間違いやすいゴルフの基本ルール|初心者が抑えておきたいゴルフのルールとマナー

ゴルフ ルール

ルール・マナー

友達とのラウンドであれば最低限のマナーは守りつつも多少ルールを間違えても『まあいいっか』で済んでしまいますよね。

ですが、コンペや大会となるとそうはいかずルールも知らなかったでは済まないです。

ペナルティを受けることはもちろんですが最悪の場合、失格になってしまうこともあります。

そこで!とりわけ間違いやすいゴルフのルール(暗黙のルールも含む)をまとめました。

ゴルフのルールは、非常に細かく全てを完璧に把握している人はほとんどいないので、気にしすぎないように失敗しながら覚えていく精神で経験を積んでいくのをおすすめします。

シチュエーション別に間違えやすいルールをすべて書き出したつもりなので長くなってしまいました。

まずは「知りたい」と思うところから読んでいただけたら嬉しいです。

もしもゴルフ中に間違いを指摘されてしまっても、焦らず気持ちよくプレーしていきましょう!

目次

1.クラブハウスでやってはいけない5つの服装ルール

ゴルフでは服装について厳格にマナーが存在しますが、ゴルフ経験が少ないと結構な落とし穴な暗黙なルールがあると感じています。

名門と呼ばれる場所ほど厳しく規定されているのでコースデビューをする人であればしっかり押さえておきたいポイントになります。

ttp://www.skywaycc.com/download/dcode/dcode_17.pdf
参照:公式http://www.skywaycc.com/download/dcode/dcode_17.pdf

名門コースはドレスコードがある

名門コースではラウンドが終了して帰宅の際もドレスコードを守った服装にしてください。

ゴルフをある程度経験すれば、ゴルフ場をみれば大体どんな服装で行けばいいのか悩まなくなります。

要はまだゴルフ経験が少ない方は初めの1回目は次項のことをチェックしていきましょう。

まず、どこのゴルフ場であってもドレスコードが存在します。

名門と呼ばれているところではドレスコードにそぐわない格好だと入場断られる場合もあるので注意しましょう。

名門以外は無難な服装でだいたいOK 

最近はゴルフ場側も服装についてはかなり緩くなっている傾向にあります。

ゴルフ ルール

参考:https://www.spagolf-kuji.jp/course/

ゴルフメーカーも去年の夏は短パンもたくさん発売していました。

なので自分の中で鉄板なゴルフウェアを数着用意してさえいれば、名門コース以外は気軽にいきましょう。

夏場のプレー中首にタオルを巻くのはNG

経験上、プレイする際は一般的なゴルフウェア、ゴルフシューズであればおおまか大丈夫です。

それ以外だと上は襟付き、冬場はハイネックでズボンはチノパンかスラックスの着用が必須です。

カジュアルなTシャツ・デニム・フードが付いているパーカーはゴルフではNGです。

トップスはズボンの中に入れてベルトを着用しましょう。

夏季シーズンではタオルを首や腰に付けたままプレーすることはマナー違反にあたるので注意しましょう。(結構やっている方がみられます)

クラブハウス内でサングラス・帽子の着用はNG

休憩などでクラブハウスに戻る際、クラブハウス内ではサングラス、帽子の着用は禁止です。

またクラブハウス内でウェアを脱ぎTシャツでいるのはマナー違反になり周りに不快な思いをさせてしまいます。

エアーガンで靴の汚れを取らないのはNG

外からクラブハウスに戻る際は入口近くにエアーガンが設置されていますので靴の裏や周りの芝や汚れを飛ばしてから入りましょう。

自分だけでなく多くの人が利用しています。

みんなが気持ちよく利用できるように一人一人の心がけが重要です。

2.間違えやすいゴルフルール8選

ラウンド中のうっかりやってしまいがちな間違いをシチュエーション別に紹介していきます。

大会などでは知らなかったでは済まされず問答無用でペナルティが加算されてしまいます。

知らないでいると同伴者にも迷惑になってしまうので認識しておきましょう。

ティーグラウンドは範囲外で打ってはいけない

ティーショットの打てる範囲は決まっています。

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二つのティーマーカーが幅で奥行きは2クラブレングス以内です。

