北アイルランド出身の飛ばし屋ゴルファーといえば、ローリー・マキロイ選手。まだ31歳という若さで世界中にファンがいます。アジア人とあまり変わらない体型ながら、320yを超すビッグドライブが大きな魅力。
4大メジャー制覇にあと残すのはマスターズのみとなったローリー・マキロイ選手の生い立ちとクラブセッティングをまとめました。
目次
1.ローリー・マキロイのプロフィール
Thank you for all the birthday wishes! Quarantined birthday with my family is all I wanted. That and a @milkbarstore cake! 😍 #31 pic.twitter.com/6UjGTL8Tt2
— Rory McIlroy (@McIlroyRory) May 5, 2020
生年月日:1989年5月4日 31歳
出身地:北アイルランド ハリウッド
身長:175cm
体重:73g
世界ランキング:第4位(2020年11月30日現在)
Twitterのフォロワー320万人!Instagramのフォロワー211万人!世界中で人気なのが伺えます。
小さな港町の出身故郷
北アイルランドの首府ベルファスト近郊にある人口12000人のハリウッドという港町がマキロイの故郷です。
北アイルランドと聞いたらあまり馴染みがない方も多いと思いますが、ドラマゲームオブスローンズの撮影場所として使用されました。都会というよりは手付かずな自然に囲まれたところです。
歴史的な経緯から、北アイルランドではイギリスとアイルランドの双方に由来する文化がみられ、言語は英語の他にアイルランド語とアルスター・スコットランド語が公用語として認められています。
父の影響でゴルフをはじめる
スクラッチプレーヤーであった父ゲリー・マキロイの影響を受け、生後18か月でゴルフをはじめます。
ニック・フェルドのゴルフビデオをかなり観ていた
現在63歳イングランド出身のニック・ファルドの出したゴルフテクニックビデオがお気に入りだったとか。
非常に安定感のある選手で、1997年ファルドはセベ・バレステロスと一緒に世界ゴルフ殿堂入りを果たしています。現在はジム・ナンツとともにCBSスポーツのゴルフ中継の解説者として、2012年からはBBCにおける全英オープンの解説も務めています。
地元愛が強く義理堅い性格
マキロイは地元のハリウッドゴルフクラブをホームコースとして当時7歳でメンバーとなり(過去最年少)、クラブ所属の元プロゴルファーのマイケル・バノンがコーチとなったが、世界的プロゴルファーになった今でもバノンがマキロイのコーチをしていることから地元愛がとても強いのがわかります。
2.ローリー・マキロイの主な戦績
2007年:17歳で世界アマチュアランキング1位の座に就き、その年の9月にプロ転向。ヨーロピアンツアーに参戦。
2008年:には未勝利ながら、19歳6か月という最年少(当時の記録でのちに石川遼に破られる)で世界ランキング50位以内に入り、翌年のマスターズ出場を決めています。
2009年:「ドバイデザートクラシック」でプロ初優勝
2009年4月:の初の「マスターズ」では20位
2010年:アメリカPGAツアーに本格参戦しその年の5月に「クエイル・フロー選手権」でPGAツアー初勝利
これは1996年にタイガー・ウッズが記録した21歳を抜く史上最年少でのPGA勝利
2011年:「全米オープン」で大会新記録となる16アンダーでメジャー初優勝。8打差をつけ圧勝
2012年:「全米プロ選手権」を制覇しメジャー2勝目。この時も2位に8打差の圧勝劇となりました。
同年には22歳10ケ月で世界ランキング1位に輝くが、これはターガー・ウッズの21歳5か月に次ぐ史上2番目の年少記録
2014年7月:「全英オープン」を初優勝しメジャー3勝目。これはジャック・ニクラウス、タイガ・ウッズに次ぐ史上3番目の若さでのメジャー3勝目であった。これでグランドスラムへあと残すは「マスターズ」のみとなっています。
その勢いで翌8月には「全米プロ選手権」2度目の優勝を飾り、メジャー大会4勝目。その後も「WGCキャデラックマッチプレー」や「ザ・ツアーチャンピオンシップ」「ザ・プレイヤーズ選手権」など大きな大会を勝ち続け、2015-2016シーズンおよび2018-2019シーズン、2度のフェデックスカップ年間王者にも輝いているが、マスターズだけはまだ手が届いていません。
2019年に68年ぶりに「母国」北アイルランドの「ロイヤル・ポート・ラッシュ」で開催された「全英オープン」では気合が空回りしたのか、残念ながら1打届かず予選落ちしてしまいました。
3.東京オリンピックはアイルランド代表として出場予定
世界ランキング上位のマキロイは東京五輪への出場資格は十分なのですが、2016年のリオ五輪の時は、日本代表の松山英樹選手と同様、流行していたジカ熱の影響という理由で欠場しました。
母国代表への悩み
そのほかにもマキロイ自身には代表問題の悩みがあるようです。北アイルランド生まれのマキロイには、アイルランド代表で出るのかイングランド(英国)代表で出るのか、という葛藤があるようです。
来年2021年予定の東京五輪では、アイルランド代表として出場する意向を示しています。
昨年の全米プロ直前の会見でマキロイはこう語っています。
- マキロイ「子どものころの記憶がよみがえった。昔からアイルランドのエンブレムをつけてプレーするのが夢だった。アマチュア時代、ナショナルチームの一員として戦い誇らしかった。ゴルフだけじゃない。ホッケーにしてもラグビーにしてもナショナルチームを応援する気持ちは人一倍強い。アイルランド代表として五輪に出るよ!」
悩んだ末に答えを出したんですね!このような真面目な性格が多くの信頼が寄せられるのがわかるコメントでした。
4.ローリー・マキロイのクラブセッティング
最後にローリー・マキロイのクラブセッティングについてご紹介します。
ローリー・マキロイ選手は現在はテーラーメイドとの契約です。ちなみにアパレルはギア部門を撤退する前から契約していたナイキを着用しています。
※2020年ジェネシス招待時プロのセッテイングはコースや試合によって頻繁に変わります。
ドライバー | テーラーメイド SIMドライバー(10.5度) |
シャフト | 三菱ケミカル クロカゲシルバー |
フェアウェイウッド | テーラーメイド SIMフェアウエイウッド(15度) |
ユーティリティ | テーラーメイド SIMMAXレスキュー(19度) |
アイアン | テーラーメイド P760 アイアン(3番~4番) テーラーメイド P730 アイアン(5番~PW) |
ウェッジ | テーラーメイド ミルドグラインド2ウェッジ(54度、60度) |
パター | テーラーメイド スパイダーツアー |
ボール | テ-ラーメイド TP5 |
5.マキロイのスイングをスローで観てみよう
美しくかっこいい!と憧れのスイングとしている人も多いマキロイのスイングをスローで観ましょう。
『マキロイみたいなスイングになりたい 』彼の体型はアジア人とあまり変わらないので徹底的に練習する価値は十分あると思います。
まとめ
2014年に地元「全英オープン」を勝ち、キャリアグランドスラムにあと「マスターズ」のみとしてからなかなか「マスターズ」が勝てそうで勝てないマキロイですが、私個人的にも大好きな選手なので早くメジャー全制覇をしてほしいと願っています。
今年のダスティン・ジョンソンが36歳での初優勝でしたので、まだまだマキロイには時間があります。来年の東京オリンピックでも霞が関でその雄姿が見られることを今からとても楽しみです。
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