ゴルフは、ドライバーを打つときに体の回転（ボディターン）がとくに求められます。それは遠くへ飛ばすためですよね。フェアウェイからのショットやアプローチといったスイングをする時も体の回転を上手く使えないと弾道が安定させることができません。
体の回転（ボディターン）の対義語として「手打ち」があります。手打ちからしっかり抜け出すための方法を具体的に解説していきます。まずは手打ちになっていないかをセルフ診断から初めていきましょう。
目次
1.自分が手打ちかどうか知る方法
ゴルフの手打ちは悪い意味で使われることが多いです。クラブ自体手で握っているので、正直どれが手打ちでどれが手打ちでないかわからない時がありませんか。僕はあります。人によって手の感覚って他人にはわからないですもんね。そこで手打ちの特徴をまとめました、当てはまるかどうか次項の10の質問にyesかnoで答えセルフ診断をしていきましょう。
- 腕の力がボールを遠くへ飛ばす
- 手とクラブヘッドが同調している
- 手首は固めて打つ
- 手のスピード＝クラブヘッドのスピードだ
- クラブのタメがわからない
- コッキングのリリースがわからない
- ボールが飛ばない
- 腰の回転がまったくない
- 打った後によくよろける
- ゆっくりスイングすると自分のスイングができない
３つ以上yesがあった場合は、スイングが手打ちになっている可能性が高いです。元々手打ちの方が体の回転（ボディターン）を理解できれば面白いほどにボールが飛びます。手打ちのでメリットを明確にしておきましょう。
2.手打ちが飛ばない理由
ゴルフスイングで、体の回転がうまくできない場合、手打ちで打っています。手打ちは飛ばない。なぜなら手打ちはパワーを伝道させる不足的な動きだからです。次項に手打ちが飛ばない理由をまとめてみました。
- 腰や肩、下半身といった体全体を使用する事ができない
- 動きが小さくってしまう
- クラブのしなりがわからない
ゴルフ経験者でも手打ちが治らない人は少なくありませんし、自分では手打ちの自覚がないほど、手打ちからの脱却は難しいです。
腕力だけでボールを打つのと、体全体の力でボールを打つのでは、ボールへのエネルギーの伝達が後者の方が強いのが分かりますよね。ゴルフのスイングは体の回転を生かす事で上半身の筋力だけでなく、体全体を使い打つ事ができ、スイングの基礎なのでしっかり理解していきましょう。
3.手打ちから抜け出す４つのポイント
早速体の回転を生かしてボディーターンを身につけるために、クラブの使い方を見直していきましょう。
まず、次項の3分程度の動画を見てください。ゴルフスイングの根本を解説してくれています。
動画解説者：三觜ツアープロコーチ
【超初心者必見！】ゴルフスイングの今さら聞けない基礎中の基礎編！
動画の内容を解説していきます。
①体全体を念入りにストレッチ
テイクバックでパワーを生み出すために、体の柔軟性がある事が求められ下半身の踏ん張りと筋力も必要です。テイクバックの時肩甲骨を動かしていきスムーズに捻ったものを解いていくと回転がスムーズにする事ができ、腰や肩が回転しやすく感覚も分かりやすくなります。
②ゴルフクラブの動きに逆らわない
ゴルフクラブ の動きにさ逆らわないこと。ゴルフスイングの基本は、ゴルフクラブの動きに逆らわない動きで作っていくということが大切です。この動きに逆らわないとは、クラブのバックスイングで上から下にクラブが降りてくる時に、自分の意識ではなく、重力で自然と降りてくるクラブの重みに逆らわないということが大切になってきます。
③握力を赤ちゃんぐらいにする
握力を赤ちゃんぐらいの１か０ぐらいでクラブを握ってみましょう。なぜなら、クラブの動きを理解するためです。手打ちが癖になっている方は手首で固めてしまいます、握力を０か１にすることで自分の意識をクラブから抜くことになります。
握力を赤ちゃんぐらいにした状態で一回素振りをしてみてください。
④シャフト部分が紐だと思って素振りする
まだ手打ちが抜けない方はシャフト部分がふにゃふにゃの紐だと思って素振りをしてみてください。答えは動画の１：15分にあります。クラブの遠心力をしっかり捉えましょう。
この練習は正しいバックスイングを習得することになるので、ぜひイメージしてみましょう。
正しいバックスイングを再現したスイング練習ギア【うねり棒】
先端に重いウェイトが内蔵されたスイングギア。プロのクラブの動きを再現してくれると売切れ続出。
動画にもあるように、手打ちで打ってしまっている人は「クラブが重いな〜」と感じたことがないかもしれません。それはクラブに逆らった動きということで飛距離が出ないのが当たり前なんです。
ゴルフクラブに逆らわないことでクラブの最大限の力をボールに伝達することができます。
インパクトエリアでクラブが遅れてきてひっくり返るのを感じられたら、それは手打ちになはっていない腕の動き。つまりゴルフクラブに逆らっていない動きです。
まとめ
手打ちの人は自分でクラブを支配してしまっている人で、この差はかなり分かりにくいです。しっかり見極めないと自分では改善しきれないかもしれません。
ゴルフクラブの動きをしっかり体で感じられるようになれば、バックスイングも自然とできるようになるし、アドレスからトップまでも「どうやってクラブをあげるんだっけ？」という考えすらも起こらなくなります。これを意識すれば必ず手打ちから脱却できます。
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