奥行きに関しては印が無い場合がほとんどなのである程度は感覚で把握しておくといいでしょう。

空振りでティからボールが落ちたら1打カウント

実際のスイングで空振りをした際にボールがティから落ちた場合すでにそのボールは「インプレーなボール」になります。

そのためうっかり拾って乗せ直すと2打罰になってしまいます。

このケースでは落ちた位置から2打目を打つことになります。

打つ瞬間以外クラブがバンカーの砂に触れてはいけない

打つ瞬間以外でクラブを砂に付けることは禁止されており2打罰のペナルティになります。

さらに砂の固さを確認するために足をずるような行為は反則になり2打罰になってしまいます。

バンカーは高いところから出入りしてはいけない

バンカーでのマナーとして出入りはなるべく低いところから行いましょう。

さらになるべく足跡を付けないように注意しましょう。

打った後はレーキで場を均します。この時レーキの凸凹の部分ではなく平らな部分で行うとより良いでしょう。

使用後のレーキは邪魔にならない位置に片付けます。

グリーンにボールが乗ったらマークせずに拾ってはいけない

ボールがグリーンに乗った際にマークせず拾うと1打罰です。

乗った際は必ずマークをするというのを癖付けるようにしておきましょう。

同伴プレーヤーのボールが動いているときパットをしてはいけない

同伴プレーヤーのボールが動いているときにパットをしてはいけません。

1打罰になります。

グリーン場で同伴者のボール/道具に当ててはいけない

グリーン上で同伴者のボールや道具に当てると2打罰です。

打った側のペナルティになるため万が一にでも当たる可能性があるならマークしてもらいましょう。

グリーン場で走ってはいけない

走ったり同伴者のラインを踏むのは禁止となっており2打罰のペナルティがあります。 

3.誤球(間違えて同伴者のボールを打ってしまう)

自分のボールと勘違いして同伴者のボールを打ってしまうこと。

この場合はペナルティを受けて自分のボールを打ちなおします。

相手のボールは元の場所に戻します。

ペナルティの内容はストロークプレーかマッチプレーで変わります。

ストロークプレイの場合は2打罰、マッチプレーではそのホールの負けとなります。

誤球に気付かずホールアウトし次のホールでティーショットを打った時点で競技終了となるので十分に注意しましょう。

4.ウォーターハザード

ウォーターハザードとは、黄色杭又は赤杭で囲われた区域でそこに入ったら救済措置を受けます。

杭の色によって救済措置が異なります。

黄色杭(ウォーターハザード)

黄色杭(ウォーターハザード)の場合は下記の3つの中から選べます。

  1. 打つことが可能な場合はそのまま続行。
  2. ペナルティで1打罰を受けて最後にプレーした場所から打ち直し。
  3. 最終通過点とホールを結んだ後方延長線上にドロップ
    ※後方であればどれだけ後ろでも問題はない

赤杭(ラテラルウォーターハザード)

赤杭(ラテラルウォーターハザード)の場合は上記の3つに加えて下記の方法も選択ができる。

  1. 打つことが可能な場合はそのまま続行
  2. ペナルティで1打罰を受けて最後にプレーした場所から打ち直し
  3. 最終通過点とホールを結んだ後方延長線上にドロップ
    ※後方であればどれだけ後ろでも問題はない
  4. ボールが最後に横切った地点から2クラブレングス以内でホールに近づかないところにドロップ

5.アンプレアブル(プレー不可能)

