パッティング|スコアがよくなるパッティングのコツ

golf putting

ゴルフスイング

パッティングが下手すぎるとスコアをよくすることはできません。わかっているけど自分のパッティングの何が悪いのかがわからないという人はかなり多いですよね。

今回はパットの基本にみられるよくある悩みをまとめました。

パットは感覚で打つのではなく技術で打つので、感覚で「えい!」と打っている方はぜひそのモヤッとしたイメージを裏付けされた技術に変えていきましょう。ここがパット上達の分かれ道です!

パッティングの距離感・方向性・ショートパットを確実に入れる方法・ラインの読み方・自分に合ったパター形状の選び方までまとめた記事となっています。

  • パッティングの距離感
  • パターの方向性
  • ショートパットのコツ
  • ラインの読み方
  • 自分に合ったパター選び方

この記事でパターの基本すべてを理解できますのでぜひ参考にしてください。

1.ゴルフのパッティングの基本的な打ち方

ゴルフのパッティングはスコアに直結する重要なスキルですよね。

まずは3回パットから抜け出すために基本的なパットの打ち方から一緒に見直していきましょう。

パットの基本は頭と身体の軸を動かさない

理想的なパットの打ち方は、頭を動かさず体の軸を意識することが基本です。

パッティングのダウン以降、頭が右に傾くと同時に身体の軸も傾くクセがついている方が多くいるので傾かないように意識してください。

パッティング理想的な

パットを打つときに頭や身体の軸が傾いてしまうとインパクト時にフェースが開いて押し出しが失敗します。

身体の軸をしっかりキープしながらストロークすることで、スムーズにスイングが動いてヘッドの動きも安定し打点がずれる事がありません。

左手を左腕でロックしてスクエアに当てる

パッティングはフェース面が命よりも大事です。

左腕でグリップをしっかりロックして、聞き手の右手よりも左手の方がフェースのコントロールができるので左手を使ってスクエアに当てていく意識で打ってください。

左手はしっかり握り込み、クラブをしっかりとロックして指先ではなく左手拳全体でクラブをしっかり固定します。

パッティング左手

右手は握り込む力を抑え、ゆるやかにクラブを握ります。右手の指先がクラブをしっかり感じられるようにしましょう。

グリップのラインが顔方向を向いていることを確認してください。クラブフェースが目標に対して正しい方向へ向くようになります。

低く・ゆっくり・弱くより強く打つ

ストロークで一番大切なのは、テークバックでもフォローでもなく、ヘッドを低く動かす事です。ヘッドが低く動くと安定して動くので打点がずれません

スタンスは肩幅ぐらいに開き、体重はやや前足にかかるようにします。安定感のあるバランスをしっかり保てます。

バックストロークからフォロースルーはゆっくりとしたリズムで行います。右手と左手の力で、クラブヘッドを一定のリズムでスイングしてください。

フェースはボールに対して並行であることが理想的です。フェースがオープンになったりクローズになるとミスショットになります。

パッティングの基本を見直してきました。

改めて文字にまとめると難しくは感じないと思いますが、練習では同じ動きができるように本番を想定して打ってみてくださいね。

2.パッティングのラインの読み方

パッティングのラインの読み方は、グリーン上の地形・傾斜をしっかり理解して、ボールを正確にカップに転がすため、できるだけ正確に読んでいきたいですね。

ゴルフ初心者さん向けにライン読みの基本的なポイントを解説していきます。正確にラインを読めれば3パットがかなり無くなりますよ。

①グリーン全体を観察する

グリーンに上がる前にグリーン全体を観察して、地形・傾斜・風向きからパットラインを複数イメージすることからはじめます。

パッティングライン

動画出典:@rippergc_さんのX

グリーン全体を見た時のラインの読み方は正直人によって違います。正解はこれ!というのがないので、はっきりとは言い難いですが、他の人はどうライン読みをしているのか例として挙げてみます。

  • グリーンの一番高い位置を確認
  • グリーンの一番低い位置を確認
  • グリーンの一番高い位置から水を流したときにどう流れるかをイメージして地形や傾斜をイメージ
  • グリーンを見れば打ち出すラインが明確にパッと頭に浮かぶ(という人もいる)
  • グリーンの地形を頭の中でイメージして記憶できる(という人もいる)
  • グリーンの地形がどっちが高く低いか把握する
  • ボールの転がりを具体的に想像する

