ZOZOチャンピオンカップ2021松山英樹選手優勝おめでとう!

ZOZO Champion Cup

ゴルフ会員権の基礎知識

ZOZOチャンピオンカップは、2019年より日本で開催されている米国PGAツアーの大会です。(昨年はコロナウイルス感染症の影響でアメリカカリフォルニア無観客大会として開催しました)今年は1021日〜24日開催され、選ばれた78名の選手が4日間戦い抜きました。日本で唯一米国PGAツアーを観戦できる試合とあって超人気チケットでもあります。

迫力あるプレーを観戦することができる盛り上げていきたい大会!そして今年は大盛り上がりとなった結果となりました!

1.優勝松山英樹選手おめでとうございます!!!!!!!

ZOZOチャンピオンカップ2021で優勝したのが松山英樹選手です。おめでとうございます!

4月のマスターズ・トーナメント以来の米ツアー7勝目となりました!先週まで不調でしたがZOZOチャンピオンカップでみごと復調してくれて嬉しいです。

さらに314戦未勝利ながらツアーで戦いつづけているC.トリンガーリ選手や終始安定したゴルフを見せてくれたB.スティールまで熱い戦いが繰り広げられ大混戦。大会の全貌を解説していきます!

2.賞金総額は975万ドル

ZOZOチャンピオンカップ公式サイト

ZOZOチャンピオンカップは、2019年より千葉県習志野カントリークラブで開催される米国PGAツアーの大会です。ZOZOチャンピオンカップは、選ばれし78名の選手が予選カットはおこなわずに、全選手が4日間戦い抜くツアーになります。

賞金総額は975万ドル、優勝賞金は175万ドルとなっています。日本では、この大会で優勝するだけで賞金王になる可能性があるところから、ランキングには50%が加算されます。

2019年の初ツアーでは、タイガー・ウッズ選手が14年ぶりのマスターズツアー制覇を果たしたことでも話題となり知っている人も多いです。2020年はパトリック・カントレー選手が優勝しています。

3.ZOZOチャンピオンカップの参加条件

ZOZOチャンピオンカップは選ばれた選手しか出場することができない大会となっています。参加することができるのは、合計78名の選ばれた選手だけが参加することができ、下記の4つのうちいずれかの参加資格により出場することができます。

  1. 2020/2021PGAツアーフェデックスランキング上位60
  2. ブリヂストンオープンゴルフトーナメント2021上位3
  3. 東建ホームメイトカップ2021~ブリヂストンオープンゴルフトーナメント2021までの期間のJGTO賞金ランキング上位7名(有資格者を除く)
  4. スポンサー推薦枠8

日本人選手も参加することができるため、米国PGAツアーに参加している松山英樹選手だけでなく、今年の場合は木下稜介選手・小平智選手・今平周吾選手など多くの日本人トッププレイヤーが参加しました。

4. 会場:アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ

ZOZO Champion Cup
画像出典:Google マップ

習志野カントリークラブ公式サイト

アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブには、キングコースとクイーンコースがあります。PGAツアー運営側が、両方のコースの中でトッププロの技術を観る人にどう伝えるかという点にこだわり、キングコースとクイーンコースの中で特に試合に向いているホールをある条件に照らし合わせてピックアップしています。

キングコースの特徴

その中でも特に280ヤードから320ヤードまでドライバーが飛んだ時の着地点が見えることやラフは根を強くしなければ長くても意味はないといったコース取りには詳細に考えられていて、観る人々にプロのテクニックや豪快な飛距離が伝えられるかなどを見ることができるホールばかりです。

キングコースの特徴は、距離が長くプロの豪快な飛距離を見ることができるホールをピックアップされています。

キングコースの難易度が高いホールとして、18番ホールが挙げられることが多いです。OB率は2.3%とそれほど高なくそれほど難しそうに見えないですが、バンカーの位置が難易度を上げています。プロがドライバーで飛ぶ300ヤード付近にバンカーが切られており、入りやすいため苦戦してしまうことが多いです。

クイーンコースの特徴

クイーンコースはバンカーが多く戦略的に攻略することが求められており、高い技術を見られるコースになります。

クリーンコースは、4番ホールの難易度が高くなっています。フェアウェイ沿いに池があり、美しい風景と選手の豪快なドライバーを見ることができるホールです。OB率は4.5%と少し高く、池に入れてしまう可能性があり難易度が高くなっています。

5. ZOZOチャンピオンカップ2021の結果

2021年のZOZOチャンピオンカップは、米国PGAツアー参戦中の松山英樹選手や稲森佑貴選手、片岡尚之選手など多くの日本人選手が出場しています。

優勝したのは松山英樹選手で、2日目以降首位を守りつづけて、米ツアー7勝目を挙げました。2021年のZOZOチャンピオンカップに出場した日本人選手の結果は以下の通りです。