ボールを打つことができない状態でアンプレアブル宣言すると救済措置を受けることができます。

なおアンプレアブルはウォーターハザードへの適用はないので注意してください。

アンプレアブル救済措置

  1. 最後にプレーしたところから打ち直し
  2. ボールとピンを結んだ後方線上にドロップ
  3. ボールから2クラブレングス以内でホールに近づかないところにドロップ

ルースインペディメント

コース上にある落ち葉や木の枝、石などを無罰で取り除くことができるルールです。

  • 地面に埋まっていない
  • 固定されていない
  • 生長していない
  • 地面に固くくい込んでいない

もので動かせる場合であれば適用されます。

例:フェアウェイ上でボールの前に枝がある。その枝は皮一枚で木とつながっている状態。このようなケースでは木に固定されている状態となるため適用外となります。

アドレス後なら1打罰で元に戻して打ち直しになります。

6.OB

OBとは規定された場所からボールが外へ出てしまうことで、打ったボールがOBの場合1打罰で打ち直しとなります。

1打目がOBの場合は3打目としてティーショットの打ち直し1打目以降の場合は打った場所へ戻りボールをドロップします。

OBの可能性がある場合は暫定球(ざんていきゅう)を打つことができます。

暫定球(ざんていきゅう)とは

OBの境界線付近やロストボールの可能性がある場合は暫定球を打つことが認められています。

暫定球とは、打ち直しの為に戻る手間を省略するためのルールです。

カウントされない第2球を打ち第一球がOB又はロストボールだった場合に第二球をインプレーの球にし3打目とします。

暫定球の注意点

ルール上はプレーで使用しているのが「インプレーの球」となるので暫定球はスコアにカウントされません。

つまり暫定球であれば何球でも打ててかつスコアにはカウントされないことになります。

ただし実際に気の済むまで何球も打つとスロープレーになるのでやめましょう。

第1球と第2球と客観的に分るように暫定球はボールの番号を変えて宣言しておくことでトラブル防止になります。

打ち直しをしてボールに到達するまでに同伴者から「最初のボールがあった」と通告された場合は、打ち直しをなかったことにして最初のボールで続行することが可能です。

7.ゴルフ道具に関するやってはいけないルール

クラブやボールに関しても細かくルールが規定されています。

ここではその中からうっかりよく間違えやすいルールを紹介していきます。

ラウンドにクラブを15本以上持ち込んではいけない

ラウンドに持ち込めるのは14本までです。

15本以上入っていることが判明した場合次項のペナルティが加算されます。

  • 1ホール目なら2打罰
  • 2ホール目以降なら4打罰

15本以上あることが判明した場合は14本に収まるように不要な分を抜くか使用しないクラブを宣言してください。

無申告でボールを交換してはいけない

ティーグラウンドから使用したボールで終了しなければなりません。

無申告で途中でボールを交換した場合は1打罰が加算されます。

ヒビ割れなどによりボールの交換が必要な場合は下記の手順に従ってください。

  1. ボールの状態の確認この際に同伴者に確認の旨を伝えて立会いを依頼する
  2. ボール合った位置にマーカーを置く
  3. ボールの確認及び交換後拾い上げた位置に置く
    ※ホールアウト中であれば自由に交換ができます。この際ボールの番号は同一のものにする

ただし暫定球を打つ場合は誤球を防止するため番号を変えましょう。

8.2019年から改正された新ルールまとめ

2019年1月1日から新ルールが施行されました。

これまでのルールとは大きく変わり、プレーが不利になるというより初心者にはやさしくなり不要な罰打が減りました。

これによりスムーズな進行が可能になります。

2019年より年月が経っているため大方認知されていますが、改めてまとめておきたいと思います。

初心者にやさしくなったルール改正

  • バンカー内のアンプレアブルで二打罰によりバンカー外にドロップできる
  • チョロしてもティーチングエリア内な無罰で再ティーアップできる
    ※空振りは罰打になります。
  • コンペなどで各ホールの最大スコアを決めることができる