グリーンの地形を見てどうボールが転がるかをイメージしましょう。

②カップ周りの地形を確認

カップ周りの地形や傾斜はパットに大きな影響を与えます。カップ周りの地形を特に注意深く確認しておきましょう。

さらにカップのどこから、どんな風に入れるかを明確に決めてください。打つ前にどう入れるかを具体的に決める癖をつけることで目標をフワッとさせない良い癖づけになります。

putting

  • ①カップの手前にポロッと入れる
  • ②強めに打ってカップの奥に当ててカップインさせる

カップの手前にポロッと入れるのか、強めに打ってカップの奥に当ててカップインさせるかでは力の入れ具合が変わってきます。

イメージをしっかりしていつも通りパターを打ってください。

③ストレートラインを見つける

カップからボールまでのストレートラインを見つけます。どんなパッティングでもラインの読み方は変わりません。カップと自分のボールのストレートラインを見つけ、ストレートラインからイメージしてパットラインを複数イメージします。

そこから打つラインの方向と転がすスピードが決まります。

  1. カップからボールまでのストレートラインを見つける
  2. ストレートラインからパットラインを複数イメージ
  3. どのラインで打つか決める

putting

まずはストレートラインを見つけることを優先してラインを読んでみてください。

そうすることで、パットの失敗率を下げることが出来ます。

3.芝目を読む

手でグリーンの表面を撫でながら芝目と傾斜の地形を把握します。

ゴルフ場によって採用している芝の種類も違います。よく使われているベントかコーライの2種類以外の芝を採用するゴルフ場が年々増えている気がします。

芝の目は、葉が向いている方向です。芝は植物なので向きは朝と夕方では変わります。太陽が東から西に向かって動くのに合わせてグリーンの芝も動きます。

それぞれの芝の特徴を理解しておきましょう。

ベント芝|スピードが速く柔らかい

ベント芝は柔らかい質感が特徴です。ベント芝のグリーンは速いスピードを出しやすくボールが滑るように転がっていくのが特徴です。柔らかイベント芝にボールが食い込みやすいので正確なアプローチが必要でディボットになりやすいです。

コーライ芝|グリーンではボールが滑りやすい

コーライ芝は非常に頑丈で痛みにくいのが特徴です。通気性が高く水捌けが良いので、雨の日の後のプレーでも水捌けが非常に良いです。

比較的に硬い表面でボールが地面に食い込みにくいです。硬い表面の特徴なので飛距離が伸びやす位ですアプローチの時はボールがバウンスしやすくクラブの選択や力加減を調節が必要です。

コーライ芝のグリーン上ではボールが滑りやすいので傾斜があるとスピードイメージが正確に読みにくいです。パットの強さや方向の調節をしていきましょう。

ニューベント芝|パッティングの正確性が問われる

ベント芝に改良を重ねて新しく誕生した品種の芝です。柔らかな芝でグリーンのプレーはとても快適です。速いスピードが出て滑りやすいですが、パットプレーの正確性が浮き彫りになります。

ニューベント芝はベント芝よりも寒い季節への適応力が強いのが特徴です。

ペンクロス芝|速く飛びにくく寒さに強い

ペンクロス芝は日本のゴルフ場で最も使用された洋芝ですが、気候の適合からニューベント芝へ移行するゴルフ場が増えています。ペンクロス芝のグリーンは柔らかく飛びにくいのに乗ったら速いといったなかなか調節が必要な芝です。

バミューダグラス芝|硬く転がりやすい暑さに強い

アメリカで近年注目されているのばバミューダグラス芝。葉が柔らかく、ベントに近い芝ですがベント芝より暑さに強いのが特徴です。硬い表面なのでボールが食い込みにくく転がりやすいのが特徴です。

初心者の方は芝の種類まで考える余裕はあまりないと思いますが、プロたちは芝への理解も深いので将来的には、芝の目と芝の種類も頭の片隅に入れるとパッティングの力の調節をする材料に加えるようにしてみてください。

4.芝目の影響を受けにくいパッティング方法

パッティングの経験ができてくると芝目で痛い目を見るという日がきます。

そんな時のために芝目に影響を受けにくいパッティング方法も念の為知っておきましょう。いろいろなグリーンがありますので、手入れされているグリーンもあれば、そう手入れされていないグリーンもあります。なるたけ、芝目の影響を受けにくくするにはボールの回転をしっかりかけることです。

順回転(トップスピン)とは、ボールが前方向に安定して転がりやすくなり直進しやすくなります。ポイントはパターの芯でボールの赤道付近をしっかり打ち抜くことです。

次項のパットの基本的な打ち方を見直すとしっかりと順回転になり芝目の影響を最小限に抑えることができます。

  • パットの基本は頭と身体の軸を動かさない
  • 左手を左腕でロックしてスクエアに当てる
  • 低く・ゆっくり・弱くより強く打つ

パターを打つときやコースの早朝の練習で意識してみてください。

5.「グリーンが速い」という本当の意味

よく「グリーンが速いと良いゴルフ場」と言われます。それは一体なぜなのか?

