ゴルフ初心者の方にいちいちマナーやルールを教えない風潮があります。
なぜならみんな嫌われたくないからです。
しかし事前にマナーやルールを知っておいた方が安心感へつながりゴルフコースデビューを楽しいものにできますよね。
そもそもゴルフってルールの前にマナーが厳しいイメージありません?
なんでだろうと発祥元から調べてみたところ、ヨーロッパではスポーツの階級がはっきり区別されているという点が関わっているんじゃないかと思います。
今回は、はじめての方もゴルフを気持ちよく楽しんで欲しいってことで、ゴルフのマナーについて調べてみました。
ゴルフコースデビューを気持ちよく迎えるのに役立てていただけたらと思います。
目次
1.【スポーツでマナーが厳しい理由】日本人が知らないスポーツ階級
ゴルフのマナーが厳しい理由を筆者なりに解釈したのはヨーロッパではスポーツの階級がはっきり区別されているという点です。
上流階級 | ハンティング・乗馬・セーリング・ポロ・ロードレース 等 |
中級階級 | ラグビー・クリケット・ゴルフ・テニス 等 |
もっと下 |
———※もっと下のスポーツについて、自分も好きなスポーツなのであえて記載しないことにしました。調べたらすぐにわかります。 |
あくまでヨーロッパでの話で、日本にはこの階級の感覚さえあまりないと思います。
「そうなんだあ」ぐらいで認識しておいてください。ゴルフのマナーが厳しいのは、ハングリー精神から生まれたスポーツではなく雅な方々が遊戯してきた歴史がそうさせています。
ロードレースで「紳士協定」なんて言葉が出てくるところはまさに貴族のスポーツだって感じさせますよね。
ラグビーやクリケットではルールが寛容になってきていている部分がありますが根本にある精神は変わりはないでしょう。
マナーだけで言えば、武道の方がはるかにゴルフのマナーより厳しいと筆者は思います。
2.スポーツのマナーとは
マナー=態度-礼儀-礼儀-作法(辞書引用)
マナーは魅了のある選手を作ります。
相手に不快な気持ちにさせるのはマナーの悪さからではないでしょうか。
今回マナーを知るということは自分にとってもこれからゴルフをやっていく上で関わる人たちに必要なことだと感じていただけたら嬉しいです。
3.ゴルフはルールより先にくる!重要な7つのマナー
ゴルフのルールより先にくるのがまずマナー。
今回は、ガチガチのマナーではなくゴルフをやる上で最低限のマナーについて解説します。
まずはこれさえ理解しておけばゴルフのマナーに関しては大丈夫なので安心してくださいね。
①ラウンド時間の絶対厳守プレーファスト精神
プレーファスト(Play Fast)とは、ゴルフにおいて「素早くプレーする」という意味の言葉です。
ゴルフはなにかと時間厳守でないと成立しないスポーツです。ゴルフは、プレーファストとも呼ばれるほど時間厳守なスポーツなので、ラウンド時間は優先して考えておきましょう。
なぜなら、ゴルフコースは自分たちだけが使用しているわけではありません。1組のグループが遅いとすべてのグループのプレイ時間が乱れていきます。
なので、ラウンドを周る時間は、クラブハウスでの受付で言い渡されたりや張り紙で告知されます。
ラウンド時間の目安は9ホールで約2時間〜2時間30分
ゴルフ初心者でゴルフコースが初めてという人は、正直時間の目安と言われてもさっぱり分かりません。
ですので、早く周るようにスピーディーな行動を心がければ充分です。
②他のプレーヤーのショット時は静かにする
他のプレイヤーがボールを打つ時は静かにしましょう。
ゴルフのトーナメントをテレビで観ると実感できると思います。
日本オープンでの石川遼選手が観客のカメラシャッター音を注意したことがあるぐらいショットやティーパット時は集中しています。
③ショットする位置より前に出ない
案外知られていないマナーでもあるのですが、打つ人の視界に入らないようにしましょう。
ショット時は後ろで静かにしておきましょう。
④前のグループへの打ち込み禁止
前方のグループとは必ず一定の距離間を保ってプレーしなければなりません。