罰打が無罰へルール改正

  • 打球が自分やキャディに当たっても無罰でプレー続行できる
    ※林などで打ったボールが自分に当たっても無罰になります
  • ボール探しで自分のボールを蹴飛ばしても無罰でリプレース
  • グリーン上でうっかりボールを動かしても無罰でリプレース
  • ペナルティーエリアでソールしても無罰
  • 二度打ちでも無罰、1ストロークに

次項は改正後も間違えやすい内容となっていますので特に気を付けてみてください。

従来とは異なり間違えやすい点

  • ドロップ位置が肩から膝の高さ
    ※間違えると1打罰になります。ただし跳ね返ったボールが足に当たってもそのままプレー可能です
  • 救済エリアの測定はドライバーで行う
  • ボールの捜索は5分から3分以内へ
  • ルースインペディメントではフェアウェイとグリーン上のみだったのがバンカーやペナルティーエリアでも可能になりました
  • ピンを立てたままパットが出来るようになった
    ※ストローク後の変更は出来ないのでピンはどうするかを同伴者と事前に決めておきましょう

なお、お先にとタップインする場合にピンを広げるのは2打罰になります。

ただし片手で持って打つのは問題ありません。

9.ゴルフ練習場でやってはいけないマナー

打ちっぱなし練習場ではゴルフ場のようにドレスコードはなくそれぞれが練習のしやすい格好で大丈夫ですがルールが全くないというわけではありません。最低限守るべきものをまとめました。

大声を出してはいけない

友達と来たり友人と会った際についつい話が盛り上がり声が大きくなってしまうことがあります。

ゴルフ練習場とはいえかなり集中力を高めている方も周りにいるので声のボリュームには注意を払っておくといいです。

打ちっ放しは多くのところで1球○円という形態になっているので、練習の邪魔をしてるということはお金を無駄にさせているということになってしまいます。

打席以外で素振りをしてはいけない

通路や後方で素振りをしていると人に当たってしまう危険があります。

小さなお子様がいる場合もあり気付けないこともありえます。

クラブはいわば鉄の塊です。

軽く当たっただけでもかなり危険があります。

当たり所が悪ければ最悪のケースもあるので打席外での素振りは絶対にやめましょう。

フェアウェイに入ってはいけない

特に初心者の内は正しく打てなかったりしてクラブがフェアウェイに飛んでいったりしてしまうことがあります。

しかし他の人も打っているため許可なく入ってしまうと他の人が打ったボールが当たり大けがをしてしまう危険があります。

クラブなどがフェアウェイに飛んでしまった場合は必ずスタッフさんに連絡して対処してもらいましょう。

おしぼりでクラブを拭いてはいけない

練習場には自由に使えるおしぼりがあります。

その用途は手汗などを拭くためで稀にクラブを拭いている人がいますが不快に思う人もいます。

場所によっては使い捨てのおしぼりの場合もありますが同様にやめましょう。

練習後の打席に飲み残しを放置してはいけない

イスを戻したり、使用したかごは片付ける、飲み終わった缶は捨てる等練習後は打席をキレイにして帰るのがマナーです。

多くの人が使うところなので他の人に配慮するように心がけましょう。

多くの人が利用する場所ですので自分勝手な行動はせず周りに配慮した行動を取りましょう。

不要なトラブルも避けられる上に気持ちよく打つことができれば練習効率も格段に上がるでしょう。

まとめ

ゴルフは自然の中で行うスポーツで不確定要素も多いためルールも細分化されています。

全てのルールを完璧に把握することは非常に難しいですがここで書いた内容は実際に出くわす場面の多いケースです。

間違って対処してしまうと思わぬペナルティを受けてしまいます。

大会などに出る人は特にしっかり覚えておくことで円滑に進みプレーに集中することができるでしょう。

正しくルールを把握してワンランク上のゴルファーを目指しましょう。

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