速くするには手間と時間が非常にかかるからです。「グリーンが速い=しっかり手入れされているゴルフ場」という意味なのです。

早くて転がりの良いグリーンに仕上げるにはかなりの時間と手間とお金がかかります。大きな大会の前日はゴルフ場整備のプロの方々が最新の注意と技術を発揮して完璧に仕上げています。

特に日本のゴルフ場コースの管理技術は高いと評価されており海外からも評価されているほどです。そんなレベルの高いゴルフ場が日本にはあるのでぜひ一度は体験してみてください。

6.自分に合ったパターヘッドを選ぶ方法

パターのヘッドはさまざまな形状が開発されています。それぞれの形には特有の特徴があります。ヘッドの重心位置はパットに与える影響が大きいです。ブレード型は重心が中央にあり、マレット型はよりヒール寄りだったりトゥ寄りだったりすることがあります。

自分のストロークにあった重視のパターヘッドを選んでください。

ブレード型(PING型)

ブレード型

ブレード型のパターヘッドは、伝統的でクラシックなデザインで、ヒールからトゥにかけて幅が狭い形状をしています。通常フェースが細長くヘッドがコンパクトなのが特徴です。

ブレード型はシンプルでフィーリングが良く精密はパッティングを好む上級者向けです。スイングのミスがはっきりと現れますが、正確なストロークを重視するプレーヤーにおすすめです。

ブレード型の特徴
・フェースの中心が思い
・感触が良い
・アライメントがわかりやすい
・中級〜上級者
・パットが得意な方
・感覚を重視するプレーヤーにおすすめ

直線的でシンプルなブレード型は、ボールを正確に目標に合わせられるプレーが求められますのでアライメントが得意な方、感覚を大切にする方に適しています。

マレット型

マレット

マレット型はヘッドが大きくて、様々な形状があります。ヒールとトゥが広がり、バックにウェイトが配置されていることがあります。

マレット型は寛容性が非常に高く、直進性があるのが特徴です。特にミスが多い方や安定したパット率を上げたい初心者から上級者まで幅広く使われています。

マレット型の特徴
・大きくて重いヘッドがミスヒットに対して許容範囲が広い
・マレット型は円型・四角型・T字型などが含まれ種類が豊富
・重心をバックに配置することが出来パターコントロールしやすい
・ストロークが直線的でない方におすすめです。ややアーク状になりがち
・アライメントが難しいと感じる方におすすめ
・ミスヒットをしたくない方

マレット型は大きなヘッドと思い設計で、ミスヒットに強く安定感があり、ボールを中心に打ちたい方におすすめです。

ネオマレット型

ネオマレット

ネオマレット型はブレード型とマレット型の中間の形状で、ヒールからトゥにかけてやや幅広いです。一般的にはヘッドがブレード型よりも大きめでトゥ部分がやや広がっています。

ネオマレット型は寛容性が高く、直進性もあるため初心者から中級者向けです。ブレード型よりも許容範囲が広いためミスをあまり気にせずにパッティングしたいプレーヤーにおすすめです。

ネオマレット型の特徴
・目標への正確なアライメントがより容易にできる
・最新のテクノロジーが取り入れられていることから新しいものが好きな方におすすめ
・アライメントに自信がない方
・重心調節機能があるものは自分の好みに合わせて調節できる

ネオマレット型は、最新の素材や機能性を兼ね備えているものが多いので、特に試打をして自分の思い通りのラインでボールがすすむかどうか確認する必要があります。

まとめ

パターが良くなれば、スコアが目に見えて良くなると思います。ひたすらパターだけを練習する時期が一度はあるべきかもしれないですね。近年はパターヘッドの素材や形の種類がかなり増えたと思います。そのため全ての種類から自分にあった1本を選ばなければならないので、すぐに決めるというよりもじっくり幅広く見て勝負できる1本をぜひ選んでください。

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