打ち込み禁止の意味は「前のグループと2打分離れたことを確認して打ち始める」ということです。最低2打分は離れていないと大事故に繋がる場合があリます。
前方がゆっくりなグループかもしれませんし、自分たちがクイックなのかもしれません。
その時々で意識してあげてください。
⑤パットライン上を歩かない(影さえも注意)
グリーン上では他の人のパットライン上を歩いてはいけません。
グリーン上の芝生は繊細でパットラインを歩くとシューズで傷つけてしまいボールがそれに影響されてしまいます。
最悪妨害行為と見なされることもあるので、グリーンでもプレー時は周りを冷静にみましょう。
⑥コースは共有エリア
ゴルフコースは共有エリアなのでフェアウェイの芝やグリーン上を傷つける行為はNG。
クラブで芝生を必要以上に叩いたり・引きずったりも芝を痛めます。
- スイングで地面を削ってしまった
- マーカーで跡がついてしまった
- ボールの落下地点が凹んだ
故意でなくても傷つけてしまうこともあります。
そういう時はちゃんと元に戻しておいてください。放置は絶対にダメです。
⑦たまにいるマナーが悪すぎる人
先人の中に「え?」って思うほどマナーが悪い人を見かけたことがあります。
- 唾を吐くやゴミを捨てる
- コースの上に座る・食べている
- 躊躇のない2度打ち
- トイレを汚す
バレないと思っているのかも、いつか誰かがそれに遭遇します。自分かもしれません。
本当に不愉快なので決してしないようにしてください。
プレー中、最低限意識してほしいマナーについて解説しました。
初めてのラウンドで誰も教えてくれないかもしれませんので役立ててください。
4.コースに出てもいいスキルの目安
まだゴルフを始めたばかりの方は、打ちっぱなし・ゴルフ練習場へ通っていると思いますが、いずれはラウンドへ出ますよね。
ラウンドへはもちろんいつでも自由に出て構わないのですが、もし目安を知りたいという方は次項の項目を目安にしてみてください。
スキル目安①前にボールを飛ばせる
ゴルフコース上で周りに迷惑かけないプレーの目安は、
- 空振りしない
- ボールが狙った方向に打てる率が高い
ラウンドの誰もが100発100中前に飛ばせる訳ではありません。おそらくドライバーなら6割、アイアンで8割ほど前に飛ばすことができれば大丈夫だと思います。ボールがスライスしてしまうといった問題もあると思いますが、それは経験者も同じです。
スキル目安②グリーンにのせられる
ゴルフコースデビューで役に立つテクニックは、グリーンにのせられるかどうかだと思います。
グリーンにのせるのは、初心者が苦戦するところでもあります。そこをクリアできればプレーの流れも良いです。コースデビューを意識して練習する参考にしてみてください。
5.初心者が気にしなくてもいいミス
はじめてのゴルフコースでミスをしないわけがない、みんな通ってきた道です。
空振り
初めてのゴルフコースでのプレイということで緊張してショット時に空振りしてしまうと思います。
ペナルティーはありませんが、空振りは1打と数えられます。
ですので、打ち直したショットに+1打を加えてください。
打ったボールが見つからない
打ったボールを見つけることができない場合はロストボールとなり1打ペナルティーが課せられます。
打った場所に戻り、別のボールを打つことになります。
ボールを動かした
ボールを動かしてしまったというハプニングも起こりえます。
例えば、自分のボールを拾ってしまった場合+1打の罰。他人のボールを打ってしまった場合は+2打の罰です。ちゃんと自分のボールを把握できるように、ボールに目印を付けておきましょう。
色々言いましたが、最後にゴルフを楽しんでください!ラウンドは景観もよく打ちっ放しと全然楽しみ方が違います。
まとめ
ゴルフコースデビューする方へ最低限のマナーについて紹介しました。
事前に知っておいて安心感へつながればと思います、ゴルフコースデビューを楽しいものにしてください。
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