です。
トラックマン
『プロが使用している計測器といえばトラックマン』世界一正確と言われるのは、レーダー弾道測定器。
レーダーでインパクトから落下点まで連続して計測できます。
画像出典:トラックマン公式
測定できる項目|クラブの軌道/弾道/ボールの飛距離/着地
スマッシュファクター(ボールスピード÷クラブスピード)
スピン量(インパクト直後に発生するボールの回転数(毎分))
打ち出しアングル(地面に対してボールが飛び出しているかを示す数値)
距離(ボールが打ち出されてから落下するまでの距離です)
ボール速度(インパクト直後に計測されるボールの速度)
クラブスピード(インパクト直後にクラブヘッドが移動している速度の値)
動的ロフト(インパクトの瞬間のリアルロフト)
クラブから入るアングル(地面から打つボールをきれいに捕らえるためにはダウンブロー(マイナスのアタックアングル)が必要です)
クラブパス(クラブがボールに当たる瞬間の向きです)
フェースアングル(クラブがボールに当たる瞬間の開きです)
データをiPad・iphonでデータ情報がシェアできる
トラックマンを無料で貸し出ししてくれる練習場を見つけたらぜひ通ってみて自分のデータを確立してみてください。
トップレーサ・レンジ
アプリ連動が可能なトップレーサ・レンジ 。アプリダウンロードはこちら
打った全てのショットを自動計測し、打席に設置してあるモニターにデータを表示します。
トッププレーヤーが参加するトーナメントのテレビ中継で使われているボール追跡技術で測定できます。
世界の有名コースでのティーショットをゲームモードで仮想体験も楽しいのでグループ練習が盛り上がります。
最近では「トラックマン」や「トップレーサ・レンジ」が人気から装備した練習場がだんだん増えてきました。
本来の目的であるヘッドスピード測定だけでなくスイング解析や弾道測定までできてしまう形になるので一石二鳥です。多少遠くてもこんな練習場を探して練習がてら行ってみてはいかがでしょうか?
方法③ハンディ計測器で自分で測る
一番手軽なのは自分で測る方法です。
現在は数社から、自分でも測れるポケットサイズの測定器が発売されています。
昔はけっこう高価だったんですが、今はかなり安くなり気軽に購入できる値段になってきたのはうれしいですね。
おすすめの計測器は次項4つです。
ブッシュネル (Bushnell)
ゴルフ用の距離計やGPSユニットで知られています。高性能な製品が多く、プロゴルファーたちも使用しています。
ガーミン(Garmin)
ガーミンの計測器は見た目もカッコ良くスタイリッシュなデザインで憧れます。GPSテクノロジーを中心に、ゴルフ用の計測器も提供しています。多機能な製品が豊富で、精密な計測が可能です。
ゴルフバディ (GolfBuddy)
手軽で使いやすいゴルフGPSデバイスを提供しており、世界中で利用されています。
ユピテル (Yupiteru)
ユピテルはリーズナブルで使い方がシンプルな作りが人気です。リーズナブルからか持っている人を結構見かけます。
4.自分のヘッドスピードを知るメリット
ではヘッドスピードを数値で理解することは、わからないよりも確実にメリットがあります。それは次項の5つです。
自分にとって正しいクラブを購入できる
自分のヘッドスピードを知ることで、自分のスイングに最適なクラブを購入することができます。
クラブのシャフトやフレックス、ヘッドのデザインはヘッドスピードに合わせて選ぶとより、最適なスイングに近づけることができます。
飛距離の最適化
ヘッドスピードは飛距離に直結してきます。なので、最適なヘッドスピードに基づいてクラブを購入できれば、ボールをより遠くに飛ばすことが可能になりスコア向上へつながります。
スイングの一貫性
自分のヘッドスピードを理解していることは、スイングの可視化につながります。スイングの修正や不調などにも気付けるので安定してベストなスイングコンディションを保つことの目安にもなります。
ヘッドスピードがわからないと、クラブを購入するところで自分に合わないクラブを選んでしまうことになります。効果的で効率的なスキル向上には不可欠なデータです。
まとめ
ヘッドスピードの測定の手段やおすすめ測定器をご紹介しました。
一般男性と女子プロの平均ヘッドスピードがほぼ同じなのに、実際は女子プロのほうがはるかに飛んでいます。
これは飛距離にはヘッドスピードだけでなく、ミート率、ボール初速、スピン量、打ち出し角が影響するためです。でも、飛距離を伸ばしたければ自分のヘッドスピードを知ることが一丁目一番地なのです。
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