優勝‥松山英樹 15

7T金谷拓実 5

18T今平周吾、岩田寛 2

28T中島啓太(アマ)、中西直人 E

35T稲森佑貴、大槻智春、香妻陣一朗 1

39T星野陸也、永野竜太郎 2

44T大岩龍一 3

52T久常涼 5

57T小平智、比嘉一貴、杉山知靖 7

66T木下稜介、片岡尚之 9

77今田竜二 17+

2日目から独走を守り優勝!松山英樹

日本/愛媛県松山市
29歳(1992225日)
身長:181/体重:90
プロ転向:2013
男性賞金ランキング:1/男子世界ランキング:12

2013年のプロ転校後、米国PGAツアーでは7勝を挙げており、今年はZOZOチャンピオンカップを合わせて2勝しています。

20146メモリアル・トーナメント -13
20162フェニックス・オープン -14
201610-HSBCチャンピオンズ -23
20172フェニックス・オープン -17
20178ブリヂストン招待選手権 -16
20214マスターズ・トーナメント -10 
202110– ZOZO CHAMPIONSHIP -15

松山英樹選手は初日から好発進スタートしました。前半で3バーディ、後半も3バーディと首位と1打差の2位につけます。

2日目は3番、13番、18番でバーディ、17番でボギーとなり2日間終わって-8となり首位に躍り出ました。

3日目には2ボギーを出してしまいますが、4バーディと結果的にはスコアを伸ばし、首位のまま最終日を迎えます。

最終日は圧巻のゴルフでした。6番と18番でイーグルを出し、3バーディ、2ボギーと大きくスコアを伸ばし、終わってみればトータル-15となります。

松山英樹選手はインタビューの中で、4日目の18番ホールのセカンドショットを打つまでどうなるのかわからなかったと語るほど、2位とスコアの差がありましたが、先週までの不調に悩まされており、不安感があったようです。日本開催でたくさんの人の声援の中で悪かった状態が上がり、勝つことができたと語っています。

【2位】初優勝に惜しくも手が届かなかった!C.トリンガーリ

トリンガーリ選手は、ZOZOチャンピオンカップでトータル-10と惜しくも2位タイの好成績を残しフィニッシュしました。

キャメロン・トリンガーリ(Cameron Tringale)
アメリカ合衆国 / 米国カリフォルニア州
34歳(19870824日)
188/88
プロ転向:2009
男性賞金ランキング:7/男子世界ランキング:53
未勝利

ZOZOチャンピオンカップでのトリンガーリ選手の成績は、前半にスコアを伸ばせましたが、後半思うように伸ばすことができず2タイの結果となっています。

初日の1番ホールでいきなりボギースタートとなりますが、5番でバーディを取り前半を±0で乗り切りました。後半はバーディラッシュで4バーディ1ボギーとスコアを伸ばし、初日は6タイで終わりました。

2日目は、4番で1ボギー2バーディとスコアを伸ばし、後半は3バーディとスコアを伸ばします。

3日目は、前半で2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことができず、後半は2バーディとスコアを-2と伸ばすことができ、最終日に優勝への可能性を残しました。

4日目の前半は、6番と9番ホールでバーディと幸先よく始まり逆転優勝へ望みを残します。しかし後半は1バーディ、2ボギーとトータル-1となりました。

トリンガーリ選手は賞金ランキングや世界ランキングでも上位につけており、ZOZOチャンピオンカップでツアー通算314試合に出場していますが、まだ勝つことができていないという点です。トリンガーリ選手は、アマチュア時代に将来を嘱望されるくらいの能力を持っており、ツアーでも大活躍間違いなしというほどの期待がありました。2011年からPGAツアーに参戦し始めて勝利がなく、2017年と2018年は下部ツアーに入替されるほどの苦戦が続きます。ここ3シーズンは再びプレーオフシーズンに進出することができ、着実に勝利への道が近いプレイヤーだと注目されている選手です。

【3位】安定したプレーで高順位!B.スティール

アメリカ合衆国 / 米国カリフォルニア州
年齢:38歳(198345日)
身長:188/体重:77
プロ転向:2005
海外男子 賞金ランキング:8 男子世界ランキング:88
米ツアー通算3

スティール選手は、通算3勝しておりフォーティネット・チャンピオンシップでは2連覇を果たしているプレイヤーです。

20114テキサス・オープン -8
201610フォーティネット・チャンピオンシップ -18
201710フォーティネット・チャンピオンシップ -15

初日いきなり2番でダブルボギーを出してしまい前半を終わって+1となりますが、後半いきなりイーグルとなり、4バーディ、1ボギーと巻き返し5位と好発進となりました。

2日目は4バーディ、2ボギーとスコアを伸ばしきれませんでしたが、首位と2打差の3位と高順位を出して折り返します。

3日目の前半は2バーディ、1ボギーとスコアを上げて折り返しますが、後半に2ボギーとなりスコアを落としてしまいました。

逆転優勝を目指すスティール選手は、4日目の前半に4バーディを出して一縷の可能性が出ます。しかし後半に2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことができず-102位でフィニッシュとなりました。

まとめ

ZOZOチャンピオンカップは、優勝した松山英樹選手をはじめとして多くの日本人選手が参戦しました。上位につけた未勝利のC.トリンガーリと安定的ゴルフを見せたB.スティールも素晴らしく、金谷拓実選手が7位タイと高順位につけるなどこれからが楽しみな結果もあります。来年もコロナウイルス感染症の影響がどうなるかわかりませんが無事に開催できるといいなと思います。

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