結論から言うと、初心者が覚えるべきゴルフルールは「最低限」でOKです。
細かいルールはやりながら自然に身についていきます。まずは、ラウンドに出る前に「これだけは知っておこう」というポイントだけ押さえれば大丈夫。
この記事では、2024年のルール改正も反映しつつ、これからゴルフを始める人が戸惑わないように、やさしく・分かりやすく・実践的にまとめています。
目次
1.ゴルフ初心者が最初に覚えるべき基本ルールとは?
最初に覚えるべきは「プレーの流れ」「スコアの数え方」「やっちゃいけないこと」の3つだけです。
- 18ホールを順番に回って、できるだけ少ない打数でボールをカップに入れる
- OB(アウト・オブ・バウンズ)やペナルティには追加の打数が加算される
- 他の人のプレーを邪魔しないことがマナー&ルールの基本
たとえば、「自分の番が来るまで静かに待つ」「人の前に立たない」などはルールというより“常識”に近いけど、守らないと一発で印象が悪くなります。
2.スタート前に押さえておきたい用語と流れ
ゴルフには独特の用語が多いですが、初心者はこれだけ覚えておけば十分です。
- ティーグラウンド:スタート地点
- フェアウェイ/ラフ:芝が短いところ/長いところ
- OB:ボールがコースの外に出ると1打罰
- バンカー:砂地。クラブが砂に触れたら罰ではない(2023年改正)
- グリーン:カップがある芝。とにかく丁寧に扱う場所
プレーの流れは「ティーショット → セカンドショット → アプローチ → パター」で、基本はこれの繰り返し。
3.初心者が気をつけたい5つのルール違反
1. OB(アウト・オブ・バウンズ)
白杭の外にボールが出たら1打罰+元の場所から打ち直し。
最近は“特設ティー”から前進してプレーできるコースもあるので、ルールは事前確認が◎。
2. ロストボール(紛失球)
打ってから3分以内に見つけられなければロスト扱いでOBと同様のペナルティ。
3. ダブルヒット(2度打ち)
クラブが一度のスイングでボールに2回当たっても今は罰なし(以前は1打罰だった)。地味だけど改正ポイント。
4. グリーン上でのミス
ラインを踏んだり、旗竿の扱いが雑だと即マナー違反。初心者ほど丁寧に!
5. 他人のボールを間違えて打つ
自分のボールには必ず目印(ラインやイニシャル)をつけておくこと。間違えたら2打罰。
4.スコアの数え方もカンタンでOK
1ホールで何打かかったかを記録し、18ホール合計の少なさを競うスポーツ。
初心者のうちは細かく記録しなくても、「何打でカップインしたか」だけ覚えておけば十分です。
- パー:基準打数(たとえばパー4なら4打でカップインが理想)
- ボギー:1打多い(5打)
- ダブルボギー:2打多い(6打)
- バーディー:1打少ない(3打)
はじめのうちは「ダボ(ダブルボギー)」ペースでも上出来。
5.初心者が戸惑いがちな「プレーファースト」とは?
2024年のルール改正でも強調されたのが「プレーファースト(速やかにプレーする)」という概念。
プレーの遅さは迷惑行為になるので、「自分の番になったらすぐ構えて打てるようにしておく」ことが大事。
- ボールまでの移動はテキパキ
- クラブは数本持っていく
- 同伴者のプレー中は静かに待つ(アドバイスは禁止)
特にコンペや他人とのラウンドでは、プレーファーストができてるだけで「初心者だけど感じがいい」と思われやすい。
まとめ:ルールよりも“人に迷惑をかけない意識”が最優先
初心者が最初からすべてのゴルフルールを完璧に覚える必要はありません。
それよりも大事なのは、「迷惑をかけない」「空気を読める」この2点。
もちろん基本ルールは覚えておくべきですが、
実際のラウンドでは「わからないことがあればすぐ聞く」のも立派なマナーです。
楽しく、気持ちよくプレーできることが何より大切。
最初のうちは緊張するかもしれませんが、ひとつずつ覚えていけば大丈夫。
ルールを覚えることが、もっとゴルフを楽しむ第一歩になります。
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