ゴルフのドローボールとは?メリットと打ち方のポイント

Draw ball golf

ゴルフスイング

ドライバーでまっすぐ飛ぶようになってきたら、次は飛距離を伸ばしたくなります。そうなるとマスターしたくなるのがドローボールです。

ドローボールはツアーで優勝する選手が打つ球筋でもあり、憧れの球でもあります。ドローボールなら、飛距離はぐんぐん伸びていきます。いつもよりピンに近い位置まで飛ばすことができれば当然スコアもどんどん伸びていきます。

ドローボールとはどんなものか、そして簡単な打ち方のポイントをまとめました。

1.ドローボールとは

ドローボールとは、左に曲がる球のこと。多くのプロ選手が打つボールでもあります。左に曲がり過ぎるとフックといい、フックはミスショットです。

ドローボールは一度右に飛んでから左に曲がるので、結局のところ球はまっすぐ前に飛んでいきます。ミスショットのフックとは全然違うんですね。

ドローボールは基本的に上から下に向かう縦回転で飛んでいきます。球筋は低く、地面に落ちてからもよく転がるので飛距離がよく伸びます。ドローボールが打てるようになれば250ヤード超えも夢ではないですよ。

フックやフェードとの違い

ドローボールとは、右側にボールが出てから、左に曲がるボールになります。

フェードとは、逆に左側にボールが出てから、右に曲がるボールになります。ボールの球筋は高く、また転がっていきにくいので止まりやすい。コントロールしやすい玉です。

ちなみに、フックやスライスは意図しない方向に飛んでしまったミスショットのボールの事。フックは打ち出された後、左に曲がっていくボール、スライスは右に曲がっていくボールの事を言います。

ドローボールが持ち玉のプロ選手といえばウッズ

プロ選手にはドローかフェード、たいていどちらかの持ち球があります。打ち分けられている方はほとんどいません。そう、プロでもストレートボールはほぼ不可能、そして絶対どちらかに曲がってしまうというわけです。


動画出典:テーラーメイドゴルフ日本公式チャンネル

デビュー当時のタイガーウッズ選手が、持ち球のドローボールで、ものすごい飛距離をたたき出していたことを覚えていらっしゃる方も多いんじゃないでしょうか。

宮里藍選手もドローボールが持ち球。ドローボールで世界ランキング一位まで昇りつめたんですね。一時期フェードへの転向で低迷した時期もありましたが、再びドローに戻し華麗に復活、米ツアーを制しました。

2.ドローボールのメリットとデメリット

ドローボールのメリットとデメリットを理解しておきましょう。

ドローボールのメリット

  • 飛距離が伸びる
  • 風の影響を受けにくい

ドローボールには飛距離を出しやすいというメリットがあります。軌道も低めで、風の影響も受けにくくなります。最高の球のように見えますが、スピン量が少ないため、一度地面についてからも転がり続け、なかなか止まってくれないというデメリットもあります。フェアウエーに一度着地したのに転がり続け、バンカーやOBに入ってしまうなんてことにもなりかねません。安定性に欠けるのが欠点なんですね。

ドローボールのデメリット

  • 狙ったところに止まりにくい
  • スコアが安定しない

逆にフェードなら、飛距離は出にくく、高く上がるため風の影響を受けやすくなります。そして、スピン量が多く、地面についてからボールが止まりやすい。転がらないからコントロールしやすい、フェアウエーの維持がしやすいというメリットがあります。

飛距離を出したいなら断然ドローボール、安定性を求めるならフェードというわけですね。

ただし、安定性を求めていくのは飛距離が十分に出せるようになってから。プロや上級者の場合です。

飛距離をあげることはすぐにスコアに直結します。やはりドローボールを打つことはスコアをあげるためには最短の道なんです。

3.ドローボールの打ち方

ドローボールを打つポイントを3つまとめました。どれもすぐに実践できる簡単なもの。ぜひ練習してみてください。

ポイント①握り方

ドローボールというのは、フェイスが開かなければ打てます。ちょっと左向きにあたるようにスウィングすれば自然にドローボールになるというわけです。
そう、いつもより少し、フェイスが左に向くように、ドライバーを握るだけ。そして、いつも通り打てば、ドローボールが打てるというわけなんです。

ポイント②アドレス

アドレスを変えることでもドローボールが打てるようになります。いつもより、拳一個分、ボールから離して打つというだけ。これで簡単にドローボールが打てます。

スウィングは円運動をしていますから、拳一個分ずれると、それだけでフェイスが左に向いた状態になり、勝手にドローボールになるというわけです。

ボールからクラブヘッドを離して打つというのはプロの選手も採用している方法なんですよ。

ポイント③プレインパクト

プレインパクトで、フェイスの向きを確認しながら打つとより安定します。

プレインパクトとは、ショットの前に、腰の高さまでクラブをあげ、ボールに当たるまでの軌道を練習するリハーサルをすること。フェイスが左に向くように確認してからショットするんです。

ショットする前に一打一打確認することで、より安定感が増してきますよ。

この3つのポイントを抑えるだけで、簡単にドローボールが打てるようになります。

まとめ

憧れの球、ドローボール。上級者を目指すためには絶対身に着けたいボールでもありますよね。フェーズの向きをコントロールすることは、スウィングの安定にもつながり、スコアアップの近道でもあります。

ポイントはこの3つ

  • 握り方
  • アドレス
  • プレインパクト

ドローボールを打つ3つのポイントを実践して、憧れのドローボールを打てるようになってください。

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